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【読むのが】ストーリーを教えてもらうスレ Part7【面倒】

1 :マロン名無しさん:04/06/12 01:35 ID:???
暇がない、金がない、手に入らない等などの事情により読めない漫画のストーリーを教えてもらうスレです。

次スレは>>950か、容量が450を越えた時にお願いします。

【読むのが】ストーリーを教えてもらうスレ Part6【面倒】
http://comic4.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1084536803/
【読むのが】ストーリーを教えてもらうスレ Part5【面倒】
http://comic4.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1083563633/
【読むのが】ストーリーを教えてもらうスレ Part4【面倒】
http://comic4.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1082439306/
【読むのが】ストーリーを教えてもらうスレ Part3【面倒】
http://comic4.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1080318494/
【読むのが】ストーリーを教えてもらうスレ Part2【面倒】
http://comic2.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1077196959/
【読むのが】ストーリーを教えてもらうスレ【面倒】
http://comic2.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1071759024/

要望を出す前に既出かどうかをまとめサイトでご確認下さい。
リクエスト表もまとめサイトにあります。
要望、あらすじを書く際の注意点は>>2-10に。

まとめサイト
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http://f30.aaacafe.ne.jp/~malon/(広告はりつけ)

2 :マロン名無しさん:04/06/12 01:36 ID:???
【注意点】
・要望に出ている漫画のストーリーはどんどん書いて下さい。 
 ただ要望に出ていないものは敬遠される傾向にあります。
 レスは期待しないで下さい。それでも良いというならどうぞ。
・この板は一般板なので18禁の漫画のストーリーの要望、紹介はご遠慮下さい。
・名前欄に作品名を入れてもらえると、まとめやすくありがたいです。
・時間を置いて数回に分けて投稿する際には、最後に「続く」と御書き下さい。
 そうする事でストーリーの投稿の混交を防げます。
・これを書こう、と思われた際は「○○○○を書きたい」と意志表明し、予約していただけると、
 投稿の重複が防げて大変ありがたいです。
 また、書くのはよそう、と思われた時には面倒でも予約の取り消しを御願いします。

3 :マロン名無しさん:04/06/12 11:07 ID:???
乙!

4 :マロン名無しさん:04/06/12 16:42 ID:???
少女漫画板避難所 ttp://jbbs.shitaraba.com/comic/1374/
↑の携帯版 ttp://jbbs.shitaraba.com/bbs/i.cgi/comic/1374/

専用ブラウザをまだ入れてない人はこの際ぜひ導入しましょう。

Dat落ちログを読みたい人は2chビューワー●( ttp://2ch.tora3.net/ )の
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注意) ttp://ch2.ath.cx/load/ で「comic4」の鯖が赤くなってたら
壷や専ブラでも重いので、無理せず落ち着くまで待ちましょう。


5 :スパイラル〜推理の絆〜 1:04/06/12 18:02 ID:???
主な登場人物紹介 その1

鳴海 清隆
 10代で世界的に有名なピアニストとなり、20代で刑事になり名探偵と呼ばれる。
 2年前に妻と弟を残し、失踪。現在も行方不明。
 運動も勉強も推理も、何においても優秀。

鳴海 歩(あゆむ)
 私立月臣学園1年。清隆の弟。
 ワルっぽい外見に似合わず、ピアノの才能があるが、兄には及ばない。
 ピアノ以外にも、なんでも器用にこなす。
 本当はピアノが好きだが、兄に敵わないためか、ピアノをやめたらしい。
 現在、義理の姉と二人暮し。

結崎(ゆいざき) ひよの
 私立月臣学園2年。新聞部部長。お下げが可愛い。
 学長も恐れるという情報通。
 企業秘密と称しては、警察しか知らないような情報も入手してくる。

鳴海 まどか
 警部補。清隆の妻。
 刑事としては優秀だと思うが、不器用なため家事は全て歩に押し付けている。

アイズ・ラザフォード
 13才で天才ピアニストと呼ばれ、現在17歳。クォーターのイギリス人。
 清隆と知り合いらしいがどういう関係なのかは謎。
 いつも黒い服を着ていて神秘的な雰囲気を漂わせている。


6 :スパイラル〜推理の絆〜 2:04/06/12 18:04 ID:???
◇踊り場の見えざる手
「ブレード・チルドレンを追う」そう言い残して、清隆は失踪した。
歩は校舎の屋上で目を覚ました。清隆が失踪した日の夢をまた見てしまった。
あれからちょうど2年経ったか。そんなことをぼんやり考えていると、
非常階段の方から女の子の悲鳴が聞こえてきた。
慌てて非常階段へ行ってみると、女の子が下に落ちて死んでいた。
被害者は2年生の可奈。彼女は親友の野原瑞枝が見ている前で落ちた。
すぐにまどか達刑事が飛んできて、調査が始まった。
非常階段に居た歩が突き飛ばしたのか?という事で歩に容疑がかかった。
義理の姉が担当の事件に関わるなんて・・・と歩は苦笑する。
取調べはすぐに終わったが、容疑はかかったままだ。
事件の匂いを嗅ぎつけて、ひよのが接触してきた。
歩はひよのと共に、容疑を晴らすべく、事件を調査していく。
やがて、まどかも歩も、野原瑞枝が犯人と解った。
だが、まだ決定的な証拠が無いので逮捕は出来ない。
一週間前、園部隆志という男性が、背後から襲撃されるという事件があった。
今でも園部は意識不明で入院中だ。
可奈は犯人を目撃していたが、犯人の名前は言わなかった。
それは瑞枝の犯行だったから。
可奈は瑞枝に自首を勧めていたが、瑞枝は口封じのために可奈を殺した。
瑞枝はブレード・チルドレンだったのだ。


7 :スパイラル〜推理の絆〜 3:04/06/12 18:05 ID:???
◇アポロンの矢
警察の目を逃れた隙を狙い、野原瑞枝が矢で胸を射られ、殺された。
瑞枝を泳がせておいて、仲間と接触しようとしたところを押さえるつもり。
そんな矢先に彼女は殺されてしまった。悔しがるまどか。
犯人は辻井郁夫。彼は瑞枝から逃亡の手助けをするように頼まれていた。
でも逃げたって見つかるよという言う郁夫に瑞枝は「死の聖樹館」で匿ってもらうと言った。
それに、あなたも可奈殺しに無関係じゃないのよと言う瑞枝。
殺人に見せかけて瑞枝を逃がす予定だったが、
可奈が好きだった郁夫は瑞枝を殺してしまった。
所詮、オレも呪われた子供、ブレード・チルドレンだったって事か。郁夫はそう呟いた。

◇ウォード錠の密室
死の聖樹館で殺人が起こった。被害者は翻訳家の高子。
容疑者は4人。死の聖樹館の主人、白長谷雷造。その孫の小夜子。姪で音大生の圭。使用人のレイ子。
小夜子は学園の2年生だが12歳の時事故で記憶を無くしている。
その事故は雷造のせいで起こったものなので、それを知った高子は白長谷雷造を強請っていた。
レイ子は雷造のために高子を殺した。
小夜子は実はブレード・チルドレンだが、記憶喪失のせいか他のブレード・チルドレンのように攻撃的ではない。
突然圭、が歩に話し掛けてきた。最近コンクールとかでも見かけないけど、ピアノ辞めちゃったの?
こんなところにも歩を知ってる人物が居たなんて。

8 :スパイラル〜推理の絆〜 4:04/06/12 18:06 ID:???
◇爆弾太平記・痛む肋骨
天才少年ピアニスト、アイズ・ラザフォードが突然来日したとニュースでやっていた。
ある日突然アイズに呼び出される歩。アイズは清隆を知っている、ブレード・チルドレンだと言う。
指定されたコンサートホールに向かう。
ブレード・チルドレンは攻撃的で殺戮を求めるとアイズは言う。
自分がピアニストになったのも、殺戮を止めさせようとして親がピアノをやらせたかららしい。
そして優秀なのに、清隆には及ばないといじけている歩を、アイズは「敗北者」となじる。
それはそうと、これからコンサートがあるから聴いていけと誘うアイズ。
だがそれは罠だった。
アイズは客席に時限爆弾を仕掛けていた。
それはパズル式になっており、知恵を絞らないと解除できない。
関係無い一般客を避難させた後、歩はひよのと共に爆弾の解除に挑む。
昔、清隆から教えられた事を応用し、爆弾の解除は成功する。
一方、まどかは野原瑞枝の解剖結果から恐ろしい事実を知る。
ブレード・チルドレンには、肋骨が一本欠けているという共通点があるのだ。

主な登場人物紹介 その2

浅月 香介
 とぼけた感じの少年。17歳。
 中学の時傷害事件を起こし、そのまま失踪していた。

竹内 理緒
 ツインテールが可愛い少女。低い身長と童顔から幼く見えるが学園の2年生。
 見た目からは信じられないが、爆弾の扱いに長けている。

今里
 英語教師。男。若いと思う。
 机の上にはあやめの花がいけられている。
 ブレード・チルドレンと何か関係がありそう。

9 :スパイラル〜推理の絆〜 5:04/06/12 18:07 ID:???
◇信じる者の幸福
アイズは浅月香介にあやめの花を手渡した。
何かあったらあやめの花を撒け、との清隆からの伝言らしい。
ある朝、園部隆志が殺されたとの連絡が入った。まどかと歩とひよのは現場に駆けつける。
体をナイフで何度も刺され、辺りは血まみれ。そんな凄惨な風景の片隅に似合わない物があった。
あやめの花びらが風に舞っている。あやめの花言葉、それは・・・「信じる者の幸福」。
まどかは清隆が好きな花であることを思い出した。こんなところに清隆とつながる物があるなんて。
一方、歩とひよのは学校に行きなさいと追い出されてしまっていた。
しかし今日はサボりと決めて、公園でダラダラしていると、
浅月香介と名乗るとぼけた感じの少年が話し掛けてきた。
何と香介は自らブレード・チルドレンだと言ってきた。ちゃんと肋骨も1本無いらしい。
初恋の相手を清隆に取られたんだろ?・・・なんと、清隆しか知らない秘密を香介は知っていた。
(初恋の相手とはもちろんまどか)
そして香介は歩に向かって蜂をけしかけてきた。一目散に逃げる歩。
実は彼は、スズメバチに刺されるとアナフィラキシーショックで死んでしまうという弱点があったのだ。
そんなことまで知っているこいつは何者なんだ?と考えた。
そして、怪しいと睨んだ歩は、園部を殺したのはお前か、と香介に訊ねた。
答えはイエス。
香介は何者か?


10 :スパイラル〜推理の絆〜 6:04/06/12 18:08 ID:???
◇少年の力
ブレード・チルドレンは俺を殺そうとしている、
何か嫌な感じがする、清隆の掌の上で踊らされているようだ、そう思った歩。
何故園部隆志の病室にあやめの花があったのか?清隆を想い涙ぐむまどか。
ある朝、歩と一緒に登校しているひよのは香介の情報を持ってきた。
そこへ横切っていくツインテールの少女が見えた。理緒だ。
一方、アイズに歩のことを報告する香介。
本当に歩にはブレード・チルドレンの運命を変える力があるのか?とアイズに問う香介。
答えは歩に聞け、あいつが運命の分岐点まで登れるかどうかだ、とアイズは言う。
「お前の中には誰にも負けない力がある。自分を信じるなら運命さえ変えられるんだ」
授業中に、昔清隆に言われたことを思い出す歩。
でも結局清隆にはピアノも何もかも、敵わなかったじゃないか。
ぼんやりしてる歩は、今里から呼び出しを喰らった。
成績も決して悪くないのに何故諦めるのか、もう少し頑張れば高みに行けるのに、と今里は歩に言うが、
歩は自分はつまらない高校生ですから、と答えた。
そんなことを話ながら廊下を歩いていると、理緒が女教師に叱られている所に出くわした。
理緒が廊下のガラスを割ったという。しかし理緒は外から誰かが石を投げてきて割れたのだと主張する。
確かに石は外側に転がっている。
歩はブローバック現象により外から石を投げても反動で石は内側に落ちないことを説明し、理緒の疑いを晴らす。
それを見ていた今里は、君は人を助けたんだ、小さいけれどそれは君の力だ、
もっと自分を信じてあげないと自分が可愛そうだ、と励ます。
歩が去った後、今里は思う。やはりあの清隆の弟だな、と。
その夜、歩の前にひょっこり現れたアイズ。
お前は清隆の弟だ、成長しろ、上を目指せとアイズは言うが、
俺はあんたの言うように敗北者だよ、と言う歩。
俺は自分の力が一番信用できないさ・・・。


11 :スパイラル〜推理の絆〜 7:04/06/12 18:11 ID:???
◇VS理緒・包囲網を抜けよ
今里とアイズが何か話し合っている。
そちらは勝手に動いているようだね、歩を殺そうとしてるじゃないかと問う今里。
清隆の計画からは外れていない。それに、殺すくらいやらないと歩は成長しない、というアイズ。
これからもやり方を変えないというアイズに今里は怒り出し、
今度は歩に味方する、君を「狩る側」にまわると言って去っていった。
入れ違いに香介が入ってきた。面倒なので今里を殺そうと言うアイズ。
アイズは香介に理緒を使えと言った。
歩に接触してきた今里。ブレード・チルドレンについて話があると言う。
用事があるから後で話そう、と言って今里は去って行った。
人気の無い廊下にさしかかったとき、突然向こうから理緒が走ってきて、今里の目の前で転んだ。
理緒を気遣う今里。その隙に、理緒は隠し持っていたナイフで今里を一突き。
理緒はブレード・チルドレンだった。
しばらくして今里の死体を見つけた歩やひよの、他の生徒たち。
歩は血の凝固の程度や投げ捨ててある凶器の血の飛び散り具合から、清隆に教えられた知識を使い、
分単位の犯行時間と犯人の性別は女、そして身長が155cm以下であると割り出した。
3日下さい、可能性がある人物を必ず20人以下まで絞って見せますと言うひよの。
それから犯人探しが始まった。新聞部の部室にあるパソコンに向かうひよのと歩。
全生徒を身長と性別で絞ってもまだ50人以上は残った。
これ以上絞るにはもっと情報が必要だというひよの。
だが犯行時の手馴れてる感じから、犯人はブレード・チルドレンだと確信している歩。
今回は勝つ自身に満ち溢れている。
肋骨が無いのを確かめればいいと気が付いた。これで勝てると思った歩。

12 :スパイラル〜推理の絆〜 8:04/06/12 18:16 ID:???
一方理緒は香介と一緒にどこかの舗道にいた。
こんなに早く網をかけて、自分を見つけ出そうとするなんて、さすがは清隆の血統と舌を巻く理緒。
うかうかしていると負ける。胸のあたりを触られたら肋骨が無いのが解ってしまう。
そこで香介は、情報を処理しているひよのを殺そうと企んでいた。ひよのさえ居なくなれば歩は無力だ。
香介たちはどうやってひよのを殺すか考えていた。
トラップを仕掛けるのはどうか、と提案する理緒。部室のパソコンの側ならひよのが確実に近づくはず。
それで確実に死ぬのか?と香介が聞くと、理緒はあのコンサートホールの爆弾を作ったのは自分だから、と答えた。
その夜、理緒は自宅でトラップを作っていた。かわいいネコのぬいぐるみに、多すぎないよう爆薬を詰めて・・・。
次の日の放課後、歩とひよのはまた部室にいた。
さすがにもう犯人も包囲網に気がついて逃げ出したのでは?と思うひよのだったが、
歩は犯人は絶対に逃げない、堂々と立ち向かってくると言う。犯行の手口から言って、自分に相当自信がある人物だと読んでいた。
逆に犯人は、ひよのを殺せばこっちの勝ちだと思ってると歩は言う。
驚くひよの。でもそれが逆に、犯人を捕まえるチャンスだと歩は言う。
そしてひよのを殺すには部室にトラップを仕掛けるのが一番良い方法だと睨んだので、
逆に犯人にトラップを仕掛けさせる隙を作ってやり、そのときに犯人を押さえる。俺の包囲網は二段構えだよ、ニヤリとする歩。
だが想像の上ではもう一つやり方がある。肋骨を隠す方法。でもそれは危険すぎる・・・。
しかし理緒は既に、逆に罠を仕掛けられる事を考えていた。その肋骨を隠す危険すぎる方法を実行すると決めていた。
歩には絶対踏み込めない領域がある。安全の保障の無い、ただ自分を信じることでのみ勝敗が決まる領域。
理緒が新聞部を訪ねて来た。殺人犯の顔を隠し、ネコのぬいぐるみを抱えて。
廊下にぬいぐるみが落ちていて、「新聞部へ連れて行け」という手紙が添えてあったので、持ってきたとのこと。
まさか、あのぬいぐるみの中にトラップが?と思ったひよの。
危ないと思った瞬間、理緒の手の中で、ぬいぐるみは爆発した。
救急車で運ばれる理緒。そのとき香介は昨日の事を思い出していた。
あたしは自分の運と力を信じてる。そう理緒は言っていた。

13 :スパイラル〜推理の絆〜 9:04/06/12 18:19 ID:???
◇信じぬ者の選択・信じる者の選択
ブレード・チルドレンである証拠の肋骨を隠すために、
自分の腹部を爆破したと推理した歩とひよの。今里を殺したのも理緒だ。
二人で理緒の見舞いに行った。理緒の病室には香介も居た。
何もかも解ったぞ、と理緒に問い詰める歩。
理緒は突然、小細工無しの最後の勝負にしましょうと言い、勝負をを仕掛けてきた。
白い粉の入った薄紙の包みを二つ取り出した。
ここに砂糖と、もう一つは致死量の2倍のストリキニーネの入った包みがある。
ストリキニーネとはもの凄く苦い毒である。致死量の2倍なので水溶液を少しなめただけでも苦いと感じるだろう。
外見では砂糖と毒の区別は解らない。
それぞれをコップに入れた水に溶かし、どちらか選び、それぞれ同時に飲み干す・・・
生き残る確率は二分の一。そういう勝負だ。
両方とも毒で、先に飲ませてハイさようなら、なんてことはありませんと理緒は言う。
また、絶対に飲めとは言わない。そこで逃げる人ならちっとも怖くは無い。
一度でも怯えて逃げたら、それは死と同じです、心を殺されるだけですと理緒は言う。
たとえそれが、自分の命を賭けることであっても。
歩と理緒はそれぞれコップを選んだ。
知略や駆け引きは必要ありません。自分は負けないという信念が勝負を決します。
それではお先に・・・と先に飲もうとする理緒を歩は止める。
いくら相手を殺したいからって、5割の確率で自分も死ぬような、そんな勝負を持ち出すのは怪しいと歩は言う。
きっと理緒が100%勝つような仕掛けがあるに違いない。
コップを先に選んだのが自分だから、自分の方に毒が入ってると思わせてるのか?と言う歩。
後から飲む方が入ってるかどうかも解らない毒に怯え、負けを認めなきゃならない。
実はその白い粉は両方とも砂糖で、それで先に飲んだ方が勝ちなんだろう。
そう言いつつ歩は先に口をつけた。
甘いと思っていた水が苦いのが解り、すぐに口を離す歩。
自身たっぷりだったのに、注意深くちょっとしか飲みませんでしたね。小細工は無しと言ったでしょう。
そう言いつつ水を飲み干した理緒。理緒は本当に命を賭けていたのか、と呆然とする歩。

14 :スパイラル〜推理の絆〜 10:04/06/12 18:20 ID:???
そこへひよのが、勝負はまだついていない、歩の推理を信じる、歩のコップに毒は入っていないと言い、
歩からコップを取り上げて飲み干した。苦いが毒は入っていなかった。
実は白い粉は両方とも、もの凄く苦い風邪薬。
しかも理緒は自分の腹部を爆破していることで、命が賭けられるヤツだと思い込ませたし、
毒はストリキニーネだと宣言しているから、苦かったらそれ以上飲めない。こういうからくりになっていた。
歩は理緒に負けたのではない。自分自身に負けたのだ。
自分を信じて苦かろうとなんだろうと飲み干せば良かったのだ。
歩は怯えて逃げ出した負け犬と言う理緒。
だがひよのは、歩を倒したければ何故本物の毒を使わないのか、トリックを使ってごまかしただろうと反論する。
小細工抜きで勝負すれば歩に負ける、爆弾は怖くても歩が怖いのだろう、理緒は歩から逃げたのだ。
それはそうと、歩を殺したいならもっと他のやり方があるんじゃないか、とひよのは思ったが、
ブレード・チルドレンは清隆から、歩を殺すには制限がいると言われているらしい。
「勝つ機会のある勝負を仕掛け、歩が負けたとき死ぬような状況を作って殺せ」そういうことらしい。
そんな制限が無かったら、今里のようにナイフで一突きだ、と理緒は言う。
この機会を待ってましたとテープレコーダーを取り出すひよの。
今里を殺した、と理緒が言った所をテープに録音していたのだ。
そのテープをダシに理緒と歩の再戦を望むひよの。
コップが飛んできてテープレコーダーが落ちた。それを拾った歩。
香介に取り押さえられたひよのは逃げろと歩に言う。歩は逃げた。
なんだか自ら進んで人質になったようなひよの。私が人質になったほうが歩に気合が入るでしょ?と言うひよの。
結局理緒は勝ちはしたが歩を殺せなかったか。
そう言えば清隆がこんなことを言っていたな、とアイズは思い出していた。
「負けない強さよりも、負けて立ち上がる上がる強さの方が尊い時もある」

15 :スパイラル〜推理の絆〜:04/06/12 18:24 ID:???
以上、4巻の最初の方まででした。
序盤の殺人事件3件は良くある推理漫画みたいで面白くない上に本編とあんまり関係無いので割愛させていただきました。


16 :マロン名無しさん:04/06/12 19:57 ID:???
スパイラルって、ポップンのキャラパクったアレ?

17 :マロン名無しさん:04/06/12 20:19 ID:???
それ

18 :姫ちゃんのリボン11:04/06/12 21:58 ID:???
前スレ425続き

新年を迎え、野々原家では吉報が持ち上がっていた。母の書いた小説が父によって映画化されるというのだ。
その小説は姫子達が使っている廃屋がモデルとなっていた。
隠れ家が暴かれるのではないかと姫子達は心配するが、悪い予感は当たった。
市役所が持ち主不在の廃屋を取り壊すことを決めてしまったのだ。
姫子が焦っている間に、大地は廃屋の中にある「あかずの間」の謎を解きあかそうとしていた。
大地は少しでもヒントを得ようと、遠い所にある廃屋と同じ形の家を尋ねて行き姫子も後をつけていく。
小さくなってその家に入り込んだ姫子は、魔法の国のものと似た不思議な呪文があるのを見つけた。
その呪文を唱えてもあかずの間は開かなかったが、この家を守るために頑張ろうと張り切る姫子と大地。
そして姫子は小さくなって鍵穴に入り込む、という手段を考えつく。しかし侵入しようとすると
すごい衝撃で姫子は吹き飛ばされ、さらにリボンも白くなってポコ太も喋れなくなってしまった。
大地はパニクる姫子をなだめ、あかずの間はやはり魔法の国と関係があるのだと推測する。

授業中、姫子は呪文を間違って覚えていたことに気づく。その時ポコ太に廃屋が取り壊されるという情報をきき、
大地と共に学校を飛び出した。日比野は二人を追って廃屋までついてくる。解体が始まる中、藁にも縋る思いで
姫子が呪文を唱えると、光とともにあかずの間は開き空間が流れる到着した場所にはエリカが立っていた。
あかずの間は魔法の国とつながっていたのだ。喜び合うもわけがわからない姫子達。
その時エリカが声をあげ、姫子が振り向くとそこには日比野がいた。魔法の国に驚き逃げ出す日比野。
姫子は必死に日比野を追い説得するが、元の場所に戻ると記者が溢れていた。時間の流れが違うためだ。
魔法の国の存在が皆に知られてしまい、姫子は記憶を無くしたくない、と必死に願う。
日比野はそんな姫子を見て彼女をかばい、記者達を一喝してその場を離れようとする。礼を言う姫子と大地。
しかし王様はこの事態を許さず、姫子達の記憶は一切消されてしまう。
いつもと同じ毎日を過ごし、何も覚えていない姫子達。エリカは「こんなのって嫌」と泣きじゃくった

19 :姫ちゃんのリボン12:04/06/12 22:01 ID:???
泣き伏しているエリカを女王である母は慰め、自分もかつてエリカと同じ想いをしたことがあると話した。
あかずの間は、その時の出来事に関係あるのではないかと言う。
そこに大声で怒鳴り込んできたのは大王様、エリカの祖父であった。

一方、姫子は全て忘れているものの、時々不可解な胸の苦しさを覚えていた。
そして大地と廃屋の前ですれ違ったとき、二人はなんとも言えない落ち着かなさを感じる。
互いに何か言おうとしたとき、魔法が放たれ姫子達の記憶は戻った。
エリカが現れ、自分たちが記憶を消されていたことを覚えていない姫子達は今回のことを聞いて驚く。
そこに大王様が明るいノリで現れ、あかずの間は自分が作ったものだと告げた。
かつてエリカの母がエリカと同じ想いをしたとき、大王様はこのようなことが正しいのだろうか、と思った。
そしてエリカの母が観察していた住人が去った時、住んでいた家にあかずの間を作って魔法の国とつなげ、
ヒントとして同じ形の家を造りあかずの間の呪文を残した。この扉が開けられた時、
人間界と魔法の国との間に新しい歴史が生まれる、そう希望を抱いてあかずの間を作ったのだと。
大王様はエリカ、姫子達のために廃屋を残しておこうと言った。
「エリカの修行はもうすぐ終わるが 思い出は残していけるじゃろう」

そして姫子と大地は魔法の国のパーティに招かれ楽しい一時を過ごす。
ポコ太がピンクと寄り添い幸せそうにしているのを見た姫子は、リボンを返したらポコ太とピンクが
二度と会えなくなってしまうことに気づく。
もし自分が…と考えて、姫子は大地の腕を抱きしめた。

20 :姫ちゃんのリボン13:04/06/12 22:03 ID:???
パーティも終り、姫子達は帰ることになった。次にエリカと会うときはリボンを返すとき…。
姫子は大王様に過去に行かせて欲しいと頼む。ポコ太と出会った時のこと、過ごした時のことを確かめたい、と。
許可を出され、大地は人間界に帰って、ポコ太と姫子は過去へ飛ばされ姫子が生まれた時の場面を見た。
お腹の中にいるときから元気一杯の姫子を、父は男だと思いライオンのぬいぐるみを買ってきた。
生まれたのは女の子だったが、父は元気一杯でも心は優しく女らしくなるように、そう願って「姫子」と名付ける。
姫子は両親の想いに涙ぐんだ。
次は1年後。
姫子はアレクサンドルという名のぬいぐるみをポコ太、と呼び続けそのぬいぐるみの名前はポコ太になった。
ポコ太の名付け親は姫子だった。そして様々な時に飛び、姫子はずっとポコ太に語りかけ成長してきた日々を見る。
「ポコ太 いつも一緒だったね いつもいつも どんなときも一緒だったね」

エリカは日記に合格をもらった。
お前は多くのことを学んだ、次の修行に移るべきではないかなと言う王様に、エリカは淋しげに頷く。
そして姫子とポコ太の前にエリカは現れた。姫子は微笑んでエリカにおめでとうと告げる。
エリカはこんな想いをするならこんな修行なければ良かったのに、と泣き出した。
しかし姫子はエリカに笑って、と言った。
「悲しい顔をしていたら思い出もつまらないものになっちゃうよ あたしエリカに会えて本当に良かった」
「このリボンを借りてから あたしは色々なことを知ったの
 多くの人の見えなかった面、自分自身を大切にしなきゃっていう気持ち、素直になることの大切さ…」
 (エリカの修行は、あたしの修行でもあったんだ)

エリカもまた姫子にありがとう、と言った。すてきな思い出をありがとう、と。

21 :姫ちゃんのリボン14:04/06/12 22:04 ID:???
ポコ太はリボンがなくなればただのぬいぐるみに戻ってしまう。
緊張してポコ太は姫子がリボンを外すのを待った。
しかし姫子はエリカに、ポコ太は魔法の国なら自由に動けるのかと確認して言った。
「ポコ太を魔法の国に連れて行って欲しいの」
驚き抵抗するポコ太に、姫子はもう前と同じようにはいられないと言う。
それに魔法の国にはピンクがいる。
「あたしたちにはたくさんの思い出があるもん だから…平気だよね」
これは悲しい別れじゃない、そう自分に言い聞かせ、姫子は泣かなかった。
ポコ太は姫子に縋って泣き、別れを言う姫子に何度もうなずいた。
お互いに忘れない、と言って姫子は二人を見送り、エリカとポコ太は姿を消した。
 
次の日、姫子は鏡を見てやっぱり夢ではなかったと確かめる。
そして自分に気合いを入れて学校に出かけた。
大地はリボンをしていない姫子に驚くが、姫子はあっさりリボンを返したと話す。
そしていつも以上にパワフルに動き回っていた。
しかし屋上に行き一人になると、ポコ太のことを思い返して涙が出かける。自分をはげます姫子。
そこに大地が現れた。笑って立ち去ろうとする姫子に無理をするな、と言う大地。
俺の前で強がったりするな、そう言われ姫子は大地に縋って大泣きする。
「あたしポコ太ともお別れしちゃった もう会えないの…」
大地は姫子にキスをして、自分がそばにいるよ、と告げ抱きしめた。

22 :姫ちゃんのリボン15:04/06/12 22:06 ID:???
4カ月後、エリカは日記を読み返し姫子を思い出していた。そこに吉報が舞い込む。

一方、姫子は誕生日に大地と映画を見て、廃屋でお茶していた。
大地に出会った時になにをしていたのか、と姫子はしつこくきき大地はしぶしぶ答えた。
「子供の頃本で読んだんだ 雲一つない青空に手をかざすと 不思議の国への入り口が現れるって本」
笑い出す姫子に大地はプレゼントを渡す。それは赤いリボンだった。
リボンをつけて笑顔でありがとう、と言った姫子に、大地は「似合うよ」と返す。
 
  あの時 本当に不思議の国への入り口が見えたのかもしれない 
  だってあれが あたしたちの不思議の始まり

家に帰ると、姫子は信じられないことにポコ太がそこにいるのを見た。魔法会議であかずの間がまた開き、
ポコ太が時々でも姫子と会えるようになったことを知る。喜び合う姫子とポコ太。

いつもと同じ学園生活が続く。でも少しずつ違う毎日。

 魔法のリボンはもうないけれど あたしのリボンはとびきり素敵な魔法が使える
 パラレルパラレル もっと素敵なあたしになーれ!

23 :姫ちゃんのリボン16 番外編:04/06/12 22:08 ID:???
3年後、花の女子高生になった姫子だが相変わらず遅刻しかけ階段から落ちるという日々。
そして運命の日、3年前の姫子と出会う日がやってきた。魔法のキャンディを持って学校に行く姫子。
大地と姫子のツーショットを見て、愛美といっちゃんは「あの二人もすっかり恋人同士っぽくなったよね」という。
姫子は大地にキャンデーを渡して任せ、なんで自分はあの時遅れてきたのかな、などと談笑していた。
そこを日比野に邪魔されるが、日比野は大地一筋といいながら大林という男に言い寄られており
まんざらでもない様子だ。

姫子はテストで赤点をとり放課後補習となってしまった。姫子が遅れてきた原因はこれだった。
姫子は補習後即行で帰り廃屋に向かった。そして3年前の自分と出会い、懐かしさ一杯で抱きしめた。
かつての自分と同じに矢継ぎ早に高校のこと、部活のこと、恋人のことを聞いてくる相手に内緒、と言う姫子は
3年前と全く同じ会話が繰り返されることを不思議だと感じる。
3年前の姫子はあっという間に帰っていった。姫子はまだこれから色んな事があるのよね、と大地と話す。
ショートカットの自分可愛かったな、どっちがいい?ときく姫子に、大地はどっちでも、と気のない返事を返した。
「どっちでも 俺は好きだから」
髪型が、とちゃかす大地に姫子は抱きついた。

 ねえ3年前のあたし ほんとはあなたに色々教えてあげたい
 
 一生懸命勉強して希望校に入れたこと、部活は演劇部で将来は舞台女優になりたいと思ってること、
 そして大地と恋人同士になれたこと。あたしは大地にリボンをもらったあの日から髪を延ばし始めたの。

 あたしは今こんなに幸せなんだよって 3年前のあたしに教えてあげたい
 でも それはまだ秘密  だってあなたはいつか 自分でそのことを知るから
 自分の手で 未来の扉をあけて…

                                        <完>

24 :マロン名無しさん:04/06/12 22:59 ID:???
諸星大二郎の栞と紙魚子をお願いします

25 :マロン名無しさん:04/06/12 23:08 ID:???
姫リボ乙
懐かしい

26 :マロン名無しさん:04/06/13 01:25 ID:???
ときめきトゥナイトの、蘭世の娘が主役になってからの話をお願いします。

27 :栞と紙魚子キャラ紹介1/2:04/06/13 10:46 ID:???
>24
栞と紙魚子シリーズは短編構成なので、設定と主要キャラの紹介のみします。

舞台 …奇々怪々な人々が生息し、摩訶不思議な事件が勃発する
胃の頭(いのあたま)町(以上既刊広告より)
胃の頭町の近くに謎の異界があり、よくそこから変な物が来る。

栞 …主人公その1。胃の頭高校に通う女の子。家は本屋。ちょっと
ズレてるというか神経の何本かが抜けていて、怖いもの知らず。
お化けに好かれやすい性質らしく、よく化かされたり乗っ取られ
たりする。

紙魚子 …主人公その2。同じく胃の頭高校に通っている女の子。
家は宇論堂という古本屋。博覧強記で、何事か起こったら謎解きや
解説をする。本が大好き。本の為なら友情も売る。

段 一知(だん いっち)…ホラー作家。恐妻家。宇論堂の常連。
いざと言う時頼りになったりならなかったり。

段先生の奥さん …段先生の奥さん。本名不明。外国の方というけど、
外国と言うより異界の方(太古の邪神の娘が遠縁の伯母にあたる)
当初ドアいっぱいの巨大な顔の持主だったが、夜の魚に飲み込まれて
以来体を小さくする方法を学んだので最近は小顔。
作品中最強の人物。

クトルーちゃん …段先生の娘。凶暴で丈夫。よくペットのヨグ・
ソトホートを振り回してる。口癖は「テケリ・リ」

ムルムル …段先生の奥さんの実家から勝手にやってくる小動物。
佃煮にすると旨いらしい。

28 :栞と紙魚子キャラ紹介2/2:04/06/13 10:47 ID:???
菱田きとら …放浪癖のある女流詩人。代表作「殺戮詩集」は恋人を
殺し、その死体のそばで二ヶ月間暮らしながら書き上げたらしい。
現在は段先生のストーカー。主に近所の公園に棲息している。
好物はムルムル。近づくと危険。

ゼノ奥さん …胃の頭町の散歩道の先にある異界に住んでる奥さん。
一見上品な奥さん。変なペットを飼っている。

ズン××、ゾン×× …ゼノ奥さんの家の使用人。××部分は毎回
違う(衛門、の助、太郎等々)


ボリス …栞の飼猫。人間に化けると中年親父。最近は人間の姿で
「ねこや」という小間物屋を経営してる。


こんなところかな?あ、栞と紙魚子は一応親友です。

29 :マロン名無しさん:04/06/13 11:18 ID:???
>27
ありがとうございます。
実はまだ読んでも平気かどうか迷っているんですが、
参考にさせていただきます。

30 :9th SLEEP 第1話(1):04/06/13 22:06 ID:???
「9th SLEEP」 著:立野 真琴   ビブロス

その惑星には一つの神話があった。
『全てが崩壊し、惑星そのものが死んだ時、神が現れ世界を救った。
神は今も天に居り、緑少ない地上に大気を与えているという――』
人々は、それを信じて生きている。

バースという町の少年・ルーグは、精神に異常を来たした母・ミリアンと二人で暮らしている。
ルーグは処女懐妊(マリア憑きと呼ばれている)で生まれた子供だった。
ある日、いつものように仕事に出かけたルーグは、兄と名乗る青年に切り付けられ殺されそうになる。
ルーグは理由もわからず逃げるが、兄・メルガにたちまち追いつめられてしまう。
メルガは天空に浮遊している都市を治める王の話をし、
その『王の魂』(王の証、持ち主に9つの命を与える)がルーグの内にあると説明した。
メルガは自分が王となるためルーグを襲い、『王の魂』を手に入れようとしていたのだ。
剣をかざして襲いかかるメルガ。
だが、刃を受けたのはルーグを庇ったミリアンだった。
母の死のショックからルーグは前世の記憶を甦らせ、天上都市の人間へと変化する。
細い瞳孔や鋭い牙を持つ獣人、それがルーグの本来の姿だったのだ。

31 :マロン名無しさん:04/06/13 22:29 ID:???
SFっぽいな

32 :9th SLEEP 第1話(2):04/06/13 23:19 ID:???
メルガは激昂するルーグを天上の城へ誘った。
記憶の定まらないルーグは、メルガの言葉から次々に過去を思い出していく。
天上都市の王――それは白と黒、二人の獅子王による王位争奪の儀式で決まるものだった。
勝者は王となり、神として惑星を治め、一族の娘と結婚して子をもうける。
敗者は眠らされ、次の儀式に再び目覚めて闘うことになる。
(王位継承の儀式はほぼ殺し合いです。 死ぬ一歩手前まで相手を追い込むらしいです。
また、これには役割分担があります。 王の子である継承者は、父王の死の間際に『王の魂』と代々の王の記憶
を与えられて守り手・白の獅子王となり、一方の前回敗者である継承者は奪い手・黒の獅子王となります。
※このシステムだとなぜ兄弟対決になったのか不思議に思えるでしょうが、ここは軽くスルーして下さい。)
ルーグは白の獅子王として、16年前にも黒の獅子王・メルガと闘っていたのだ。
けれどその時、下界の娘・ミリアンを愛していたルーグは、勝者となることも敗者となることも拒んだ。
いずれを選んでもミリアンとの別れを余儀なくされるからだ。
ルーグは自害することで『王の魂』の持つ9つの命のうち1つを捨て、ミリアンの胎内へ転生し逃れた。
そして今、ルーグとメルガは再び剣を交える。
ルーグのために命をかけたミリアンの想いに応えるべく、何としても生きようとするルーグ。
メルガの腕に捕われ窮地に陥ったルーグは、またしても命を1つ捨て、下界の女の中へ逃げてしまう。
機を逃したメルガは眠りにつき、ルーグが再び白の獅子王として覚醒する時を待つ。    第1話 完

33 :9th SLEEP 第2話:04/06/14 00:30 ID:???
マリア憑きのアリスンから生まれたルーグは、優しい母や祖父母に囲まれ幸せに暮らしていた。
だが、今回のルーグには過去の記憶がすでにあり、それが彼の心を重くしている。
兄と闘わねばならないことが、今のルーグには辛く、恐ろしくてならないのだ。
前世ではミリアンのために闘いもしたが、元々ルーグはメルガと闘うこと、
つまりは誰かの犠牲の上に王が誕生することに、疑念を抱いていたのだった。
それでも時は巡り来る。
噴水の縁に腰掛け、飲み物を手にいつもと変わらぬ空を見上げるルーグ。
その顔が悲しみに沈む。
ついにメルガが現れたのだ。
ルーグの前に立ったメルガは、彼に剣を取れと言う。
しかしルーグはそれを拒み、「闘えなくてごめんなさい」とメルガに許しを乞い、泣きながら絶命する。
飲み物の中には毒が入っていたのである。
再び待つことを余儀なくされたメルガ。
そしてルーグは新たな『マリア』の中へ…。
(2話は1話の補足も兼ねており、ルーグの回想として、ミリアンとの出会いなどが描かれています。)
                                   第2話 完       3話は後日

34 :マロン名無しさん:04/06/14 03:20 ID:???
旧ビックリマンお願いします

35 :マロン名無しさん:04/06/14 03:53 ID:???
>29
読んでも平気か迷ってるという事なので、ちょっと追記。

栞と紙魚子シリーズは基本的にホラーコメディなのですが、割と伝奇ホラーの回もあり
諸星大二郎の色んな要素がつまったお買い得なシリーズだと思う。

36 :マロン名無しさん:04/06/14 04:25 ID:???
9THSLEEP書いてる人乙。続き待ってます

37 :卓球戦隊ぴんぽん5 第四話:04/06/14 07:55 ID:???
向ヶ丘高校の体育館。卓球部の部長が部員たちに指示を出している。「向こうには県下の
中学生ナンバーワンだった石黒と"ヒレツ大王"の山吹がいる。たとえ"同好会"でも決して
気を抜くな」 しかし何よりも部長と部員たちは、既に卓球をやる気のなかったその二人を
引き入れ、さらに影番まで加えて同好会を作ったという"ナゾの男"をとても警戒していた。
「ふふふふふふ!」 突然、体育館に笑い声が響く。部員たちが声のしたほうを向くと、
赤いユニフォームの裕次郎、黄色いユニフォームの山吹、青いユニフォームの水野、
黒いユニフォームの石黒がいた。
「そう俺たちが 卓球部復活を阻む邪悪の生徒会と闘う 人呼んで櫻ヶ丘高校の
卓球戦隊ぴんぽんファイブだ!!」
裕次郎のセリフにあわせてビシ!と決めポーズをとる4人(石黒はこんな登場の仕方には
反対したが、多数決により却下された)。部長と部員たちはそのアレぶりな登場に唖然とする。
「誰が悪の生徒会だ!」 何者かが後ろから裕次郎を小突いた。白井さんだった。どうやら
裕次郎が無様に負けるところを見に来たらしい。裕次郎はかっこよく勝つと息巻くが、
白井さんは相手にしない。
「待てっ、お前らフザケんじゃねえ!」 部長が怒りの声を上げた。
「ぴんぽんファイブと言いながら、4人しかいないじゃないか!」 そっちかよ、とコケる石黒。
更に部長は、ユニフォームの色がバラバラなのは公式戦じゃないからってバカにしてるのかと
指摘する。しかし裕次郎は、5人になる時は名実ともに卓球部が復活する時、色がバラバラ
なのは部費も備品もないからコネであちこちから集めたものを監督とマネージャーに
染めてもらったから、と動じない。
「じゃあ何でその時に色を揃えなかったんだよ」
「だって、みんな好きな色が違うから」
しれっと答える裕次郎に言葉を失う部長。しかし裕次郎は構わず、早く試合がやりたくて
ウズウズしていることをアピールする。その一見無邪気そうな余裕に大物の風格を感じた
部長は、「何だかんだ言ってもうちは万年初戦敗退校だから、胸を借りるつもりで行こう」と
自虐的に笑うしかなかった。
ふと、部長が部員に尋ねた。「ときに、あいつは本当に来れないんだろうな?」
部員が答える。「大丈夫です。あいつは英語の補習で来れません」

38 :マロン名無しさん:04/06/14 07:56 ID:???
クレクレ姿勢ですみません。
「MONSTER」の最後どうなりましたか…?

39 :卓球戦隊ぴんぽん5 第四話:04/06/14 07:58 ID:???
石黒によれば、この学校の卓球部には金パツ短ランの"ヤンキー"がいるらしい。裕次郎は
「外人?」と驚くが石黒は「ただの不良だろ」とそれを否定する。
二人のやりとりを聞いていた山吹は「それは僕の調べたところでは……」と何かを言いかけるが、
ハッとなった石黒に中断させられる。「そういえばお前、相手に何もしてねーだろうな!?」
急に怒り出した石黒に裕次郎が尋ねると、石黒は山吹が卓球をやめた理由を話した。
山吹が中学の時に卓球をやめたのは、自分でやめたわけではなく、退部になったためだった。
山吹は、対戦相手校の女子マネージャーをたらしこんで、試合前の選手たちに下剤入りの
スタミナドリンクを飲ませていた。それがバレて退部になったのだ。
「気が小さい女はすぐべらべらしゃべっちゃって、パートナーに向かないな」 ふ、と笑う山吹。
石黒は「中学生のやることか!」と怒っているが、裕次郎は「ドラマみたい」と感心している。
「心配ご無用、同じ失敗はしないよ。……この学校のマネージャーは男だし」
「誰がそんな心配をするか!」 あほんだら、と更に怒る石黒。

その様子を見ていた向ヶ丘の部員は、あいつらはゲキを飛ばしあって熱くなっている、と
部長に報告した。部長は「やはり同好会といえど侮りがたい」と更に警戒を深めた。

一方、5人を引率してきた本部と基は、向ヶ丘の教師からの「あとは若いモンに任せて向こうで
お茶でも」という誘いを快く承諾し、早々と体育館から姿を消していた。

オーダー表が交換された。内容は、
1.石黒
2.水野
3.水野\ダブルス
4.石黒/
5.山吹
6.紅
と、なっていた。それを見た部長は「紅が最後ということは、やはり秘密兵器か?」と更に
警戒を深めた。控えのオーダー表を見た裕次郎は、石黒から「最後だと何だか強そうだろ?」と
言われて浮かれていたが、山吹はこの順番から何かを感じ取っていた。

40 :卓球戦隊ぴんぽん5 第四話:04/06/14 08:00 ID:???
一番手は石黒。対する向ヶ丘の選手は一年生のペーペーで、全く相手にならない。あっと
いう間に相手を追い詰める石黒。突然、石黒は今までの裕次郎のマイペースぶりを思い出す。
(ああ、俺は本当はもう卓球なんてやりたくねーのに) ムカムカしてくる石黒。
打ちごろの球を、石黒は(裕次郎がなんぼのもんじゃいその横っツラ張り倒してやりてーぜ!)と
心の中で叫びながらスマッシュに決めて勝つ。その試合ぶりに裕次郎は「かっこよかったよ」と
まとわりつくが、心の中で罵倒しながらのスマッシュを決めた石黒は何となくバツが悪い。
そして山吹が何かを知っているように微笑むのも石黒は気になった。

二番手は水野。向ヶ丘の選手は「相手は卓球を始めたばかりのシロウト」となめてかかるが、
水野の無表情ですわった目による威圧感、そして裕次郎と一緒に考えた?必殺技「ブルー
ウェーブ殺戮クラッシュショット」(球が割れるほどのパワフルなスマッシュ)の前にあっさりと
敗れ去る。

三試合目は石黒と水野のダブルス。二人はあっさりと勝つ。

「さー帰るぞ」 突然、石黒が帰り支度を始めた。裕次郎は自分はまだ試合をしてないと
泣きつくが、石黒は「試合は三勝したうちの勝ちで終わりだ」とつれない。石黒は最初から
これを見越してオーダー表を作っていたのだ。やはりそうだったか、と微笑む山吹。
そこへ向ヶ丘の部長がやって来て、申し出を受けたと言う。「山吹の言うとおり、試合はそちらの
勝ちだが、残りの選手にも組み合わせ通り試合をさせてやろうじゃないか」
オーダー表を見て石黒の企みに気がついた山吹が、部長にこっそりと連絡を取っていたのだ。

四試合目は山吹。サーブで山吹は「エクスチェンジボール一号」を放つ。あからさまな
顔面狙いの球を、相手選手は何とかラケットをかざしてよけようとした。球がラケットに当たる。
その途端、球は破裂して粉を撒き散らした。その粉を吸い込んだ相手選手はその場に昏倒
してしまう。「試合放棄で俺の勝ちだな」と不適に笑うも反則負けとなり、山吹は石黒にドツかれる。
しかし裕次郎だけは今の球に興味深々だ。「特殊なクスリを仕込んだボールと取り替えたのさ」と
得意がる山吹に感心してメモを取る裕次郎。メモを取るなと叫ぶ石黒。ボケが多いとツッコミも
大変だった。

41 :卓球戦隊ぴんぽん5 第四話:04/06/14 08:02 ID:???
五試合目。いよいよ裕次郎の出番だ。「俺に叩きのめされるのはどいつだ!」と自信満々の
裕次郎。その自信に押されながらも(立場上、やはり俺が行かなくては)と部長が前に出ようと
した時、体育館の扉がいきなり開く。
「ジャスタモーメーント!」 そう叫んで体育館に入ってきたのは、色白で緑の目で金髪の、
一目で外国人だとわかる男子生徒だった。彼を見て「あ」となる部長。彼は部長に詰めよって
捲くし立てた――流暢な日本語で。「ひでーじゃんキャプテン、俺がいない間にカッテに試合
すすめて〜!」 "ヤンキー"って本当に外国人だったのか、と感心?する石黒。
尚も「初めての試合だから出たかったのに〜」と部長に詰め寄る"ヤンキー"に近づく影があった。
白井さんだった。「アンソニー!」 そう"ヤンキー"に呼びかける白井さん。"ヤンキー"――
アンソニーは白井さんがここにいることに驚くが、白井さんは構わずアンソニーに詰め寄る。
「自分がパーだから補習をうけるはめになったのに、勝手なこと言ってんじゃないわよ!」
そう叫びながらアンソニーの胸ぐらを掴み、高速往復ビンタを食らわせる白井さん。しかし
アンソニーも「オメーにはカンケーねえだろ!」と一歩も引かない(ビンタはくらいっぱなしだが)。
山吹情報によれば、白井さんとアンソニーは家が隣り同士の幼なじみとのことだった。
ビンタでボロボロになりながらも、裕次郎に向かって「お前の相手はこの俺だ」と宣言する
アンソニー。誰が相手でも俺は構わないよ、と裕次郎。「確かに誰が相手でも同じだよな」という
石黒や「あいつだけは出したくなかった」という部長の様々な思いが入り混じる中、裕次郎と
アンソニーの試合が始まった。

アンソニーのサーブによって始まった試合。その試合の光景に向ヶ丘の連中が大きくどよめく。
「この世にアンソニーよりヘタな奴がいたなんて!」「あのレシーブ練習マシーンのような
アンソニーのサービスを取れないとは!」「全部ネットかーバーか空振りだ!」「何でそんな
ヘボサーブが取れねえんだっ!」「おまけに本人のサービスはミスだらけ!」「アンソニーが
リードしている!」「サービスが入るぶんアンソニーが有利だ!」(一部、石黒の叫び)

42 :卓球戦隊ぴんぽん5 第四話:04/06/14 08:04 ID:???
何だかんだで、あと一ポイントで負けというところまで追い詰められた裕次郎。アンソニーの
緩いサーブ。スッと裕次郎の動きが変わる。(……見せてやる! これが俺の必殺紅1000度
スパーク!) バックハンドから思い切り腕を振り上げる裕次郎。その裕次郎の手からすっぽ
抜けたラケットがアンソニーの顔面を直撃する。その場に昏倒するアンソニー。サーブを
返せなかった裕次郎の負けでゲームは終わった。
石黒が「紅スペシャルなんとかと同じじゃーか」とツッコみ、山吹が「あいかわらずウットリする
コントロールだ」と感心する中、ふと見ると白井さんがアンソニーを「しっかりして!」と抱き起こして
いた。アンソニーはすぐに意識を取り戻し、白井さんを邪険に振り払う。
おめでとう見事な勝ちだったよ、とアンソニーを称える裕次郎。しかしアンソニーは「バカヤロー、
きたねー手を使いやがって!」と怒り心頭だ。「この礼は公式戦でさせてもらうぜ」と息巻く
アンソニーに裕次郎はフッと笑い返す。「お前の実力のほどはわかった。今度は俺が勝つ!」
途端、アンソニーは部長から「オメーなんかホケツに決まってるだろ」と小突かれ、裕次郎は
石黒から「そんなセリフ一億年はえーんだよ」と小突かれた。

裕次郎が窓から生徒会室を覗きながら言う。「ねえ白井さん、俺たち試合に勝ったんだから
部に昇格させてよ〜」 しかし白井さんは「あんたは一ポイントも取ってないじゃない」と相手に
しない。裕次郎はちょっと腐ったが、すぐに立ち直り、いつものように練習を始めた。
「まあ、いいか。宿命のライバルもできたし」
石黒が「お前、宿命とかライバルとかいう単語に酔ってるだろ」とツッコむが、もちろん裕次郎には
効いていなかった。

第四話 完

43 :レヴァリアース:04/06/14 10:36 ID:???
前スレ459の続き

突然後ろから襲ってくる竜のような魔物。ウリックはそれに驚き、魔物を一撃で昏倒させる
しかし、ウリックは魔物を殺さずに、気絶させる程度で戦っていた。シオンは魔法を唱えるが、吐血してしまう。
魔物の顔の傷を見て、ウリックは突然メルリンと呼ぶ。
その魔物は、昔ウリックと森で一緒に暮らしていたメルリン(命名ザード)だった。

メルリンは幻を見せるブレスを吐き出し、レムがブレスを浄化する。
シオンは再び魔法を唱えようとした。
ウリックはシオンに泣きつく。「メルリンは何年も一緒に暮らしてた友達なんだ…だから…殺せない…」
思い留まるシオン。その時、メルリンの前足にウリックが捕らえられてしまった。
ウリックはメルリンに呼びかけるが、メルリンは狂ったように暴れている。
レムに攻撃方法はなく、シオンの魔力も限界に近づいてきた。

聖石がシオンに呼びかける。「左手で我に触れよ!」
シオンは恐れていた。もし自分がアドビスの王子でなかったら。
背後でウリックの叫び声が聞こえ、シオンは反射的に水晶に触れた。
水晶はシオンの左手の甲に埋め込まれる。

44 :レヴァリアース:04/06/14 10:37 ID:???
――世界の調和を保つため、お前が必要だ…世界は均衡が崩れ不安定な状態になっている。
このままでは、世界が自ら滅んでしまう。今こそ我自身が動かねばならない。そのためにお前が必要だ――

シオンの頭の中に、水晶からの太古の情報が入ってくる。
目を瞑り苦しむシオン。様々な情報の中に、メルリンに捕らわれていたウリックの姿を見た。

ウリックは床に叩きつけられた。シオンはレムさえも聞いたことのない詠唱を唱え、メルリンを一撃で倒す。
シオンはウリックが無事でよかった、と言い倒れてしまう。
メルリンを消されたことで、ウリックはシオンに殴りかかった。
「シオンは君のために体を張って助けた。少しは彼の気持ちを考えてみたらどーだ。」
三人称で語りかけるシオン。シオンの左手に水晶が埋め込まれているのに、ウリックは気が付いた。

シオンは、西のイビスで魔法を使えば、ディアボロスのいる異空間に行けると話し出す。
町に帰り、ディアボロスの件はその後だというシオン。
ウリックはメルリンに花を捧げて別れを告げ、シオンの後を追いかける。
シオンを恨んじゃ駄目だ、全部ディアボロスが悪いんだ、とウリックは自分に言い聞かせた。

45 :レヴァリアース:04/06/14 10:38 ID:???
宿に戻る三人。神殿でメルリンを倒した後の記憶は、シオンにはなかった。
水晶から昔の知識を得ることが出来たシオン。
シオンがアドビスの王子かどうか分かるね、とウリックは笑顔を見せた。

水晶は、伝説どおり全てを知っているわけではなかった。
シオンはイビスに向かわずに、ウリックとレムに言う。「アドビスで一緒に暮らさねーか?」
レムが反論する中、ウリックは家のガラスに写る自分の姿を見て、微笑んだ。

シオンだけアドビスに戻っていいとウリックは言うが、シオンは一緒に帰ると言って聞かない。
ウリックは戦いを甘く見ている。甘い態度ではこの先の旅で必ず死ぬと、シオンは断言した。
ザードを殺して、友達だった魔物を狂わせたディアボロスを許さない。
ウリックの決意は変わらなかった。シオンはウリックを見て、もう帰るなんていわない、と言う。
「暇ツブシに最後まで付き合うか!ディアボロスを倒しに行くぞ!」


続く

46 :マロン名無しさん:04/06/14 12:11 ID:???
卓球のルールはよく知らんが、球が割れてもいいのだろうか

47 :ムーン・ライティング 11:04/06/14 12:38 ID:???
(前スレ491続き)

D・Dは自分を引き取りにきたアンソニーと話し、彼がリッキーの不正を承知していたことを知る。
アンソニーはリッキーの回復を待つしかないと言うが、リッキーが脳に損傷を受け、元通りに回復する
見込みのないことは2人とも知っていた。
ジョン&オーツ社と揉め事を起こすなと命令され、D・Dはやりきれない思いで車を降りる。

D・Dが急に姿を見せなくなったことを気にして、トマスが訪ねて来るが、D・Dはリッキーの頼みが
気になって上の空。喧嘩別れした後、シシィから電話で呼ばれる。
シシィの話から、D・Dはリッキーがアンソニーを副社長にするためにオズボーンに協力していたことを知る。
アンソニーが副社長になれば、リッキーがプログラマーを退くとき次の席を用意してもらえる約束だったのだ。
シシィはリッキーに届いた速達を渡すよう、娘のメイを盾に電話で脅されていた。
速達はリッキーに怪我をさせる以前に発送したものらしい。
D・Dは跡を残さないよう開封し、中に入っていたリストを書き写した後で、指定先に送るように言った。

翌日、D・Dは会社を休んでリストを調べ、それが最近死んだ年金受給者とその年金番号のリストだと知る。
死亡者を引っ越したものとして処理し、年金を不正に受け取っていたのだ。

夜中にD・Dがアパートに戻ると、同僚のマイクとダンが来ていた。
2人は勝手に休んだためボスが怒っていると話し、一旦リッキーの事は忘れるようにと忠告するが、
D・Dは、マイクが以前壊した部屋の鍵を早く直すよう言い捨てて出かけた。
トマスを訪ねると、彼はちょうど変身し終わるところだった。トイレを貸してくれと部屋に入ったD・Dは
特注の巨大な手錠のようなものでトマスの首と便器を繋ぐと、彼に寄りかかって眠ってしまう。

ロイはオズボーンの部屋で、リストを取り返したと報告を受けていた。
念のためD・Dを見張るように言ったところへ、家政婦が掃除に入って来る。
家政婦は、旦那様の部屋に無断で入ってはならない、あなたはまだ旦那様の後継者ではない、と
言ってロイを追い出した。

トマスは結局、人間潰しの散歩には出なかった。
月が沈む頃、D・Dを殴って起こし、鎖を引きちぎってみせる。
「見せたくて待ってたが待ちきれなくて起こした」

48 :ムーン・ライティング 12:04/06/14 12:39 ID:???
トマスに何か困ったことになっているのかと聞かれ、D・Dは言う。
「オレは何にもしがみつきたくない!
 オレは・・・“もうおまえはいらない”と言われたらさっさと退きたい!
 その時どこに座っていようとも・・・」
D・Dはトマスに、ブラマンジュという菓子を知っているか、と聞いた。
「人間の脳ミソの柔らかさとか密度とかが・・・似てるんだってサ!
 その・・・ブラマンジュだかに・・・」

D・Dはリストの人物の移転先(年金の受取先)を調べようとするが、収穫はなかった。
トマスとともにアパートに戻ると、鍵が取り替えられていて部屋に入れず、マイクから鍵をもらうため会社へ。
会社では、ジョン&オーツ社の差し金で、リッキーの担当していたゴルフ場の仕事が他社に取られそうになり
会議が行われていた。
D・Dはそのゴルフ場に不正が仕組まれているのだと気付く。
ジョン&オーツ社は脅しのためと、横領が見付かった場合は無関係だと主張するため、
監査会社を変えるよう勧めたのだ。
D・Dはアンソニーに、また誰かを差し出して馴れ合うのか、そこまでして副社長になりたいのか、と
言って殴られる。
そこへ、シシィからリッキーの容態が悪化したと連絡が入り、D・Dはトマスをアパートで待たせて病院へ行く。
シシィはまだリッキーを愛していた。
意識障害でもいい、リッキーを助けて、と泣く彼女に付き添ってD・Dは病院に泊り込む。
その間、トマスはD・Dのゴミ溜めのような部屋を掃除。

リッキーが持ち直した日。トマスは病院にいるD・Dにブラマンジュを差し入れた。
D・Dはトマスに、時々周囲が現実感を失っていって、自分自身を遠い存在に感じることがあると話す。
一旦そんな非現実感につきまとわれだすと、今まで熱中していた筈のものや、好きだった筈のものが
本当にそうだったのか分からなくなる、と。
「君は寝不足だ」と言い切るトマス。D・Dは、シシィが戻ったら交替する、と言う。

49 :ムーン・ライティング 13:04/06/14 12:40 ID:???
シシィは病院に戻ると、リッキーは貴方に渡すつもりだったと思う、と言ってクイズの書かれた紙を渡す。
帰ったらやってみると言うD・Dに、トマスは(スピード違反のため)先に警察に行ったほうがいいと言う。
傍にいた男はそれを聞いてロイに電話。
何か紙きれを渡されて警察に行くと言っている、と聞いたロイは、警察へなど絶対に行かせるな、
と命令する。

D・Dとトマスが病院の外に出ると、リッキーの担当医(「お月様の贈り物」のドクター)に会う。
車が故障中なので送ってほしいと頼まれ、D・D は2人を待たせて自分の車を取りにいく。
そこへ車が突っ込んできて、D・Dをはねた。トマスは立つなと叫ぶが、D・Dは非現実感につきまとわれて
立ち上がってしまい、車の中から拳銃で撃たれる。

ロイはサリー・アンに、D・Dを襲わせたのは本当に貴方ではないのかと問い詰められ、
部下の下手なやり口に苛ついていていた。
家政婦から、オズボーン宛に届いた小包を開封してみるよう言われたロイは、サリー・アンをおいて
オズボーンの部屋に入り鍵をかけた。
そこで、豚に話しかけられる。
ロイの悲鳴に驚くサリー・アン。家政婦は、殺さない約束だから放っておくようにと言って、
彼女に、ロイがオズボーンの部屋でしていた電話の録音を聞かせる。

ロイは豚に変身中のトマスにいびられていた。
トマスはD・Dを殺そうとした仕返しに、一年以内にこの町で殺すとロイを脅す。
トマスが去った後、サリー・アンがロイに何を企んでいるのかと聞きに来るが、放心状態だったロイは
悲鳴を上げて逃げ出してしまう。

トマスはマイクとダンに運ばれてD・Dのアパートに戻った。
マイクはすっかり片付いた部屋を見て、戻ってこれないことを予感して身辺整理をしたのでは、と漏らす。
2人が帰った後、D・Dの母から電話がかかってくる。
「D・Dは相変わらず(頭も顔も悪い)」と聞いて、D・Dがこのまま死んでしまうのではと心配になるトマス。
そこへ能天気な顔でD・Dがやって来た。

50 :マロン名無しさん:04/06/14 12:46 ID:???
夢来鳥ねむ「緋翔伝 幾千の月のかけら」 お願いします。

51 :ベルセルク:04/06/14 14:56 ID:???
翌朝、再びジュドーはガッツに声をかけ、語る。
この「鷹の団」という集団のこと。ここでは血腥いことをやりながら、
「不思議と泣いたり笑ったり怒ったりできる」
そして、それをまとめあげるグリフィスという謎に満ちた人物のこと。
最後に、ジュドーはガッツに向けて言う。
「ここならきっと見付かるぜ。お前さんの居場所がさ」

その後ガッツは呼ばれてグリフィスのもとに行き、裸で水浴びをしている
グリフィスに遭遇する。
水をかけあったりと騒ぎつつ、ガッツはグリフィスの首飾りに目を止める。
それは赤い小さな卵型の石で、目・鼻・口がバラバラについていた。
曰く、それはジプシーの占い師の婆さんから買ったもので、ベヘリット、
別名を“覇王の卵”。これを持つ者は自分の血と肉と引き換えに
世界を手に入れる定めだという。
ガッツはベヘリットを詳しく見て、一瞬目を開けたのに仰天するが、
グリフィスは無邪気に笑って「いーだろ?」という。
冷静・冷酷だったりする一方、こんな子供っぽいところもある、
確かに不思議な男だった。
だが更に、グリフィスはその直後には「オレはオレの国を手に入れる」と
大それたことを言うのだった。
平民の、傭兵団の隊長がそれを当たり前にように言ってのける。
ガッツは驚きつつ、自分の人生を振り返るが、やがて「とりあえずは」
グリフィスについて戦うことを改めて心に決めるのだった。

52 :ベルセルク:04/06/14 14:56 ID:???
その2国、ミッドランドとチューダーの戦争は、100年に渡り続いていた。
そしてミッドランド軍において、鷹の団はいつしか最も重要な戦力となっていた。
正規軍の止められない正規軍の進撃も、鷹の団なら止められた。
ガッツは切り込み隊長になっていた。その強さと戦いぶりは隊員達の
憧れと自慢の的で、なかなか人望もあると言える立場だった。
しかし一方で、作戦を無視して突っ込んだりし、それを後にキャスカに
とがめられて言い争うような場面もまた、日常茶飯事だった。
しかしそんな中でも鷹の団は戦績を上げ続け、グリフィスは平民出としては異例の
騎士の称号と子爵の爵位を授かるまでになった。
鷹の団もついにミッドランド正規軍の仲間入りだ。
ただ、ガッツは叙勲式にも出席せず、1人剣を振り続けていた。

53 :ベルセルク:04/06/14 14:57 ID:???
ガッツが鷹の団に入って3年が経った。
その日も鷹の団は勝利だった。敵の城塞はほぼ制圧し、なおもガッツ率いる
切り込み隊が包囲している。
しかし切り込み隊もまた、たった1人の敵兵により、踏み込めずにいた。
しかも敵側には「不死の(ノスフェラトゥ)ゾッド」が参加しているという。
不死のゾッド。傭兵の中には戦場の神として崇める者もいるという伝説的剣士。
その戦績に加え、死んだという噂が流れても、またどこかの戦場に現れ、
その武勇伝は知られているだけでもなんと、ここ百年近くにも及ぶという。
故に“不死者(ノスフェラトゥ)”と呼ばれている。

ガッツは当然、業を煮やしていた。送り込んだ50人は1人も戻らず、
500人の切り込み隊が釘付けにされたままなのだから。
そんな中、隊員の1人が半身を引き裂かれた状態でフラフラと出てきて、
ゾッドの名を口にして息絶えると、ガッツは制止を振り切り、1人踏み込むことを決める。
城塞の中は死体の山だった。しかもことごとく、甲冑を着た人間がボロきれのように
引き裂かれて死んでいるのだった。その奥、死体を積み上げた中に、ゾッドはいた。
巨大で逞しい体躯。全裸で返り血を浴び、巨大な剣に死体を2人も刺している。
だが何より、その顔は何か獣のようで、全体から異様な威圧感を放っていた。
そして、人間離れして強かった。その剣は太い石の柱を砕くほどの威力で、
受けるのがやっとなほど速く、受けてもそのまま吹き飛ばされるほどだった。
しかしガッツの大剣もそれに耐える強さがあった。そこでガッツは、一撃に賭ける。
そして見事、最初から狙って相手の剣を切り、反す刃でゾッドに斬りつけた。
ゾッドもすかさず両腕を交差させて防いだが、ガッツの剣はその両腕と肩に深く切り込んだ。
だがゾッドはそのまま剣を掴むと、「貴様が初めてだ。オレの体のこれだけ深く剣を
撃ち込んだ人間は・・・三百年に渡る殺戮の日々においてな!!」と言い、
怪物へと姿を変えた。

54 :ベルセルク:04/06/14 14:58 ID:???
人間の姿の時より更に何倍も巨大な体、全身を黒い毛で覆われ、肉食獣のような
牙を剥いた頭部には牛のような角。手の指には鉤爪だが後足にはヒヅメで、尻尾もある。
流石のガッツも敵わず、戦意も喪失しかけて身体引き裂かれようという時、
グリフィスが主力を率いて踏み込んできた。
皆、我が目を疑いながらもボウガンを一斉に放つが、ゾッドには効かない。
戦いを邪魔され怒り狂うゾッドは団員を踏み潰し、引き裂き、喰らった。
そんな中グリフィスは自らガッツを助け出そうとしたが、ゾッドはなおも襲いかかる。
2人は左右に分かれると、ゾッドの両脇を駆け抜けながら斬りつけた。
ガッツの剣はゾッドの喉付近を斬り、グリフィスは左腕を切り落とした。
そのまま走り抜けようとした時、ゾッドの尾がグリフィスをはね飛ばす。
更にゾッドは自分の左腕を拾い、それでガッツを殴り飛ばすと、元通りに腕をつなげた。
まずグリフィスに止めを刺そうと近付いたゾッドは、その首にかかっている
ベヘリットに目を止める。ひどく驚いている様子だったが、やがて何かを納得すると、
天井を破壊し、「小僧ひとまず勝負は預けておくぞ」と言うと、
背中から巨大なコウモリの翼を出して飛び去った。
ガッツに対し、こんな台詞を言い残して・・・
「貴様がもしこの男にとって真の友と言える存在ならば・・・心しておくがいい・・・
この男の野望が潰える時・・・・・・・・・貴様に死がおとずれる!!
決して逃れられぬ死が!!!」

(続く)

55 :マロン名無しさん:04/06/14 21:05 ID:???
「僕と彼女の〜」の1巻。ネタバレOKなので、どんな漫画か教えてください。
なるべく詳しくお願いします。


56 :マロン名無しさん:04/06/14 22:00 ID:???
誰も書いていないなら観用少女(プランツ・ドール)予約します

57 :マロン名無しさん:04/06/14 22:53 ID:???
>>55
×××のこと?
依頼するなら作品名略しちゃいけないよ。
似た題名のものがあったらどれだかわかんなくなる。

58 :マロン名無しさん:04/06/15 00:09 ID:???
「僕と彼女の×××」なら書いてもいいよ。

59 :なつめヴルタラーク!:04/06/15 00:48 ID:???
中学2年の鹿淵(ろくぶち)くんは忘れ物を取りに学校へやってきた際、狼川(おいぬがわ)なつめが
おさげで巨乳で委員長のめがねっ娘・玉澤久重の首筋を唾液まみれにしているところを目撃してしまう。
思春期厨房の妄想大爆発な鹿淵くん。翌日の体育の時間、また二人がこっそり抜け出していくところ
を見ていると顔面にサッカーボールをくらって鼻から大出血。体育終了後、保健委員のなつめに保健室
につれていかれる。手当てをするなつめだが

「ごめん…鹿淵…もうがまんできない…」
そういうとなつめは鹿淵にがばっと抱きついた。

焦る鹿淵。しかし体は別のことを考えていた。
狼川の感触が体温が吐息が鼓動が…
やらかくてあったかくてしめっぽくてドキドキで…

「いただきまーす」
なつめは鹿淵の首筋に噛み付いた。しかしまったく痛くない。むしろとても気持ちいい。
「まさかお前…吸血鬼?」
「違うよー人狼(ヴルタラーク)だよー。先祖代代こういう血筋なんで狼の血を抑える
ために人の血を吸ってんの」
そこには狼耳、もこもこのふわふわの手、しっぽまで生えたなつめがいた。
「やっぱひいちゃうよね…」
「人狼だろうが吸血鬼だろうが狼川は狼川だっ! 秘密は絶対守る! 血も好きな時に
吸ってくれ!」
「ではさっそく」と血を吸うなつめであった。
ここで鹿淵くんは吊り橋効果で狼川に恋したと感じます。

で、玉澤久重は巨乳なので肩が凝るということでなつめに血を吸ってもらっていたのだった。
しかし久重もなつめが好き。こうして玉澤と鹿淵による狼川争奪戦(?)が始まった。

続きは誰かよろしく。

60 :マロン名無しさん:04/06/15 02:00 ID:???
>>59
そんな人間関係を中心にその他の人物も絡んだり、
様々な妖怪変化が登場して(多くはエロい)騒動を起こす
ドタバタラブコメ漫画、と言えば一通りの説明にはなってないか。

より詳細を求める人がいれば書かねばなるまいが。

61 :マロン名無しさん:04/06/15 02:10 ID:???
>35
わざわざありがとう。一冊買ってみます。

62 :観用少女(プランツドール):04/06/15 03:23 ID:???
観用少女・プランツドールとは美しい少女の姿をした生きたお人形。
金を払えば誰でも買えるというわけでなく彼女たちは持ち主を自ら選ぶ。
一日三回のミルクと肥料の砂糖菓子、そして何より愛情を栄養として生きるのだ。
そんなプランツドールを扱う店、美しい青年が営むその場所には彼女たちに魅せられた様々な客が日々訪れる。



63 :観用少女(プランツドール):04/06/15 03:24 ID:???
『食卓のミルク』
ショウウィンドウに飾られていた一体のドールに一目ぼれした青年が店に訪れていた。
仕事も私生活も上手くいっていない彼は癒されるためのささやかな趣味としてドールを買うことにしたのだ。
一般には高級嗜好品であるそれを高い金を出して買い、エンジェルと名付ける。
その後青年はエンジェルがミルクを飲まないことを相談に来る。
そこでドールは昔から貴族の娯楽のためのものでドレスからミルクに
それを飲むためのカップまでドールの身の回り全てのものが高級品でなければならず、
恐ろしく手間も金もかかると知らされ普通の庶民である青年は冗談じゃないと怒る。
何の反応も示さずもう笑いもしないんだと嘆く青年に店主は「ドールはデリケートですから心の交流も必要ですよ」とアドバイスを送る。
彼女に"天使"を見たという買ったときの気持ちを思い出し、これまで以上に大切に扱った。
心を開き日増しに美しくなるエンジェルのために勤勉に働き彼女も微笑みで癒してくれる。
全てが上手くいっていたある日、酒に興味を示す彼女に思わずそれを飲ませてしまう。
最高の笑顔を見せる彼女にほだされ、ミルクと砂糖菓子以外与えてはいけないのに日に三度ミルクの酒を混ぜ飲ませ続けた。
その結果天使のようだったエンジェルは酒を覚え食事をし肥え太り、すっかり"女"という化け物と化してしまった。
こうして青年は責任とってそんな彼女のためにあくせく働き養わなくてはいけないのだった…。


64 : 観用少女(プランツドール):04/06/15 03:30 ID:???
『ポプリドール』
店には身なりの良いが憂鬱そうな男が来店していた。
彼の娘が気に入ったので仕方なくその娘とうりふたつのドールを買いに来ていたのだ。
三年前に赴任してきた彼はこの街の全てを嫌っており、早く故郷に帰りたいと常々思っていた。
特にこの地の"臭い"に関しては病的なほど敏感だった。
男の恋人はあのドールからはとても良い香りがするというが彼にはわからない。
恋人は娘と早く打ち解けたいと話す。娘は母親を亡くしてから言葉を発せず表情も無くしてしまっていたのだった。
彼は全てこの街に来てから悪くなったと吐き捨てる。
そして彼だけに感じるこの街の悪臭…。

そんな中、娘はドールと一緒に遊ぶうちに笑顔を取り戻してきた。喜び抱き上げた娘からふと臭うこの街の臭い。
娘は日毎に明るくなっていくようだが、人形の顔が娘に…いや娘がますます人形に似てきていることを感じる。
それにつれ屋敷の悪臭も酷くなってきたことも。
ついに耐え切れなくなり臭くてたまらないと使用人を全て解雇してしまった。
恋人は疲れてノイローゼになっているのではないかと医者を紹介する。
だが臭いの原因はドールと娘、恋人だった。
このドールは"香り玉"を飲み体から香りを放つポプリドールで、その玉を娘も恋人も一緒に飲んでいたのだ。
充満する悪臭はこの人形のせいか!と店主にドールを捨てるように投げて返した。
問題は貴方のほうにあると指摘する店主。冷たい目をしたドールが男を見返すが、置いて帰っていく。
実は過去、男の死んだ妻はこの街の人間と不倫していたのだった。
寂しかったの許してと訴え、そして手首を切って死んだ妻…。傍で娘が人形のように悲鳴を上げていた。

男は屋敷に帰りあの人形は返してきたと言う。
しかし男が捨てたのはドールではなく実の娘のほうだったのだ…。
「さてどうしようか、君のパパは正気で迎えに来てくれるのかなあ…」


65 :観用少女(プランツドール):04/06/15 03:31 ID:???
忘れてました、続きます。

66 :スパイラル〜推理の絆〜:04/06/15 10:22 ID:???
>>14はまだ続きます
書き忘れたすんません

67 :マロン名無しさん:04/06/15 10:45 ID:???
欝な話だな観用少女


AKIRAのあらすじお願いします。

68 :マロン名無しさん:04/06/15 13:23 ID:???
時間旋律
御伽噺シリーズ
お願いします。

69 :マロン名無しさん:04/06/15 14:15 ID:???
時間旋律、書けたんだけどパソコンが不調で何故かコピペが出来ない。

70 :ムーン・ライティング 14:04/06/15 18:13 ID:N6P9TspC
(49続き)

しばらく後。D・Dはリッキーに借りたランダム・ドット・ステレオグラムの本を見ていた。
1つだけ余計なドットの入った絵があるのだ。しかも、浮かんでくるS字の図形に見覚えがある。
トマスに絵を描いて説明すると、「君の会社の受付の壁に掛かっていた」と言われる。
本を借りた時のリッキーの様子から考えて、偶然のはずがない。

人間に戻ったD・Dは、トマスが止めるのも聞かず会社へと急いだ。
会社ののマークの裏には、埃をかぶったテープ(この作品が描かれた当時の記録媒体)が貼り付けてあった。
テープの内容を確認して、エレベーターを降りると、サリー・アンが待っていた。
彼女はロイのしたことを謝罪し、今後2度と手出しさせないと約束して立ち去る。

D・Dはテープをアンソニーに渡した。
ボスの処理の仕方によってはテープのコピーをマスコミに渡すと言うD・Dに、アンソニーはリッキーの仕組んだトリックを
始末するスタッフに加わることを要求。
トマスはD・Dの消極的な解決法が気に入らないが、D・Dは「オレは首尾一貫して事勿れ主義だ」と言う。
トマスは「臆病者」と言って立ち去る。

迎えに来たマイクとともに、プログラム処理に向かうD・D。また、自分を遠く感じる。
一方、トマスはドクターを訪ね、D・Dがトマスを実験材料にすることを断って、彼の手を噛んで行ったことを知る。
「ボクは吸血鬼じゃありませんよ」と言うトマス。
「狼男は噛んでもうつらないのかね?映画の『狼男アメリカン』では確か・・・」
ドクターは噛まれた手を見て、やっぱりトマスを調べてみることにする。

D・Dは作業を終え、酔い潰れていた。
トマスが電話すると、電話に出たD・Dは異様な呻き声を上げる。
トマスはジョン&オーツ社に何かされたか、あるいは自分の血のせいか、と心配して、タクシーで駆けつけるが、
D・Dは舌がつっただけだった。

71 :ムーン・ライティング 15:04/06/15 18:15 ID:N6P9TspC
その後、トマスはD・Dのアパートに居候。オズボーン家の家政婦とマイクとダンを招いてご馳走する。
家政婦はサリー・アンがスイスの特殊ボディガード養成学校に入ったと話す。ロイは遁走したきりだった。
彼らが帰った後、アイリーンが訪ねてくる。D・Dが連絡したのだ。
トマスは、こんなことをしたって帰らないからな、と言うが、D・Dは2人を部屋に残して出かける。

『翌日トマスはいなくなっていた―オレに朝食さえ置いてゆかず―
 余りに冷たく振られたので淋しくオレは出社した
 以後毎日出勤している』

ドクターと脳の機能について話すD・D。
「つまり・・・まだ脳のことはろくすっぽ分かっちゃいないんだ!ね?
 だったらリッキーの脳も・・・勝手に自己修復を始めることがないとは断言できないんだ」
説明しようとするドクターを遮って、そう考えることに決めた、と言うD・D。
彼には尻尾が生えていた。
一方ドクターの耳は豚耳に変化していた。
D・Dは耳付きの帽子をかぶり、狼の前脚形の手袋をはめて、ドクターを自室に残して出勤。
アンソニーは呆れ、いつも通りD・Dを叱り付ける。

『出勤しだす前にオレはボスがオレを煙たがるのではないか・・・と少々心配していた・・・が!
 最近は少し位は遠慮して欲しいと思っている

 それでもトマスにはオレの尻尾は皆に暖かく迎えられたと報告しようと思う
 そうでなければせっかく血を分けてくれたトマスと歴代の狼男たちに』

ケリーにケーキを見せられ、お手をするD・D。


「僕がすわっている場所」終わり

あともう1話あります。

72 :マロン名無しさん:04/06/15 19:31 ID:???
横たわるのは犬と豚〜♪

73 :観用少女(プランツドール):04/06/15 20:49 ID:???
『スノウホワイト』
ある宝石商の男が店に来る。
客に噂に聞いたプランツドールが流す涙が宝石を求められつい品切れですと嘘をついてしまった。
そんなもんどうしろってゆーんだと途方にくれこの店に"涙"を譲ってくれと頼みにきたのだ。
しかし"天国の涙"というドールが流す涙は極上のドールを極上の環境で愛し育て上げたときのみ生まれる奇跡の石なのだ。
ならばドールを買うしかないのかと店主に導かれ最上級品プランツ"白雪"と出会う。
しかし男は白雪に相手にされずショックを受け憤慨する。
だが彼の商売魂は諦めることを許さない。
要するに気に入られりゃいいんだろ!とあの手この手で白雪の機嫌をとるが彼女は眠ったまま。
ドールをただの人形としかみない男に店主は自分が宝石を扱うときにはどうしてるんですかと問う。
気持ちを込めて選んだ宝石をプレゼントすると白雪は一瞬微笑んだが気に入ったのは宝石だけ、また眠り続ける。

美しすぎたせいで愛されず白雪は以前一度返品されているらしい。
早く眠れる白雪に王子様が来るといいのにと店主に聞かされ、ならば俺が王子になる!と意気込む。
現実主義だった男はそんな自分に驚き赤面する。
そして通いつめる男に遂に白雪は微笑んでくれた。
感激する彼は「ただ欲しいからといって手に入れるだけが全てじゃない、そこには愛が必要なのだ!」と悟る。
"天国の涙"を求めていた客へは入手不可能と断り男は白雪と暮らし始めた。
男は絶対白雪を泣かせたりするものかーと誓うのだった。



74 :観用少女(プランツドール):04/06/15 20:50 ID:???
『スノウホワイト パート2』
ある若者が疲れきったようにドールの店前の道で足を引きずって歩く。
真面目に働いてきただけなのに馬鹿にされ蔑まれ俺が何をしたっていうんだ…。心の中で悲痛に叫ぶ男。
ええ、あなたは何にも悪くない…。
ふと目の前に飾られるドールが優しくそう言ったような気がした。

店の中、店主にもてなされ茶をいただく青年。
俺はあんたの客になれるような金持ちじゃないよ、中に入れてもらってさっきのドールを傍で見られただけで
感謝してると微笑む。青年がそのドールを見つめていると彼女が頬に手を伸ばしてきた。
驚く青年に店主は貴方は気に入られてしまってドールが付いていきたがっていると話す。
自分は極貧で明日の飯にも困るほどだから買えるわがけないと慌てて断る。
しかしプランツドールは一度気に入った人が出来てしまうと他の客には目もくれなくなるためにこのドールは他に売れないのだという。
ふと店主は思い出したように語る。昔ドールを盗まれたことがあって保険に入った、
ドールは気に入った客には付いていくし盗むのは簡単だと青年に言い聞かせるように話す。
「困った困った」と言いながらわざとらしくその場を離れる。
店主は暗にドールを盗めと言ってるのだ。
取り残された青年は、こんな高価な人形、盗んだら死刑ものじゃないかー!と動揺する。
だが青年はドールを見つめる。べったり懐き幸せそうに微笑むドールを見て心を決める。
「そうだよあんたを養うためになんだってやるさ…なんたってあんたは俺を初めて必要としてくれたんだから…」
青年の手を優しく包み込む小さなドールの手。

数ヵ月後、店には刑事が来ていた。
あの人形を店に返しておいてほしいと男の手紙が残っていたので返しに来たのだ。
盗まれたのかと尋ねる刑事にお買い上げいたんですよと答える店主。
あの青年は苦労した挙句難病を患い不幸な人生だったが死ぬ前の何ヶ月かは穏やかに暮らしていたという。
店主は、質素な服を着てはいたが荒れておらず美しくなって帰ってきたドールを見、
「良く判ります、さぞや大切に愛しんでくださったのでしょう」とつぶやく。
刑事が去った後「おかえりキレイになってかえってきたね」と話しかける。
するとドールは目を開き静かに青色の涙をこぼした。


75 :観用少女(プランツドール):04/06/15 20:51 ID:???
(続く)

76 :マロン名無しさん:04/06/15 21:21 ID:???
ふたばくんチェンジ!のストーリーをお願いします。

77 :マロン名無しさん:04/06/15 22:53 ID:???
「タイムスキップ真央ちゃん」が男キャラがカワイイと聞いたのでどうかお願いしますお願いします

78 :ベルセルク:04/06/16 12:39 ID:???
ゾッドにはね飛ばされて怪我をしたグリフィスのところには、
宮廷のお偉方も見舞いに訪れた。
成り上がりとして嫌う者達もいる一方、今の内に近付いておこうと
考える者達もいるのだった。
だが一方、キャスカはあの時ゾッドが飛び去った直後、グリフィスを
抱え上げて「貴様のせいだ!!!」とガッツに叫ぶなど、対立を深めていた。

そんな中ガッツが剣を振っていると、松葉杖を突いて散歩に出たグリフィスが
現れる。話し込む中「オレはおまえのために体をはることにいちいち理由が
必要なのか」と口にするグリフィスだが・・・
そこにミッドランド王自らが姿を見せる。
爵位を授けるなどグリフィスを高く買い、期待を寄せている王に対して、
王の弟で白龍将軍にして第二王位継承権者・ユリウス伯は
成り上がりのグリフィスを快く思っていない様子。
また王の一人娘・シャルロット姫も姿を見せ、グリフィスと初めての接触を持つ。

グリフィスの台頭と人気が気に入らないユリウスだが、更に衝撃的な
事実を告げられる。今度の“秋の狩り”での王の警護、代々白龍騎士団に
任せられてきたこの栄誉ある任務が、今年は鷹の団に任せられるというのだ。
それを告げたフォス大臣は更に、このままでは猛将ユリウス将軍の名も危ういのでは、
と煽り、狩りでの事故の見せかけてグリフィスを暗殺することをそそのかす。

79 :ベルセルク:04/06/16 12:41 ID:???
さて、“秋の狩り”が実施される。
警護の任の中、グリフィスはシャルロットに近付く。
狩りは残酷で好きになれないというシャルロット。更に続けて「戦もそう・・・
どうして男の方は血を流すことばかり好むのですか?」と言う。
だがグリフィスは黙って木の葉を取り、草笛の遊びを教えるのだった。
微笑むシャルロット。だがそんな時、茂みから飛び出した1頭のイノシシに
シャルロットの馬が驚き、走り出してしまう。真っ先に追いかけるグリフィス。
だがグリフィスが集団を離れたのに、ユリウスと側近の弓の名手を目を付ける。
川の中でようやくグリフィスが追いつき、馬を止めて「戻りましょう」と言った時、
グリフィスの鎧の胸に毒矢が突き刺さった。
後を追ってきた鷹の団のメンバーが慌てて駆け寄る。
だがしかし、グリフィスは無事だった。
偶然にも首にかけていたベヘリットが盾になったのだ。

この件は「チューダーの暗殺者が姫を狙った」として片付き、
グリフィスは姫の命を救った英雄となる。
結果的に昇進の助けをしてしまったユリウスは、激しく荒れる。

80 :ベルセルク:04/06/16 12:41 ID:???
その晩、ガッツはグリフィスに呼び出される。
グリフィスは毒矢が自分を狙ったものであることを見抜いていた。
更に、矢に塗られていた毒はカラバル豆のもの。これを扱っている医者は町中で
ただ一軒。そこで最近購入した者は、白龍騎士団随一の弓の名手だという。
更に侍女に金を掴ませ、その男が夕方ユリウスにしぼられていたこと、その時に
今回の暗殺騒ぎのことを話していたらしいこと、まで突き止めた。
そして、グリフィスはガッツに、ユリウスの暗殺を頼む。
「汚い仕事だし決して失敗も顔を見られことも許されない」と言った上で、
「だからこそおまえに頼みたい。頼まれくれるか?」というグリフィス。
ガッツは答える。
「らしくねえな。しのごの言わずに命令すりゃいいんだよ。いつも通り」

うまくユリウス邸に潜入までは成功したガッツだが、ユリウスが息子のアドニスを
剣の稽古でしごいているのを見てしまう。
不覚にもこんな時に、ガンビーノと自分のことを思い出してしまうガッツ。

ユリウスの部屋に侵入、斬り伏せることに成功するが、その時運悪く部屋に
入ってきた人物があった。見られた、とその者も剣で突き殺するが、
それはあのアドニスだった。
少し戸惑っている間に騒ぎを聞きつけた衛兵が来てしまう。衛兵もすぐに斬り殺したが、
騒ぎは大きくなり、最早気付かれずに脱出することは不可能になった。
やむを得ずフードで顔を隠し、追いすがる兵を斬り伏せながら逃げるガッツ。
左腕に矢を受けたが、そのまま塀を飛び降り、下水道に逃げ込んだ。

81 :ベルセルク:04/06/16 12:42 ID:???
鷹の団の主要メンバーが食事をしているところに濡れて汚れた姿でガッツは現れるが、
「グリフィスはシャルロット主催の晩餐会に出席している」ということだけを聞くと、
そのまま出て行ってしまう。その時キャスカは、左腕の矢傷に目を止める。
晩餐会の行われている館にガッツが近付くと、宴席を抜け出したグリフィスと
シャルロットが館の前で話しているところだった。
進み出ようとするガッツを、追ってきたキャスカは「そのカッコで行くつもりか?」と
制止し、自分の服の袖を裂いて傷の手当てをする。

「どうして男は血を流すことばかり〜」という昼間のシャルロットの疑問に、
グリフィスは「貴いものを勝ち取り守るため」と言う。更にその貴いものとは、
家族や恋人という人もいるが、おそらくそれ以前に、「自分自身のために成す夢」だとも。
“夢”というものについて語るグリフィス。一方では平民出身とは思えない貴族的な姿、
また時には草笛の遊びを教えたりする一面、そんなグリフィスに、確かに
シャルロットも惹かれつつあるようだった。だが彼女が「あなたのお友達の方々も
そんな魅力に引かれてあなたについて来られたのでしょうね」と言うと、
グリフィスは言った。彼らは部下であり仲間であるが、友とは違うと。
「決して人の夢にすがったりはしない・・・自分の生きる理由は自らが定め
進んでいく者・・・そしてその夢を踏みにじる者があれば全身全霊をかけて立ち向かう・・・
たとえそれがこの私自身であったとしても・・・私にとって友とは、
そんな“対等の者”だと思っています」
その言葉に、立ち聞きしていたガッツは強い衝撃を受ける。

そんな中、ユリウス暗殺の報が入り、大騒ぎになる。
ガッツは黙って去り、キャスカはその傷に目を向けていた――

(続く)

82 :RAVE:04/06/16 16:51 ID:???
前スレ>232続き

ハルは、プルーのお陰で正気を取り戻すが、後遺症により剣も握れない。
シュダはルシアに取引を持ち掛けた。シンクレアを渡すからハルを殺すなと。
しかしシンクレアを受け取った途端、シュダを斬り落とすルシア。
ハルは怒りによって遂にルシアを打ち負かした。けれど、殺す事は出来なかった。
「それでいい…お前の勝ちだ」
生きていたシュダに、皆、喜んだ。

そこに突然、『エンドレス』が現れた。凄まじい破壊力に何も出来ないハル達。
続いて現れた四天魔王メギドは、エンドレスの動きを一時的に止めてくれ、ルシアを引き取り去って行った。

エンドレスとは、遥か昔、誰かが時間を操作した為に生まれた魔物だった。
倒すことは不可能と言われるが、エーテリオンなら倒せるかもしれないという。
その為には、全てのレイヴを揃え、エリーの記憶を取り戻す必要がある。
DCにシンクレアが奪われ、圧倒的不利だが、シュダは全てを揃わせない為に手を打っていた。
オウガのシンクレアは、現在、DC本部ではなく、ハジャの手にある。それを追っているのは、あのジークだった。

時を刻む街ミルディアン。ジークは、ハジャを追って故郷に来ていた。
街の最高権力者・ミルツに会い、世界の為にハジャを倒さねばならないと熱弁。
しかし、ミルツはハジャと手を組んでいた。ジークは反逆者とされてしまう。
1000人の街人(全員魔導師)相手に魔法剣で挑み、見事勝利。ジークは、続いてミルツを一撃で倒した。
そして無限の魔力を持つハジャに、ジークは1000人分の魔力を吸収した体で挑む。

21巻終わり


83 :RAVE:04/06/16 16:53 ID:???
ハジャはジークとの決戦の場所を街の地下へと移した。そこには『超魔法クロノス』が封印されていた。
この世で唯一エーテリオンに近い力を持つという禁呪。
封印を解くには大魔道(=ジーク)の命を生け贄にする必要がある。
クロノスを得ることこそがハジャの真の目的だった。

7日後。ミルツは様子を見に地下へやって来た。不眠不休で戦っている二人に驚く。
そして、ハジャの真の目的がクロノスと知り、阻止すべく立ち上がった。
無限のハジャには到底敵わない。しかし、それでも諦めないミルツの姿に、ハルを思い出すジーク。
ジークは、ミルツの杖でハジャを突き刺した。“魔導士は、魔力なき物は防げない”ハルのお陰だった。
ハジャは死の間際、全力の魔力でもってジークを道連れに自爆した。
けれど、ジークは生きていた。戦いの最中にハジャを超えたのだろう。
ハジャの持っていたシンクレアを地下に封印し、ジークは安心したように眠った。

一方のハル達は、資金不足を解消すべく、舞姫の村リベイラの舞踊大会に出る事にした。
姉の元彼、ブランチと再会するハル。ブランチはDCの部隊長になっていた。
嫌いながらもブランチが気になるハル。ムジカはブランチのパートナーの少女が気になっていた。

大会当日。前回優勝者はあのユリウス(六析将軍・ナルシスト)だった。
そして、ブランチのパートナーは、ユリウスを狙う暗殺者だった。

22巻終わり


84 :RAVE:04/06/16 16:55 ID:???
エリーの出番がやってきた。“舞姫の曲”が流れ、エリーの体は勝手に動く。
50年程前、村を襲う大蛇がいた。そこへやってきた踊り子リーシャ。
その踊りは素晴らしく、大蛇までもが魅了され、以来、大蛇は二度と現れなかったという。
“舞姫様”の再来を思わせるエリーの舞に皆感動し、見事優勝を勝ち取る。

そこへDCの傘下に入ったBGが攻めてきた。レットとジュリアも加わり、急いでユリウスを捜しに行くハル。
部屋には、暗殺者の少女が、ユリウスに銃口を突き付けていた。
ユリウスは、エリーの舞にすっかり意気消沈。エリーとは争いたくないと涙していた。
少女はユリウス暗殺に失敗し、自分で舌を噛み切った。

避難所には村人が集まっていた。BGの目的がエリーだと知ると、皆エリーを守ってくれる。
そして、リーシャに魅了されたという大蛇が現れ、エリーと村を救ってくれた。

暗殺者の少女は、ブランチによって、BGの船へ連れて行かれていた。
少女は、DCに対抗する民兵組織『解放軍』のリーダーの娘 ナギサ。
BGの幹部から、解放軍のアジトを吐かせられなければ殺すと脅され、ブランチはナギサを拷問する。
ナギサは、酷い拷問にも決してアジトの場所を吐かなかった。
さらわれたナギサを助けにきたハル達。ムジカは、ナギサにレイナをだぶらせ、ブランチとBGに怒りをぶつける。
ムジカの活躍により、ナギサ奪還は成功し、BGの飛行機を奪ってハル達は船を後にした。

23巻終わり


85 :RAVE:04/06/16 16:57 ID:???
ナギサの為、病院を探すが、周りには街の姿はない。
ナギサが、アジトに案内しようと申し出るが、ムジカは断る。
そんな中、BGから定期通信が入った。解放軍のアジトが判明し、一斉攻撃をしかけるという内容だった。
ナギサが命掛けで守った場所が、何故…急いでアジトに向かう一行。
しかし、それは罠だった。BGの船でアジトに向かった為、場所を知られてしまう。
遂に解放軍とBG六つの盾(シックスガード)の戦いが始まった。
六つの盾は、元々DCの六祈将軍を倒す為に集められた戦士達。実力も互角かそれ以上。
解放軍のリーダー・ユーマとハル、レット、ムジカ、エリー、ジュリアは六つの盾とそれぞれ一対一で戦うことに。
レットとルビーがまず一人を倒し、ジュリアもかろうじて一人倒すことに成功。
ハルは、エリーを庇いながらの戦いに苦戦する。
六つの盾の一人、コアラは、エリーを捕まえる任務を受けていた。隙を突かれエリーはさらわれる。
追い掛けようとしたハルの前には不気味なロボットが立ちはだかった。

コアラとの戦いで、地下に落とされるエリー。エリーは地面に突き刺さった杖を見つけ、手に取る。
時空の杖。エリーは、それを使いこなしコアラを倒した。
コアラは、時空の杖に覚えがあった。船長が欲しがったものだ。恐ろしい力がある事をエリーはまだ知らない。

一方のハルは、不気味なロボットと戦っていたが、サクリファーの後遺症に苦しむ。
一瞬の隙を突かれ、殺されそうになるが、寸前でぴたりとロボットの動きが止まった。
中からは「たすけて…」と、か細い声が聞こえた。

24巻終わり
→続く

86 :僕と彼女の××× 1:04/06/16 17:15 ID:???
艶やかな長い黒髪を持つ美少女・桃井菜々子はその外見に反し荒々しい男前な性格。
菜々子に購買でヤキソバパンを横取りされて一目ぼれした上原あきらはハンサムだがウジウジした男。
風邪で休んだ桃井家を訪れたあきらは菜々子の祖父・萬造(マッドサイエンティスト)の人体実験にまきこまれ
あきらと菜々子の人格が入れ替わってしまう。
実験のショックで製作10年の装置は壊れ、萬造は明日から老人会の旅行でハワイ行きのため、とりあえず
しばらくは入れ替わったまま生活することに。
あきらが入った菜々子の部屋は散らかり放題、着替え中に菜々子の体を凝視していたことで萬造に小遣い銭を
せびられ泣き、あきらの体で上原家に帰った菜々子はあきらの妹・美羽の生意気な態度を暴力的にシメ、それに
男らしい頼りがいを感じる上原夫妻。
翌朝、入れ替わったことにショックと罪悪感を持つあきらに対し、すでにアレコレと体験して清々しい顔の菜々子だった。

87 :マロン名無しさん:04/06/16 18:28 ID:???
「俺がお前でお前が俺で」みたいだな

88 :9th SLEEP 第3話(1):04/06/16 19:33 ID:???
三度目の母・セシルはルーグを疎んじ、彼は虐待を受けながら育つ。
そして雪の降る夜、4歳のルーグはついに家を追い出されてしまう。
そこに現れたメルガは、ルーグを天上都市へ連れて行った。
今生での記憶しかないルーグを自らの手で育て、今度こそ儀式を全うさせるためである。
月日は流れ、ルーグは健やかに成長し、間もなく覚醒の時を迎えようとしていた。
だが、剣の稽古では熱心さに欠け、冗談だとは言いながらも闘いを拒むような言葉を口にするルーグに、
メルガはかすかな不安をいだく。
更にルーグは人間や愛などにこだわりを見せ、少なからずメルガを戸惑わせるのだった。
実はこの時、ルーグは既に前世の記憶を取り戻していたのだが、メルガには知る由もない事だった。
ある日メルガは下界へ降りた。
ルーグの母・セシルを殺すためだ。
セシルは幼いルーグに辛く当ったことを後悔し、ルーグを探して街を彷徨っていた。
ルーグがこれを知れば、彼はまた人間に執着し自分から逃げるかもしれない、メルガはそう思ったのだ。
セシルに向けて振り下ろされるメルガの剣。
しかしそれはルーグによって阻止された。
ルーグは既にセシルが自分を探していることを知っており、疾うに彼女を許していた。
それでも彼が下界へ戻らなかったのは、再び母を不幸にしてしまうかもしれないという不安と、
兄を慕う気持ちがあったからだった。                                (つづく)

89 :9th SLEEP 第3話(2):04/06/16 20:36 ID:???
「生まれる前から、あなたとは闘わないと決めていた」
メルガにそう告げたルーグは、白の獅子王へと変化する。
それは同時に代々の王の記憶も蘇らせ、ある『真実』をルーグに伝えた。
残酷な『真実』に顔を曇らせるルーグ。
ちょうどその時、上空から警報と共に「修正」の言葉が響き渡り、
ルーグとメルガは強制的に天上都市へと連れ戻されてしまう。
修正勧告を受けたのはメルガだった。
『冷酷非情な黒の王』の役を果たしていないため、というのがその理由である。
そしてメルガは、自分が白の獅子王のための『贄』だと言われ愕然とする。
それこそは、ルーグがメルガに最も知らせたくなかった『真実』だった。
天上都市が惑星上空に配置された時から、都市の人間にはそれぞれに役が与えられていたのだ。
王の子を産む女の役、王を見守る臣下の役…。
そして黒の獅子王とは、白の獅子王に試練を与え、
相手をより強き支配者と成す為のみに存在する役だったのである。
(天上都市最初の王位継承の儀式は、兄弟対決だったと思われます。
初っ端から負けっぱなしのメルガは、闘っては眠ることを延々と繰り返してきました。
白の王は世代交代していますが、その度に記憶も引き継ぐので、心理的には同一の人間ととれます。
多分、遺伝子的にも同一、もしくはほぼ同一に近い個体として生まれるんだと思いますけど…。
だから結局いつの儀式も『兄弟対決』になるんですね。
…何で気付かねーんだ、メルガは。と思ってはいけません。 きっと修正され、マインドコントロールされているのでしょう。)

90 :9th SLEEP 第3話(3):04/06/16 21:29 ID:???
話を聞き逆上したメルガは、剣を手にしてルーグに襲いかかった。
今度こそ、シナリオ通りではない本当の決闘をするために。
ルーグはその意を汲んで闘うが、力及ばず追いつめられてしまう。
覚悟を決めたルーグは、自分の望みをメルガに伝える。
「神はもう人を過保護に扱うべきではない。 時には厳しく、時には優しく、人が自立できるよう育ててほしい」と。
ルーグは目を閉じ最後の時を待った。
しかしメルガの剣は震え、ルーグに止めを刺すことができない。
ところがその時、ルーグの言葉を天上都市の否定と受け取った一族の者の手により、
ルーグは背後から刺されてしまう。
「死ぬな! 私の前でもう死ぬな…!」
そう叫び、メルガは瀕死のルーグを抱きしめて泣いた。
メルガはルーグに死なれる度、そうとは気づかず喪失の悲しみを募らせていたのだ。
ましてや今、腕の中で死にかけているのは、メルガが自ら育てた弟なのである。
人の情というものを、彼はようやく理解した。
自分の気持ちに気づいたメルガは黒いライオンに変身し、その背にルーグを乗せて下界へ消える。
その後、王のいない天上都市の機能はゆっくりと失われていった。
けれどそれを補うように、地上は人の手によって少しづつ緑を増やしていく。
神は神を捨て、人は神の手を離れ、惑星は再び時を刻み始めた。
                                             (もうちょっとだけつづく)

91 :9th SLEEP 第3話(4):04/06/16 22:17 ID:???
その惑星には一つの神話があった。
『全てが崩壊し、惑星そのものが死んだ時、神が現れ世界を救った。
神は今も天に居り、緑少ない地上に大気を与えているという――』
だが、真実を知る者は一人もいない。


ある町の近くに、大きく立派な森があった。
そこには、傷の癒える湖や薬となる木の実など、不思議な物が多くある。
人はその森を『神の森』と呼んだ。
そしてその森の奥には、二人の神が住んでいる――。

                                                      END

題名は「9th〜」ですが、話は3話でおしまいです。(あと描き下ろしの「EVER GREEN」)
前レスで終わらせようと思ったんですが、文章が上手くまとまらず、はみ出してしまいました。 すみません。

92 :マロン名無しさん:04/06/16 23:12 ID:???
乙。うまくまとまってると思う。いい話だね。

93 : 僕と彼女の××× 2:04/06/17 06:30 ID:???
突然ですが、これ以降は特に説明を入れていない場合は
あきら(中身は菜々子。ハンサムな外見に荒々しい性格) 
菜々子(中身はあきら。美しい外見に繊細な性格)
とさせていただきます。

教室であきらの活発な挨拶に疑問をいだく親友の千本木(男)と菜々子の丁寧な挨拶に疑問をいだく親友の椎名(女)。
体育の授業のため着替えるが幸せを感じているその最中、ふざけて胸を揉まれて激しく鼻血を噴き
生理中の椎名とともに見学になった菜々子。バスケで男の肉体の強さを満喫していたあきらだが
椎名の体調悪化に気付きお姫様抱っこで保健室に連れて行き、菜々子と千本木もついて行く。
頼りがいのあるあきらに頬を赤らめて感謝する椎名と、男の自分が女子に男らしさで負けていることに
涙する菜々子にドキッとしてしまう千本木。

無事放課後を迎え帰宅する菜々子。萬造のいない間に風呂場で菜々子の体をじっくり観察しようとするが
鏡に向かって足を開いた瞬間殺気だったあきらにみつかり目隠しで体を洗われてしまう。
翌日の教室、満足そうな笑みの菜々子に魅了される千本木ほか男子多数。
空手部への入部を表明するあきらにめまいを覚える菜々子だが、千本木はその菜々子の様子にかつて
抱いていた凶暴なイメージが打ち消されていくのを感じる。一方、女子たちにモテまくりのあきらに
昨日の礼が言えた椎名だがその笑顔に何故かときめくあきら、そして「ごめん」とあきらに声をかける千本木だが
(菜々子の体の中の)あきら本人はその意味を理解していなかった。

94 :マロン名無しさん:04/06/17 20:26 ID:???
習慣少年漫画板みたいに60行まで書ければいいのにな

95 :マロン名無しさん:04/06/17 23:38 ID:???
あれ?「オリスルートの銀の小枝」ってリクエストに入ってなかったっけ?
まとめサイトにも出てないけど、確か同作者の「辺境警備」といっしょにリクエストされてたはずなんだが…


96 : ◆ncXKkmcQGA :04/06/18 03:48 ID:???
>>95
だいぶ前に予約が入ったのでそっちにうつしますた。

97 :マロン名無しさん:04/06/18 12:10 ID:???
「ナツノクモ」をお願いします。

98 :マロ名無しさん:04/06/18 22:33 ID:b5CRKnrj
ザ・ワールド・イズ・マインをおながいします。
友人に「絶対読め」といわれたのですが、我が県で一番大きな
まんが喫茶にはありませんでした。

かわりといってはなんですが、「ベルサイユのばら」書きます。
うろ覚えで、アバウトにしかかけませんが、しばらくお待ちねがいます。

99 :マロン名無しさん:04/06/18 23:33 ID:???
>>98
やっちゃいけないこととやっていいことの区別が付いてない、
命には平等に価値が無い、を信条にしているゴッツイ連続殺人鬼がいて、
そいつのある種純粋な"強さ"みたいなのにあこがれた一人の常人がいて、
その常人はゴッツイ殺人鬼を独り占めにしたって勘違いして
どんどん増長していくんだけど、結局常人は常人でしかなくて
それ相応の報いを受けた挙句地獄を見る羽目に。

ゴッツイ殺人鬼のほうはずっと一緒に行動してた前述の常人のことなんて
実は全く気にすら留めてないような人間で殺して殺して殺し続ける。
そんな彼にも唯一心を許した女性がいたんだけど
そいつが警察官に過って撃ち殺されてしまい、彼はひとしきり慟哭した後姿を消す。

んでその後姿を現したときにはなんか悟った風になっちゃってて
無意味な殺しとか暴力とかはなくなってんだけど、
カリスマ性だけは過剰なまでに肥大していて世界中が彼のとりこになる。
んで、支持者とかこいつの言葉を拡大解釈したがる
テロリストなんかが日本中のみならず世界中にあふれ出しちゃう。

100 :マロン名無しさん:04/06/18 23:39 ID:???
時を同じくしてヒグマの化け物ヒグマドンってのがいて
そいつは殺人鬼が日本殺戮行脚をしてる最中
ちょくちょく挿話的に、これまた日本中をパニックにしてる様が描かれてたんだけど
自衛隊の頑張りによってなんとか捕獲され、アメリカに輸送されることになる。
そいつはアメリカに輸送される最中に、
海の真ん中でどんどん巨大化していってて
アメリカはそいつに核ミサイル五発を打ち込んだりする。
この辺どう解釈するかはわかれると思うけれども、
まぁ主人公たる殺人鬼の拡大と偶然にもこいつの巨大化が合致するのは
なんらかの寓話的意図をはらんでいるのやもしれん。

101 :マロン名無しさん:04/06/18 23:40 ID:???
んでそのあと、カリスマは病気で死んじゃうんだけど
その死体はハッキングされたロケットで宇宙に打ち上げられる。
カリスマの死後、カリスマのシンパによって核戦争が引き起こされて世界は滅ぶ。

カリスマの死体は何年か何万年か何百万年か後に
外宇宙の名前の無い星にたどりついて、それからさらに数億年、
そのカリスマの死体のタンパク質だのなんだのから進化した新たな生命が生まれ
それからさらに数億年後、その生命が文化を持つに至って最終回

「神はあなただ」

みたいな話。意図的に省いた部分も多いから、読める機会がありゃ読むといいと思いますよ。

102 :マロン名無しさん:04/06/19 00:38 ID:???
未解決リスト見てたら『カンタレラ』があったので、やります。

103 :カンタレラ人物紹介:04/06/19 01:26 ID:???
著者 氷栗優
秋田プリンセス・コミックス
【チェーザレ・ボルジア】
主人公。聖職者ロドリゴの息子だが、表向きは甥として育てられる。
【ルクレツィア・ボルジア】
チェーザレを慕う彼の妹。その美しさゆえに数奇な人生を歩む。
【ホアン・ボルジア】
チェーザレの弟。父に溺愛され、高い地位を与えられるが、実は無能の人。
【ロドリゴ枢機卿】
チェーザレ達の実父。聖職者でありながら女癖が悪く、野心家。
【ローヴェレ枢機卿】
共に法王の地位を狙う、ロドリゴのライバル。
【ヴァノッツァ】
ロドリゴの愛人で、ルクレツィアとホアンの母。実子ではないチェーザレにも優しく、平等な人。
【キアロ=ミケロット】
暗殺を生業とする父・ミケロットの名前を継ぐ二代目。本名キアロ。
【ジュリア】
ロドリゴの新しい愛人。人妻。
【オルシーノ・オルシーニ】
ジュリアの夫。チェーザレとはスペイン筋の親戚に当たり、少年時代、チェーザレはオルシーニ家で過ごす。
【マルローネ】
オルシーニ家に雇われている傭兵。凄腕の剣士。
【アドリアーナ】
オルシーノの母。

異常に登場人物が多い漫画なので、機会があればまた紹介します。
チェーザレは歴史上の人物ですが、この中では史実:2創作:8って感じでしょうか…

104 :マロン名無しさん:04/06/19 02:13 ID:???
>>99-101
上からのつながりから見て、それが「ザ・ワールド・イズ・マイン」てことでいいの?

105 :カンタレラ 1:04/06/19 02:25 ID:???
1475年、ローマ。
ロドリゴ枢機卿の子供を身籠ったナキーネは、雷に打たれ、早産する。
ナキーネを見舞ったロドリゴは、彼女が落雷の瞬間
「契約は成された」と何者かの声を聞いたと告げられる。
我が子の行く末を悲観したナキーネは、赤ん坊を殺そうとするが、
子供を守る様に黒いモヤが現れ、ナキーネの館が焼け、子供だけが生き残る。
ロドリゴは子供にチェーザレと名付け、新しい愛人・ヴァノッツァに託す。
ルクレツィアとホアンが産まれ、チェーザレが少年になった頃、
ヴァノッツァとの関係が噂になり始め、ロドリゴは彼女を他家へ嫁がせる。
別れの日、ヴァノッツァと離れるのが辛いと負の感情に捕われたチェーザレの周りに、またも黒いモヤが…
しかしヴァノッツァはそれを振り払い、チェーザレにロザリオ(十字架のペンダント)を渡し、去る。
父に溺愛されるホアンは将来の為、スペイン宮廷に行き、チェーザレとルクレツィアは、オルシーニ家に預けられる。
美少年に育ったチェーザレは着いた早々ルクレツィアと離され、
妻・ジュリアをロドリゴに寝取られたオルシーノに乱暴されそうになるが、
傭兵マルローネに助けられ、彼に剣を習う事にする。
剣の腕も上達し、兄の様にマルローネを慕うチェーザレであったが
ある夜、マルローネがジュリアと関係しているのを目撃。
話を立ち聞きしたチェーザレは、マルローネがロドリゴへの刺客である事を知る。
父を守る為、ジュリアが毒入りの酒を運ぶのを邪魔するチェーザレだったが
騒ぎを聞き付けたロドリゴはジュリアを信じ、チェーザレをローマから離れたペルージアの神学校へやる事を決断する。
家を飛び出したチェーザレの前にマルローネが現れる。
暗殺に失敗し、逃げると言うマルローネに「連れて行ってくれ」とすがるチェーザレ。
優しくなだめるふりをしながら、マルローネはチェーザレに剣を突き立てる。
呆然と我が身に刺さった剣を見つめるチェーザレの周りには黒いモヤが現れ、彼の傷を癒すと、マルローネに纏わりつく。
チェーザレはマルローネを斬り、涙は心の奥で凍ったと、非情に生きる決心を固める。
続く

106 :98:04/06/19 02:46 ID:???
>>99-101こんなに早くありがとうございます!
おかげさまで、読みたくなってしまいました。
アマゾンとかで購入としよう思います。
ここで聞いてみて良かったです。
でも早いのに文章うまいですね。うらやますい。

では、約束どおりアバウトなベルばらやります。

107 :ベルサイユのばら1:04/06/19 02:52 ID:IFw4fvaG
ベルサイユのばら 池田理代子
間違い有ったら突っ込みおながいします。

ルイ14世が太陽王といわれた頃〜フランス革命までの
お話です。
実際のフランスの歴史にからめたフィクションみたい。
主人公は多分「オスカル」「アントワネット」「フェルゼン」の3人。

マリー=アントワネットはオーストリアのお姫さま。
何不自由なく育ち、美しい少女であった。

オスカルはフランスの名門貴族の一員。女だが武道に長け、兵士として男装している。
同じ屋敷にいとこのアンドレが居候している。アンドレとは小さな頃から兄弟のように育った。このアンドレはなんと平民。オスカルの家とのつながりで特別に貴族と同じように宮廷へ出入りしている。

フェルゼンはスウェーデンの貴公子。
外交上の付き合いでたまにフランスにくる。

ルイ14世(太陽王というニックネームは世界史選択の受験生なら誰でも知ってる)が治めていた時代から物語は始まる。


アントワネットは15才という幼い年齢でフランスの王子と政略結婚させられる。
アントワネットの母マリア=テレジアが
オーストリア国民の安全のため、いわば人質として差し出したもの。
この頃のフランスは絶対王政の最盛期で、周囲の国々にも絶大な脅威だった。

夫となる王子もやはりまだ子供で、毒にも薬にもならないような人間だった。アントワネットはただ一人フランスの王室に入り、異国の人間として孤独を募らせる。
オスカルは権力よりも正しさを優先する人間で、アントワネットの孤独を理解し、冷たい他の貴族たちと違い、良心のままに暖かく接した。


108 :ベルサイユのばら2:04/06/19 02:55 ID:IFw4fvaG
ルイ14世は絶対的な君主として君臨しており、その愛人は
貴族たちに自分の強さを誇示するようにしていた。

宮殿では、位の低いものが自分から相手へ話し掛けるという慣習があったが、
気高きオーストリアの王女アントワネットは、
卑しいその王の愛人に憤りを感じ、無視しようとする。
しかし周囲の圧力に負け、アントワネットは
「今日はよいお天気ですこと。」
と自分から話かける。
アントワネットは屈辱に耐え兼ねて泣く。

そのアントワネットの誇り高い様子にオスカルは感動する。

そんなある日突然ルイ14世が病に倒れた。
天然痘である。
当時は不治の病。顔をただれさせ、最期に牧師を前にして、
「自分は傲慢であった。これは報いだ」と懺悔をして、死んだ。

あっけないルイ14世の死によって、
アントワネットの夫、ルイ16世が即位することになった。
国王ルイ16世20才、王妃アントワネット19才(ぐらい?)。
若すぎる国王・王妃の誕生であった。


109 :ベルサイユのばら3:04/06/19 02:56 ID:IFw4fvaG
ルイ16世は即位してもやっぱり人当たりはいいが
君主としてのリーダーシップや決断力はなく、
何か有るとすぐ趣味の錠前づくりに逃げてしまう、情けない男だった。
アントワネットは王妃になったとたん、
これまで押さえられてきたものが破裂したかのように
無邪気に奔放に権力と散財を満喫する。

もともと美貌に恵まれたアントワネットは
今や、権力、財力、美貌のすべてを手に入れてしまった。
しかし若さゆえ無邪気にそれを使ってしまう。
権力を使ってどんどん自分の取り巻きを良いポストにつけたため政治は腐ってしまった。
財力も自分に無尽蔵に与えられたかのように一時の享楽のためにどんどん使ってしまう。国で禁じられている賭博さえも連日行って、取り巻きの貴族に金を巻き上げられ続けた。
美貌を使って・・・アントワネットは宮廷内のファッションリーダーになると同時に、不倫の恋をしてしまう。その相手はフェルゼン。男らしさと思慮深さを兼ね備えたフェルゼンは、ルイ16世にはないものを持っていた。
一目会ったその日から恋の花咲くこともある…
激しく惹かれ会う二人。
でも不倫ですから。こそこそと逢瀬を重ねていても、
フェルゼンは辛さに絶えられなくなり国に帰ってしまう。
フェルゼンはフランス滞在中に親友となったオスカルに
「アントワネット様を守ってあげて欲しい」と告げてフランスを去る。
アントワネットは突然のフェルゼンの帰国に取り乱し、悲しみにくれる。
一応王妃といったら国民のアイドルたるべき存在であるはずなのに、
ふさぎこんで国民への愛想など考える余裕は全くない。


110 :ベルサイユのばら4:04/06/19 03:00 ID:IFw4fvaG
弱腰のルイ16世はそんなアントワネットの暴走を止められない。
子供は結婚してから8年ほど経ってからようやくでき、王子2人、王女1人をもうけたが、ルイ16世もアントワネットも子煩悩ではあるが国の将来を考えることはなかった。
3人の子供のうち、長男は脊椎カリエスという難病で7才で死んだが、
アントワネットの浪費のために葬式代すらなく、銀の食器を売ってなんとか葬式を行った始末であった。

そんなこんなで政治は腐り、国の財政は逼迫し、人民の心は離れた。

あちこちで反乱の火種が見られたがアントワネットは
ことの重大さに全く気づかないままだった。
あまりの重税で主婦たちが
「パンをよこせ」とデモ行進を行ったが
アントワネットは無邪気に
「パンがなかったらブリオッシュを食べたらいいのに」
と言ったというエピソードは有名。
(ブリオッシュとは菓子パンみたいなものらしいです。カヌレとかエッグタルトの後くらいに日本でも少し流行った覚えがあります。)


111 :ベルサイユのばら5:04/06/19 03:02 ID:IFw4fvaG
オスカルは、アントワネットの振る舞いに、
そばで守ることを苦痛に感じ始め、盗賊討伐失敗を理由に、
近衛兵(SPみたいなもの?)から降格させて欲しいとアントワネットに頼みこむ。
アントワネットはオスカルにそばにいてもらいたいと強く望むが、
しぶしぶオスカルの希望を受け入れて、小さな部隊の長に降格させる。
その部隊にはアンドレも隊員として加わった。
オスカルはその小さな部隊の貧しい隊員たちから一般市民の生活の困窮と王政への不満を肌で感じ取る。

オスカルはその激動の時代を敏感に感じとりながら、盗賊征伐の際にオスカルをかばって視力を失いつつあるアンドレと結ばれる。
オスカルとアンドレは相思相愛であったものの、
オスカルは自分の気持ちにが「愛」だと気がつくのが遅く、
アンドレは身分違いであることで自分にブレーキをかけていた。
そんな二人が結ばれた…
悲劇的な結末を予想させながら、二人はつかの間の愛の時をすごす。


112 :ベルサイユのばら6:04/06/19 03:05 ID:IFw4fvaG
ついに大きな暴動が起こった。
ぶつかり合う反乱軍(民衆)と王側の軍隊。
オスカルとオスカル率いる隊員たちはその様子をみて、
自分たちの兵士の地位を捨てて、民衆側について戦闘に加わる。
アンドレはほぼ失明してしまっており、仲間の隊員たちの指示を頼りに銃撃を行う。
この激しい戦いでオスカル、アンドレは帰らぬ人となる。

民衆の怒りが激しくなり、
ルイ16世とアントワネットの一家は亡命を試みる。

粗末な馬車に一家で乗り込み国境をめざす。
しかし小さな待ちで民衆に王家一家と気づかれそうになり、
発覚の危険を感じたとき、突然助けに現れたのはフェルゼンだった。
フェルゼンは民衆の隙をついて王家一家を逃がす。
フェルゼンとアントワネットは久々の再会にもかかわらず、
愛を語りあうこともできなかった。
ルイ16世は2人が自分を裏切り、愛し合っていることを知っていながら、
「フェルゼン君、ありがとう。君には感謝している」と心から述べる。
フェルゼンをその場に残し、馬車は走り去る。
夜が明けるまでに国境を抜けなければ…



113 :ベルサイユのばら7:04/06/19 03:08 ID:IFw4fvaG
しかし、あともう少しで国境というところで、民衆に見つかり、国王一家は
「国を捨て逃亡しようとした罪人」としてパリまで連れ戻されてしまう。
パリに戻ったあとアントワネットが帽子をとると、アントワネットの髪は
一夜にしてすべて白髪になっていた。

王家一家は幽閉され、フランス革命とともにルイ16世は絞首刑となった。
アントワネットと子供たちは引き離され、子供たちに会う事は2度とないまま同じく絞首刑となった。


以上。


マリーアントワネットは実在の人物ですが、
フェルゼン・オスカルは作者の創作でないかと想像しています。
フェルゼンは…その後どうなったか覚えていません。
どこかの戦争にいって戦死したような気がします。

ベルばらの一番の盛り上がりはオスカルとアンドレが結ばれるシーン、
そしてオスカルとアンドレが死ぬシーンです。
こうして振り返ると、べるばらってやおいのはしりだっだのかもしれませんね。
何度読んでも新しい発見がある、名作です。是非読んで欲しいです。

114 :マロン名無しさん:04/06/19 04:07 ID:???
>>113
え…
フェルゼンは実在なんでは…

115 :カンタレラ 2:04/06/19 04:29 ID:???
神学校への出発の準備で忙しいチェーザレは、寂しがるルクレツィアをなだめ、
丁度通りかかったジュリアを脅す様に見つめ「ジュリアが守ってくれるよ」と言う。
マルローネとの事は誤解だと、ジュリアはチェーザレを誘惑しようとする。
その時、マルローネの遺体発見の報が届き、取り乱すジュリアに
チェーザレは「あなたはこれから僕の大切なコマだ」と言い渡す。
ペルージアへ発つチェーザレの元に、狂った父親を人質に取られた暗殺者・仮面のミケロットが差し向けられる。
(命令を下したのはロドリゴのライバル・ローヴェレである。)
ミケロットはチェーザレの馬に乗り移り、剣を突き付けるが、チェーザレも応戦。
チェーザレはミケロットにヴァノッツァと同じ、魔を払う力を感じ、不思議な気持ちになる。
馬から転げ落ちた二人は揉合い、チェーザレが勝つ。
キアロという本名を聞き出したチェーザレは仮面を預かり、取り戻しに来いとミケロットを殺さず、ペルージアに向かう。
寄宿舎に忍びこんできたキアロに魔(黒いモヤ)を見、払う力がある事を知ったチェーザレは驚き、その隙に仮面を奪い返される。
時を経て、スペインのガンディア公である腹違いの兄・ペドロ死去の報を受け、
ホアンが後を継ぐのではないかと従者タジオは言う。
タジオは無能なホアンよりチェーザレの方が公爵にふさわしいと、還俗を勧める。
一足先にローマ入りしたホアンは、ルクレツィアを連れ出し、馬を走らせる。
怖がるルクレツィアをキアロが助け、二人は出会う。
遅れて帰郷したチェーザレは父に面会を申し込むが、雨の中を長時間待たされる。
ロドリゴがチェーザレを恐れる様子を見たホアンは甘言を弄し、父の秘密を聞き出す。
ロドリゴは法王になりたいが為、悪魔と契約し、願いが叶った瞬間にチェーザレの命は尽きるという…
続く

116 :マロン名無しさん:04/06/19 07:13 ID:???
>113
フェルゼンは実在の人物で国に戻って冷酷な権力者になり
後に民衆の手で殺されています。
それと、物語始めの時のフランス王はルイ15世で太陽王14世は
前の時代です…
ともかく乙。

117 :マロン名無しさん:04/06/19 13:09 ID:???
ボルジア家って有名だね。

118 :マロン名無しさん:04/06/19 14:02 ID:???
>>110
>アントワネットは無邪気に
>「パンがなかったらブリオッシュを食べたらいいのに」
>と言ったというエピソードは有名。

確かに有名なエピソードだけどそれは実はアントワネットがいったんじゃなくて
後世の創作つーかウソなんだよ。
そしてベルバラでもそんな言葉を言ったことはありません。

119 :マロン名無しさん:04/06/19 18:01 ID:???
イティハーサのあらすじお願いします

120 :マロン名無しさん:04/06/19 22:22 ID:???
>>107
>いとこのアンドレ
アンドレは平民なのでオスカルといとこのはずありません。
それからルイ16世が王位についたとき19歳、王妃は18歳。

ついでにやおいのはしりってのが意味分からない。
オスカルちゃんと女だし…

121 :マロン名無しさん:04/06/19 22:56 ID:???
べるばらについてはまあ、そのくらいで。
間違いが多いようならやりたい奴がもっかい書いたらいいんじゃね?


122 :ガウガウわー太・人物紹介:1:04/06/19 23:32 ID:???
現在連載中で不明な点などもあるので、人物紹介でお茶を濁します。

・社 太助(やしろ たすけ)
特徴:毛先がツンツンに広がってる。三白眼。
主人公。現在高3。動物病院の跡取り息子。
わー太という老犬に咬まれてから、動物と会話ができるようになる(ただし一度咬まれて血が出ないとダメ)。
わー太の飼い主みさと先輩に告白するも、あえなく玉砕。
色々な動物やその飼い主たちと交流することにより、獣医になろうと決意するようになる。

・船越 わー太(ふなこし わーた)
みさとに飼われている老犬。現在太助の家の病院に預けられている。

・社 犬福(やしろ いぬふく)
特徴:長髪。頭に犬耳隠しの帽子を着用。
太助の父。動物病院の院長で動物と会話ができる。
動物界であがめられる「コマイヌ」らしい。

・船越 みさと(ふなこし みさと)
特徴:さらさらロングストレートヘアーと華奢な身体。
太助の1歳年上の先輩でわー太の飼い主。
小さい頃、悪戯でホチキス留めされてしまったわー太の耳を治すために獣医を目指し勉強中の大学生。
動物への偏った愛情表現のせいで、学校では孤立していた過去があるが、よき理解者の彼氏がいる。
太助に告白されるが断ったため、太助との間がぎこちなくなっている。


123 :ガウガウわー太・人物紹介:2:04/06/19 23:33 ID:???
・尾田島 淳子(おだじま じゅんこ)
特徴:眼鏡にカチューシャ、デコ出しおかっぱ。「〜のだろう・〜なのだ」という語尾。
太助のクラスの委員長。融通の利かない生真面目な性格のため、クラスでちょっと浮いている。
飼い犬の小次郎の一件で、太助にのみ「委員長」じゃなく「尾田島」と呼ばれるようになる。
最近やっと太助への感情に気付く。

・遠藤 まい(えんどう まい)
特徴:エヴァのアスカくりそつ(w。両耳にピアス3つずつ。
太助の後輩で1年生。ドイツ系クオーターだかハーフだか(違ってたら修正よろしく)。
飼い犬ひまわりとの一件が元で太助を好きになり、太助に猛アタック。
きゃぴきゃぴしてるが、太助のクラスに乗り込んでいきなりの大告白&口付けするわ、
みさとに影で太助が自分を好きになるまで近付くなと宣戦布告などする強引さが目立つ。
そのせいでみさとはわー太にも会えない状態が続いている。

動物と人との関わり方を通して成長してゆく太助。
その太助に惹かれてゆく女性たち。だが太助は鈍くて気付かない。
この恋愛模様がどうなるかはまだわかりません。


124 :カンタレラ 3:04/06/20 00:14 ID:???
ホアンからその事を聞かされたチェーザレは、真偽を確かめようとロドリゴに会う。
「お前を呼んだ覚えは無い」と取り付くシマも無く追い返されたチェーザレは、失意のあまり廃墟から身を投げる。
一連の出来事を見ていたキアロは、自分のアジト(※)に傷ついたチェーザレを運ぶ。
チェーザレを寝かせ、キアロが部屋を出ると、黒いモヤが現れ、獣の形をとり、チェーザレにのしかかる。
ただならぬ気配にキアロが部屋へ飛込むと、寝台の横に「魔法師」と名乗る(?)男が立っていた。
魔法師はモヤを祓おうとするキアロを止め、今祓ってしまうとチェーザレは死ぬ、と言う。
チェーザレの体は魔物にとって、この世での素晴らしい依り代であり、魔物はその命を助けようとしているのだ。
しかし、魔の力によって命を繋いでも、いずれ魔の力を抑えきれなくなった時、闇に漂う異形のものとなる。
魔法師は、魔を祓う能力を持ったキアロにチェーザレの命運を託す。
このままでも死んでしまうのなら、チェーザレが魔を抑えきる可能性に賭ける、とキアロは見守る。
キアロは暗殺者でありながら、チェーザレに同情していた。
やがて、チェーザレの体にモヤが吸い込まれ、傷が塞がってゆく。
それを見届けた魔法師は蛾に変身し、「まぁせいぜい恨まれない様にする事だ。
魔物にとりこまれるよりは、彼は人間としての死を願っていたからねぇ」と言い残し、飛び去る。
何事も無かった様に眠るチェーザレを見ながらキアロは、これで良かったのだろうか、と自問自答する。

(※)狂人となったキアロの父が、キアロに暗殺の仕事をさせる為、人質として捕われている牢獄。
キアロは、チェーザレを殺す事ができれば、父親を自由にしてやると言われている。
建物は法王庁の管轄であるが、実際に掌握しているのはローヴェレ枢機卿。
続く

125 :カンタレラ 4:04/06/20 03:26 ID:???
チェーザレが目覚める前に、やはり人として死なせてやろうか、
とキアロは剣を取るが、躊躇してしまい、どうしても振り下ろすない。
悩んだキアロは父を連れて逃げ、暗殺稼業から足を洗おうと決意。
見張りの兵士を斬り、牢の鍵を手に入れたキアロだったが、すんでのところでローヴェレの部下・バルトロメオ(※)に発見される。
その時、鍵を開けた牢からキアロの父が飛び出し、バルトロメオに殴りかかるが、返り撃ちにされる。
父を亡くし、憂いも無くなったキアロは、バルトロメオに斬りかかる。
止めをさそうとした時、どこからか槍が飛び「その人(バルトロメオ)を殺してはいけない」と声がする。
声の主は目覚めたチェーザレ。驚いたバルトロメオはチェーザレに斬りかかる。
剣は胸元を一閃し、チェーザレの血が飛び散る。
甘く、痺れるような香りが漂い、その血を浴びたバルトロメオは意識朦朧となる。
チェーザレが瞳は金色に光り、それを見たバルトロメオは気を失う。
魔を取り込んだチェーザレの血は、毒液へと変化していた。
チェーザレはバルトロメオを殺さず、意のままに動く人形として操るつもりなのだ。
魔となった自分を殺さなかった事への償いとして、チェーザレはキアロに、最後まで付き合え、と言う。
チェーザレの傷の手当てをしながらキアロは、昔の本で見た古い秘薬『カンタレラ』の事を思い出す。
甘く、痺れる様な芳香を放つ、美しい毒。
「まさにあんたの事だな。カンタレラ…」

牢獄を脱出しキアロの父を埋葬した二人は、夕暮れの丘に立つ。
「キアロ、お前には見せてやろう。この世界の広さを。
この掌中におさめたならば…!」

(※)サンタンジェロの司令官
当時の法王はインノチェンツォ8世
続く

126 :カンタレラ 人物紹介 その2:04/06/20 06:01 ID:???
【タジオ・デラ・ヴォルペ】
チェーザレの少年時代からの忠実な従者。
その忠誠心はいささか常軌を逸しており、キアロを敵対視する様なところも…
【ジョバンニ・スフォルツァ】
ペーザロ伯。ルクレツィアの最初の夫。
ボルジア側からすると離婚を前提とした政略結婚であった為、
法王に『白い結婚』を強いられ、ルクレツィアに何もさせてもらえなかった可哀想な人w
【ホフレ・ボルジア】
実はもう一人いたロドリゴの末息子。(しかしお盛んなオヤジだ…)
【サンチャ・ダラゴーナ】
ナポリのアラゴン王の庶出の王女でホフレの結婚相手。
かなり奔放な性格で、恋多き女(ホフレがほんの子供だった為、無理もない話か…)
【ジェーム王子】
トルコ帝国の第二王子。シタール(楽器)の名手。
カリスマ性ゆえに兄バジャゼットに国を追われ、人質としてローマに滞在。
【シャルル8世】
フランス国王。腐敗した法王庁に鉄槌を下す名目でローマを侵略。

127 :106-113:04/06/20 09:52 ID:???
みなさま間違い多くて申し訳ありません。
そして訂正ありがとうございます。
昔はすごく好きで何度も読んだのに、忘れてるもんですね。
>>113の「乙。」に救われました。

まとめサイトの管理人さま、書きなおしたほうがいいでしょうか?
では>>118、おながいします。
じゃなくて、手元にないので、数ヶ月余裕をみていただけるなら
まんが喫茶にいって読んで書き直しますが。

128 :マロン名無しさん:04/06/20 09:55 ID:5A3N5A/5
>>113じゃなくて>>116じゃん・・・
どこまで抜けてんだか●TZ

129 :マロン名無しさん:04/06/20 11:31 ID:???
カンタレラ乙です
バビロンまで何マイル?に出てきたカンタレラとはこのことだったのね…。

130 :マロン名無しさん:04/06/20 13:43 ID:???
天使禁猟区予約します。

131 :カンタレラ書き:04/06/20 16:15 ID:???
>>129
ありがとうございます。
毒薬カンタレラは実は架空の産物であったとか、実際にボルジア家が開発した門外不出の毒であるとか、諸説あります。
史料にも実際の調合素材を記した物は無く、「ボルジア家の毒薬」とは、ロドリゴとチェーザレの冷酷さを評した言葉であるとも言われています。
キアロの言葉と、チェーザレのオカルト体験は作者の創作かと思われますが、何とも「悪の華」的魅力に満ちた人物ではあります>チェーザレ・ボルジア

132 :カンタレラ 5:04/06/20 17:25 ID:???
チェーザレが魔と融合を果たした4年後の1492年、法王インノチェンツォ8世逝去。
次期法王にはロドリゴが選出され、アレッサンドロ6世となる。
新法王の誕生に湧くローマに、大司教となったチェーザレは居た。
傍らには学友としてミケーレ・ダ・コレーリア(キアロ)が付き添っている。
法王となったロドリゴは、諸国の関係を安定させ、自らの勢力圏の拡大の為(当時のイタリアは王国や共和国が乱立する戦国時代)
ルクレツィアをペーザロ領主・ジョヴァンニと、末子ホフレをナポリ庶出の王女・サンチャと結婚させる。
ガンディア公となったホアンはロドリゴと会い、チェーザレが枢機卿となる事を知る。
野望に燃えるチェーザレを宗教者として抑え、軍事に介入出来ぬ様にするという、法王なりの配慮でもあった。
チェーザレは義弟となったジョヴァンニと会い、フランスがナポリの覇権を狙い、
(ナポリと)敵対しているミラノと手を結ぼうとしているとの情報を掴んでいる、と話す。
(ジョヴァンニのスフォルツァ家はミラノの一族であり、ナポリ派が強くなれば立場が弱くなる事は必至。
勢力を保ちたいミラノ側としては、親ナポリ派が増える前にフランスに覇権を渡してしまった方が得策。
勿論、法王庁への背信行為となるので、表立って行動は出来ない。
法王の娘婿であるジョヴァンニには凄いジレンマ。)
それを聞いて焦ったジョヴァンニはミラノ伯イル・モーロに親書を送る。
親書を携えた密使を襲ったキアロとチェーザレはその内容を確認し、フランスとミラノの癒着を確信する。
しかしそれは、イタリア全土を統一しようとするチェーザレの、大きな野望の一端に過ぎなかった…
続く

133 :マロン名無しさん:04/06/20 22:28 ID:???
イティハーサ予約します。

134 :マロン名無しさん:04/06/21 00:29 ID:???
「ガープス・コクーン・コミック 竜と蛙の冒険者」のストーリーを教えてほしいです。
著者は九月姫で、コンプRPGという雑誌に連載されていたらしいのですが、
コミックスが出ていないので読めなくて。
その雑誌のバックナンバーを持っている人、ぜひお願いします。

135 :イティハーサ1:04/06/21 02:59 ID:???
氷河期を終えた、およそ1万2千年前の古代日本。
「目に見えぬ神々」は人々に知恵と力を授け、人々は「真言告(マコトノリ)」を唱えることで
その知恵を実現した。
目に見えぬ神々を信奉する村の少年・鷹野(タカヤ)は、ある日川で赤児を拾う。
生まれたばかりで捨てられた赤児は弱り、死にかけていたが、村人の真言告の声明に
よって生命を救われた。
またこの時、巫女による予言が伝えられた。
「外國(トックニ)に目に見える神々があらわれて、世は大いに乱れるであろう」
赤児は巫女の神託により「トオコ」と名付けられ、鷹野の妹として育てられることになった。

7年後。鷹野は15歳に、トオコは7歳になっていた。
ある日鷹野は夢を見た。村の少年たちが7年前の巫女の予言を繰り返し、外國から海を
越えてやってきた目に見える神々が子どもたちを攫うと言う。振り向いた鷹野の目に入った
のは村の少年ではなく異形の神々の姿。異形の神々は「トオコは死ぬぞえ」と予言する。

目を覚ました鷹野は、夢に不安を覚えながらもいつもの村の仕事に向かった。
兄貴分の青比古(アオヒコ)・トオコと一緒に、真言告の声明に使う陽石(アカイシ)と陰石(カゲイシ)
を探す仕事である。
陽石は病気を治したり植物を成長させることに使われ、陰石はその反対に人を呪ったり
病気を重くしたりすることに使われる。ゆえに、陰石の真言告は巫女とその伝承者しか
伝授されず、トオコは村人からその巫女としての才があると見られていた。
山に入った鷹野たち3人は、ふと村の方角に煙が上がっていることに気付く。
先に村へ取って返した鷹野と青比古の目に入ったのは、燃え上がる村と皆殺しにされた村人
であった。虫の息であった村人のひとりによって、外國の神々が子どもを攫ったと告げられる。

136 :イティハーサ2:04/06/21 03:01 ID:???
一方、後から2人を追いかけていたトオコは、大勢の足跡と、それが鳥居の下で突如
消え失せているのを見つける。
鳥居の傍には、やはり瀕死となった巫女が倒れていた。巫女はトオコに、外國の荒ぶる
神々とその信者が、突如鳥居から現れ、また戻っていったことを告げる。
鳥居は目に見えぬ神々が行き来するために作った通用門。そこを出入りする外國の神々も
また、人ならざる神であるに違いなかった。彼らは「銀角神・鬼幽(キユウ)」の一派を名乗り、
子を差し出すこと、自分たちに仕えることを求めたが、村人が断ったため、皆殺しにしたのだ。

トオコを心配して山に戻った鷹野は、トオコと共に巫女の最期の言葉を聞く。
村に伝わる目に見えぬ神々のご神宝と知恵の書が樹の根元に埋めてあること、
そしてその知恵をまずはトオコに伝えること、がその内容であった。
この遺言は青比古に伝えるように告げられたものであったが、鷹野は合流した青比古には
ご神宝と知恵の書のことのみを伝え、トオコの件については口にしなかった。

夜になり、ご神宝を探す3人を襲う者達があった。襲撃者は3人に「亜神(アシン)の者か、
威神(イシン)の者か」を問う。通じず戸惑う3人に襲撃者は、亜神である律尊(リツソン)の手の者で
あるとを名乗る。問う青比古に、目に見える神々には亜神と威神があること、亜神は善を好み
聖を欲し平和を望み、威神は悪を好み魔を欲し破壊を望むと答える。
問答するうちにご神宝を探して根元を掘っていた大木が倒れ、その場はそれで仕舞いとなった。

137 :イティハーサ3:04/06/21 03:02 ID:???
翌日、襲撃者のひとり、桂(カツラ)という女性に律尊との謁見を持ちかけられた青比古達は、
律尊に、なぜ目に見える神々がこの土地へ渡ってきたかを問うが答えは得られない。
一方、この会見で律尊の霊気に触発されたトオコは、自分が攫われる姿を幻視する。
怖がり、鷹野に抱きつく透コと、透コを守り抜くことを誓う鷹野。
桂は青比古達に共に闘うことをもちかけるが、青比古は悪徳にしか快楽を見出せない者
たちを哀れに感じると言う。
そんな青比古に、桂は反発しながらも惹かれるものを感じるのであった。

数日後、律尊の一団に食中毒が発生した。
威神の脅威からは守ってくれるが、人の病には手出しができぬという律尊に代わって、
青比古と鷹野は真言告で人々を癒す。
まだ真言告を習っていなかった透コも、2人の真言告を聞き覚え、2人を助けた。
トオコを幸せにするためにも真言告からトオコを遠ざけたいと思っていた鷹野は、
どんなに止めようと思っても止められないトオコの才能に、運命を感じるのであった。

一団が助かったその夜。倒れるように眠る青比古の元に律尊が現れる。
あらためて共にいくことを拒否する青比古に、律尊が覆いかぶさる。
目に見えぬ神々の秘密を求めて律尊と共に行くことは青比古の意志だ、
と意識に植え付けられた青比古は、桂たちと共に律尊についていくことを決める。
威神と闘うことを望んでいた鷹野は、誰よりも強くなることを決意する。

138 :イティハーサ4:04/06/21 03:05 ID:???
生まれ育った村を離れ、桂たちと闘いの旅に出た3人。
ある日トオコは鳥を握り殺す一狼太(イチロウタ)を目撃する。それに気付いた一狼太に乱暴に
口止めされながらも、必死の目に浮かぶ涙に誰にも言わないことを誓うトオコ。

トオコは自分を探しにきた桂や鷹野のところに戻るが、そこで「神鬼輪(ジンキリン)」をつ
けた威神の戎士と行き会う。神鬼輪は威神がその御力ではめ込むもので、一度つけられ
ると死ぬまで外せず、手傷を負うと意志のない獣となって人に襲いかかる。
今回は威神の戎士を倒したものの、威神の後手に回ることに苦慮する桂たち。
その夜、トオコは自分が一狼太のように小鳥を殺し、その手で命が消えていく感触を愉しむ
夢を見て恐怖するのであった。

鷹野が桂について闘いの技量を挙げる一方、青比古は自分の村から持ち出してきたご神宝と
知恵の書の秘密がどこにあるかを思慮していた。そうする内、ご神宝のひとつである珠飾りに
触れると、トオコは共鳴して珠飾りの記憶を幻体験する。
そんなトオコに鷹野はトオコが小さい頃に起こした不思議な現象の数々を思い出してあらためて
不安を感じずにはおれず、青比古もまたそんな鷹野を見ながら、かつて村の巫女が「鷹野には
決して陰石の真言告を教えてはならぬ」と告げたことを思い出して不安を感じるのであった。

そんなある日、森でトオコが青比古と真言告の訓練をしている時、離れ威神と遭遇する。
離れ威神とは、徒党を組まずに単独行動する威神。
青比古はトオコを逃がすため、自ら囮となり谷から落ちる。一方トオコは、自分を探しにきた
鷹野たちと合流するが、威神に操られた仲間に人質にとられ、鷹野が袋叩きにされる。


139 :イティハーサ5:04/06/21 03:06 ID:???
一狼太が発見して、その場は辛くも助かったように思われたが、そこに離れ威神が姿を現した。
一狼太はかつて「那智(ナチ)と呼ばれ、鬼幽の下にいたことがあったのだ。離れ威神によって、
心の闇をひきずり出されそうになった一狼太であったが、そこへ桂と律尊が現れ、事なきを得る。

青比古は行方不明、鷹野は虫の息となり、「鷹野が死んだらあたしも一緒に死ぬ!」と
激しく慟哭するトオコに、桂は2人の結びつきの深さを心配するのであった。
一方、トオコは鷹野に生命の気を渡す真言告を唱える決心をする。
相手に生気を渡す代わりに施術者の生命を削り取るこの真言告は、一歩間違えれば2人ともが
死に至る非常に危険な真言告であった。
その甲斐あって、鷹野は息を吹き返すが、代わりに透コは死んだように冷たくなってしまう。
冷たくなったトオコは、夢の中でもう一人の自分と出会っていた。もう一人のトオコは言う。
「あんたはあたし、あたしはあんた」「きっとこれが最初で最後」「もう一度会ったら、きっとあたしは
あんたを殺す・・・それがあたし達の宿命だって」

その頃、青比古は律尊によって探し出されていた。
律尊は青比古に「必要な人間だ」と告げ、人を癒さぬはずの亜神が人を癒すのであった。

5日後。鷹野とトオコを看病する桂の元に、その間の記憶を失った青比古が戻ってきた。
ふだんの気丈さも忘れて青比古に駆け寄る桂。そんな桂に、桂に惹かれる一狼太は
「おまえほど涙の似合わぬ女はいない、二度と泣くな」と吐き捨てる。
かつて威神の元から逃げてきた那智をただ一人信じ、一狼太と名付けてくれたのが桂
だったのだ。「桂が必要だ」とその思いを吐露する一狼太に、青比古は相手をせず、
「桂にそう言え。必要なことが一番強い」「俺は誰も必要としない」と冷たく告げるのであった。

続く

140 :マロン名無しさん:04/06/21 03:09 ID:???
イティハーサ、
できるだけはしょろうとは思っているのですが
濃くて長い話なので、なんだか長くなってしまいそうです。

あと、主人公の名前に表示できない文字があったため、
トオコのみカナ表記になってしまいました・・・。
漢字の当て方や読みにこだわりのある作品なので、
できるだけそのままの表記したかったのですが。

141 :マロン名無しさん:04/06/21 07:14 ID:???
>>135
イティ乙。依頼者じゃないけど期待してます。

142 :卓球戦隊ぴんぽん5 第五話:04/06/21 15:16 ID:???
仮部室のテント前。裕次郎が先日のアンソニーとの試合をしみじみと噛みしめている。
生徒会室の窓からその様子を見ていた白井さんが、ケッと嘲笑する。アンソニーは、
市内ランキング最下位の向ヶ丘卓球部のその中でも一番「ヘタな奴」で、裕次郎は
それに負けているからだ。
裕次郎は、白井さんが向ヶ丘高校と練習試合の話をつけてくれたのはもしかして
アッちゃん(アンソニーのこと)がいたからでは?と尋ねる。動揺しながらもそれを
否定する白井さん。裕次郎は先日の"花をバックにホロホロと涙を流しながら
アンソニーを抱き起こす白井さん"を想像しながら二人の仲を疑うが、白井さんは
裕次郎の頭の中の"妙な脚色"を否定し、さらにアンソニーはただの幼なじみだと
断言する。
そこへ石黒が現われて、裕次郎の首根っこを捕まえてランニングに連れて行く。
しかし裕次郎は力なく、ズルズルと石黒に引きずられるままだ。裕次郎の様子に石黒は
(また落ち込んでるのか?)と思うが、もう励まさないことにして練習の準備を始める。
「さー、練習だ!」「…………」「…………ああ、もう! しょうがねーな」
結局、裕次郎の励ましにかかってしまう石黒だった。
石黒は解説する。以前に自分は裕次郎に「先天性卓球センス欠損症」だと言ったが、
裕次郎は運動神経も体育の成績もいいんだから、きっと卓球能力だけが脳の"デッドゾーン"に
あるに違いない、と。「だから、その部分へのアクセスに成功(サクセス)すればいいわけだ。
気を落とすな」「……えっ? 何が?」 裕次郎は落ち込んでいたのではなく、ただ
考え事をしていただけだった。話を全く聞いていなかった裕次郎にワナワナと震える石黒。
その肩に、そっと手を置く水野。そんな二人を尻目に、裕次郎はこっそりと山吹に
石黒の話の内容を聞く。「よーし。アクセスにサクセスするぞー!」と白々しく宣言する
裕次郎。そのいかにも「聞いていたフリ」なセリフに石黒は怒って、裕次郎に一人で
ランニングするように命じる。すると裕次郎は素直に返事をして、てててっと駆けて
いってしまう。

143 :卓球戦隊ぴんぽん5 第五話:04/06/21 15:17 ID:???
石黒はひとり考える。(気がつけばいつも裕次郎のペースで、自分はマヌケな卓球仲間に
なっている。それ自体はとりあえず信用を得ておくという点で問題ないが、これ以上信用を
得ても仕方ないという気もする)
石黒の様子をジッと見ている鹿内。石黒は考え続ける。
(問題は、自分がつい本気であいつを励ましてしまうというところにこそある)
「……こんなことで、いつかちゃんと裕次郎をギャフンと言わせることができるんだろうか」
「ムリだよ」
「そう、ムリ……って、鹿内!?」
いつの間にか側に来ていた鹿内が、つい声に出してしまった石黒の心のつぶやきを聞いて
いた。あせる石黒に、鹿内は淡々と語る。同好会を内部から潰そうとか紅くんをイジめようとか
いうのならムリだよ、と。「だって石黒くん、中学の時よりずっと楽しそうだもの」
見透かしたような鹿内の言葉に打ちのめされて、石黒はその場から逃げ出してしまう。

裕次郎は考え事をしながらランニングを続けていた。(白井さんはアッちゃんが好きなのかも
しれない。でも卓球をやってる奴は嫌いだと言っていた。でも同好会でも試合に出られることを
教えてくれたし、自分が一ゲームでも取れたら部にしてくれると約束もしてくれた)
裕次郎が練習場に戻ると、石黒が怒りながら待ち構えていた。すぐに打ち込みを始めるぞ、と
怒鳴る石黒。どうやら石黒は先ほどのことで半ばヤケになって、裕次郎をシゴきいじめようと
頑張っているようだ。
コートに立っても、まだ白井さんのことを考えている裕次郎。しかし考えれば考えるほど、
白井さんの本心がわからない。石黒はボンヤリしている裕次郎に構わずに鋭いサーブを
打つ。パン、とそれを即座にスマッシュで返す裕次郎。皆は一瞬驚くが、石黒はすぐにそれが
いつもの"1/1000"であることに気づく。いつも返せたらお前も天才なのにな、と石黒は毒づくが、
まだ考え事をしている裕次郎には聞こえていない。
石黒が続けてサーブを打つ。裕次郎は(何だか自分はずいぶん白井さんのことを気にしてるなあ)と
思いながら、そのサーブを返す。
結局、裕次郎は考え事をしたまま、石黒のサーブを全て見事に返していた。驚く鹿内。ぱちぱちと
小さく手を打つ水野。山吹は、石黒のその屈辱をさっそくメモに取っていた。

144 :卓球戦隊ぴんぽん5 第五話:04/06/21 15:19 ID:???
石黒は一瞬言葉に詰まったが、すぐに裕次郎を絶賛した。しかし裕次郎はまだボンヤリと
している。「これっだったら、あっという間に部に昇格だぜ!」と喜ぶ石黒の言葉で、
裕次郎はようやく我に帰った。同時に石黒も我に帰り、また本気で喜んでしまったことを
後悔する。
裕次郎は皆から今の出来事を教えてもらうが、全く覚えていなかった。そこでもう一度
打ち込みをやってもらうことにする。サーブを打つ石黒。上達を自覚した裕次郎は
それをバックスピンで返してみようとするが、見事に空振りする。「あれっ?」
結局その後、裕次郎は石黒のサーブを一本も返せなかった。先ほどとのギャップといつもの
ヘタレぶりに、一同は唖然となる。
今までと同じだろと石黒は怒る。裕次郎は俺だって期待してたのにと泣くが、すぐに「一度は
できたんだからまたできる」と前向きに気持ちを切り換えた。
石黒は裕次郎の突然の上達ぶりに何か気がつくが、すぐに確かめる方法がないので
黙っておくことにした。

翌日。仮部室のテント前から大声で白井さんを呼ぶ裕次郎。他の生徒から「いつもの
やつが」と、生徒会長からは「ヒューヒュー」と冷やかされた白井さんは早くも立腹気味だ。
窓から顔を出した白井さんに裕次郎は自分の上達ぶりを報告して、今度試合をする時は
誰が相手でも勝つと宣言する。しかし白井さんは「このハッタリレッドが」とそれを一蹴する。
裕次郎も負けずに約束を忘れるなと言い返す。「やっぱり卓球はサイコーだ!」と嬉しくて
クルクル回る裕次郎。それを見た白井さんがボソリとつぶやく。「……やっぱりあんたも同じね」
その声に裕次郎が振り向いた途端、「危ない!」と誰かの声がした。二人が目をやると、
グラウンドで練習していた野球部員の打ち損ねたライナーボールが白井さんをめがけて
飛んできたところだった。思わず目を閉じて頭を抱える白井さん。パシ、と音がする。
ボールは白井さんに当たらなかった。ジャンプした裕次郎が、直前に右手でボールを
受け止めていたのだ。やってきた野球部員にボールを返す裕次郎。白井さんが何かを
言いかけるが、裕次郎は「大丈夫、俺は体育5だから」と言ってテントに引っ込むもうとする。
その背中に「ありがとう」と声がかかる。ハッとなる裕次郎。同時に右手がズキンと痛んだ。
「あれっ?」

145 :卓球戦隊ぴんぽん5 第五話:04/06/21 15:20 ID:???
「右手指骨折ぅぅぅ?」
包帯で巻かれた右手を裕次郎に見せられて唖然とする石黒、山吹、水野。
しかし裕次郎は「医者が言うには、ヒビが入るよりは治りが早いらしい」とあくまでも前向きだ。
無言で裕次郎の頭を撫でる水野。いちばん試合に出たがってたのにねえ、と山吹。石黒は
オロオロしている。どうやら励ますべきかどうか迷っているらしい。
前向きな裕次郎は、更に「あまり痛くないからそっと練習もやろうと思う」とまで言い出す。
石黒は慌ててそれを止めるが、ふと、あることを思い出して、裕次郎にラケットを持たせてみる。
そうは言ったものの、裕次郎は指の痛さが気になってラケットを思い通りに動かせない。
しかし石黒は、それで構わないから俺の球を受けてみろ、とサーブを打つ。いきなりのサーブに
戸惑う裕次郎。
次の瞬間、裕次郎は見事に石黒のサーブを打ち返していた。自分でも驚きながら、痛さで
裕次郎はラケットを落とす。
それを見て石黒は何かを確信したようだ。わけがわからない一同。
石黒は説明を始める。

「いつもの裕次郎は脳からはみ出すくらい卓球のことを考えながら卓球をやっている。
しかしドヘタだ。だが先日の打ち込みの時は、たぶん卓球以外のことを考えてボンヤリ
していた。そして今は、ケガをしていた手が痛いという気持ちが先に立って、卓球のことを
考える余裕がなかったはずだ。つまり。

裕次郎の意志が介在しなければ、裕次郎の身体は卓球上手なんだよ!」

石黒の解説に、さすがの裕次郎も声が出ない。

146 :卓球戦隊ぴんぽん5 第五話:04/06/21 15:21 ID:???
石黒が説明を続ける。
「いつもは頭で考えてることが動きには結びつかないが、身体にはちゃんとその能力があり
練習も反映されていたんだ。その証拠に、今までに1/1000スマッシュが成功してみた時の
ことを思い出してみろ」
裕次郎はハッとなった。
『今夜はカレーが食べたいな。お母さんにテレパシー送ろう』
『帰ったらスタンダード日本語講座見なくちゃ』
言われてみれば確かに、卓球以外のことを考えていた。
「原因」がわかって裕次郎は感激する。石黒に続いて山吹も冷静に分析する。「それなら、
決めるつもりで打っていた"紅1000度スパーク"などは失敗して当たり前だねえ」

「と、いうことは」
脳内の、卓球能力がある部分から"卓球が上手くなりたいよ〜"部分へ繋がる神経回路に
電流を通さなければいいんだね、と山吹は提案する。それを受けて裕次郎は「よーし、
通さないぞ!」と決心するが、石黒がそれを思い切り否定する。
「そうかー。じゃあとりあえずこのケガが長引けば、次の試合で勝ててあっという間に
部に昇格ってことだよね」と真顔で言う裕次郎。再び石黒がそれを思い切り否定する。
「もっと地道に意志と身体を一致させようとか思えよ!」

しかし言葉で言うのは簡単だが、やってみるとなかなか上手くいかない。卓球のことを
考えてはいけないと思えば思うほど、脳からはみ出るほど卓球のことを考えてしまうのだ。
自分の意志をうまくコントロールできないことと、ケガの治りが遅いことで取り乱す裕次郎。
その頭を無言で撫でる水野。ため息をつきながら「紅くんもやっかい者だなあ」と肩をすくめる
山吹。石黒が「根性を出さねーか」と激を飛ばす。
市内大会まで、あとX日。

第五話 完

147 :マロン名無しさん:04/06/21 16:36 ID:???
乙。テレパシーって何だ。変なこと考えてるな

148 :ムーン・ライティング 16〜「ウィリアムの伝説」:04/06/21 18:38 ID:ncli/GNe
D・D、トマス、ドクターの3人は「将来馬鹿げた行き違いを起こさない為の協定」を結ぶため、
トマスの隠れ家に来ていた。
ドクターから変身したトマスを初めて見た時拒絶反応はなかったかと聞かれたD・Dは、
化け物が実在するという考えに慣れていたと話す。

D・Dのずっと年長のいとこのウィリアムは、D・Dの故郷の村では伝説的な人物だった。
彼は嵐の日に乗っていたセスナが炎上して湖に堕ち、ただ一人生き残った。
その話は語られるたびに尾ひれがつき、救助隊がいかに苦労して湖に到着したかという点が
強調されるのだが、なぜか湖に着いてからは判で押したように同じになる。
幼い頃、D・Dはウィリアムが化け物だと信じていた。
ある日テレビで、吸血鬼が女性の血を吸って女性がみるみるひからびていくシーンを見たD・Dは、
ウィリアムが人の精気を吸う化け物だと思い込んでしまう。

「血が欲しい」
D・Dとトマスは、体が変化する前と後に採血させてやっていたのだが、ドクターは、
化け物は朝日に弱いというし、朝日が昇ったから採血したいと言う。
採血後、いずれ骨髄穿刺もやりたいと言い出し、2人が抗議しようとすると、
「さらなる変化があった場合は他2名への報告を義務づける」という協定を拡大解釈してみせる。
トマスは協定を結ぼうと言い出したD・Dにあたる。
そこへドクターが、月が雲に隠れたからと声をかけ、トマスは「黙れ!!この吸血鬼野郎!!」と怒鳴る。

D・D回想。
D・Dは、子や孫の嫁の精気を吸って生きている、と陰口をたたかれているフォルナーの婆さんに、
ウィリアムに精気を吸われないで済む方法を聞きに行った。
フォルナーの婆さんはD・Dの母エレのように頭ごなしに否定せず、D・Dの話を聞いてくれた。
帰ろうとしたD・Dは、ふと思いついて、なぜ精気を吸うのか聞いた。
婆さんは、絶対百迄生きるのだと答えた。

149 :ムーン・ライティング 17〜「ウィリアムの伝説」:04/06/21 18:39 ID:ncli/GNe
「それで化け物になったんだな。
 お母ちゃんは化け物なんていねェって言うけど、でもいるよなあ!
 森の中にも悪いのがいて、女の子にその女の子の赤ン坊の首絞めさせたり・・・するよなあ?」
フォルナーの婆さんはD・Dを呼び戻し、D・Dが実の母(エレの娘)に首を絞められたことを
覚えていると知ると、秘密を守るように約束させて言った。
「誰にも言っちゃなンねェぞ!ワシが本当は化け物だって事は!」

D・Dはかぼちゃのスープをよそいながら、ドクターに話す。
「そういう意味ではボクには化け物という存在が必要だったのかも知れませんがね
 幼い実の母親に殺されかけた記憶を持ってて・・・でも自分を傷つけずにおくために!
 多分フォルナーの婆さんもそう考えたんでしょうね」
トマスはすっかり機嫌を損ねて木の上にいた。
D・Dがトマスを呼びに行って戻ると、ドクターが皿に盛った分を残して、スープを全部食べてしまっていた。
「ボクが23マイルも跳びはねて畑から盗ってきたかぼちゃだ!!」
トマスは協定の条項を1つ増やした。

「ボクは・・・本当は化け物じゃないと途中で気付いて・・・でも婆ちゃんを好きだった!
 だけどあんた達はどれ程はっきりと“仲間”だと分かっててもそれでも大嫌いだ!」
D・Dはそう言って出て行ってしまう。
ドクター「あれじゃないのかね?よくあるだろう?
   “不憫な子”だとか言って女共が矢鱈とかばっては ちやほや面倒みてやったり
   御機嫌取ってやった為に 自力では困難に立ち向かえなくなったり
   最後迄自分で責任を取るという事を覚えられなかったりというパターン!・・・彼も多分」
トマス「貴方もしや“不憫な子”に恨みでも?」
ドクター「うん!ある!!」

150 :ムーン・ライティング 18〜「ウィリアムの伝説」:04/06/21 18:40 ID:ncli/GNe
D・Dは町でかぼちゃを分けてもらい、もう一度スープを作った。
トマスは満足して、5年も修行すりゃうちでコック見習い位にはしてやってもいい、と言う。

ドクターはD・Dに、今でもウィリアムは化け物だと思っているかと尋ねる。首を振るD・D。
「違うでしょうね。ウィリアムは多分人間なんだ。」

月が沈み、人間に戻ったところで、最後の採血を済ませ解散。
ドクターはD・Dに、ウィリアムは化け物だと思っていると言う。
「ウィリアムは大人だったろう?他の人々と大人らしい付き合い方をしていただろう?
 そして多分君の気持ちはその時から殆ど成長していないんだろう?
 結局はウィリアムは上手くやったんだ!だから私は君を大目に見る
 私の言わんとする所は分かるだろうね?えっ?。」
トマス「気にするな!君のほうが あいつよりは まだましだ!」
言いたいことを言って、さっさと行ってしまう2人。
トマスはドクターに追いつき、他の不憫な子への恨みをD・Dではらさないように言う。
ドクター「言い方がきつすぎたかね?
    で・・・彼は?お母ちゃんと婆ちゃんの世界かね?」

D・Dは思う。
「遅くとも25歳までには化け物に頼らない普通の大人になるんだと・・・決めてたのに
 その前に自分が化け物になっちまって しかもあんな仲間しかいなくて・・・」
「婆ちゃあん!!」と叫ぶD・D。
「バカ野郎!!裏切り者!!絶交だ!!」トマスはドクターを乗せ、D・Dの車を運転して行ってしまう。
とり残されるD・D。

(完)

151 :ムーン・ライティング:04/06/21 18:40 ID:ncli/GNe
以上です。
続編に「Sons」というのがあります。
D・Dとトマスの少年時代の話です。
D・Dの出生については、こちらに詳しく描かれています。

「X Day」にもダドリー・デビッド・トレヴァーなる人物が登場しますが、綴り1文字違う別人です。
その辺りの理由は「ムーン・ライティング」のコミックス(全2巻)と文庫(全1巻)あとがきに書かれています。

ちなみに、「X Day」の関連作には、「Die Energie5.2☆11.8」「踊りたいのに」
「かくれちゃったの だぁれだ」(絵本)があります。

152 :マロン名無しさん:04/06/21 19:03 ID:???
乙!

153 :「砂漠に吹く風」(1/7):04/06/21 20:58 ID:???
まず最初にこの話は「サンプルキティ」という作品の続編にあたり、この後「死神の惑星」と
いう作品に続きます。これらの作品全体は未だ完結しておらず、幾つもの謎が残されています。
時代設定は「サンプルキティ」が現代、「砂漠に吹く風」は人類が宇宙に進出、植民星を持ち
宇宙を飛び回ってる未来、「死神の惑星」は「砂漠に吹く風」より一世紀以上前の話ではあるけ
れどやはり宇宙に進出している時代の話になります。
また、この辺はまだ描かれていませんが、SF大会での作者インタビューによると、「サンプルキティ」
第二部主人公の好きな人への思いが呪いとなってこの世界を支配している為、この世界内で
はクローンできる人物は第二部主人公の思い人のみとなっているそうです。この人物と作品中
に出てくるクローン達は姿形は一緒なのは、この辺の設定との関係があるようですが、
詳しい事は判っていません。

以下本編。

アンダーソン財団が所有する「人材集団シロッコ」。これは「シロッコ」という一人の天才のクローン
達によって構成される人材派遣会社である。彼らはアンダーソン財団によって育成、管理されて
いる。クローン達には「シンクロ」という特殊能力があり、これによってお互いの知識や経験を受け
継いでいくのだが、同時に感情や記憶まで背負う事になる。結果、クローン達は世代を超えて
苦悩や悲しみを抱えこむ事となり、シンクロを行う度にそれらがどんどん増殖していくという状態に
あった。
その苦しみゆえに、シロッコ達の死因はほとんどが自殺。この話も一人のクローンの自殺から
始まる。

154 :「砂漠に吹く風」(2/7):04/06/21 20:59 ID:???
そのクローンの死体を見つめる一人のクローン。彼はシロッコの一番最初のクローンであり、また
この世でたった一人シンクロをする事が出来ないクローンであった。(以下クローン1)
だが、彼は死んだクローンの記憶を受け取る事は出来る。死んだクローンの記憶の中にはシロッコ
達をサイコノヴェルで救おうとしてる人物がいた。
サイコノヴェルとは人間の五感のみならず感情までも感じる事ができ、読者はサイコノヴェル作家の
作り上げたドラマを体験するという物。
シロッコ達を救おうとした人物は彼らをを救う物語を作りたいと思い、サイコノヴェルを出版して
いる会社に入社し、エージェントとして働いていた。
自殺したクローンの記憶からこの事を知ったクローン1は彼の元を訪れ、自分はシロッコ達を救える
物語を持っているが、サイコノヴェルを書く才能はない、作家を紹介してくれと頼む。彼が可能性
があるとしてあげた作家は力石ジョイ。それを聞いたクローン1は旅行に出たジョイが乗った宇宙船
に忍び込み、部屋付き仲居アンドロイドとして接触しようとする。

力石ジョイには秘密があった。それは彼がキャンセルベビーであった事。キャンセルベビーとは人工
子宮で育てられていた赤ん坊が何らかの事情により、親にキャンセルされた子供の事で、この場合、
移植用臓器として10才まで培養層で育てられる事になる。10才以上になった子供はサイコノヴェルに
よって幼児体験を与えられ社会に出る。力石ジョイは移植用臓器として利用されず、社会に出れた
子供だったが、病院側のミスで女性用の幼児体験を与えられていた。これゆえ彼が描くサイコ
ノヴェルのヒロインは彼自身でもあった。

部屋付き仲居アンドロイドとしてジョイに近づいたクローン1であったが、その挙動不審さから
ジョイに怪しまれていた。と、彼らが乗っている宇宙船が海賊船に襲われる。あっという間に船は
占拠され、ジョイの部屋にも海賊が押し入って来る。ジョイ絶体絶命のピンチ。
すると、クローン1は部屋を異質な状態に変え、海賊共を退治しジョイを救う。突然の展開に呆然
となるジョイに改めて自己紹介をしたクローン1は、彼にシロッコ達を救う物語を紡いで欲しい
と頼む。

155 :「砂漠に吹く風」(3/7):04/06/21 21:01 ID:???
クローン1は死者の記憶にしか入る事が出来ないのだが、ジョイはキャンセルベビーであった為か、
その心に入る事が出来た。しかし、今の状態のジョイではシロッコ達の物語を紡ぐ事は出来ない。
何故ならば、医療用ソフトはアンダーソン財団の独占市場であり、キャンセルベビー達にはアンダー
ソン財団が作ったサイコノヴェルによって、本来の記憶をブロックされ、財団に忠誠を誓わされてい
たのだ。クローン1の持つ物語を紡ぐにはこのブロックを自ら壊さなければならない。だがそれをす
れば自分の幸福な幼児体験を壊す事になる。それが例え偽物の記憶であっても大切な物であった
ジョイは迷う。が、クローン1の「そのままではジャングル・オービン(ライバル作家)には永遠に
敵わない」と言う言葉にブロックを壊す事に同意する。そして、クローン1はジョイの心に入り込み、
ジョイと共にブロックを壊そうとするのだった。

その頃、ジョイのライバル作家、ジャングル・オービンは「紫の海星」と呼ばれる惑星で、そこに
生息する「ふぉん」と言う魚に似た生物を釣ろうとしていた。
『仙獣ふぉんの住まう星』という本によると「ふぉん」とは仙獣であり、魚の状態の「ふぉん」は
幼生なのだという。「ふぉん」は成体は精神体で、この世界に散らばる死者の記憶を
集め身体に溜め込み、やがて紫の気体となり「紫の海星」の紫色の海となる。「ふぉん」が成体に
なるには生命エネルギーが必要。そこで幼生の「ふぉん」は棲んでいる沢の近くに来た者に
夢を見せ、もうこの世にはいない人の姿となり、生命エネルギーを奪う。この時まれに「ふぉん」
の意識を生命エネルギーを奪われた者の意識が乗っ取る事があり、それが出来た人間は風使いの
仙人になる事ができるという。風使いの仙人になった者は風を集め身体を作る。それは自由に形を
変えることができるのだ。また別の「ふぉん」にアクセスをしてその知識を得る事も可能になる。

オービンは子供の頃にこの本を読み、いつか「紫の海星」へ行き、死んだ母の腕に抱かれて死のう
と思っていた。そんな思い入れと共に釣りをしていたオービンに、同行していたガールフレンドが
ジョイが乗っていた宇宙船が海賊に襲われ、ジョイ自身は無酸素症で意識不明となって収容された
というニュースを聞かせる。


156 :「砂漠に吹く風」(4/7):04/06/21 21:03 ID:???
オービンはジョイをいじめていた。その理由は、ジョイの描いたサイコノヴェルのヒロインに
一目惚れし、勝手にジョイを女性と思っていたら、実は男だった為。
逆恨みで思いっきりいびり倒していたオービンだったがジョイが無酸素症と聞き、それではもう
サイコノヴェルは描けないだろうと、ジョイの物語のヒロインに思いを馳せる。すると彼の目の
前にはジョイの物語のヒロインそのままの女性がいた。それは「ふぉん」であった。オービンは
そのまま「ふぉん」に生命エネルギーを奪われ息絶える。

ジョイとクローン1はジョイの心の中にある世界にいた。そこは幼児体験プログラムによって作ら
れたジョイの子供時代の世界。親切な村人と暖かい家族がおり、ジョイは少女の姿をしていた。
二人は村の中で行く事を禁じられた森とその奥にある沼地へ向かう。そこにブロックがある
可能性が高いからだ。村人達の制止を振り切り、森の中を行く二人。ジョイはこの森には鬼が出る
という話を思い出し、それを恐れる。が、出てきたのはジャングル・オービンだった。

オービンは「ふぉん」に生命エネルギーを奪われたが、意識が残ったので風使いの仙人になれた
のだ。オービンはクローン1もまた風使いの仙人だと指摘する。クローン1が死者の記憶を受け取
る事が出来るのも、ジョイを海賊達から救った時に使った力も風使いであるためだった。
オービンがジョイの心の中に来たのは、オービンを襲った「ふぉん」がクローン1の記憶に
アクセスした為のようであった。
クローン1によると人間の意識が残っている場合はそのアクセスにも個人差があるとの事。
オービンはかなり特殊なようなので、しばらく自分達と同行しては?と提案。
三人でジョイのブロックを取り除きに出る事となる。


157 :「砂漠に吹く風」(5/7):04/06/21 21:04 ID:???
森の奥の沼地にたどり着いた一行。そこでジョイはサイコノヴェルで幸せな幼児体験を与えられる前
の事を思いだす。培養層の中でいつ移植用臓器として身体を刻まれるのかと怯えていた日々。
ジョイはその記憶と向き合い、偽の幼児体験と決別しようとするが、力及ばず地面の中に沈み込んで
しまう。
それをあっさり見捨てようとするクローン1。見かねたオービンがジョイの沈んだ場所に手を伸ばし
言う。
「この手をつかめジョイ!この腕が世界だ!後は皆まやかしだ!」
「培養層の赤ん坊が悪夢をみるはずがないだろう!」
「この腕をつかんでそしてよく思い出せ!お前の十年間の本当の
記憶を…!」
この時、ジョイのブロックは砕けた。

ジョイが気がつくと病室だった。そばに付いていたサイコノヴェル社の担当によって意識不明だった
事を告げられる。そこへ入ってくるジョイの物語のヒロインそっくりの少女。彼女はジョイの妹と
名乗りキャンセルされた兄を探していたというが、実はオービンが化けた姿だった。
担当が病室から出て行き、二人っきりになった時、ジョイはオービンに語る。培養層にいた10年間、
本当はずっとわくわく待っていたのだと。何が起こるのかと何をしようかと。
こうしてジョイはシロッコ達を救う物語を描く事になるのだった。

ジョイがシロッコを救う物語をサイコノヴェルとする為には、まずクローン1の持つ記憶を知らねば
ならない。それはジョイ自身がクローン1の記憶の追体験をするということ。
それはサイコノヴェルとは比較にならないほどリアルでオリジナルな生を見ていく物だった。
クローン1は判りやすくする為に、自分が紫の海から拾ってきた自分の保護者ロジャー・ノビトの
記憶から始め、それから自分の記憶へとたどっていこうという。
ここから、ロジャー・ノビト、オリジナルシロッコ、そしてクローン1の物語が始まる。

158 :「砂漠に吹く風」(6/7):04/06/21 21:06 ID:???
ロジャー少年は父のノビト博士と二人暮らし。ノビト博士には結婚が噂されていたエリスと言う若い
女性がいた。しかしエリスは別の男性の子供を身ごもる。しかも子供の父親とは結婚しないという。
エリスを慕っていたロジャーは相手の男性の事を聞くと、エリスはただ「私は砂漠の風に恋しちゃった
のよ」とだけ答えた。
それはともかく、ロジャーはエリスが無事子供を出産できるようにと、子供ながらも色々と奔走。
そんなある日、エリスは妊娠中毒で入院、それが悪化し亡くなってしまう。
ただ、子供だけはどうにか助かっていた。ノビト博士はその子供を養子に迎える。
その子こそ、オリジナルシロッコであった。
シロッコは何故かエリスに全然似ていなかった。が、エリスの忘れ形見のその子をロジャーは
可愛がる。また町中の人々もその天使のような容姿と天真爛漫さに魅かれ、町中の人気者となって
いった。
更に天才的な頭脳をもっていたシロッコは、幼くしてアカデミーでそれにふさわしい教育を受ける
事になる。
成長するごとにその頭脳と美貌に磨きがかかるシロッコ。しかもその天真爛漫さは損なわれる事なく
ロジャーはシロッコをますます大事に思うようになる。
やがて、ノビト博士が倒れ入院。ノビト博士の臓器はほとんどが人工臓器だった為、その微妙な
調整により身体に負担がかかっていた。それを聞いたシロッコはクローン臓器を移植する事を考え
アカデミーで研究する事にする。
けれどもアカデミーはクローン技術にあまり乗り気でなかった。シロッコは暇を見て研究を続けるが
なかなかはかどらず、そうこうしてるうちにノビト博士は再び倒れ、還らぬ人となる。
ノビト博士の葬儀の日、二人の前にレイフ・アンダーソンと名乗る人物が現れる。レイフはノビト
博士のいとこで、自分の母親とノビト博士の研究を書類操作で独り占めし、巨額の富を得ていた。
レイフを嫌うロジャー。しかし、シロッコは違った。レイフはシロッコに研究所と資金を提供する
から、クローン技術を開発しないかと持ちかけていたのだ。シロッコはレイフの話を受け、シロッコ
の身を案じたロジャーもまたその研究所で働く事となる。


159 :「砂漠に吹く風」(7/7):04/06/21 21:08 ID:???
二人にはニーナ・バースンという女性秘書がつき、クローン技術の開発は着々と進んでいく。
レイフはクローンを永遠の命を得る研究だと宣伝。それを神の冒涜とみなしたある宗教団体は
シロッコを糾弾。そして研究が大詰めにまで来た雨の日、シロッコは警備員とすり替わった何者かの
手により頭を打ち抜かれ、わずか17才で命を落とす。
シロッコの死を認められないロジャーは、シロッコの日記から人体クローニングの技術論を発見。
それを聞いたレイフはシロッコのクローンを作ろうと提案。ロジャーもまたシロッコと過ごした
日々を取り戻す為、クローンを作る事に同意する。


誕生したクローン1は見た目はオリジナルとそっくりであったが、わがままで天才児である事を鼻に
かけるような子供だった。
そんなクローン1を諌めるロジャーに対しても高圧的な態度を取り、周りの人々はそんな彼に嫌気が
差しながらも、ご機嫌をとる日々。
クローン1のこの態度は周りからの期待への反抗と、自分が大切にされる理由はクローンであるから
だと思っていた為だった。そして何かにつけオリジナルと自分を比較するロジャーの事は特に嫌って
いた。
そんなクローン1にニーナは世話係になりたいから、自分の家に来ないかと誘う。
ニーナには親しみを覚えていたクローン1は早速ニーナの家に移る。と、そこにはロジャーもいた。
ニーナとロジャーは結婚していたのだ。その夜、ニーナに抱きしめられ、彼女が他の誰かの
クローンとしてではなく自分自身を愛してくれている事を知ったクローン1。
ロジャーは嫌いなままだが、この家で自分自身のために生きようと決めた彼は、この日以降
ごく普通の子供の振りをし、周りの人々も天才だったのはオリジナルだけだと思うようになって
いった。

160 :「砂漠に吹く風」(8/7):04/06/21 21:09 ID:???
5年後、ひょんな事からロジャーとニーナにクローン1はやはり天才児だとばれる。
自分らしく生きる為に芝居をしていたと告白するクローン1にロジャーは芝居を続ける無意味さを
説き、「この家の中だけでも本来のお前らしく生きていい。お前はそのままで俺とニーナの大切な
シロッコだ」と言う。
こうしてクローン1は二人の前でだけは本来の自分のままで過ごせるようになり、幸せな生活が
訪れるかのように見えたがそれは違った。
やはりロジャーにとってのシロッコはオリジナルのシロッコしかいなかったのだ。
ロジャーは徐々に精神を病み、オリジナルとクローン1の区別がつかなくなっていった。
そしてクローン1が17才になった雨の日、ロジャーはクローン1を撃ち殺そうとする。
すぐに取り押さえられるロジャー。
そんなロジャーの姿を見、所詮身代わりでしかなかった事を思い知ったクローン1は一人旅立つの
だった。自分自身のオリジナルとなる為に─。


以上で「砂漠に吹く風」は終わっています。続編の「死神の惑
星」は旅立った後のクローン1の話です。
あと、おまけで風使いの仙人になったオービンがジョイに嫌がら
せして楽しむという話がつきます。

計算ミスってオーバーしてしまいました。
あと、色々はしょったり、説明を優先した為、前後してる部分があります。
判りにくかったらごめんなさい。

161 :マロン名無しさん:04/06/22 00:15 ID:???
おもしろそう。できればその前作や続編の方も書いてほしい。

162 :カンタレラ 5:04/06/22 03:50 ID:???
枢機卿会議ではチェーザレの名が呼ばれ、議場は騒然となる。
チェーザレはまだ若く、彼が法王の庶子である事は公然の秘密であったので、
親族主義(ネポティズモ)である、と特に反意を表したのはローヴェレであったが、書類上では
チェーザレはヴァノッツァとその夫との嫡子として処理されており、法王は強引にチェーザレを枢機卿にする。
会議が終わり、偶然にローヴェレと出会ったチェーザレは、ロドリゴと自分の暗殺を指示した人間を知っていると匂わす。
報復を恐れたローヴェレはローマを離れ、郊外のオスティアへ居を移す。
法王はチェーザレに無断でローヴェレに刺客を送るが失敗。
それを知ったチェーザレは、勝手な事をするなと怒り、キアロに命じて刺客達の口封じをする。
命令とはいえ、刺客の子供をも斬ってしまったキアロは気鬱になりボルゴ宮(チェーザレの居城)に戻る。
どこからか聴こえるシタールの音色に惹かれ庭に出ると、トルコからの人質であるジェーム王子に出会う。
血で汚れたキアロを見ても何も聞かず、自らの事も語らないジェームに、キアロは心酔してゆく。
チェーザレの元には密偵のタジオから、フランス王・シャルル8世がナポリに侵攻する為、兵を集めているとの報告がもたらされる。
それと共に、ローヴェレもオスティアを出、ミラノ伯イル・モーロの元へ。
チェーザレは、ローヴェレがミラノを通してフランスと接触すると予測。
1494年。
フランスは次々にイタリア小都市国家を陥落、シャルル8世はローヴェレの進言に従い、ロドリゴに法王退位を迫る。
イル・モーロ伯の弟であるアスカーニオ枢機卿にフランス側との折衝を頼んだ法王は、チェーザレを人質に、との条件を出され、これを呑む。
フランス軍は着々と侵攻を続け、何と法王の親戚筋であるオルシーニ家の裏切りによって、ローマへ到達する。
一足先に人質となる為コロンナ砦に赴いたチェーザレを、ジュリアが待っていた。
ジュリアは自らの肉体で懐柔しようとすが、チェーザレはこれを拒否。
歪んだ愛情に捕われ、ジュリアはチェーザレを地下に幽閉する。
続く

163 :イティハーサ6:04/06/22 03:55 ID:???
青比古が戻ったことで鷹野とトオコも快方へ向かいはじめたある夜、桂は森で青比古と会う。
青比古は桂に語った。自分の血筋は男に容赦がなく、いずれ精神を病み、正気を失うこと。
その際まで人として在りつづけ、「知ること」「考えること」「伝えること」の3つを成しえること
のみを望みとすること。
青比古の話を聞いた桂は、青比古と口吻を交わし、自分の想いは思い出として隠し通して
青比古を守り続けることを決意する。

7〜8年後。鷹野もトオコもすっかり成長して年頃になっていた。
ある村で青比古たちは、目に見えぬ神々の知恵を受け継ぐ部族の巫覡・弥仙(ミセン)との知見を得る。
トオコの首にかかる珠飾りを見た弥仙は、いわくありげな様子に過去視の必要はないかを尋ねる。
珠飾りは、トオコが拾われた時に共に置かれていたもの。トオコが捨て子であったことは本人には
隠されていた。しかし周りの大人の言葉の端々から自分が拾われた子どもであることを察していた
トオコは、自分がどこから来たのかを知りたいと望む。
鷹野は動揺し、一体いつから知っていたのかとトオコを問い詰めるが、生まれがどうあろうと自分の
妹であることにはかわりない、とあらためてトオコを抱きしめる。
そんな鷹野に、トオコは鷹野との距離がさらに開くだろうと複雑な想いをかみしめるのだった。

弥仙の導きによって、トオコたちは珠飾りの過去視を行う。
トオコは双子として生まれたが、生まれた時に「互いを殺しあう宿命」を予言され、その予言を避ける
ために片割れが川に捨てられたのだった。さらに幻視を続けたトオコは、双子の片割れが威神に
攫われ、その額に神鬼輪をつけられ鬼幽に囚われていることを知る。

164 :イティハーサ7:04/06/22 03:55 ID:???
目に見えぬ神々の秘密を求める律尊は、弥仙との会見により、不二山(フジサン)・永久蛇山(トワダサン)
にその秘密の源があると考える。

その頃、青比古は湖のほとりで蹲る一狼太に出会う。
青比古が優しいのはその方が自分にとって楽だからそうしているにすぎない、と詰る一狼太に、
青比古は否定も反論もせず、一狼太の言葉をそのまま肯定する。その様子にさらに苛つく一狼太。
「威神にも亜神にもつけぬ半端者」と自らを揶揄する青比古に、一狼太は「どちらにもつけぬのでは
なく、つかないだけだ」と、威神と共にあっても亜神と共にあっても囚われの身にしかなれぬ自分に
飽いていることを告げるのだった。

一方、過去視の後落ち込むトオコの傍には鷹野がいた。励まそうとする鷹野に「兄妹のふりをやめよう」
と言う。小さい頃から傍にいた鷹野に、トオコはいつしか恋をするようになっていたのだ。
そんな時、村の娘と鷹野がキスする場面に行き会ったトオコは、鷹野がずっと好きだったことを告白する。
あくまでも妹としてしかトオコを見られない鷹野と、鷹野が好きなトオコ。
気まずくなった2人はすれ違いの日々を送る。

青比古や桂たちが、目に見えぬ神々の秘宝の一部を探して出かけたある夜。
再びトオコが死ぬ不吉な予言を夢に見た鷹野は、トオコを探しに外へ出た。トオコと言葉を交わした
鷹野は「そばにいてほしい」と頼む。想いの種類は違っても、深く結びついている2人。
長い気詰まりをそれでも和解したと思ったその時、2人は村の本陣の様子がおかしいことに気付く。
そしてトオコは、すぐそばに自分の片割れがいることを感じ取るのだった。


165 :イティハーサ8:04/06/22 03:56 ID:???
「互いに殺しあう宿命」と予言された2人に、鷹野はトオコに森に隠れているように告げ、
自らは片割れを探しに村に戻ることにする。「必ず見つけて助け出す」と約束する鷹野と、
それを見て微笑むトオコ。それが鷹野がトオコを見た最後の姿となった。

鷹野が村に戻ると、村は威神の戎士で溢れていた。本陣の守り神である律尊も、今は
単身留守にしておらず、村はすでに追い詰められた状態にあった。
闘いながらトオコの半身を捜す鷹野であったが、すでに満身創痍の状態であった。

一方山で隠れていたトオコは、山に逃げ込んできた村の年少組が待ち伏せされて戦うの
を耳にして、戦いに加わるため合流しようとする。
かけつけたトオコの目に入ったのは、神鬼輪をつけた自分とそっくりの少女であった。
ヨオコと仲間に呼ばれるその少女は、既に神鬼輪によって正気を失っており、トオコを襲う。
自分のためにどんな境遇に陥っても生命を絶たなかったヨオコを思い、その槍先を避け
ないトオコ。待ち伏せに気付き、山へ取って返した鷹野の目前で、トオコはヨオコの凶刃に
よって生命を絶たれた。

そのままトオコと共に死のうとする鷹野。
トオコが倒れると同時に、ヨオコも倒れたはずであった。
ところが数舜の後、トオコを殺したヨオコだけが生き返ったのである。怒りに我を忘れた
鷹野は、物に触れずに木を裂く超人的な力を発揮するが、大量の矢により倒れる。
その後、鷹野はかろうじて動くことのできた仲間の一人によって助けられるのだった。

村では一狼太が生きたまま捕えられ、鬼幽の元に差し出されていた。
鬼幽によって、自らの暝い望みを実現する悦楽を思い出した一狼太は、神鬼輪を
つけ、「那智」として鬼幽の一軍に加わることとなった。


166 :イティハーサ9:04/06/22 03:58 ID:???
威神の仲間の下に戻ったヨオコは混乱していた。断片的なトオコの記憶や鷹野の
子守唄。ヨオコは自分がトオコなのかヨオコなのかわからなくなっていた。
混乱するヨオコは、捕えられたトオコの村の者に会えるよう画策する。トオコしか
知らないはずの記憶を話し、トオコそっくりの容姿をしたヨオコに、首長はヨオコの
中にトオコがいることを感じとる。
「鷹野が呼んだ名がお前の名だ」「鷹野と青比古に会え」と忠告する首長。
首長はその後、鬼幽に寝返った一狼太との引き合いに出されるが、一狼太に自分
を殺させぬために、その目前で自刃して果てるのであった。

目に見えぬ神々の秘法を探してイサナの里を訪れた青比古・桂・弥仙の3人は、
そこで亜神である須弥神・聖良(キヨラ)から、村が全滅したことを告げられる。
青比古は、遠視した瀕死の鷹野に、聖良の力を借りてその癒しの力を送り込んだ。

運び込まれた洞窟でひとり目を覚ます鷹野。
だが、運び込んでくれた仲間はとうに事切れた後だった。
鷹野はトオコの死の瞬間を思い出し、強烈な憎しみに威神への復讐を誓うのであった。

そこへ、鷹野を探していたヨオコが飛び込んできた。
ヨオコは鷹野の名を呼び、近づこうとするが、トオコを殺したヨオコを許せない鷹野は、
激情のままにヨオコを殺そうとする。
それでも最後の理性で、ヨオコを殺すことを踏みとどまろうとする鷹野に、ヨオコが語りかける。
信じきれぬ鷹野に、ヨオコは、トオコしか知らぬはずの鷹野の子守唄を謡い、「あたしは
ここにいる」「ヨオコの身体の中にいるあたしを見つけて」と訴えかける。
ヨオコの中にトオコを見つけた鷹野は、号泣しながらトオコを抱きしめるのだった。

続く


167 :カンタレラ 6:04/06/22 04:43 ID:???
1494年12月31日、フランス軍ローマ入城。
再三の申し入れにも戻らないチェーザレを案じ、タジオとキアロはコロンナ砦へ。
途中、魔法師が現れ、二人を案内する。
コロンナ砦の地下では、チェーザレが鎖に繋がれていた。
再三の説得にも頷かないチェーザレにジュリアは、ある情報を口にする。
「いい事を教えましょうか。さっき荒くれのフランス兵の一団がヴァノッツァ様のお屋敷に向かったそうよ。
今すぐにでもお母様の元へ行きたいでしょう?だったら言う通りにして」
怒りのあまり、魔力が発動しそうになるが、そこへキアロ達がやって来る。
助け出されたチェーザレは、キアロに頼み、ヴァノッツァの屋敷へと急ぐ。
途中、二人を乗せた馬が疲れ、キアロは焦るチェーザレだけを馬で行かせ、後を追う。
焼き打ちされた屋敷とフランス兵達に組み敷かれるヴァノッツァを見たチェーザレは逆上し、魔力が発動。
黒煙が立ち上り、兵士達の体は一瞬にしてバラバラになる。
強烈な魔力の解放に、闇に取り込まれそうになるチェーザレ。
ヴァノッツァは胸に傷を負いながらもチェーザレに這い近づき、彼を抱きしめる。
「意識を闇に渡しては駄目。苦しくても耐えなさい。あなたは十分に強いのだから…
大きくなったわね。私の手では、もう足りないくらい…
だから―――これが、私があなたにしてあげられる最後の抱擁かも…」
チェーザレを取り巻く黒煙が消え、彼は正気に戻る。
そこへ辿り着いたキアロの光りを感じ、ヴァノッツァはチェーザレの腕の中で、微笑みながら息を引きとる。
「そう、あなた…あなたなのね。私の代わりに、あなたがこの子を見届けてくれるのね…
ああ、神様、感謝いたします―――」 乱れたヴァノッツァのドレスを美しく整え、チェーザレ達は燃える屋敷を後にした。
続く

168 :マロン名無しさん:04/06/23 00:19 ID:???
麒麟館グラフティーお願いします。
興味あるんだけど相手役がものすごい男尊女卑ときいて
耐えられるか不安なので…

169 :マロン名無しさん:04/06/23 17:16 ID:???
「魔女っ子戦隊パステリオン」「無敵戦艦ワルキューレ」をお願いします。

170 :僕と彼女の××× 3:04/06/23 19:31 ID:???
登校してきた菜々子はあきらがクラスメイトに初体験の様子を披露しているところに出くわす。
あきらを人気の無いところに連れて行き問い詰めるがアッサリどこの誰とも知らないOL相手だったと
聞かされ涙して一人駆け出す菜々子。その菜々子を気遣って保健室に連れて行く千本木。
しかし慰めつつ無理矢理キスしてきた千本木に身の危険を感じる菜々子。
一方菜々子の変貌ぶりにあきらとの関係を尋ねる椎名だがそのときのあきらの振る舞いに
顔を赤らめてあきらを見つめる椎名。

そして菜々子に「椎名と付き合う」と言い放つあきら。親友なのに女同士なのにとの菜々子の
問いかけにも「好きになったものは仕方ない」とあきら。あきらと椎名が良いムードで帰宅するのに対し
千本木に声を掛けられ一人ダッシュで帰宅した菜々子だが、萬造がハワイから帰っており安堵する。
しかし入れ替わったままの方が良いなどと言う萬造に脱力する菜々子。
翌日の学校でも元に戻る気はないと言うあきら。自分の気持ち(入れ替わる前の、あきらの菜々子に
対する好意)を知りながら告白の返事を迫ってきた千本木に、怒り走り去る菜々子。
弱気になっているところをつい怪しい占い師に見てもらい、しかし最高に良い運勢だと言われる菜々子。

スチャラカな萬造との生活にも苛立ちをおぼえる菜々子。ホームシックになって自宅(上原家)を見に行くと
母に招き入れられる。変わらぬ両親の様子に早く元の体に戻りたいと考えているとあきらが帰宅してくる。
筋トレするあきらに甲斐甲斐しくする妹・美羽の変わりぶりに菜々子が驚いていると、両親まで最近逞しくなった
息子に目を細める。その朗らかな家族ぶりに元の自分の存在を否定されたかのようなショックでいたたまれなく
なり家を飛び出す菜々子は路上で偶然出会った千本木の胸にすがり付いて泣いてしまう。

171 :マロン名無しさん:04/06/23 21:51 ID:???
>>170
他人の体でやっちゃったのかよ・・・

172 :マロン名無しさん:04/06/23 22:38 ID:???
かわいそうな主人公……

173 :マロン名無しさん:04/06/24 21:29 ID:???
>169
ハリーの漫画にストーリーを求めてはいけない



今書いてるチャンネル5が終わったらやります('A`)

174 :マロン名無しさん:04/06/24 22:56 ID:???
リクエストの中から、川原泉「ブレーメン2」予約します。
連載はちょうど先月完結したのだけど、とりあえず単行本既刊分のみということで。



175 :マロン名無しさん:04/06/25 10:54 ID:???
パンプキン・シザーズをお願いします

176 :マロン名無しさん:04/06/25 14:44 ID:???
「勇気見聞みらくるボックス」をお願いします。

177 :ベルセルク:04/06/26 12:34 ID:???
戦に先陣を切って出立するグリフィスに、シャルロットは母=前王妃の
形見というロードストーン(天然磁石)の首飾りを渡す。
ロードストーンには男女2つの石があって、互いに引き付け合い、
対で持つ者同士は必ずもう一度巡い合うとも言う。
故に、グリフィスが男性の石、自分が女性の石を持っていれば、きっと
無事に戦場から戻るだろう、と言うのだ。だがそれに対しフリフィスは答える。
「姫様の大切な思い出の品、頂くわけにはまいりません。ですからこの戦から
戻り次第、必ずこれを返しに参ります」その笑顔に喜ぶシャルロット。
だがシャルロットの義母に当たる現王妃のグリフィスに対する印象は悪く、
「もう16なのだから王女としての自覚を持ちなさい。あのような
下賤の者と軽々しく――」と厳しく言うのだった。

178 :ベルセルク:04/06/26 12:35 ID:???
キャスカはこの時体調不良だった。折悪しくも生理だったのだ。
おかげで、青鯨超重装猛進撃滅騎士団団長アドンに苦戦し、追い込まれる。
(この長ったらしい騎士団名と言い、かなりギャグキャラなのだが)
「女の分際で」「大人しく捕虜となるなら娼婦として生かしてやる」などと
言うアドン。だが助けに入ったガッツにより、あっさり叩きのめされる。
しかしそこでキャスカがふらつき、崖から落ちかかったのに手を伸ばしたところを
アドン(負傷して倒れたが生きていた)の放った矢に撃たれ、
2人揃って崖下の川に転落してしまう。
キャスカを抱えて岸まで泳ぎ着き、人工呼吸して助けるガッツだが、
熱があるのに気付く。雨まで降り出したので、洞窟に退避することに。
敵に居場所を知られないためには火を焚くわけにもいかず、やむを得ず
キャスカを脱がせて、人肌で温めることになるのだった。(この時、生理なのも知る)

ガッツとキャスカの転落はすぐにグリフィスに知らせが行ったが、
「高々一隊長の生死を確かめるのに兵を割くなど言語道断」と、
他の軍の将はグリフィスを牽制する。

179 :ベルセルク:04/06/26 12:36 ID:???
目を覚ましたキャスカは自分の状態を見て、ガッツに対し激しく怒るが、
「すぐ頭に血がのぼりやがる。これだから女は〜」等と「女」であることを言われると、
「私だって・・・好きで女に生まれたわけじゃない・・・」と泣き出してしまう。
更に「情けない。おまえにだけは助けられたくなかった」と言うが、
「女にゃ戦商売は辛いだろうに、何で鷹の団に」と問われ、やがて過去を語り出す。

キャスカの生まれたのは貧しい農村だった。ある日、通りかかった貴族が
キャスカを侍女に欲しいと申し出た。貧しい村で6人兄弟を抱えてやっていく
家の苦しさもあり、父は渋りながらもその申し出を受け入れた。
だが、そううまい話はない。城に向かう途中、その貴族はキャスカを手篭めに
しようとする。最初からそれが目的だったのだ。
その時現れたのが、軍を起こす資金を集めるべく盗賊をやっていたグリフィスだった。
しかしグリフィスは、一端貴族を制止すると、キャスカの前に剣を投げて突き立てた。
そして、「君に守るものがあるなら、その剣をとれ」と。
無我夢中でキャスカのとった剣は、偶然かも知れないが貴族の胸を貫いた。
その後、人を殺した恐怖に震えるキャスカにグリフィスがゆっくりとうなずき、
毛布をかけてくれた、それが本当の救いだった。
しかし、このままでは盗賊の手引きをしたと疑われる。行く場所のないキャスカは、
「一緒に連れて行って」と言う。グリフィスは「死ぬかも知れないよ?」と
問うが、キャスカがうなずくと、「好きにすればいい」と。
「もう戦い方は知っているだろう?」

180 :ベルセルク:04/06/26 12:36 ID:???
やがて鷹の団は傭兵団として、常勝無敗の活躍を見せるようになる。
ある地方貴族の領地紛争に参加した時のことだった。
その貴族は国内で五指に入る資産家だが、それ以上に悪趣味なことで風評が高かった。
美少年達を従者として召し抱え、その実“色子”として城内に監禁していたのだ。
色子達の姿にかつて自分の辿りかけた運命を重ね恐怖と嫌悪に震えるキャスカだが、
グリフィスが肩に手をおいてくれるだけでその震えは止まった。

何度目かの小競り合いの時。戦いのおさまった後、グリフィスは10歳程の味方の
兵卒見習いの戦死体に目を止めていた。グリフィスはその少年ことを回想しながら、
「この子を殺したのは・・・オレの夢なのかも知れない」と呟いた。
あのグリフィスがあんなに肩を落として、あんなのは見たことがなかったと
語るキャスカ。

それから城に帰還して、何日目かの夜。キャスカは城の窓にグリフィスの姿を
見つけ呼びかけたが、グリフィスは上半身裸で、例の貴族に肩に手をかけられると、
城の中に連れ込まれていった。
これを聞いた時にはガッツも「冗談だろ!?」と叫んだが、キャスカは続けた。
翌朝早く川で水浴びをするグリフィスに遭遇したキャスカ。昨夜の件について
どうしても気にしてしまい、「勘違いよね」と否定しようともしたが、
グリフィスははっきり「いいや、勘違いじゃない」と言った。
理由はただ「金だよ」と。鷹の団を大きくするには、多くの軍資金が必要なのだと。
今のまま戦って勝ち続ければ、と言うキャスカに、グリフィスは答える。
時間がかかりすぎるし、戦場に出ればそれだけ多くの部下を失う、と。
もしかしてあの子のことで、と言うキャスカだが、グリフィスは否定する。
合理的に考えたまでさ、と。更にグリフィスは続けた。
「オレはね・・・命を落とした仲間達に何ら責任を感じてはいないよ・・・
それはあいつらが自分自身で選んだ戦いなのだろうから。だが・・・
何百何千の命を懸けながら自分だけは汚れずにいられるほど・・・
それほど・・・オレの欲しいものはたやすく手に入るものではないんだ」
そう言うグリフィスは肩を抱いた爪が自分の腕に食い込み、
血が流れ落ちるほどだった。

181 :ベルセルク:04/06/26 12:37 ID:???
これらを回想してキャスカは言う。「大きなものを手にしようとする者は、
それだけ人より多く何かに堪えているのだと思う」そして、
「私はあの人の剣になりたい」と。
グリフィスの夢を成し遂げるのに欠かせないものになれると信じていた。
ガッツが現れるまでは。グリフィスがガッツに言った言葉「おまえが欲しいんだ」
他の誰にも、そんなことを言ったことはなかった。
「そう言わせたおまえが妬ましかった」キャスカは言う。
しかも、冷静沈着なグリフィスが、ガッツのこととなると衝動的になる。
それなのにガッツは好き勝手に、後先を考えずに突っ走ってばかり。
その身勝手さが遂にゾッドの時には、グリフィスを殺しかけた。それが許せない、
キャスカはそう叫ぶと、続けて「グリフィスを・・・そんな風に変えてしまった、
おまえが許せない」と小さく言い、ガッツの胸に崩れて、後は泣くばかりだった。
「なぜだ・・どうして・・・おまえでなければならないんだ」

話はそこまでだった。あのアドンが2人を捜索して殺すために送り込んだ傭兵が
近くを捜索しているのだ。
キャスカに熱さましを飲ませ、日が暮れ次第出立することになる。

182 :ベルセルク:04/06/26 12:37 ID:???
だが、2人で森の中を歩いている時に、アドン自ら率いる傭兵団に包囲される。
「これ以上貴様の世話にはならん」と戦うキャスカ。
しかしそんな中ガッツは身を盾にしてキャスカをかばい、1人で行かせようとする。
どうして、と問われると、ガッツは答えた。「勘違いすんな。半病人は邪魔だから
とっとと失せろっての。逃げ回るのはオレの性に合わねえ!」
更に「帰んな、剣の主のもとへ・・・グリフィスのところへな」と言って見送り、
1人で100人からの傭兵団を迎え撃つガッツ。
「仲間を連れて必ず戻る!それまで死ぬな!!!」と言って、キャスカは走り去った。
(なお、ここでアドンの弟のサムソンが登場、すぐやられたことを追記しておく)

森の中で再び追っ手に襲われるキャスカ。追い詰められ、犯されかけるが、
木の枝で相手を刺してでも抵抗を続けているところに、
ジュドー率いる捜索部隊が現れた。助かったキャスカはすぐに、ジュドー達を連れて
ガッツのもとに駆け戻る。戻った時には夜が明け、朝日に照らし出されたのは、
累々たる死体の山。100人の敵が、生きている者は1人もいなかった。
そんな中で剣を抱いて木にもたれかかって、ガッツはいた。生きていた。
途中で左手を撃たれ剣を握れなっても右手だけで剣を振るい、100人を斬ったのだった。

183 :ベルセルク:04/06/26 12:42 ID:???
さすがに全身に浅からぬ傷を負ったガッツだが、医者に止められても、
「這ってでもこの遠征最後までつきあうぜ」と言い張る。
その夜、ジュドーはキャスカを呼び出して言う。2人が崖から落ちた時、
捜索隊を出すのは反対されたが、グリフィスが「あの2人は鷹の団の要です。
失うわけにはいかない」と押し切ったことを。
続いて、粉薬の袋を渡すジュドー。昔いた旅芸人の一座に妖精がいて、
そいつから貰った妖精の鱗片だという。怪我によく効き、ジュドー自身も何度も
命を拾っている代物なので、ガッツに塗ってやれというのだ。
その薬を持って、キャスカは丘の上に佇むガッツのところへ行く。

薬の効果は確かに覿面だった。薬を塗られながら、ふとガッツは述懐する。
自分は死にたくないというだけで、ただ生きるために剣を振るってきた。
それで100人と斬り合おうが、それに大した意味はない。一番肝心な戦う理由は、
いつも他人に預けようとしてきたのではないか、と。
その口ぶりから、ガッツが鷹の団をやめるつもりなのでは、と気付くキャスカ。
その問いにガッツは「“この遠征だけは”這ってでも最後までつきあう」
と答えるのだった。
その時、2人が無事だとの報を聞いたグリフィスが予定を繰り上げ軍議より帰還、
歓喜の騒ぎにそれはかき消されたが・・・

(続く)

184 :マロン名無しさん:04/06/26 14:56 ID:???
このへんは個人的にベルセルクで一番好きなあたりだなぁ

185 :あずみ:04/06/26 18:17 ID:???
強敵が現れる
  ↓
あずみあっさり強敵を倒す
  ↓
あずみ川で裸で泳ぐ
  ↓
繰り返し

186 :マロン名無しさん:04/06/26 18:58 ID:???
現在まとめサイト随一のいいかげんさであるドラゴンボールのあらすじよりさらにいいかげんだなw

187 :マロン名無しさん:04/06/26 23:46 ID:???
「私立荒磯高等学校生徒会執行部」と「ふらちなチェリーボイス」のあらすじを教えてほしい

188 :書いてる人:04/06/27 01:48 ID:???
>>184
自分も同じく、とも言い切れないが、まあ分かる。
でも何を書いて何を書かざるべきか、まとめ方には苦労したよ。
で、結局大部分そのまんま詳細に書いてしまう。

189 :カンタレラ 7:04/06/27 16:20 ID:???
ヴァノッツァの遺体をボルゴ宮へ持ち帰ったチェーザレは、彼女を故郷へ埋葬してやりたいと考えていたが、その矢先に遺体は紛失。
魔法師はキアロに、チェーザレを守る為に命をかけ、抜け殻となった彼女の体を魔が乗っ取ってしまったのだろう、と言う。
その事実を知れば、張りつめたチェーザレの精神は壊れてしまう、とキアロは口止する。
一方、ローマに駐留するシャルル8世は、十字軍遠征を認める事、法王の退位を求める宗教裁判を開く事、
更にナポリの覇権を要求し、法王の居るサンタンジェロに36基もの砲口を向けていた。
焦って逃げようとする法王にチェーザレは、自分を特使としてシャルルの元へ送ってくれるよう、頼む。
チェーザレはシャルルと会見し、ローヴェレが元々は親ナポリ派であり、裏切る可能性がある事、
フランスが本当にナポリが欲しいのであれば、法王についた方が得策である、と説く。
シャルルはチェーザレとジェーム王子を人質として同行させる事を条件に法王庁と協定を結び、ローマから軍を撤退させる。
チェーザレの甘言に乗せられたシャルルは、当初の要求を何一つ通す事無く、ナポリへと向かう。
進軍途中、フランスを恐れたナポリ王アルフォンソの自主的な退位の知らせを聞いたシャルルは、ローヴェレ枢機卿領ヴェレトリの屋敷に滞在し、祝宴を設ける。
チェーザレ救出の為、屋敷に忍び込んだキアロは、ジェーム王子を見付け、彼も一緒に助ける事にする。
午前2時にチェーザレと来てくれと言うキアロに、王子は複雑な表情を見せる。
宴席を抜け、脱出の準備にかかったチェーザレは、ジェームに呼び止められる。
時間を過ぎても現れないチェーザレ達が心配になり、屋敷へ向かったキアロは、ジェームの足元に眠らされているチェーザレを発見。
ジェームはチェーザレの首に剣を突きつけ、キアロを牽制する。
「フランス王は私の価値を十字軍遠征に見い出している。だから、ここに居る方が私は安全なのだよ。
チェーザレが人質となっている限り、ローマは手が出せない。
法王はトルコの兄から私の暗殺を依頼されている、という噂も聞く。
万が一、多額の賞金に目がくらんだりしないとも限らないだろう?
我が身が一番可愛いからね…」
続く

190 :カンタレラ 8:04/06/27 17:21 ID:???
「腐りきった人だ、あなたは…!
俺はあなたがチェーザレに手を下す前に確実にあなたの息の根を止めるでしょう。だから―――」
「だから…?」
その時、チェーザレがジェームの腕を取る。
「そう、それこそがあなたの真の望み。だが、そんな事にキアロを巻き込まないでもらいたい」
魔となったチェーザレには薬は効かず、彼は眠ったふりをしていたのだ。
「自殺をするのはプライドが許さない。だが、死への憧憬は募るばかり。
あなたの瞳を見れば分かる。もはや、それしか望んでいないのでしょう?
私がそれを与えてあげましょうか…?」
チェーザレはジェームから取りあげた剣で自分の腕を切る。
「この血はあなたを何の苦しみも無い世界へ誘う秘薬。なまじの毒よりもっと効く。
あなたにとって死が甘美なものであるなら、その陶酔を胸に逝くか…王子よ」
ジェームは感激に身を震わせる。
「ああ…君だったのか、私が待ち望んでいた、死の天使。
私はこの身が禍の種になるのはもう飽きた。けれど…
私は、それでも、兄を愛していたのだよ…心の底から…」
チェーザレの傷に口付けし、ジェームは息絶える。
屋敷を脱出したチェーザレとキアロは、途中、馬を止める。
チェーザレは薄く氷の張った湖に入り、身を清める。
驚いて止めるキアロの腕を振り払いうチェーザレ。
「魔物の匂いが消えないんだ…胸がムカつく。
いくら清めても、私の内から血の腐った匂いが湧き上がる。
私が奪った多くの人の命…それを考えるだけで、この身が火照る。
怒りなのか、悲しみなのか…それとも…快感、なのか」
涙を流すチェーザレを見て、キアロも湖に入り、その肩を掴む。
「あんただけじゃねぇんだよ、血に汚れてんのは!
あの時だって、あんたが動かなきゃ俺が殺してた。
それでも、俺達は生きてかなきゃならないんだ…!」
「何の…ために…?」
「それを…見極めるためだろう―――多分」
続く

191 :カンタレラ 9:04/06/27 22:32 ID:???
戦場となる恐れのあるローマを離れ、夫の故郷ペーザロに避難していたルクレツィアは、チェーザレがフランス軍より脱出したとの報をうけ、胸を撫で下ろす。
フランス軍の捜索を避け、密かにローマに戻ったチェーザレは法王と会う。
チェーザレは、シャルルがナポリに到達しても王位を承認しない様に
(法王が認めなければ即位できない)と頼み、法王庁を中心とした神聖同盟を組織する事を進言する。
「この機を利用せずにおかれましょうか。これは、イタリアを法王庁の名の元に統一するきっかけとなりましょう。
何卒、諸国にお呼びかけを、猊下」
労せずしてイタリアを統一する為にチェーザレはフランスをたきつけ、この時を待っていたのだった。
チェーザレは自らもキアロとタジオを伴って、各地の有力諸公の説得にあたった。
少し遅れて、法王はシャルルの追跡から逃れる様に、先にチェーザレが根回しした各国を訪問し、次々と同盟を結んでいった。
チェーザレと共にペルージアのバリオーニ家に滞在する法王は、ペーザロへ使いをやり、ルクレツィアを呼び寄せる。
チェーザレに兄以上の思慕を抱くルクレツィアは、再会を喜ぶ。
夕食の席に「神聖同盟軍がフランス軍を破り、シャルル8世はフランスへ逃亡した」との急使が到着。
法王は喜ぶが、チェーザレが浮かない顔をしているのを見たキアロは、夕食後、彼の部屋を訪ねる。
「何が勝利だ!シャルルはアルプスを越えたというじゃないか!
大方、フランス軍の携えた財宝を略奪するのに夢中で、まんまと逃げられたというのが真相だろう。
何の為に諸国を回り、布石を打ったのか…
これだけフランス軍にひっかき回されても、まだ己の利のみに目を奪われているとは!!
だが、悔しいが今の私の力ではこれが限界だ。枢機卿が戦の先陣を切るわけにもいかぬ…
この先、いくら策を弄しても、それを実行する者が“無能”である限りな!!」
19歳で枢機卿という誰もが羨む地位を得ながらも、聖職者としての野望の限界に、チェーザレは苦悩していた…
続く

192 :マロン名無しさん:04/06/27 22:53 ID:???
「聖譚曲(オラトリオ)・空想戯画0000」を教えてください。美麗な装丁が気になります。

193 :マロン名無しさん:04/06/27 23:37 ID:???
カンタレラ乙です 続き気長に待ってます

194 :カンタレラ 10:04/06/28 00:24 ID:???
同じ夜、庭に出ようとしたルクレツィアは、偶然にバリオーニとその実妹が睦み合っているのを目撃。
ルクレツィアは嫌悪感を抱くが、それこそが自分がチェーザレに望んでいる事だと思い至り、その想いに苦しむ。
フランス軍撤退を受け、一行はペルージアからローマへ凱旋し、法王は南部に住むホフレ(法王の末子)とその妻・サンチャを呼び寄せる。
ローマの酒場では、未だ指一本触れさせぬ妻に腹を立てたジョヴァンニ(ルクレツィアの夫)が酔って、
ボルジア家は皆が近親相姦だと騒ぎ、人々の間で噂が面白おかしく広がっていた。
噂を聞きつけたチェーザレは、神聖同盟が成った今、ジョヴァンニにはもう利用価値が無い、と切り捨てる決意をする。
裏では、同盟をより強固なものとする為、反対する地方豪族達の排除にキアロが動いていた。
同盟軍は法王庁の元、教会軍と名を変え、着々と整備されてゆく。
法王は次男のホアンを教会軍総司令官に任命し、ローヴェレと組みする最大の反対勢力・オルシーニ家の討伐に向かわせる。
チェーザレの命を受けたタジオに総帥を暗殺され、主力を欠いたオルシーニ軍との戦いは楽勝かと思われた。
しかしホアンの軍事能力は極めて低く、副将を捕えられた挙げ句、かすり傷程度で逃げ出す始末。
逆に城壁まで迫られた法王は討伐を諦め、法王占領下の城をオルシーニに買い戻させ、講和を結ぶ。
あまりの歯痒さに我慢が効かなくなったチェーザレは闇に捕われそうになるが、キアロに救われる。
一方、ジョヴァンニは…
法王を侮辱する噂を流したとして殺されるかもしれない、と逃亡を図る。
法王からジョヴァンニとの(近い将来の)離婚を告げられ、
自分が政略結婚の駒である事を自覚させられたルクレツィアは、思い余ってチェーザレに気持ちを打ち明ける。
「あなたが行けと言うなら、どこへでも嫁ぐ。何人の男にこの身を委せてもいい。だから、一度だけ―――」
「お前を大切に思っているよ。愛してる…妹として、ね」
チェーザレが去り、泣き崩れるルクレツィアを、ジョヴァンニが拉致。
法王から、離婚の理由がジョヴァンニの性的不能者であり、白い(肉体関係が無い)結婚である、
と提示された彼は腹を立て、一矢でも報いようとルクレツィアを強姦しようとする。
続く

195 :カンタレラ書き:04/06/28 00:29 ID:???
>193
ありがとうございます。励みになります。

196 :マロン名無しさん:04/06/28 09:19 ID:???
お疲れ様です。

笑う大天使お願いできるでしょうか

197 :未解決リスト:04/06/28 16:02 ID:???
『アリスにお願い』 岩館真理子 著
集英社YOUNG YOU
1990年度作品 全3話
1996年 文庫化
同時収録作品
『白いサテンのリボン』『眠るテレフォン』

198 :マロン名無しさん:04/06/28 20:39 ID:???
「ナノトリノ」と「おとぎ奉り」と「ヤミと帽子と本の旅人」をお願いします

199 :マロン名無しさん:04/06/29 00:10 ID:???
魔術っ子! 海堂くん!!って漫画をざっと教えてもらいたいっす。

200 :アリスにお願い(1):04/06/29 01:01 ID:???
美名子は田舎町で暮らす高校生。
五年前、両親とドライブ中に事故に遇い、一人だけ軽傷だった美名子は、親戚の村上家に預けられた。
村上家には、実家を離れ東京の大学へ通う信と、地元の大学生である克利の兄弟がいる。
そしてもう一人、江利子という妹がいた。
五年前の雨の日。
江利子と仲間の子供達は、遊び場にしていた川沿いの斜面に建つ小屋で土砂崩れに遇った。
他の子供達の遺体は見付かったが、川に流されたのか、江利子だけが行方不明のままだ。
小屋には外から鍵がかけられていた。
両親が亡くなった美名子は、女の子のいなくなった村上家の養女となり、幸せに暮らしていた。
だが、町が開発される事になり「変わってしまう前に」と帰省した信が、事件の真相を探り始める。
信が疑っているのは、当時の子供達のリーダー格だった混血の美少女、佐川アリス。
信と克利と三人で川沿いへドライブに出た美名子は、事件の記憶をたぐり始める…
当時、よそ者で村上家の居候だった美名子はいじめられていた。
小屋の鍵は、アリスが持っていた。
あの雨の日、小学校からの帰り道、小屋へ急いでいた美名子は、前を歩くアリスを見つけた。
集合時間に遅れると、三時間も小屋に閉じ込められる“罰”が待っていた。
美名子は「なーんだ、アリスも遅れたんじゃない。今日の罰は私とアリスだ」と思った。
何と無く声をかけずに後を歩き、小屋に着いた美名子は、アリスが鍵をかけて立ち去るのを見た。
その時、土砂崩れが起き、小屋は飲み込まれていった…
それ以来、いじめっ子だったアリスは優しくなり、今では美名子の親友だ。
あの日の記憶は、美名子の忘れたい記憶をも呼び醒ます。
――あれは事故。誰もあんな事になるなんて思わなかった。
そして私はこの家に…でも、江利子ちゃん程の大切な存在にはなれない。
私のお願いなんて、神様はいつも聞いてくれない――
「知ってる?美名子ちゃんの事。
美名子ちゃんのお父さんとお母さんて、すごく仲が悪くて喧嘩ばかりしてるんだよ。
今度の事故だって、ただの事故じゃなくて、無理心中なんじゃないか、って言ってたよ、うちの親」
「何も知らないのに勝手な事言わないで!あれは事故よ!」
――勝手な事言わないで、江利子ちゃん――
続く

201 :マロン名無しさん:04/06/29 02:16 ID:???
>一人だけ軽傷だった
両親は死んだってこと?

202 :アリスにお願い(2):04/06/29 02:35 ID:???
小屋を建てた老人は既に亡くなっていたが、信はその娘から、小屋には扉以外の出口があったかもしれない、と聞く。
信は抜け道の途中に江利子の遺体があるのではと考えるが、美名子もアリスも、他の出口は知らないと言う。
ある日、風邪で休んだアリスを見舞った美名子は、外に連れ出される。
「美名子、あなたが江利子ちゃんが死ぬのを望んでいたから、だから、私がそうしてあげたのよ。
あなたのお願いを、私が聞いてあげたのよ。わかってる?」
何も頼んでいないと叫ぶ美名子に、アリスは冗談だと言う。
「忘れたの?あの子は誰かに突き落とされたのよ、川へ。そうでしょう?江利子ちゃんの体は、私がどこかへ隠した」
「アリスは頭がおかしいのよ!普通じゃない!私は何にも知らない!土砂で小屋が崩れるのを見ただけよ!」
 
江利子の命日。花束を持って川に出かけた美名子は、川べりで座り込み、事件を思い出していた。
あの日、美名子はアリスの鞄から落ちた鍵を拾い、わざと遅れて小屋に行き、鍵をかけた。
中から「開けてよ〜」と声がしたが、開けなかった。
その時、土砂崩れが起こった。驚く美名子の後ろに、江利子がいた。
「人、呼んでこなくちゃ!」
駆け出した江利子を、美名子は追いかけた。振り向いた江利子は咎めるような目をしていた。
「どうして鍵をかけたの?鍵かけなかったら、みんな逃げられたかもしれないのに」
――みんなには言わないで。言ったら私はどうなるの?
あの家にいられなくなるの?そうしたら、どこへ行けばいいの?――
 
「今、私が後ろから押したら、美名子は川に落ちちゃうわね」
いつのまにか、美名子の後ろにアリスが立っていた。
「こうやって」アリスは美名子の肩に手をかける。
「右手だけで簡単に、美名子は江利子ちゃんを川に落としたの。
…どうして?」
 
小屋には、アリスだけが知る秘密の出口があった。
事件の日、小屋の中にいたアリスは抜け道を通って難を逃れた。
「裏の横穴から出た時、二人が見えた。江利子ちゃんが川へ落ちていくのを見た。
ねぇ美名子、私はあの日から、何度も何度も同じ現実を見続けているの。
少しずつ、お人形のようになっていく江利子ちゃんを…」
続く

203 :マロン名無しさん:04/06/29 02:39 ID:???
>201
事故の時点では美名子の両親は重症で、その後亡くなったのです。

204 :アリスにお願い(3):04/06/29 03:46 ID:???
美名子が去った後、アリスは流されてゆく江利子を追いかけたのだった。
「江利子ちゃんは私を試すように川を流れていくの。
美名子は何の罪も無い顔をして、自分の殺した女の子の家族の中で、愛されて、同情されて。
あの家族の中でそんなふうに暮らせるなんて、美名子は何て残酷な子なんだろう。
全て私がやったように思わせて、私の事を好きなふりをして暮らしていけるなんて…」 「信さん達に本当の事を知られるぐらいなら、死んだ方がいい。アリスが私を殺せばいいわ」
「美名子が私を殺せばいいのよ」言いながら、アリスは川へ入って行く。
「本当はあの時、私も死んでしまえばよかったって思っているんでしょう?」
「そうよ…アリスなんて死んじゃえばよかったのよ!
みんな…私も、江利子ちゃんも、みんな…アリスの事、嫌ってたわ!」
言いながら、美名子の心に不思議な感情が湧き上がる。
――アリスのようになりたかった。綺麗で、我が儘で、幸せで、残酷な、何でもできる、特別な女の子
アリスは私の、特別な女の子――
美名子はアリスの背中に抱きつき、謝る。
「ごめんなさい、アリス。私、罰を受けるから…」
背中に美名子の涙を感じながら、アリスは呟く。
「私は美名子のこと、好きだったわ。一番仲良くなりたかった」
振り向いたアリスは泣いていた。
「こんな大切な秘密を人に言う気なんて無いわ。私と美名子の、二人だけの秘密だもの。
私達の罰は、誰にも言えない秘密を共有する事。大人になってもずっと…二人だけの秘密を持ち続ける事…」
瞬きもせず、真っ直ぐな瞳でアリスは美名子を見つめる。
翌朝。普通に挨拶を交し、二人は登校する。同じ日の昼、美名子達のもう一つの遊び場だった廃遊園地が開発のため、取り壊される。
回転木馬の下の地面から、江利子の遺体が発見され、その晩、アリスは川で死んだ。
秘密は、永遠に鍵をかけられたのだった。
終わり

205 :マロン名無しさん:04/06/29 03:51 ID:???
短編なのでまとめやすいと思って手を出しましたが、難しかったです。
誤字・脱字、判り辛いところ、多いと思います。申し訳ありません…

206 :アリスにお願い:04/06/29 04:06 ID:???
まとめサイト管理人様
いつもお疲れ様です
>204の
(1)
暮らしていけるなんて…」◎「信さん達に〜
(2)
二人は登校する。◎同じ日の昼〜
の二箇所、サイト掲載時に◎の部分に改行処理をしていただきたいです。
お手数ですが、よろしくお願いします。

207 :マロン名無しさん:04/06/29 07:18 ID:???
アリス乙ー
少女漫画(岩館さんとか)は、雰囲気や間で読ませて
人によって解釈違う…みたいな部分も多いから難しいですよね。

208 :マロン名無しさん:04/06/29 13:27 ID:???
忘却の旋律と地球管理人をおねがいします

209 :マロン名無しさん:04/06/29 21:19 ID:???
山岸凉子の「狐女」「緘黙の底」「木花佐久夜毘売」「時じくの香の木の実」お願いします。

210 :狐女 1:04/06/29 23:17 ID:???
 貧しい老夫婦のもとで、母親だという女性の写真を見ながら育った九歳の理(まさる)。
老夫婦の死後、F県の旧家の隠し子である理は九耀(くよう)家で暮らす事になる。
その家の主であり、理の父である征二郎は亡くなっており、そこには征二郎の妻と、
35歳も歳の離れた長兄・征一、一つ年上の姪・美央子、中学生の甥・稔がいた。
明るい美央子は理を連れて外に遊びに行くが、そこに近所の子供たちが来て、
「ナマっちろい奴だな、イナリ屋敷にまた化け物が増えた」と騒いだ。
稔が来て子供が逃げた後、理は『異形神社』を見つける。イギョウではなくイナリと読むのだという。
異形神社は九耀の敷地内にあり、そのためイナリ屋敷と呼ばれているのだろう。
そこへ派手な格好の女が来る。稔と美央子は彼女を見て逃げていく。
「あんた誰?見かけない子ね。あたしこのお社のキツネ」女はおかしな事を言った。

 美央子に見せられたアルバムには、幼い頃から写真で見た母親が写っていた。
その女性の名は百合だという。九耀家でお手伝いをしていて、美央子が幼い頃に辞めた。
「もっと面白い事をしよう。ここじゃだめ、薄暗いところじゃないと面白くない」
理はそう言って美央子を押入れの中に連れ込む。しばらくして、着衣の乱れた美央子が飛び出した。

 征一たちの話から、キツネと名乗った女が聖子(まさこ)という名だという事、
征二郎と妾との間の娘だという事を知る。征二郎は多数の妾を持っていた。
自分と同じ立場の聖子に、同病相哀れむような気持ちで理は話し掛ける。
記憶にすらない自分の母の百合。会いたいわけではないが、百合の事が知りたいと言う。
同じ立場にいるためか、そっけない態度を取るばかりの聖子がまるで昔から知っている人のように思える。
「あたし子供とは友情を結ばない主義よ。帰って」 「また来てもいい?」
「だめよ!ベタベタした子は特に嫌い!」理は九耀家へと帰った。

 理はその夜、夢を見た。青白い狐火の中、狐の尻尾が見えた。その先には聖子が。
理が触れると、聖子の顔は突如狐にかわり「ベタベタした子は嫌いだよ!」と叫んだ。

211 :狐女 2:04/06/29 23:19 ID:???
 目が覚めた。どうしようもない気分、何もかもメチャクチャになればいい。
そこへ美央子が通りかかる。押入れの中でしたような事はしない、
自分は暗い所が好きだから、一緒に土蔵の中で遊ぼうと持ちかける。
美央子は怯えながらも素直についてきた。

 征二郎の妻は、土蔵の中の声に気づく。

「い、いや!いやだってば理ちゃん!さ、寒い」 「うるさい静かにしろ」
「やめてやめて!冷たい」 「黙れと言っているのが聞こえないのか!」

土蔵の中には全裸の美央子と、ホウキを持った理がいた。
その光景に、征二郎の妻は過去を思い出す。過去にもこんな光景を見た。
泣く美央子は服を着せられ連れて行かれる。征二郎の妻は怒りながら言う。
「お前はお前の父親と…母親と同じだ!」子供に何を言うのかと止める征一を振り払い、
「この子の顔をごらん!子供じゃないよ!」と叫ぶ。理は笑う。
「親父は女なら誰にでも手を出したんだね。たった一人を除いては。
 あんたにはお義理の征一ひとりだものね。わかったよ。あんたはお義理だよ」
征二郎の妻はその言葉に我を失う。その顔が、理には狐のように見えた。

212 :狐女 3:04/06/29 23:22 ID:???
「出ておいき!人でなし!お前は犬畜生にも劣るんだ!
 お前は父親と娘との間に生まれた畜生以下の子なんだよ!
 お前はあのキツネつきの聖子と夫との間の子なんだ!化け物!」
理は呆然とする。

「嘘だ。だって……僕のお母さんは、お手伝いの百合って…」
「百合には莫大な金を払ってお前をこの村から連れ出してもらったのだよ!
 二度と二度と見たくなかった!汚らわしい!お前は人間じゃない!どこへでもお行き!
 父娘でつるんで生まれた子だ!皆が笑うわ!誰もお前を人間扱いしない!」
理が生まれる前、征二郎と聖子が裸で土蔵の中にいるのを、征二郎の妻は見たのだ。


 征二郎の妻は鞄と、大金を放り投げる。
「お前はうちの子じゃない。いいや、人間の誰の子でもないんだからね。
 お前の母親はここから一歩も出しゃしないが、お前はとっとと出ておいき!」
理はその言葉に涙を流すわけでもなく、冷静に地面の金を拾って、聖子のもとへ走っていく。
「あんたが僕のお母さんだって。あんたが僕を産んだの?すぐわからなかった?」
聖子は男といちゃつきながら、子供なんて産んだ事はない、気味悪いと笑う。
理はその村を離れ、一人で電車に乗り、どこかへ行く。その顔はとても子供の物とは思えなかった。




  あの社から飛んできたのかな
  僕の胸に狐火がともってる
  青白くて冷たいな




213 :狐女 3:04/06/29 23:25 ID:???
しじまの底予約しておきます。
コピペは出来るようになったんですが、
フロッピーが使えないので時間旋律と玄武はしばしお待ちを。

214 :マロン名無しさん:04/06/30 00:00 ID:???
山岸凉子の夜叉御前お願いします。
あとデート倶楽部という漫画もお願いします。

215 :マロン名無しさん:04/06/30 01:02 ID:???
山岸涼子ブームか?

216 :マロン名無しさん:04/06/30 03:04 ID:???
大魔法峠っていう漫画をお願いします

217 :マロン名無しさん:04/06/30 08:39 ID:???
9歳で、勃起ができないからかわりにホウキを突っ込んだのか?

218 :緘黙の底 1:04/06/30 14:15 ID:???
 吉岡彩子は産休の先生の代理として、S市立第一小学校の養護教諭を勤めており、
キスだけで一線を越さないような清い関係だが、五年のクラスを担当する関谷と付き合っている。
関谷はスピード違反で免停中なので、デートの時は彩子が車に乗せている。

 性教育の講師をするため、性器図やメダカの交尾図を机の上に広げる彩子。
そこへ頭が痛いと訴え入ってきた五年の香取恵は、性器図を見てクスリと笑った。
顔色は確かに悪いが、反抗的で落ち着かない態度の恵は、最近転校してきたばかり。
父子家庭のため放っとかれており放浪癖があり、すぐに授業を抜けると聞いた。
恵はベッドの上でしばらくもぞもぞとした後、もう治ったと言って保健室を飛び出した。

 関谷の両親に紹介される日のために、服を新調しに行った彩子。
そこで恵が補導されているのを見て、恵は自分の妹だと偽り助ける。
恵を車に乗せ、家へと送る。そこには酔った様子の恵の父がいた。
彩子は恵の父の声にぎょっとする。酔っ払いのダミ声はどれも同じに聞こえる…
車から降りて父に手を引かれた恵は、助けを求めるように彩子を見つめていた。

 またある日、恵は頭が痛いと保健室にくる。近頃の小学生はストレスも大きい。
悩みがあるのなら聞くと言う彩子に、悩んだ末に恵は口を開きかけるが、
彩子に会いに関谷が来たので逃げてしまう。保健室でサボる事を覚えたのかと関谷は怒る。

 夜中、彩子は遠い昔の夢を見る。
「逃げて!早く逃げるのよ!」
姉の叫び声。泣きながら逃げていく幼い自分。
目覚めて暑さに窓を開けると、机に置いていた、性教育に使う性器図が床に落ちる。
何故今更こんな夢を見たのだろう。自分のような人間が性を教育しようなんてしたからだろうか?
――これを見て笑ったのは誰だったろうか。恵の顔を思い出し、彩子は恐ろしい事を考えつく。
そんな事は有り得ない。しかし、姉も昔、頭が痛いとよく訴えていた………

219 :緘黙の底 2:04/06/30 14:18 ID:???
 恵が万引きしているのを見つけ、彩子は父親のもとへ連れて行き叱ろうとするが、逃げられる。
翌日恵は学校を休んだ。関谷は心配して家に電話をかけるが、誰も出ない。
母が関谷に話しかけてくる。以前彩子は家に来た時、両親は早くに死に、自分は一人っ子だと言った。
しかし、結婚を前提に付き合っている息子のため、関谷の母が調べてみると、
彩子には姉がいるとわかった。そして、両親が早くになくなったというが、それも変だと……
関谷は姉がいるのかと彩子に問うが、彩子は「どうしてそんな事聞くの」と目を伏せて言っただけだった。


 その後四日間も恵は行方不明。探しても見つからず、彩子が家に帰るとドアの前に眠っている恵を見つけた。
クラスメートからお金を巻き上げて、前に通っていた学校の友達の所に行っていたのだという。
恵の父に、見つかったと電話をかけようとする彩子を、恵は必死で止める。
「わかったわ。誰にも電話しないから。お父さんそんなに怖い?貴方に暴力奮うの?殴ったり蹴ったりとか」
恵は首を横に振る。恵の体には痣など無い。そんな暴力は受けていないだろう。
「どうしてお父さんが怖いの?」
頭が痛いと言い出し、恵は苦しそうに頭を抱える。

「ねえ香取さん。一度だけ言うからよく聞いてね。嫌だったら返事しなくてもいいから。
 お父さん、あなたの体に……いやらしい事をするの?」

恵は震えだし、ぼろぼろと涙をこぼした。

220 :緘黙の底 3:04/06/30 14:21 ID:???
 彩子は校長や関谷にその事を伝えた。父親はそんな事実はないと主張した。
「あの子の虚言です。あの年齢が持つ性への憧れからくる妄想ですよ」関谷と校長も否定する。
「やめてください!妄想でこんな事言えません。
 実の父親に犯されたなど、口が裂けても言えない事です。
 よほど特殊な人間だけがそういった事をすると、普通は考えられています。
 しかし欲望の前では、ほんの一口のアルコールで易く その一線を超えるのです。
 彼らは自分と同等、もしくは上の人間には欲望を感じません。
 我が子であるというよりも前に、 あきらかな弱者≠艪ヲ安心して欲望するのです。
 己の無力感を晴らすがために…さらに無力な子供をねじ伏せるのです。
親の愛≠ニいう名目で最も手近で無防備な子供を…犯す。
 その時、その子供は魂を殺害されるのです……」


 彩子は親権を犯してまで恵を父親から引き離し、弁護士や児童福祉課を駆け回っていた。
「僕はね、香取を彩子先生ほど信じていない。父親じゃなくて自分を犯したのは関谷先生です≠ニ
 言ってもおかしくないような子だと思っているんだ。女性の君にはわからないだろうけど、
 あの子には挑発的というか、性的なニオイがする。危険な子だったと…」関谷は彩子の車に乗りながら言う。

彩子は車をいきなり止め、目に涙を浮かべた。
「よくわかるわ。もっとも信頼していた肉親に犯された子は…自分を清い人間だとは、とても思えなくなるのよ。
 自分は人間以下のいやらしいモノなんだと思えて…それに見合う人間に自分でおとしめてゆくの。
 暴走族に入ったり…男ともずいぶん遊んだ……わたし………」関谷はその言葉に驚く。

221 :緘黙の底 4:04/06/30 14:23 ID:???
 彩子には五つ年上の姉がいた。彩子が八歳の時、いつもは自分に無関心な父が、酒に機嫌を良くしながら、
お父さんの膝に乗りなさいと彩子を呼んだ。父の膝に乗せてもらい、彩子はとても嬉しかった。
「お父さんはお前が好きだよ、二人でうんと遊ぼうね」そう言って父は彩子の体をくすぐった。
はじめは笑って遊んでいた彩子も、父の手が自分の股間に向かっている事に気づき、子供ながら恐怖した。
「いい子だね。こういうの好きだろ、お前」そう言って、父は八歳の子供に共犯関係を押し付けるのだった。
父の力は強く、彩子は抵抗も出来ない。そこへ、工作用の小刀を持った、当時13歳の姉がやってきた。
「逃げて!早く逃げるのよ彩ちゃん!」姉は泣きながら小刀を何度も父に突き刺し、彩子は夢中で逃げた。

 その後の記憶はない。父は学者だった。母は彩子が三歳の時になくなった。
その時姉は八歳で、母が亡くなった時から、ずっと父に性行為を無理強いされていた。
小刀で人が死ぬわけはなく、父は生き残り事件をもみ消そうとした。しかし、その時姉が父の子を流産し……


「姉と私はそれぞれ別の親戚に預けられたわ。父が亡くなったのは、つい三年前。
 それまで一度も会わなかったけど、お葬式にだけは行ったわ。姉は来なかった。
 姉の捨て身の行動で、私の傷は浅かった…けれど……
 何も汚れていないふりをして、貴方と結婚しようとした…わたし…」
関谷は車から出て行った。それは汚れた彩子を拒絶しているのかのように思えて、彩子は涙をこぼした。

 夏休みが明けた頃、恵は児童福祉施設に行く事になった。産休の先生が帰り、彩子は学校を出る。
臨時教諭として慣れているとはいえ、別れはいつも…特に今回は辛かった。
車に乗る彩子。後ろから、猛スピードで車が突進してきた。運転手は関谷だ。
「いい車だろ?免停が解けたので買った。こっちに乗り換えないか?」関谷は笑顔で言う。
「……そんなスピード………また免停に……」彩子は口ではそう言いながら、涙を流した。
関谷が車から去っていった時に流したのとは違う、喜びの涙。



  魂を殺害された子は もう一度息を吹き返す事ができるのでしょうか




222 :ベルセルク:04/06/30 15:37 ID:???
難攻不落の城塞、ドルトレイ。ここは元々ミッドランド国境防衛の要だったが、
チューダーに奪われてからこの100年、皮肉にもチューダーのミッドランド侵攻の
拠点となっていた。
しかも現在そこには猛将ボスコーン率いるチューダー最強の騎士団、
紫犀(シサイ)聖騎士団が駐屯、ミッドランド二大騎士団の1つ
白虎騎士団も壊滅の憂き目に遭い、総力戦でも落とせる保証はなかった。
だが軍議でグリフィスは、「御命令とあらば」それもやってみせると言った。
それも駐屯軍3万に対し、鷹の団5千の兵のみで。
このままではどの道総力戦以外に選択肢はない、やらせてみても、という
グリフィスに大きな期待を寄せるラバン将軍の推しもあり、
国王は鷹の団にドルトレイ攻略を命じる。

この話を聞いてもガッツは「あいつが自分から買って出たんだ。勝算あってのことだろ?」
と安心していたが、キャスカは「冷静でいられればいいんだけど・・・」と
不安な様子を見せる。
あの時の過去語りで話した、金持ちで悪趣味の地方貴族、そいつこそが現在の
チューダー帝国北方戦線総司令官・ゲノン総督だった。

アドンは生きていた。無我夢中のガッツを前に、死んだふりをして生き延び、
本拠ドルトレイに帰還していた。だが私怨を晴らすために傭兵を連れ出し、
生き恥をさらして帰ってきたことでボスコーン将軍の怒りを買い、指揮権を剥奪された。
その後ボスコーンがゲノン総督に謁見すると、ゲノンは次の相手は鷹の団だと
密偵から報告を受けたことを話す。常勝無敗の鷹の団なら歯応えがありそうだと
どこか嬉しそうなボスコーンに対し、ゲノンは1つの命令を下す。
鷹の団の団長、白い鷹は、生きたまま捕らえてこいと。

223 :ベルセルク:04/06/30 15:37 ID:???
ドルトレイは二重の城壁を持つ巨大な城塞の上、断崖絶壁を背にし、
見晴らしの利く盆地を前にしている。それに対し鷹の団がとった陣形は、
盆地を挟んで川を背にした“背水の陣”だった。
妖精の粉で見事な回復を見せたガッツも、戦陣に復帰していた。
一方ボスコーンはその愚行ともとれる行為に驚くが、どんな策を弄しても
一時しのぎにしかなるまいと判断、正面から出撃する。
その日、盆地は乾燥して風が強く、砂ぼこりがもうもうと舞っていた。
グリフィスは「これも予定のうち」と言った。
そして、少ない兵を更に2つに分け、自ら第一陣の先陣をきって出撃した。
切り込み隊長のガッツは敵の一番隊を次々斬り捨て、突破していく。
そのまま大将ボスコーンと交錯するに至る。だが巨大な戦斧を振るうボスコーンも、
簡単には仕留められぬ猛者だった。

武人ボスコーンは元より総督の悪趣味に付き合う気はなかった。
敵の大将の生死など時の運、という考えだ。その戦いぶりに命令を無視して
グリフィスを殺してしまうのでは、と心配になったゲノンは、城の残る
自分の親衛隊を率いて自ら出撃、指揮をとることを決める。

多勢に無勢、鷹の団が不利になってくると、グリフィスはあっさり撤退命令を下す。
このような攻め方では結果は最初から見えていただろうに、何故、と
疑念にかられるボスコーンだが、その時自ら出撃してきたゲノンが追撃命令を下す。
更に全軍にグリフィスの生け捕りを命令、それに成功した者には二階級特進まで
約束してしまう。ボスコーンも総督命令に、やむをえず追撃に移る。
川を背に陣形を整え、鷹の団の持ちこたえるための戦いが始まった。
グリフィスは「生き残ればオレ達の勝ちだ!!」と宣言する。

224 :ベルセルク:04/06/30 15:38 ID:???
ゲノンの出陣に駆り出され、残った者もグリフィス捕獲の報酬につられて
出て行った城を、盆地を見下ろす岩山に待機していたキャスカの部隊が襲撃した。
大軍が駆けて行ったことでますます舞い上がる砂塵はその姿を隠し、
また川辺で戦っている主力軍の眼からそのことを隠しもした。
そこで迎え撃ったのが、指揮権を奪われ城に残っていたアドンとその部下だった。

圧倒的な多勢に無勢、追い詰められながら、死に物狂いで戦う鷹の団。
その中でガッツは、再びボスコーンと対決していた。周りの者達には見えないほどの
速さで両者の剣がぶつかり合う。巻き込まれるので、近付くこともできない。
ガッツ自身も100人斬り以上の危険を感じていたが、ゾッドのことを思い出し、
「あの時ほど絶望的ってわけじゃねえ」と自らを奮い立たせる。

体調万全なキャスカに歯が立たないアドンは、とうとう土下座して命乞いを始める。
だがキャスカがあきれていると、不意にボウガンを取り出してキャスカを撃った。
腕の付け根付近に刺さった傷は深くなかったが、矢には即効性のしびれ薬が塗られていた。
一転アドンに押されるキャスカだが、力を振り絞って剣で棒高跳びをして攻撃を跳び越え、
アドンを斬り捨てた。

225 :ベルセルク:04/06/30 15:38 ID:???
一方ガッツは追い詰められていた。さすがの大剣も100人斬りでガタがきていたために
折れたのだ。そのまま馬からも落とされ地面に転がるガッツ。
他の兵が助けに入っても、とても敵う相手ではない。
だがその時、離れた岩山から見下ろしていた騎馬の影が、巨大な剣を投げつけて来た。
それは数百m離れたところから飛び、正確にガッツの前の地面に突き立った。
それを投げた相手の姿もほとんど見えず、何が何だか分からないまま、
ガッツはその剣を取ると一発逆転、馬とボスコーン自身の首を刎ねた。
チューダー最強の戦士ボスコーンの敗退にどよめく敵を、更なる衝撃が襲う。
背後の城塞に、無数の鷹の団の旗が揚がったのだ。

大将は倒れ城は落ちたとなれば、数は多くとも既にチューダー軍の負けであった。
鷹の団は勝利を宣言、勝鬨をあげる。チューダー軍は敗走を開始し、それに対する
残党狩りが始まった。
引くなと言っても既に命令を聞く者もなくなったゲノンは、グリフィスに追い詰められる。
「一夜限りとはいえ恋焦がれた仲だ。見逃してはくれんか」と言うゲノン。
だがグリフィスの冷たい目に、「恨んでおるのか・・・?」と怯えて問う。
それに対しグリフィスは、「私はあなたに対して何の感情も持ち合わせてはいません。
利用されていただいたまでです」と答え、一突きでゲノンを殺した。

城で1人休んでいるキャスカと出会ったガッツは、身体の動かないキャスカを
抱え上げ、グリフィスの出迎えに向かう。
だがガッツには気になっていることがあった。飛んできた剣の形には、見覚えがあった。
そう、ガッツの睨んだ通り、剣を投げて寄越したのは“不死のゾッド”だった。
ゾッドは1人、つぶやきながら去った。
「まもなく蝕がくる・・・魔王降臨も近い・・・・・・」と・・・

(続く)

226 :マロン名無しさん:04/06/30 16:38 ID:???
ベルセルク大変そうだなー

227 :マロン名無しさん:04/06/30 22:56 ID:???
山岸涼子は近親相姦ものが多いよう

228 :マロン名無しさん:04/07/01 13:04 ID:???
ながやす巧の「沙流羅」のストーリーをお願いします。

229 :マロン名無しさん:04/07/01 15:37 ID:rGpdJId/
NHKにようこそ!
探偵儀式
蜂の巣
これらのストーリーをお願いします。

230 :NHKにようこそ:04/07/01 21:14 ID:???
自己嫌悪中のヒッキーの家に宗教の勧誘が。
ヒッキー、勧誘の女の子に惚れる。
オタ臭いことしてる現場を見られながらも、アパートの隣室の後輩に励まされつつ
こちらからも会おうとする。(偶然、漫画喫茶でバイトしていたのを見つけた)
宗教のゼミに連れられ、彼女が好きで宗教やってるわけじゃないことがわかる。
何の理由かは忘れたが、確か上の事が原因で彼女は自殺しようとする。
ヒッキー、脳内麻薬フルスロットルアンド電波最大放出な説得で彼女を助ける。
結局助けれたけど、それでカップルになる訳でもなくたまに会う程度で
ヒッキーはヒッキーのまんま自己嫌悪しつつ今日を生きる。

どちらかというと話よりギャグを見た方がいい作品。
話が詰まらんわけじゃないが前作の焼き直しでしかない。
NHKは日本ひきこもり協会の略(言わない方がよかったかな?)

滝本君、ひきこもってないでとっとと三作目を書きなさい。
エッセイなんざどうだっていいんですよ。

231 :少女少年 MIZUKI:04/07/01 23:33 ID:???
水城晶(みずき・あきら)は小学六年生の男の子。
人気アイドル・青野るりの大ファンだが、幼なじみの智恵子はアイドルを
「可愛い子ぶってるだけで自意識過剰でわがままな嫌な奴に決まってる」と嫌っていて二人はいつも喧嘩ばかり。
その日も掃除そっちのけで友達とるりの話題に夢中になっていたところを智恵子に怒られ、派手に喧嘩をしたばかりだった。
家に帰ると、姉がカラオケで熱唱している真っ最中。晶もいつも歌っているるりの歌を歌わされる。
すると「もっと雰囲気ださなきゃね!」と姉が言い出し、彼女のワンピースを着せられ母のカツラをかぶせられて、
晶は女装をさせられてしまう。元々女の子っぽい顔立ちだったこともあり、見た目は完全な女の子になった。
もう一度歌ってと進められ「こんな恥ずかしい格好で歌えるか!」と怒る晶だがいざ曲を流されるとつい条件反射で歌ってしまう。
そこに芸能プロダクションのスカウトマン・村崎が現れ、晶をスカウトしたいと言い出した。
女装した姿と、声変わり前の高い声のせいで晶を本物の女の子と勘違いしたのだ。
男であることを明かされ、ショックを受ける村崎。しかし、女装した男ということを差し引いても晶は魅力的な存在だった。
「よし! 女装して女のコとしてデビューすればいいんだ!」
そう持ちかけられ晶は驚くが、事務所がピンチでなんとしてもるりに匹敵するアイドルを出さねばと意気込む村崎もしぶとく
説得を続ける。
そしてついに晶も「(アイドルとしてデビューすれば)るりちゃんに会えるのに……」という村崎の一言にスカウトを受けてしまう。
こうして晶はアイドル「白川みずき」として芸能界入りすることになった。

232 :少女少年 MIZUKI:04/07/01 23:37 ID:???
みずきの初仕事はるりが主演しているドラマへのエキストラ出演だった。
だがたった一言の台詞がうまく言えず、何度もリテイクをする羽目になってしまいスタッフからも睨まれる始末。
自分が芸能界を甘く見ていたことを思い知らされ「やめよかな……」と思いながら楽屋に戻ると、
さっきまであれほど元気そうだったるりが泣いていた。高熱を押して仕事をしていたのだ。
何でそんなにがんばるのかと尋ねると、るりは自分が五歳のときに無理やり母親に劇団に入れられ、
それ以来母親の夢のためにがんばってきたと話す。
でもそれは自分の夢ではない、本当はやりたくないとまた泣きだしたるりをみずきは励まし、すぐやめようと思ったことを反省する。
「あなたフシギな魅力あるから、きっとトップアイドルになれると思う。がんばってね」
次の仕事に向かうるりにそう言葉を掛けられ、みずきはがんばることを心に誓う。
楽屋に誰もいなくなった油断からカツラをはずすみずき。しかし、それを忘れ物を取りに来たるりに見られてしまう。
当然だが、みずきが男であることは絶対にバレてはいけない極秘事項。
しかし、るりは楽屋を間違えたと思ったのか「ごめんなさい!」と謝り出て行ってしまった。

外の扉の名前を確かめるるり。間違いなくここのはずなのに…と思いながらドアを開けるとそこにはカツラを直したみずきが。
「男の子がいたような気がして…」と言うるりを、熱があるせいで見間違えたんじゃないかとごまかそうとするみずき。
しかし今度は、るりの目の前でカツラが取れてしまった。驚いて叫びかけたるりの口を塞ぎ、
何とか黙っていて欲しいと必死に頼み込むと、男の子がそこまでするからには何か訳があるんでしょう、とすんなりOKしてくれた。
「それに…、みずきさん、素質あると思うから…」
「えっ、ホント!?」
「だからね、誰にも言わないかわりにお願い。私なんかいらなくなっちゃうくらい売れっ子になって」
「え?」
 驚く晶を尻目にるりは母親に呼ばれ、次の仕事に行ってしまう。

233 :少女少年 MIZUKI:04/07/01 23:38 ID:???
みずきのCDデビューが決まった。だが村崎の「るりなんか蹴散らすぐらい大ブレイク間違いなし!」の言葉にみずきは
あの時のるりの言葉を思い出し、複雑だった。
それとは裏腹にレコーディングは順調に進み、発売されたCD「天使の予感」はオリコン初登場4位という快挙を成し遂げる。
晶のクラスの男子もすっかりみずきに夢中だった。だがみずきの写真に掃除そっちのけで鼻息を荒げる友達を見て、
また違った意味で複雑な気持ちに。そんな彼らに智恵子は相変わらずアイドル嫌い全開で
「ただチャラチャラしてお金貰ってるバカなアイドルばっか見るからあんたたちもバカになるのよねーっ!」と
偏見丸出しのきつい一言を浴びせる。その言葉に、晶は本気で怒った。
「お前…いい加減その偏見やめろよな…!」
「え…」
「アイドルだって大変なんだよ。チャラチャラしてる奴ばっかじゃねーんだよ…!」
あまりに真剣な晶に、智恵子は何も言えなくなってしまう。

(アイドルをやる理由なんてもうどうでもいい。俺はるりちゃんの言ってた"素質"ってヤツを試したいから…。
"バカでワガママなだけのヤツ"が生き残れるほど甘くはないこの世界…。行けるとこまで行ってやる!)

そう強く決意し、歌番組に出演するみずきと、それを舞台袖から応援するるり。
だがそれをさらに影から見ているショートカットの少女がいた。
「"第二のるり"だか何だか知らないけど、所詮二番煎じ。元々るりのライバルは、この、私なんだから…!」


続く。

234 :マロン名無しさん:04/07/02 00:36 ID:???
「グラビテーション」をお願いします

235 :マロン名無しさん:04/07/02 01:28 ID:???
少女少年って正式名称が少女少年MIZUKIなわけ?

236 :マロン名無しさん:04/07/02 01:34 ID:???
230は原作版…なのかな。
漫画版は完結してないし、原作版としても少し違うような気もするし。


237 :マロン名無しさん:04/07/02 01:48 ID:???
どなたか花田少年史お願いします。

238 :マロン名無しさん:04/07/02 02:08 ID:???
花田少年史予約します。

239 :マロン名無しさん:04/07/02 15:55 ID:???
トリコロ御願いします。

240 :マロン名無しさん:04/07/02 19:52 ID:???
「JOKER FINAL MISSION」お願いします。

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