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【南王手】秘拳伝キラ【八神流】BATTLE.4

1 :愛蔵版名無しさん:04/04/28 00:00 ID:???
未完の大作

前スレ
【南王手】秘拳伝キラ【八神流】BATTLE.3
http://comic4.2ch.net/test/read.cgi/rcomic/1076480874/l50

二代目スレ
【南王手】秘拳伝キラ【八神流】BATTLE.2
http://comic.2ch.net/test/read.cgi/rcomic/1060969794/l50

初代スレ
【南王手】秘拳伝キラ【八神流】
http://comic.2ch.net/test/read.cgi/rcomic/1026472878/

このスレはsage進行でお願いします。

2 :愛蔵版名無しさん:04/04/28 00:02 ID:???
うんこ

3 :愛蔵版名無しさん:04/04/28 00:07 ID:???
>>2 やれやれまた嵐かい

4 :愛蔵版名無しさん:04/04/28 00:14 ID:???
乙かれさま

5 :809:04/04/28 01:29 ID:???
>>Kira=836さん
お久し振りでございます。いつもお世話になっております。
誰が荒していったのか、勿論、俺には知る術がないのです。俺に限らず誰であってもそれは判りません。もし不愉快な侵入者を防ぐ方法があったなら断じて不当な誹謗中傷灘させるものではないと個人的には決意していたのですが、
何分にも2ちゃんねるネットの世界での悪意には手の施しようがありません。残念ながら、それは最近の社会問題板での不愉快な誹謗中傷で明らかでございます。

Kira=836さんの完成版「秘拳伝キラ」は原作者の方以外の方が創造されたこのような格闘ものの小説として、自分が見てきた数多くの小説のなかでも細部まで見事に構成されているという点と原作の雰囲気を生き生きと伝えてくれるという
最も重要な二つの点で疑いもなく最高級作品でありました。それだけにここで終えられてしまわれるのは余りにも衝撃なのです。
このスレをかなり多くの人々が感激しながら鑑賞していたことは間違いないことだと思います。御不快な気分をお感じになったならば、どうかご無理をなさらず又の機会に、でもどうか必ず御投稿下さいます様切にお願い申し上げます。
ありがとうございました。おやすみなさいませ。

6 :愛蔵版名無しさん:04/04/28 12:49 ID:???
       ∧ ∧ 
   =⊃ (゚Д゚ )⊂彡
   _=⊃  ⊂彡_ズガガガ!!   レゲー漫画界の至宝・ファミコン>>6ッキ―こと
 / 〇 〇 - - + /|        轟勇気様が50連打だオラ!
 | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|         ひれ伏せ!虚弱ゲーヲタども!!

ショタ好きなオマエは電脳ボー>>1で勝手に萌えてろ(プ
パンチラ好きなオマエはアーケードゲーマー>>2ぶきの尻でも舐めてろ童貞(プ
ファ>>3コン少年団?頭に会員証くっつけておめでてーな、オマエの頭がな(ゲラゲラ
ゲームセンターあら>>4?現状を見れば家庭用ゲーム機の圧勝だな(プププ
ファミ>>5ン風雲児?ゼビウス改造なんていい度胸してんじゃねーか消防(プ
ファミコンラン>>7ーが名作?そう主張するオマエは札幌で集団リンチされないよう、気をつけて歩けよ(プ
「ファミコンが最高の>>8ード」だぁ?オマエ本当は平成生まれだろ(プ
ロッ>>9ンゲームボーイ?ゲームの世界に引きずり込まれっぱなしな人生だなヒキヲタ(プゲラ
>>10つ撃ゲームボーイ?物は大切にしろよ消防(プププププ
スパルタンX>24周ネタを本気で信じていたオマエは現実と漫画の区別ができない夢遊(ry
この漫画のおかげで>56コロの方がボソボソよりも優れている事が確立したな(ゲラゲラゲラ

7 :愛蔵版名無しさん:04/04/28 13:36 ID:???
ちょうどサンデーを買い始めたのがキラが週刊に移ってきた頃だったから、リアルタイムでみてたよコレ。
地味に好きで単行本も持ってるけど2巻だけは手に入れるのにやたら時間がかかったなあ。
本屋で売り切れといわれて注文したら、しばらくして問屋にも無いといわれて
手に入ったのが約1ヶ月後の第2版だった。
人気あるのかと思いきやその後割と早く終わっちゃうし、あの手に入れづらさはなんだったんだろうと思う。

8 :愛蔵版名無しさん:04/04/28 13:44 ID:???
>>1
乙火神。

増刊版の単行本が出てない…。ケンイチがうらやますい。
あー、俺作者の単行本、キラしか買ってねえです。デビデビは途中でくじけて売っちゃった。


9 :愛蔵版名無しさん:04/04/28 14:00 ID:???
>>8
たしかキラは増刊と週刊一緒に収録されてますよ?
だからサンデーに載った時と単行本では同じ回でも話数が違う。

10 :愛蔵版名無しさん:04/04/28 15:37 ID:???
>>7
<<あの手に入れづらさはなんだったんだろう>>
そうなんだよね
山積みされているから2日後に買おうとしたら既に無いのだ。
また来ますと言われて随分かかった。
打ち切りが不思議だった。
やはりクレームが原因というのは本当かも?。

>>8
<<キラしか買ってねえ>>
根性入ってるな
作者二人に教えてあげられるなら教えてやりたい。

実は俺も今ではそう
他もあったけど場所塞ぎで処分しちゃった
 秘拳伝キラ だけが残っている。

>>9
<<キラは増刊と週刊一緒に収録されて>>
そうです、
でも編集で省略や描き換えがかなりあるみたいなんですよね。
原版がどうなっているかは今となっては知るよしもない、寂しいです

11 :愛蔵版名無しさん:04/04/28 17:16 ID:???
>>9-10
あ、そうでしたか?
サメ殺しの話が根こそぎなくなっちゃってたから…。

12 :愛蔵版名無しさん:04/04/28 17:44 ID:???
>>10
>>11
噂では非常に大きく編集されているらしいですね。
月刊リアル連載時には八神厳矩の容姿が後姿とシルエットでない完全版で、
描かれていたと聞きますし、八神家の面々の超現実的なほどの身体能力を表すカットまで在ったようなのです。
塚原塾長が鮫殺し後、反対派団体に襲われるとか、南王手の異人弟子の襲撃などなど山ほど在った見所が
すべて消されてしまっているらしいんですね。見たことが全くないので残念過ぎです。

13 :愛蔵版名無しさん:04/04/28 18:53 ID:???
>>12
一説では裕にコミックス1冊ぶん以上のカットがあるとも言われている
この漫画を知ったのはコミックスからだから俺もカット部分は全く目にしていない

14 :愛蔵版名無しさん:04/04/28 18:58 ID:???
sage

15 :kira =836:04/04/28 19:43 ID:???
静雲との闘いが終わり 別荘に帰るキラ達
中に待機していた清華も無事のようす 

いくつか ある部屋の一つは書斎らしく かなり広い
多くの蔵書がある部屋一つが本で埋め尽くされている

ランプ 一つが部屋を照らす その中で


高棟 老人の話を聞く キラ達 
殴凱 松風 清華は 高棟を囲むように ソファに座る
現在の時刻は 深夜の十一時ぐらい
・・なぜか時計がないので
正確な時刻はわからないが・・

沖縄から本土の合戦場計画 今までの闘い
キラの正体や その闘う 理由 

阿麻王や厳矩の計画 世界各地の格闘界の異変
一通り 話し終える殴凱とキラ 
それを聞いて

高棟「そうか・・・やはり 君は南王手 八神流か
    姓名からして もしやと思ったが・・・」
  


16 :kira =836:04/04/28 19:47 ID:???

畏怖するような口調で そう言う 高棟

そんな ふうにみられると・・なんだかな
と 鼻の上を掻きながら照れる キラ
妙な有名人になった気分だぜ・・   

そして急に真剣な表情になり 
きっぱりと高棟の言葉を否定する  

キラ「俺は もう南王手 八神流じゃない
   今は 敵対している ・・ただの八神キラだ」

高棟の言葉を遮るようにそう言う

親父も兄貴も俺が倒す・・それが自分の選んだ道
そう 自分の心に再び言い聞かせるキラ 決心は固い



 

17 :kira =836:04/04/28 19:47 ID:???
殴凱「まあ そうゆうこった 高棟」
   それで 俺達も いろいろ 面倒に巻き込まれてるわけよ

ソファで両手を開き座りながら言う殴凱
肩の傷はもう塞がりかかっている様子
恐るべき回復力をみせる身体だ 

しかし 塾長の場合
厄介ごとに 巻き込まれるというより 
自ら 巻き込んでいく といえるのでは・・

・・それを聞いていて 心の中でそう思い 無意識に顔がひきつる松風
あと 毎回 毎回 僕が巻き込まれて苦労しているのだが
・・と付け加えたあと

松風「それで貴方と塾長 五行殺の関係に ついてなのですが・・・」

 

18 :kira =836:04/04/28 19:49 ID:???
今度は松風が話を切り出す 

先ほどの話しの続きになるが

経済界の巨頭と呼ばれた護法院高棟
それが なぜ このような山奥で暮らしている
その 理由は何か・・と松風は言っている

それを聞くと ゆっくり溜息をつき
天上を見上げるようにして語りだす高棟

高棟「もう四十年以上も前の話しになるが・・・」

当時 戦後から 復興の兆しが見え始め
高度経済成長期に入る日本 そして
護法院の内部で揉め事が起こったとき・・

高棟「当時 私は五行殺の一人であり」
   数多くの任務をこなしていた」

それを聞いて やはりな・・と思うキラ
だから あんな罠を仕掛けることができるわけだ
任務というのは おそらく・・暗殺か 

殴凱の方をみると腕組して眼を瞑りながら聞いている
今頃 昔を回想しているのかね・・殴凱のおっさんは
そう 思いつつ 肩をすくめるキラ
  
しかし 思索という言葉が似合わないよな・・その顔が
と 内心でからかい 微笑する



19 :kira =836:04/04/28 19:51 ID:???
高棟「そして 殴凱と出会った」
   
当時 殴凱は二十代半ば 世界各地を喧嘩旅行の最中
強い奴を求め 裏社会で五行殺の事を聞きだし
 高棟に出会い 戦いを挑んだという

松風「そんな 過去が・・・」

隣に座る 殴凱を横目でみる 松風

僕も いろいろな このヒトの武勇伝を聞いていたが
まさか このような人物ともお知り合いだったとは・・・
塚原殴凱・・・過去にまだまだ 謎が多い人物である

高棟「結果として私は敗北 以後その世界から抜け
   今日に 至るというわけだ」

なるほど・・皆が納得する 

殴凱「そういうことだ かなり苦戦したがな
   最後は 勝利の女神が俺に微笑んだ」

そう言って キラをみて にやりと笑い 
そして 意外なことを言い出す殴凱




20 :kira =836:04/04/28 19:52 ID:???
殴凱「俺が南王手に敗れたのは その少し前だ
   その 傷が癒えない頃の出来事よ」
 
今でもそれを鮮明に思い返す殴凱 無意識に拳を握り締める。
本土で戦ったあの怪物 三つ目のキジムナー

・・己の体と顔に刻まれた傷 そして恐怖の記憶・・

その後 俺は裏社会で用心棒となり 闘う日々を過ごす
その最中 五行殺の事を知り拳を交えたのだ・・
と古傷がどこか痛み出すように感じる殴凱

高棟の話を聞きながら キラも興味を覚える
おっさんが沖縄で戦ったという 南王手・・・
どんな奴だったんだろうな・・
五十年前のことだと聞いていたが・・

と思い その光景を想像するキラ 

キラ「なるほどね・・ギリギリの差で おっさんが勝ったわけだ・・」

という事は 高棟もかなりの使い手だったということだ
当時のことはさすがに 知らないキラ 推測しかできない
まあ 今はどうでもいい事だけどな
  
あと・・気になるのは・・


21 :kira =836:04/04/28 20:01 ID:???
キラ「聞きたいことがまだあるぜ
   五行殺はなぜ 南王手のことを知っている?」

五行殺と南王手の間には何かありそうだ・・
そう思い 高棟に質問するキラ かなり真剣な表情 

同じ世界に生きる 一族同士のこと
そこから 関係の想像は大体つくが・・・

高棟「南王手と五行殺の間には長い因縁があるのだ」

そういう 高棟老人 口調から判断して 
その因縁・・・聞くにあたり相当 古い時代からのようだ・・

一応知っておくべきか・・キラは黙って聞く


高棟は語る その隠された歴史の一つを


22 :kira =836:04/04/28 20:05 ID:???
戦国時代から江戸初期にかけて

異形の者が突如として本土に現れた
誰の味方でもなく戦場を好んで歩き

敵は関係なく その場に居るものを殺戮していく
己の業を試すかのように闘争を楽しむ魔物
素手で闘う 異形の化け物

赤い髪 と 独自の衣装 三つ目の怪物
その名は・・・

松風「キジムナー・・・ですか1?」
まさか 再びその名前を聞くことになろうとは・・

驚くが 同時に前の出来事を思い出す 松風 
あの 闇試合 棒術の石山光佐が言った事 を

そうか・・五行殺とも関わりを持っていたのか
南王手は・・

高棟は話を続ける
当然のこと その化け物 南王手 三つ目のキジムナーのことは
当時 各地に勢力を広げていた 五行殺も知ることになり
やがて 両者の間に闘いが起こる そして結果・・・

 


23 :kira =836:04/04/28 20:06 ID:???
高棟「五行殺の惨敗だ 我々の口伝と記録ではそうなっている」

それから長い間 恨みと屈辱が 五行殺の一族に 残ったてわけだ
・・やれやれとキラは天上を仰ぎみる 灯りに照らされて
キラ達の影が映っている・・
 
キラ「南王手は本当にあちこちで恨みをかっているな・・」


人を殺しすぎたので 流派を名乗れなかったのは やはり無理も無い・・
後頭部を片手でかきながら そう思う キラ・・・因果なものだぜ・と

キラ「五行殺の組織はどうなっている?」

気を取り直し 高棟から五行殺の事を聞きだそうとするキラ
闘い方は 相手の規模にもよる 連中の人数を知れば
すこしは対策を考えることができるのだが・・  

 

24 :kira =836:04/04/28 20:08 ID:???
高棟「多分 私のいた頃と変わってはいないはず
   常に五人 それが一族の頂点を占める仕組みだ」

他にも情報収集や後方支援などの人員も存在するが
実質的な 戦闘員は五人だ という 高棟 

少数の方が 人目に付きにくく 秘密も漏れないからだ・
もちろん 互いの顔を知ることはないという高棟  
それらを考慮すると・・

殴凱「五人か・・・さっきの奴で一人 あとは・・・」

静雲という五行殺 あれで一人だが
奴の手の内は読んだ が こちらの手の内少なからずばれたわけだ
勝負は痛み分けか あとは 四人・・まあ地道に潰すしかあるまい

殴凱「どうする小僧 下山するか?」

キラに聞く殴凱 
すでに この場所は ばれた 
また 襲撃される危険がある 移動するべきだぜ・・
殴凱はそういっているのだ

キラ「そうだな・・・」

キラもそれを考慮する
確かに・・この場は危険

別の場所に移動するべきだろうと結論を出す

 

25 :kira =836:04/04/28 20:17 ID:???
それで 決まる キラと松風 清華は
荷物をまとめる準備 明日早朝 下山だ すると

高棟「そうか・・では 私も行くとしよう」

同行すると言い出す高棟 これは以外だ
 
自分の知識が役に立つかもしれないというが

その 申し出に驚いたのは・・・

清華「いいのですか おじい様 ここを離れて!?」

慌てて そう 聞く清華だ
 
その様子を観察するキラ 
何かまだあるな・・・
俺達には隠していることが

高棟がここに どうしてもいなければ
ならない 理由・・

わからない・・が

 

26 :kira =836:04/04/28 20:26 ID:???
キラ「やな 風を感じるな・・」

ランプが照らす 薄暗い部屋の中
その言葉は妙に現実感を持ち皆の心にのしかかる  

またか・・・これは 直感だ 
と突然 眉をひそめるキラ


だが・・と内に秘めた闘志を燃やしながら 
強い意志を秘めた眼を輝かせるキラ 
 
どんな相手だろうが 俺はいつでも受けて立つぜ

・・と楽しそうに笑みを浮かべる

それは見知らぬ強敵に対して キラからの宣戦布告
隣の殴凱達も同じ思いなのだろうか
・・そして松風はなぜか渋い顔

闇が深い夜
キラ達はそれぞれの思惑で過ごす。
  

27 :kira =836:04/04/28 20:41 ID:???
新スレ移行 です 
今日はここまで

昨日 つい眠ってしまい ここに書き込めませんでした
楽しみにしていた方 ごめんなさい

そろそろ キラの外伝を一つ書きたいですね
舞台は戦国時代 ですが もう少し先になりそうです
それより 今は本編を 進めなければいけませんね

あと 私はデブではありませんよw
体脂肪は十五パーセント
食事には気を付けています

あと 別にAAは気にしていません
この二ちゃんねるではよくあることですから

武道家 格闘家の知能は低いのでしょうか?

頭に衝撃ばかり受けると そうなるかもしれませんが
私の知る限り 頭のいい人はかなり多いと思いました
物事の見方が鋭い人 合理的 哲学的な人物もいます。

では

28 :愛蔵版名無しさん:04/04/28 21:05 ID:???
おおっと、食事が終わって書き込みを5分前に
見つけた時思わずそう声を出してしまいました。
Kira=836さん、いつもお世話になっています。

何か嫌な荒らしがあってお怒りなのではないかと
思っていました。俺だったなら嫌な気持ちになるからです。

>>>武道家 格闘家の知能は低いのでしょうか?
そんなことがあるはずはありません、
何よりもこの物語を創るKira=836さんの存在自体が
そのことを明白に証明しています。

緻密な長文を今夜も読ませて頂いて感動しました。
細かいところまで考えに考えて創作されているのが
はっきりと実感できる文章です。

お怒りでないことがわかってほっとしています。
どうか末永く続けて下さいますようお願い致します。

外伝を楽しみにしていますがどうか御無理をなさらないで、
今夜はぐっすりお休みになってください。
失礼します。

29 :803:04/04/28 21:42 ID:???
既に書き込みがあるとは!
まるでこのスレをウォッチしている人がいるとしか思えない早業に驚いています
Kira=836さん、誰かが昨日新スレが建ててくれて書き込みを待っていたのですが
全く無かったことでこれはKira=836さんがひどく心を傷つけられて怒っておられると
今の今まで信じて疑いませんでした
Kira=836さんの丁寧さと繊細さを誤字脱字が全くといっていいほど無いその文章から
感じていたからです、でも本当に嬉しいです
感情的なことを沢山書いて見苦しかったらすみませんでした

毎回実によく練り上げられた文章でひたすら感心してしまうのですが
一層磨きが掛かってきているのを感じないではいられません
幅広い教養をお持ちだということは滲み出るように感じます
俺の文だとこれ以上は同じことの繰り返しになってしまうので
止めますが
素晴らしいです
いつも本当にありがとうございます

30 :愛蔵版名無しさん:04/04/28 22:16 ID:???
まさかこのまま居なくなってしまうなんて考えられないと思っていましたが、
以前かなり長い間中断した時があったのでもう終わりかなと覚悟していました。
しかし非常に楽しみにしていたのでかなり鬱気分を引きずることになるなとも思ってました。
取り越し苦労で良かったです。貴方の作る物語は巧いですし楽しいです。
これからも楽しませて下さい。



31 :愛蔵版名無しさん:04/04/28 22:34 ID:???
>>12
>>13
そんなに大量のカットがあるなんて驚きました。見てみたいですが、もう元の画をもっている人はいないでしょうね。
貴重な情報ありがとうございます。でも八神厳矩の姿まであったなんて!、諦めきれない気持ちですよ  涙。

>>15-27
止めたんじゃなくてよかった、あそこで終わってしまったら眠れないですからね。
キラ、松風、欧凱その他大勢のオリジナルキャラ全てでセリフの作り方が上手い。
心の中で喋っているセリフのおかげで画が無くても情景や表情が浮かんでくる
そこがとても上手いと思って感心しています。

32 :809:04/04/28 22:53 ID:???
>>Kira=836さん、
改めて読んで名文家ですね。これだけストーリーを自己満足的でなく作ることが出来て、綺麗な文章を書ける人は稀です。格闘家の知性について沢山のことが言われているようですが、Kira=836さんの創作力を知ったならば
だれでも敬意を感じないではいられないでしょう。突然、誹謗中傷には驚きましたが、お疲れになっただけと伺って安心できました。何も御礼が出来ないのですが、今夜もありがとうございます。

33 :愛蔵版名無しさん:04/04/28 23:01 ID:???
幻の秘拳伝キラ続編が読めるオンリーワンのスレが無くならなくてよかったー
どこかいくときはご一報くださいよ>作者さん

34 :愛蔵版名無しさん:04/04/29 00:12 ID:???
書き捨ての部分が微塵も感じられないところが素晴らしいです。
作者の方の真剣さと責任感、加えて知性を感じられる優れた文章だと思います。
先の展開を楽しみにさせて頂きます。
草々

35 :愛蔵版名無しさん:04/04/29 00:18 ID:???
行間に辺りを払うような熱い空気が感じられる
ひと言感想でした

36 :愛蔵版名無しさん:04/04/29 01:01 ID:???
帰ってきたKira=836さん ではなくて
勝手に勘違いしていただけだったのか
冷静になる必要があるね

37 :愛蔵版名無しさん:04/04/29 01:25 ID:???
>>Kira=836さん
外伝の執筆に意欲を見せて下さって嬉しいです。
これまでのKira=836さんの書き方を見れば、
万全の準備をした上で始めて公開を宣言される方だと
分ってきましたから大きく期待しています。
こんなに自信を持って期待できるのは滅多に無いことで
それだけKira=836さんの実力は非凡だと感じいてます。

五行殺一派VS南王手八神流で前者の惨敗。
イメージを裏切られるんじゃないかと一瞬心配したけど
さすがにほっとしました。
南王手が惨敗なんてことには決してしないで下さいね、
Kira=836さんには、今更お願いするまでも無いことですが
念のために無礼を承知で言わせて頂きました。
主人公一派はどんな時でも最強であって欲しい人間なのです。

38 :37:04/04/29 01:27 ID:???
今気が付いたのですが体脂肪15パーセントは理想的体系ですね。
節制していらっしゃるKira=836さんが実感できます。

39 :愛蔵版名無しさん:04/04/29 02:09 ID:???
時々通して読んでいます。

いつも文章がすごく上手いです。
それだけでも尊敬に値するのに、
物語を作る能力も秀でている。

読んでいて退屈というか
苦痛を感じさせないですね、
こういう文章は書きたくても
書けないです。
全部を通して読み直しましたが、
どんどん洗練さを増しているのが
感じられます。
殆ど批判するところが見当たらないです。
Kira=836さん、貴方はすごいですよ。

40 :愛蔵版名無しさん:04/04/29 02:43 ID:???
格闘漫画に限らず漫画やアニメのノベライゼーションは好きで沢山読んできたけれど、
ただ(無料)でこれだけの内容はすごい。
碧星タケル氏とは別人だそうだけど、それも当然だろう。
碧星氏の格闘小説「ストリートファイター1&2」はこの長文に遠く及ばなかった。

Kira=836様へ
見事な作品を無料で読ませて頂けて強く感謝します。

敬具

41 :愛蔵版名無しさん:04/04/29 03:06 ID:???
前スレの水島と八神の喧嘩スパーリング編。少年漫画の王道的展開の文書化がすごく興奮させられた。
しかもこれは原作に無い話なんだね、というより全て原作に無い話だと後からわかって大感動でした。

42 :愛蔵版名無しさん:04/04/29 16:51 ID:???
ゴールデンウィークのお陰で保存しておいた前スレの初めから
今日の分まで通して始めて読んだ
休みでもないと之ほどの長文に耐えられる自信がなかったからだが
楽しく読めた
ト書と台詞の間合いが適切なせいか疲れもしなかった
作者は一体どんな男あるいは女なのだろうか?

43 :愛蔵版名無しさん:04/04/29 17:42 ID:???
>>41
小説では画と違って情景を想像するのにはワンテンポ時間が必要ですよね
コミックスの画を記憶に焼き付けた上で十分に時間をかけて読み直してみてください
物語の充実度だけでなく作者の真摯な人柄に触れられる満足感も味わえます

44 :愛蔵版名無しさん:04/04/29 19:53 ID:???
>>41
作者が力の限りを込めてつくりあげ描写したのは
アメリカ軍基地での深夜のコンバット・ファイトの方だよ
緻密な計算を感じさせるバトルシーンならこっち

45 :愛蔵版名無しさん:04/04/29 20:53 ID:???
護法院清華がヤンキーにからまれているところを八神キラが助けたわけだけど、これは偶然の出会いだったのかな?。

忍術まがいの技を駆使出来る護法院清華がヤンキーに易々と言いなりにされる程ヤワだとはとても思えない。

護法院清華が八神キラを協力者として引き込むためのシタタカな自己演出だったという伏線なのだろうか?。

46 :愛蔵版名無しさん:04/04/29 21:17 ID:???
>>45
Kira=836氏がこの先、そうだったのか、と思わせる話を作ってくれる筈だよ。
安心して楽しみに待とう。

47 :愛蔵版名無しさん:04/04/29 22:28 ID:???
この先どんどんKira=836さんは難しい立場に追いやられていくのだろうか?。
それとも既に全てが一部の隙も無く計画済みで完璧な予定調和的大団円まで我々を導いてくれるのだろうか?。
俺はこの点に激しく興味を感じる。

48 :愛蔵版名無しさん:04/04/29 23:02 ID:???
数年前はキラのサイトは沢山あったのに今はまるで無い。悲しい哀しい寂しい。
と思っていたらここを見つけてゴールデンウイークは超ハッピーな気分。

49 :愛蔵版名無しさん:04/04/29 23:37 ID:???
>>47
前前のスレだったかもしれないが
全編既に完成していて、主に細部を洗練することを
やってからここへ公開しているという意味のことを
作者が書いていたような記憶があります。

50 :愛蔵版名無しさん:04/04/30 00:07 ID:???
まだKira=836氏の実力は明らかになっていないと思う。大化けするか凋むかは今が正念場だ。

51 :愛蔵版名無しさん:04/04/30 05:15 ID:???
熱い

52 :愛蔵版名無しさん:04/04/30 15:17 ID:???
嵐はこねーだろうな!

53 :愛蔵版名無しさん:04/04/30 17:23 ID:???
そろそろ、どんでん返しが起きそうなストーリー展開ですね。

54 :愛蔵版名無しさん:04/04/30 18:08 ID:???
文字を読むのって辛いッす、こんなに体の中で活字離れが進んでいたとは思わんかった 

                                                  _│ ̄‖○

55 :kira =836:04/04/30 19:36 ID:???
一方 その頃


霧がかかる山奥 夜の暗闇の中 を走り抜ける影
 殴凱と一戦交えた静雲だ 

殴凱の打撃で 肋骨が数本折れている
 体中に 激痛がはしる静雲 
 
が その脚は速度を落とさない
疾風のように走り続け木々の間を駆け抜ける 
彼の 任務は 敵の力量を測ること

なんとしても それを他の者に伝えなければならない・・
すなわち威力偵察だ 

だが・ 僅かに 焦る 静雲 その理由・・

静雲「くっ なんだ 奴は・・」

 

56 :kira =836:04/04/30 19:37 ID:???
先ほどから 自分についてくる気配がある
もちろん まこうとした が 
 
全ての 隠形の術を駆使し
自分の 脚力を持ってしても

気配は なお 消えずに ついてくる
 
まるで 静雲の行動を全て見通しているかのようだ

いつから 奴は付いていた・・?
 
それを まるで察知できなかった静雲 
 いったい何者だ・・と疑問に思う

急に立ち止まる 霧がかかる山奥の闇 
今は それが 不気味に感じる

普段は 自分の身を隠すのに最適な環境
だが 
今は それが逆になっているようだ・・と歯軋りする静雲

 

57 :愛蔵版名無しさん:04/04/30 19:37 ID:???
>>45
実は同感です。あれだけ武術を使えそうな女の子なら不良を撃退できて当然だと思います。
何か仕掛けが無ければ不自然です。

58 :kira =836:04/04/30 19:38 ID:???
静雲「誰だ・・出て来い」

逃げられぬ・・このまま 放置はできない

ならば この場で消すしか 選択肢は あるまい 
そう 判断 追跡者 を待ち構える

・・余計な手間だが仕方あるまい 

静雲の声が 静かな山奥の闇に 吸収される  
何の反応もないかのように見えたが・・

突然 血生ぐさい 風が吹く・・それは 南風・・
死を 運ぶ 破壊の風 それが吹いている・・   

ざああああ と木々が音を立て怯えるように揺れる

しばらくの 静寂・・・追跡者の気配が突然 消えた
やがて・・深い 闇の中 から

 

59 :kira =836:04/04/30 19:40 ID:???
声「ほう・・もう 逃げないのか?」
  
それは 地獄の底から聞こえてくるような 不気味な声

年齢 はわからぬ が おそらく男・・・ 
この状況を 楽しんでいるような感じすら 受ける 

わざと気配を隠さずに 感知させていたのか・・
追い詰めた 自分の獲物をおびえさせるように
今 それを理解した静雲 おのれ・・

突然  木々の間に にじみでる 人の輪郭 
月夜の 深い霧の 闇の中から出る 姿・・

静雲は眼を凝らす その異形の者・・
自分の記憶を探る静雲 

たしか・・あれは

 

60 :kira =836:04/04/30 19:43 ID:???
静雲「まさか・・貴様は」

その姿・・まさに 一族の伝承にある魔物
五行殺の一族が屈辱的な敗北を記した唯一の相手

赤い髪 独自の衣装 そして三つ目
悪魔のような 笑みを浮かべ立つ  ・・

静雲「キジムナー 南王手の者か!!!」
思わず叫ぶ 静雲 

馬鹿な 互いに不可侵条約を結んでいるはず・・

その静雲の反応を みる キジムナー 楽しそうに
  
キジムナー「これから 死にゆくものが知ってどうする?」
       
と嘲るようにそういい 口元を 歪める
お前が知る必要性はない・・そうも取れるか・・
  
風が ざあああ と吹き その赤い髪をなびかせた
具現化された死・・例えるなら そんな印象の者

キジムナー「大人しく死んでいくがいい」

何気ない一言 ゴミを方付けるような感じだ 
そして ゆっくりと歩き出し  
静雲との間合いを詰める 

 


61 :kira =836:04/04/30 19:43 ID:???
生かして かえさぬ 意思 表示 
それを 感じる 静雲 やはり・・

すなわち・・それが 意味 するものは・

静雲「やはり・・南王手は裏切ったか!!」

条約など口実にすぎない どちらかが遅からず裏切る
この 世界に生きる者にとっては常識であり

自分も時間の問題だと思っていた静雲
だが まさか こんなに早くとは・・予想外だ


鞭剣を 素早く 抜く静雲 なるほど・・

ならば 自分が生きて伝えなければならない
この 事実・・・奴は 全力で仕留める

武器を 斜めに 構える 静雲 
冷気が体から 発せられ 周囲を覆う 
 

62 :kira =836:04/04/30 19:45 ID:???

キジムナー「安心しろ 苦痛を感じぬように
      瞬時 に 殺してやる」

片手を掲げ ボキボキ鳴らしつつ そう 言う 赤い髪の死神
悪魔のような 微笑で 静雲に歩み寄る 一歩また一歩

両者の間合いは 五メートル あと 間合いまであと二歩

構えず 怯えず 圧倒的な殺気を含んだ風が吹き荒れる

迫ってくる確実な死 僅かに後ずさる静雲 こい・・

キジムナーの足が その 境界線 
見えない 空間に踏み入った 瞬間!! 

静雲が飛ぶ その跳躍力は 五行殺のなかでも随一
相手の 最も死角となる 二メートルもの上空から 

素早く 上から下へ 振り下ろすように
鞭剣を放つ それは 手が霞むほどの速さ

 

63 :kira =836:04/04/30 19:47 ID:???
上 下 左 右 後方 斜め 剣の軌道が
変則的に 生きているかのごとく 

蛇のようにしなる
 
変幻自在に動き 受けることも かわすことも不可能な武器

同時に もう 片方の 鞭剣も抜き 同じように放つ 静雲 

それが  鞭剣 二刀流 真の死刃結界!! 

先ほどの 殴凱との対戦では本気ではなかった静雲
勝利を確信する この攻撃をかわした者はいない!!”

が キジムナーは動かない
 ニヤリと笑い スッ と手刀を構えるのみ

 

64 :kira =836:04/04/30 19:47 ID:???
キジムナー「・・・死ね」

二つの凶器が風を切る音空に響く 
   
交差する 両者 そして 互いを 背にした瞬間 

静雲「ごふっ!!?」

血を吐き 倒れたのは 静雲 一瞬の出来事
その両手は砕け 首の頚骨は粉砕 

例の 体術を使う間さえ与えられなかった
ドサッと地面に 叩きつけられる静雲の体
完全に絶命している びくりとも動かない 

 

65 :kira =836:04/04/30 19:48 ID:???
キジムナーは両 手刀を前に突き出した構え
静雲の 鞭剣 は身に掠りもせず まったくの無傷 

その 速さに 相手すら 気付かない死を与える業 
電光石火の打撃 それは・・

キジムナー「南王手八神流 風刃神」
        
そういい 動かなくなった 静雲を見下すキジムナー
霧がかかる闇の中 月明かりに照らされた
その姿は不気味な亡霊のようだ

キジムナー「南王手の業を見たものには 絶対なる死」

赤い髪 をなびかせつつ
 そういい 口元に 笑みをたたえるキジムナー
 
素早く 身をひるがえし 最後に 

キジムナー「・・それが 掟だ」 

と その場を去る

 

66 :kira =836:04/04/30 19:56 ID:???
闇に溶け込むように消える異形 

静寂が戻る 再び闇と沈黙の世界
 
あとには 静雲の死体一つ 
おそらく この山奥 誰にも発見されることはないだろう

そして その 出来事を キラ達が知る機会はない

月が雲に隠れ  真の闇がその場を 覆い始めていた。


今日はここまで

謎のキジムナー出現です
果たして敵か味方か
その 正体は誰でしょうね?

次回 東京に戻ったキラ達に忍び寄る 第二の刺客の影
そして 意外な助っ人が 
果たして キラ達は敵を倒せるのか?


一週間ほど出かけてきます

皆さん 休み明けに また お会いしましょう

では

67 :愛蔵版名無しさん:04/04/30 21:45 ID:???
イイ展開です、感想としてはこの一言です。

文字で書くと気持ちを表すことが全く難しいですが
こっちの顔の表情は「満面に笑みを浮かべて、小首を傾けて、うーん、やっぱりKira=836さん ただ者じゃないよ、あなたは!」と
いう感じなのです。
判ってもらえるでしょうか?、判っていただけないでしょうが、一時興奮した後、尊敬の念が湧き上がってきています。
全く本格派ですね。

68 :前スレの813:04/04/30 22:22 ID:???
Kira=836さん、前スレで813を名乗っていたキジムナー好きの男です

キジムナーを出してくれると期待して待っていたのですが
回想シーンのだけだったのでどうしても気乗りがせず暫く振りで見てみたら
超ド級の展開で目が点になってしまいましたw
キラキジムナーではない謎のキジムナーを作り出して下さって感激です

展開も更に引き締まって無駄が無くなっているのにももうビックリしています
もう一度御礼を言います、ありがとうございました

1週間は御旅行ですね
どうぞよい旅を

69 :愛蔵版名無しさん:04/04/30 22:57 ID:???
>>Kira=836さん
憎いくらい考えて作りこんでいるのがビンビンわかります。
いつも楽しいですけど今回のはすごく楽しかったです。
正体不明のキジムナーは…  言わなくても誰でも誰なのか判りますよね。
意外な展開ありがとうございます。

70 :803:04/04/30 23:41 ID:???
>>61>条約など口実にすぎない どちらかが遅からず裏切る
   >この 世界に生きる者にとっては常識であり

上の言葉を使うKira=836さんはやはり非常な教養人だったことが今改めて判りました。
こんな前提をお使いになるからには、もう何も心配せずに楽しませて頂けることがわかったからです。

>>65>南王手八神流 風刃神
これは何と発音するんでしょうか?。フウニンガンでしょうか?。
それにしてあらゆる名に拘って下さって本当にありがとうございます。

ゴールデンウイークのご旅行をどうか楽しんできて下さい。

71 :愛蔵版名無しさん:04/05/02 00:32 ID:???
話の更新がないと書き込みたくないな

72 :愛蔵版名無しさん:04/05/02 01:14 ID:???
>>70 >>65 南王手八神流 風刃神
エジンガン? エニガン?エニンガン?それともフウジンガン?
アー、ダメだダメだ、琉球方言知らないから判らないなぁ。

だが、この作者の方は人物名にも技名にも凝りに凝ってくれるはうれしいね。

73 :愛蔵版名無しさん:04/05/02 01:27 ID:???
阿麻王さん
待ちわびたが、急いで出さずに十分じらせてから登場させるあたりKira=836氏の強かな演出力を感じる。
じっと堪える胆力があるから、これからさらに充実してきそうだ。期待しています。

74 :愛蔵版名無しさん:04/05/02 04:48 ID:???
このKira=836なる人物、どのような人間なのか元より判りはしないが(2チャンだから)
細部に至るまで原作コミックスを租借嚥下できていることには驚きと共に感心しないではいられない。
打ち切り作品に共通の不明点がこれからKira=836氏なる人物によって納得の行く形で明らかにされることを望んでいる。

ある読者より

75 :愛蔵版名無しさん:04/05/02 10:48 ID:???
>>72
個人的にはエジンガンに1票

76 :愛蔵版名無しさん:04/05/02 11:23 ID:???
>>72 
火神でヒヌカンだし
南風でハエだから
風刃神ならエニカンだと思う

77 :愛蔵版名無しさん:04/05/02 16:24 ID:???
>>76
南風をハエと発音するのは調べると当て字だった。
でもフウジンカンやフジンカンやフウニンカンやフニンカンでは音が悪過ぎだし
神をカンと発音させるのは譲れないのだからエニカンが一番ましだと思う。
それにしても名前を考えるのはこんなに大変だとは思わなかった。
漢字の技名がドッサリ出てくる漫画の作者はひとりでシコシコ考えてるのだろうなと
思うと何となく可愛そうになったくらいです。

78 :愛蔵版名無しさん:04/05/02 17:13 ID:???
>>77
>>漢字の技名がドッサリ出てくる漫画の作者はひとりでシコシコ考えてる…可愛そうになったくらいです。<

確かに俺もそう思う。
でもそういう作者は知識を向上させる努力は真面目にしていると思うよ。
いろいろこっちも考えてみたけれど勤勉な試行錯誤が必要な作業だったからね。

79 :愛蔵版名無しさん:04/05/02 20:10 ID:???
原作者の碧星タケル氏は武器術や格闘技の知識量にかけては、
誰にも負けないのだが、何故か気が付くとそれだけになってしまっている。
技のコンビネーションは格闘物の最重要部だが、
人間のドラマである以上それだけでは旨味が無さ過ぎるのだ。
原作作りはバトルアクション部分とドラマ部分とに分けて、
前者を碧星氏、後者はKira=836氏に担当させて欲しかったとつくずく思う。

80 :愛蔵版名無しさん:04/05/02 20:49 ID:???
>>79 ですよね、このスレでKira=836さんの創作を読んでいると、嫌でもその考えがこみ上げてきます。
碧星さんとKira=836さんが学校かサークルの先輩後輩の関係にあるのなら、もしもの時はやってほしい。

81 :愛蔵版名無しさん:04/05/02 23:00 ID:???
>>76
技の内容も発音もどうなのかはわからないが原作コミックスで骨神という技を
南王手の技を使うアフリカンの刺客が登場したシーンがあったと噂で聞いている。
カットされてコミックスには全く収録されていないし、今ではググっても出てこない。
参考まで

82 :愛蔵版名無しさん:04/05/02 23:38 ID:???
だが、
技の数に拘らないのがこの漫画の真髄だと大昔に誰か書いていたな

83 :愛蔵版名無しさん:04/05/03 23:39 ID:???
sage

84 :愛蔵版名無しさん:04/05/04 01:52 ID:???
>>77>神をカンと発音させるのは譲れないのだから<
嘘でしょ!
足裏神シャビラシンだったか神をシンと発音するケースもあるのだから、
風刃神ならフウジンシン、フウニンシン、エニンシン、エニシン、エジンシン他、
選択肢はいくつも在るよ。

85 :愛蔵版名無しさん:04/05/04 03:43 ID:???
>>84
ちなみに、それなら骨神はコツカン又はコッシンでいいわけですね
ちょっと気になったのでご参考まで

86 :77:04/05/04 09:54 ID:???
>>84
そうでした、忘れていました、ご指摘ありがとう

87 :愛蔵版名無しさん:04/05/04 21:12 ID:???
鞭剣ベンケン
なにげに怖い武器だ

88 :809:04/05/05 17:56 ID:???
>>Kira=836さん
連休からつい先程帰宅した809です。最近、世の中の惨状を見慣れてしまった為か漫画を読んで興奮することは既に無いのですが、「静雲の鞭剣」と「謎のキジムナーの風刃神」にはちょっと興奮しました。
静雲の両腕が折れたというのは、キジムナーの両手刀が鞭剣の動きより速いスピードで、腕を叩き折ったということでしょうか?!。鞭のビュッという音は、その先端が音速を超えた時に発生すると聞いていますが、
だとすると謎のキジムナーの運動速度は音速以上ということですね!。批判では全くなく、Kira=836さんの思い描く「秘拳伝キラ」世界の枠組みの一部を知りたくなっただけなのです。
毎回、洗練された文章だと感心させられています。どうも有り難うございます。

89 :愛蔵版名無しさん:04/05/05 21:09 ID:???
>>88
809さんへ
音速を超える速度で運動できる人間なんて実は存在しないんですよねw。
わざわざお教えしなくても百も承知だと思います。
でも、でもです、格闘漫画の世界では最強クラスのファイターはそれが可能というのが前提なのですw。
行き過ぎになるとバカらしくなってしまうので、ぎりぎりのバランス感覚が求められます。
これまで読んできて、KIRA=836さんは深く広く考えるて書く能力にかけて相当な腕前のようですから
先もシラけることなく読ませてくれると思いますよ。
横からすいませんでした。

90 :愛蔵版名無しさん:04/05/06 00:00 ID:???
塚原欧凱の戦いが読めた。溜飲が下がった。コミックスのイメージに近かったのも良かった。
これからもこの調子で書いてくれ。


91 :愛蔵版名無しさん:04/05/06 19:34 ID:???
同人誌で代表的801系格闘ものとして有名だったこの漫画がファンによって創作小説版として続行とは
どことなくホモチックなところがあるからこそ格闘漫画は魅力あるのだと再度実感して喜んでいます。

92 :kira =836:04/05/06 20:19 ID:???

三日後 東京聖拳塾 本部 夕方

門下生 達の 掛け声が 道場内に響く
基本から 約束 組み手 と続き 今は 組み手の真最中

顔面ありの聖拳塾の稽古は さすがに荒っぽい・・顔に防具を付けていても
怪我人が良く出る 今 吹き飛ばされ 壁に叩きつけられた 門下生は動かない

気絶したか・・と キラはそれを眺める いろいろ考えながら

あの 静雲 との闘いの後 山を降り 車で その後 何事もなく
無事 東京 に着いた キラ達 



93 :kira =836:04/05/06 20:21 ID:???
清華と高棟は鎌倉の屋敷に一時 戻った
二人なら身を守るだけなら 心配はない

現在の 五行殺について二人で詳しく 調べる
何かあったら 連絡するとキラ達に言いのこして

まあ そこまでいうなら大丈夫だろうと
思い キラ達も承諾する もちろん 殴凱のお墨付きもあってのことだ
高棟の実力は知らないが・・・そして・・

キラ「・・・・」
イスに腰掛け 頬肘 付けながら キラは 黙って 稽古を眺める
いろいろ 考えることが 多すぎるな・・そう思いながら

こうやって 稽古を 眺めていると

南王手の計画 殴凱の持ってきた資料 五行殺の一族
 高清華と棟の関係・・・疑問が多すぎる 兄 阿麻王の行動
と さまざまな事柄が 脳裏をかすめていき・・キラの頭を痛くする

キラ「・・なんで 俺がこんなに 考えこまなきゃならないんだよ・・」

  

94 :kira =836:04/05/06 20:25 ID:???
つい 自然と口に出て はあー と溜息つくキラ
 
もともと考えこむのは 性分に合わない

体 で覚えるのが常で 理屈をこねくり回した事はほとんどないキラ
単に面倒な事は考えたくない性格 なのだか・・

松風の奴なら それは 得意だろうけど 俺は苦手なんだよ・・
ぼーと 稽古を 見て 思考していると 横から突然の声

松風「退屈そうだな?」

組み手をしていた松風 タオルで汗を拭きながらやってくる
先ほどの組み手 相手の首筋へ 鋭い上段 回し蹴りの一撃が決まる 
それで 終わった がくっと床に沈む 対戦相手  
松風の一本勝ち
 
あいかわらず 見事な技の冴えだ・・とキラは内心思う。
二十キロ以上の 体重差がある相手をものともしない。
合戦場 以外でなら十分通じる技だ・・ 

 

95 :kira =836:04/05/06 20:26 ID:???
キラ「ああ まあな・・」

それに対し 不機嫌な表情で 松風に答えるキラ

お前の顔を見ているともっと不機嫌になる・・とは
さすがに口に出しはしなかった・・

他に泊まる場所がなかったこともある・・

あの後 栞の家に帰るのは いろいろ問題があるので やめたキラ 
五行殺の連中に巻き込まれる危険性を考慮してだが

本当は 栞の説教を聴きたくないだけだったりもする
無断外泊して学校もサボっていたしな・・ははは

しばらく間 ここから 登校することに決め
ここに 寝泊りしているキラ・・栞は今頃 怒っているだろうな・・・
姿を 思い浮かべて 内心 びくびく しながら だが・・・

キラ「ところで 殴凱のおっさんは?」

さっき どこかへ出かけたらしい 塾長 塚原殴凱
姿が 忽然と見あたらない また 行方不明かよ・・
あいかわらず 殴凱のおっさんは神出鬼没だ・・・ 

 

96 :kira =836:04/05/06 20:31 ID:???
・・・一応 知っているかもしれない松風に聞くと

松風「ああ 塾長なら もうすぐ お帰りになるそうだ
   誰か ここに連れてくるとおっしゃられていたが・・」

との答え 誰かじゃ わからないが・・

キラ「何だよ その 誰かってのは?」
キラが はぁ といった感じで そういうと
松風は むっとして

松風「僕が知るか・・電話でそう塾長が言われただけだ」

憮然とした表情 まったく・・いつも もったいぶる
塾長の 悪い癖だ・・・ぶつぶつと心の中で文句を言う松風

それに・・・と目の前のアホ面のキラを見て思う

何で 僕が こいつにわざわざ

丁寧に教えてやらなければならないんだ・・・と追加し
腹を立てる そんなことは 露知らずのキラ 

 

97 :kira =836:04/05/06 20:38 ID:???
キラ「そうかよ・・・にしても」

突然 イスから立ち上がり 周囲を見渡しつつキラは言いだす

さきほどから・・感じる熱い視線があるが

門下生達の 視線はキラに集中
どれもが突き刺すような 視線がじりじりと肌にくる        

キラ「どうやら 俺は歓迎されてないみたいだな」

あくびしながら 平然とそういい 門下生達を見るキラ
それに 反応する視線達 稽古はしているが 明らかにこちらを意識している

おもしろくなってきた・・と少し期待するキラ だが松風は

それを 聞き 呆れた顔 次の瞬間 眉間にしわを寄せ

松風「当たり前だ!! ここには出るなといったはずだぞ!!」

怒ったように 言う それは無理も無い 
元々 合戦場はキラが発端となり殴凱が作った
元凶・・というか原因の張本人だ 
 
そして 門下生達の前で南王手と 殴凱に紹介された時

北の駆逐艦 葛和田修 を キラは倒し
聖拳塾を合戦場のレベルではないと指摘
プライドの高い門下生達の反感を買う
 

98 :kira =836:04/05/06 20:39 ID:???
さらに以前の 覇神闘真の件も含めて
南王手は本格的に 敵視されているのだ・・

つまり 今の状況 キラは
敵の 火中に自ら飛び込んでいるようなもの。

松風は事務所に いろといったのだが それを無視したキラ
のこのこ 道場内にやってきて ぼーと
折りたたみイスで稽古を眺めていたのだ 

稽古時間外ならともかく
よりにもよって 稽古時間中に
  
いったい おまえは なにを考えているんだ 八神・・
そんな 感じの松風 顔にでているぜ・・

・・まあ 無理もないかー でもな・・

 

99 :kira =836:04/05/06 20:40 ID:???
キラ「見ていると 退屈な稽古だなー 俺も組み手に参加するぜ 松風・・・」

イタズラを思いついたような表情 そして わざと 大きな声
あれこれ 考えると どうしても体を動かしたくなる

 相手がいて ちょうどいいぜ・・。

首を回し 右肩をぐるぐると回し 準備運動 体調万全
さあ いくか・・キラの眼が急に 生き生きとしてくる。
一応 手加減はしてやるぜ・・・・・失敗するかもしれないけどな・・

それを 聞き 一瞬 ギョッとする松風 だが 

松風「よせ・・・いま そんなことをいったら」
冗談ではすまないぞ 八神!! 

とキラに詰め寄る松風 顔を近づけ 小さな声でそれをいう 真剣だ
以前の覇神流 襲撃も加え 南王手は完全に聖拳塾に敵視されている

門下生達の中には あの事件 以来 いまだに入院している者もいるのだ。

 

100 :kira =836:04/05/06 20:42 ID:???
キラも 南王手の一員とみなされている現状
ここに 居るだけで 大問題の種だというのに

なぜ 自分からトラブルを起こすような 真似をするんだ・・
自分と 塾長はともかく 詳しい事情を知らない 他の門下生達が
今のキラの言葉を聞いたら・・・そう 思い 止めようとする松風・・が

キラ「もう 遅いみたいだな・・・」

松風の肩越しに向うを見ているキラが指を指し にんまりしながら言う

・・挑発 成功 悪いな 松風

おそる おそる 背後を 振り返る松風

先ほどの キラの言葉 完全に変わった 道場内の雰囲気
複数の門下生 それらの敵意に満ちた視線が キラに集中していく

背中に 南風が吹いたように松風は感じる・・・なんてことだ
すでに 遅かったらしい
 

101 :kira =836:04/05/06 20:48 ID:???

門下生一「なんだと・・貴様もう一度いってみろ!!」

こめかみに青筋浮かべ 詰め寄る門下生の男
怒り爆発寸前といったところか・・

門下生二「そこまでいうなら 俺が相手をしてやる・・・」
殺気 満々の眼 でキラを睨む やたら体格がいい門下生の男
まるで獣だな・・・

門下生三「我々 聖拳塾は 道場破りに手加減はしてやらんぞ!!」
と正拳を突き出して 正面構えの門下生・・・
 
俺も 手加減するのが難しくなりそうだぜ・・・

ざわざわ と騒がしくなる 道場内 皆キラを睨んでいる 
殺気と熱気に満ちる 道場内 

今 稽古をしている 門下生達の人数は二十人
それが 今にもキラに襲い掛からんばかり まずい・・・
松風は なんとか 彼らを 押し止めようとするが


 

102 :kira =836:04/05/06 20:52 ID:???
門下生四「どけ!! 松風 なぜ そいつを庇う 我々聖拳塾の敵だぞ!!」
拳を突き出し 怒声共にキラを睨む男や

門下生五「松風 どかなければ お前も許さん!!」
松風に掴みかかる門下生達も出てくる有様・・

状況 悪化 次々とキラに押し寄せる門下生達 
抑える 松風も危なくなってきた

 ・・こうでなくっちゃな

キラがそう思い にやにや して 松風が青ざめた その時・・・

声「おい おい 待て!!!」

穏やかで 力強い声が 道場内に響く その一言で
急速に静まる 門下生達 まさに鶴の一声といったところか・・


103 :kira =836:04/05/06 20:54 ID:???
声「まったく どうにか しているぞ みんな・・ 
  我々 聖拳塾の精神は 拳禅一如だということを忘れたのか?」

そういいつ 門下生達の奥から姿を現した人物 
それを 見た 松風 驚いたように

松風「朽木さん なぜ 貴方がここに?」

と声を出す  こいつは松風の知り合いか?

キラも その男を見る・・
近所のおじさん・・じゃないか
聖拳塾の胴着を着ている

朽木「いや 変わらないな ここも
   ざっと 三年ぶりか・・」

男は そういい のんびりと 入り口 から歩いてくる
 
名前は 朽木 というらしい 強そうには見えない 
見たところ 歳は三十ぐらいだ

身長は 百八十 体重は七十五弱と見た

いまいち さえない容貌だか 眼に 強い輝きをたたえている
だが 妙に 印象に残る人物だ ・・なぜかはわからないが
 

104 :kira =836:04/05/06 20:55 ID:???

短髪に 不精髭 使い込まれた ぼろぼろの古い胴着に身を固め
門下生達の中を通り 松風とキラの前に歩いてくる

朽木「よお 松風 久しぶりだな」

気さく にそういい 片手を挙げて挨拶する男 
緊張感の 欠片もない挨拶だ その一言で 
門下生達も毒気を抜かれて 皆 静かになる

門下生一「朽木さんが帰ってきた・・・」

門下生二「誰だ この人」

門下生三「馬鹿 お前知らないのか」
     元 無差別 級 四連制覇の朽木さんだ」

門下生四「え じゃあ この人が・・・」

顔を見合わせ 口々に話す門下生達
反応から見るに どうやらこの朽木という人物
聖拳塾の 有名人らしいが・・

 

105 :kira =836:04/05/06 20:56 ID:???
松風「朽木さん いままで どこへいっていたんですか!?」
   ずっと連絡もなしで 皆 心配していたんですよ!!」

松風が詰め寄るようにいうと 
 
朽木はいろいろな・・と軽く流して 
懐かしそうに 道場を見渡し

朽木「やあ・・あいかわらずボロいな この道場
   松風も元気そうで よかった よかった 」

ロクに人の話を聞いていない朽木 
無精ひげを撫で 道場の感想を述べている様子
やっぱりどうみても ただの無害なおっさんだ 

キラ「誰だ おまえ 知っているのか?」

話が見えないキラ とりあえず 松風に聞いてみる
えらく マイペースな奴だが・・ 

松風「朽木さんは過去 聖拳塾のトーナメントで 無差別級を
   四連制覇した方だ だが 三年前に突然 失踪 以後 行方不明だった」

それから ずっと 音信不通になっていた人物
その間 どこで 何をしていたのか 誰もしらない

そう 説明する松風 なるほど つまり こいつは・・・

 

106 :kira =836:04/05/06 20:59 ID:???
キラ「元 聖拳塾の強豪ってわけか」

ちょうどいい・・こいつと 組み手をするか・・
相手が 強いに 越したことはないぜ・・

ナイファンチに構えで 挑発するかのように 朽木の前で構えるキラ・・
ニヤリと笑い 挑発する さあ どんな 反応する?

それを 見て ほう といった表情の朽木 
頭をぼりぼりかいて キラを眺める 吸い込まれそうな眼
すると・・

殴凱の声「さっそく 楽しそうな雰囲気になっとるな」

突然 入り口から殴凱が ぬっと現れる 
対峙する 朽木 とキラを見て

殴凱「挨拶は済んだか 朽木 そいつが 噂の八神キラだ
   なかなか いい 面構えだろうが」

キラへ 指を差しつつ言う殴凱 それで わかった松風
塾長が 迎えにいった 人物というのは・・

松風「塾長 誰かって 朽木さんのことだったんですか」

殴凱「まあな・・昨日 急に 本部に 連絡が 入ってな
   とりあえず 事務所で話を聞くぜ 遊ぶのはその後だ」

親指で来いという ジェスチャーをして 背を向ける殴凱 
ちっと舌打ちするキラ ・・仕方ねえ

 

107 :kira =836:04/05/06 21:00 ID:???
後にするか 構えを解くキラ 
間が悪いぜ・・・

この 朽木という男 
ここから 逃げることはなさそうだ・・

そう思い 松風と共に事務所へ向かうキラ

また 楽しくなりそうだ・・・と期待しつつ
 口元 に微笑を浮かべながら 

そして 朽木も頭をぽりぽりかきながら その後に続く

後に は毒気を抜かれた 門下生達が 残された 
 

108 :kira =836:04/05/06 21:01 ID:???
今日はここまで えらく長くなりましたが

GW が終わりました 
皆さんは どう お過ごしでしたか?
私は 日本各地を旅していました
作品の取材旅行も兼ねて ですw

風刃神の読み方は (フ二ラシン) にしておきますね
鞭の速度は 音速を上回るといいますが せいぜい百分の一秒だとおもいます
刀を振る平均速度が 八十分の一秒といわれていますので
それでも 十分に速いですね・・

設定では 静雲の鞭剣はその倍の速度

風刃神を使う 謎のキジムナーは 
剣の達人クラスの見切り 爆発的な加速 相手の虚を付く業 超人的な五感の感覚の増幅により それを上回る攻撃で。

+他で 瞬時に 静雲の手と首を へし折っていたことになっていますが

詳しい設定は また いつか 公表したいと思います
 
では

109 :愛蔵版名無しさん:04/05/06 21:09 ID:???
作品の取材旅行って!、Kira=836さん、やはりあなたは碧星タケルさんなのでしょうか?。
でも正体を明かして欲しいとは申しません。社会的な都合も当然お有りだということは分るからです。

当たらずといえども遠からずというところですよね。

110 :愛蔵版名無しさん:04/05/06 21:17 ID:???
>>108
>>風刃神の読み方は (フ二ラシン)

あっ、そのネーミングセンス、もう間違いなく翠さんでしょう。

111 :803:04/05/06 22:52 ID:???
いつも楽しんでいます、Kira=836さん、お元気のようで安心しました。
こっちは気候が不安定だったせいか風邪をひいて寝ています。
でも今日の話を読んで興奮したせいか気分がかなり良くなってきてます。
作品の取材旅行を兼ねてというのは、これまで沢山書かれていたように
碧星タケルさんなのでしょうか?。ここまで触れていらっしゃるからには
どうしても気になってしまいます。

キラが聖拳塾の連中を挑発してケンカに持ち込もうとするところは
とても楽しかったです。だからこのまま終わらせないで下さい。
どうもありがとうございます。

112 :愛蔵版名無しさん:04/05/06 23:02 ID:???
Kira=836氏は碧星タケル氏ではなく、三好雄己氏なのではないか!。そうだったら嬉しいのだが。

113 :愛蔵版名無しさん:04/05/06 23:11 ID:???
劇画や漫画の原作を書いている人の文を随分読んだが
作画家にイメージを正確に伝えるためには
生き生きとした視覚的描写力が不可欠だという事を実感する。
そう考えるとKira=836氏はプロの原作作家ではなかろうか?。
これだけの巧さは素人とは思えない。



114 :愛蔵版名無しさん:04/05/06 23:27 ID:???
本格派!!

115 :前スレの813:04/05/07 22:06 ID:???
連休が終わり急に忙しくなって焦っているのでここ3日ほど読んでいませんでした

Kira=836さん、お帰りなさい、良い旅を楽しまれたようで勝手に喜んでいます
「作品の取材旅行」というのはこの作品のための取材ということなのでしょうか?
読み返せば読み返すほどあなたの能力は武道経験のある一介の漫画ファンとは
信じられなくなります
しかし無理に素性を明かして欲しいとは望みません
お困りになると思うからです
お望みの時まで謎の「秘拳伝キラ」ファンのKira=836のままでいらして下さい
個人的にあなたの充実した作品を読ませて貰えるだけで嬉しいからです


今回も長い文なのにダレないで引っ張って下さるお陰で興奮しながら楽しみました
場面が目に浮かぶみたいです

ありがとうございます

116 :愛蔵版名無しさん:04/05/07 22:34 ID:???
>>112>>三好雄己氏なのではないか!


      ,一-、
     / ̄ l |   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    ■■-っ < んなこたぁない!
    ´∀`/    \__________
   __/|Y/\.
 Ё|__ | /  |
     | У..  |

117 :愛蔵版名無しさん:04/05/08 00:21 ID:???
Kira=836は碧星の格闘技仲間同士の知り合いだと思う
まちがいないっ!

118 :117:04/05/08 01:18 ID:???
反論がないから
まちがいないっ!

119 :愛蔵版名無しさん:04/05/08 03:23 ID:???
>>108 風刃神の読み方は (フ二ラシン)

碧星タケル氏なのだろうか?。

120 :愛蔵版名無しさん:04/05/08 05:42 ID:???
主人公の大活躍が期待されるシーンで終わる、
この展開は次回がすごく楽しみな展開だね。
こういう時は雑誌が出る日が待ち遠しかったものだ。
いやこのスレは実にいいものだ。

121 :愛蔵版名無しさん:04/05/08 12:30 ID:???
ここは真面目に読んだら馬鹿に出来ない内容だった、とても格闘薀蓄バカ碧星タケルに書ける文章ではない。

122 :愛蔵版名無しさん:04/05/08 12:56 ID:???
>>格闘薀蓄バカ碧星タケル<<

同感www  ストリートファイター読んだらそう思った

123 :kira =836:04/05/08 18:03 ID:???
殴凱 「・・で朽木よ 三年間 連絡 一つなく どこで何しておった?」

事務所で殴凱が朽木に そう尋ねる

朽木は そうですね といい頭を掻いてから

朽木「あちこち旅をしていましたよ
   いろいろと勉強しながらね」

殴凱にそういい 事務所を見渡す朽木
その勉強がなにを指すのかわからないが・・おそらく

大体 予想を立てるキラ それにしてもこの朽木という男
本当に無差別階級 四連制覇したのかよ・・改めて疑問に思うキラ

・・見た目で判断するのは 危険だということはわかっているのだが
どう見ても 朽木は強そうには見えない ただのマイペースなおっさんだ

 

124 :kira =836:04/05/08 18:04 ID:???
松風「それにしても 僕も驚きました・・朽木さんが突然
   本部へ お戻りになられるとは・・」

いったい どうゆう風の吹き回しですか・・そう聞く 松風
朽木は  ははは と軽く笑ったあと

朽木「いや 何 今 塾長が何やら面白いことを始めていると
   旅先で雑誌を読んだものでしてね」

そういって ちらりと キラを見る朽木 
なるほど・・俺が目当てか・・

その 反応で自分に会いに来たな・・と察するキラ
殴凱 もクックックと含み笑いし

殴凱「なるほどな・・・お前もその小僧が目当てか」

合戦場の風に誘われたか・・こいつも
朽木ほどの男なら そう 考えてもおかしくはあるまい・・

こいつの 行動は常に決まっておる と思いキラを見る殴凱
じー と朽木を観察しているキラ 朽木に興味深々の様子

どうやら 小僧も同じ思いのようだな
類は類を呼ぶか・・・なら 話しは早い 

 

125 :kira =836:04/05/08 18:06 ID:???
殴凱「やっぱり気になるか 小僧 朽木のことが」

キラの 反応を楽しむかのように言う 殴凱
待ちきれない様子が手に取るようにわかるぞ 小僧

ああ・・と短く答えるキラ そして

キラ「あんた 無差別級 四連制覇したんだってな・・」

と何気なく 朽木に問いただす キラ 
・・・どうしても確認しておきたいことがある

朽木「まあ 昔のことだ 今は 籍を置いていない自由な身でね」

と朽木は 答える 大したことじゃない と付け加えて

松風「そんなことありません・・・他流派の者で
   トーナメント 無差別級 四連制覇は前代未聞でしたよ」

その松風の言葉を聞き 気になるキラ
他 流派?・・てことは この朽木という男・・

キラ「あんた 元々聖拳塾の人間じゃなかったのか?」

 

126 :kira =836:04/05/08 18:10 ID:???
・・てっきり聖拳塾関係者だと思っていたぜ
それに 驚くキラ 意外だなという表情になる 

それに 対し 朽木の代わりに答える殴凱 

殴凱「そうだ 朽木は 元々 無所属 でな
   ある時 突然トーナメントに飛び入り参加し 優勝をかっさらっていきおった」

それも 一度ならず 数度にもわたってだ・・・当時の関係者に与えた衝撃は相当なものだった
と 殴凱は回想する  俺はそれが気に入ったがな・・

松風「あの時は 僕も驚きましたよ まさか あんなことが起こりうるなんて・・」
松風も同感だ あのときの衝撃は大きかった

当時 松風は期待の新人 まだ 世間にあまり知られていなかった選手だった

挑戦者は拒まずの 聖拳塾においては 他流派の参加者も認められている
顔面パンチ 肘 投げ 関節技ありのルールでは様々なジャンルの人物が
力を発揮できる だが 大抵は 一 二回戦で敗れる・・・だが朽木は

殴凱「こいつは まるで 赤子の手を捻るように うちの選手を倒していったのよ
   強豪選手の 誰もが こいつ 相手にすると ろくな 防御も攻撃もできずにな・・」

そういって じろりと朽木を みる 殴凱 
朽木は恐縮です・・と 小さな言葉で言って

 



127 :kira =836:04/05/08 18:11 ID:???
朽木「まあ その後 ここに厄介になって しばらく在籍していたわけです」

約一年ほどの期間だったが 門下生に指導したり 共に稽古をした
・・そういう朽木

つまりは・・居候の身か・・なんだ おれと一緒かよ・・
何か引っかかるものを 感じたが とりあえず 納得するキラ

キラ「その後 突然 失踪か・・」
そう つぶやくキラ なるほどな・・

その間 何があったのか俺は知らない だが
今のを 聞いて ますます こいつに興味がわいたぜ・・
体中の血が騒ぐキラ・・どんな 業を使うのか・・見てみたいと。

それが 無意識のうちに キラの顔に出ていたのか
知らず知らずのうちに 口に出していたのか
殴凱は それをみて ニヤリと笑い 

殴凱「待ちきれないといった顔だな 小僧
   そろそろ さっきの続きをやるか」
 

128 :kira =836:04/05/08 18:12 ID:???

となぜか嬉しそうに言う 松風は黙ったままだ
そんなの言うまでもないぜ・・おっさん

キラ「・・・ああ」

短く答えるキラ 言葉はもう不要 後は 闘いの中で語るのみ

だが 一方 朽木は相変わらず ぼりぼり頭を掻いて
マイペースな感じだ やる気があるのか ないのか さっぱり読めない
・・食えない奴だぜ・・と思うキラ  

そして 二人は道場へ向かう 先ほどの続き 
合戦場さながらの組み手 を行うために 

キラの中で何かが囁き蠢く 
それが 何であるかは
キラ自身も今は わからない

今日はここまで

さて 謎の男 朽木 
試合は死合いとなるのか・・・
どんな業を使うのか・・

ひとつ 言えることは 朽木はキラと同じタイプということです
それが何を指すのかは皆さんの想像におまかせしますね
では・・・・

あと 私の正体について ここで詳しく知る必要性はないでしょう
作品を公開するだけで十分だと思います。

129 :愛蔵版名無しさん:04/05/08 21:45 ID:???
今の今まで考えていたけどわかりません
>>>朽木はキラと同じタイプ<<<
どういう意味なんでしょう?
しっかしいいなぁ!

130 :愛蔵版名無しさん:04/05/08 22:22 ID:???
?ちょっと修羅の門&刻めいてきたような

131 :愛蔵版名無しさん:04/05/08 23:10 ID:???
今回はつなぎで本番は明日じゃなくて明後日ですね。
こういうところまで雑誌連載を連想させる引付振りで
やきもきしゃながら待ちわびています。

朽木はキラと同じタイプの人間というのは当然ながら
普段はボーッとしていて戦いになるとガッと人が変わる
人間ということですね。
Kira=836さんのリアルファイトでの見事な精密描写を
期待しています。

132 :愛蔵版名無しさん:04/05/08 23:41 ID:???
妙に批判があるので一言。
Kira=836氏は頭脳明晰であることがはっきりと判るが、碧星タケル氏も頭はいいよ。

133 :愛蔵版名無しさん:04/05/09 00:14 ID:???
Kira=836、この人は名前の付け方が巧いと思う。

南王手覇神流闘真
李王政
アーネスト・ベネッツ大尉
護法院清華
護法院高棟
五行殺静雲
朽木
etc

簡単そうに見えるが名前を考えるのは気を使うものなのだ。
勘所が外れた名前だと途端に物語に重みがなくなってしまう。
細部にまで気を使っていなければ創ることの出来ない名称だと思う。
感心させられる。

134 :愛蔵版名無しさん:04/05/09 00:22 ID:???
>>132

>碧星タケル氏も頭はいいよ。<

碧星さんのお知り合いの方ですか?。

135 :愛蔵版名無しさん:04/05/09 07:12 ID:???
えらく強そうなキャラを登場させると、
力の強さというか読み手が感じ取るキャラの強さが段々擦れてわからなくなる。
ここらあたり難しいな。

136 :愛蔵版名無しさん:04/05/09 20:05 ID:???
この人なら大丈夫と思われます。

137 :愛蔵版名無しさん:04/05/10 17:56 ID:???
「秘拳伝キラ」という作品の、その考えられる続編のノベライズというのも興味はあるが
最も興味をそそられずにいられないのは、この作者の素性の方だという意見が多い。
一体誰なのだろうか?。

138 :これ以後813で:04/05/10 20:45 ID:???
Kira=836さん、突然思いついたのですが八神キラと八神阿麻王の関係ですが
血縁関係があるということにして下さらないでしょうか?
些細なことで勝手に注文して許して下さい
先日沖縄や鹿児島では養子縁組は血縁関係者に限り
血の繋がりの無い人を養子にすることは決して許されないと知りました
こんな事実は御存知かもしれないですが
細かい部分でも一度不正確なことがことが起きると
後から修正が大変で折角の物語の迫真性も小さくなってしまうのが惜し過ぎるからです

いつも素晴らしい物語をとても楽しませて貰っています
突然えらそうな注文をしてすみませんでした

139 :kira =836:04/05/10 21:11 ID:???
松風「聖拳塾のルールで行います」」

対峙する キラと朽木 松風が簡単な審判を務める
互いの 了解を得る 松風 門下生達が見守る中

合戦場の闘いを さすがに この場で繰り広げるわけにはいかない
 従って このルールに決まる

それで 組み手を 行う それでも 実践さながらだ  
二人とも 防具は付けない 初めから 必要ない・・

キラ「・・・・」

無言で うなずくキラ
朽木もわかった とやる気のなさそうな顔で了承

二人から 背を向け離れる 松風 
始めの 合図はいらない なぜなら・・・

ゆっくりと ナイファンチに 構える キラ 
対する 朽木は構えもせず ぼーと 立っているだけ

すでに 見えない 闘いは 始まっている



140 :kira =836:04/05/10 21:13 ID:???

闘気をたたきつけ 反応を見るキラ 
朽木はぽりぽりと頬を掻いただけ 
効果は 暖簾に腕押しと いったところか
それ ならば・・・

腰を低く 落とし すこしずつ 間合いを詰めるキラ
じりじりと狭まる 両者の距離 

朽木まで およそ五メートル 一気に飛び掛るか・・

朽木の様子を伺う キラ ・・どうも この男 つかみ所がない
以前 横浜で闘った 李王政 と似ている・・やりづらいタイプだ

殴凱「久々に あやつ の試合が 見れるな・・・」
腕を組みながら観戦し

独り言 のように言う 殴凱 
それは 朽木のことだろうか

側の松風 も うなずく 

松風「ええ・・」
と 短く同意 そして思い返す
 

 

141 :kira =836:04/05/10 21:16 ID:???
過去に自分が見た 朽木の試合を思い出す 松風
八神は あれに 対抗できるのか・・・
いくら 聖拳塾ルールだとしても・・・

僕は その点に 興味がある
・・キラを見る 松風

どう対処していくのか・・それが松風の観点

門下生達も固唾を飲んで二人を見守る・・ごくりと 喉を鳴らす音が
聞こえてきそうな この 空間の緊張感 とても試合とは思えない

・・両者の間合いが四メートルに迫る・・・瞬間

かっと眼を見開き キラが動く!! 一気に踏み込み 間合いを詰める
朽木の 顔面へ 鋭い 裏拳を 打ち込む この技は 最短で出せる
相手にとっては 反応しにくい

それを 横に捌き キラの側面に回る 朽木 
が 

瞬時にキラも 反応 回転 肘打ちを 朽木の 首筋に叩き込むキラ 
まともに 当たれば 頚骨がへし折れかねない 威力・・どうだ

 

142 :kira =836:04/05/10 21:16 ID:???
それも 身をかがめ 回避する朽木
かなりの 反射神経の持ち主だ 常人なら反応すらできない。 
それほど キラの動きは速い・・

その しゃがんだ体勢から キラの足に 関節 横蹴りを入れ キラの体勢を崩そうとする朽木 これも下手をすれば脚が折れる 聖拳塾ルールでも反則ギリギリだ

対し 足を 入れ替え 朽木の 背後に身を滑らすように 移動 強烈な右手刀を
袈裟 切りに叩き込もうとする キラ  朽木の 右鎖骨に 打ち込む 
それは 人体で最も弱い場所の一つ 打てばたやすく折れる箇所 
鮮やかな 後の先の動き
当たれば 確実に 相手の戦闘力を奪う ・・・だが

キラ「!??」
ぐん とキラの腕が引かれる そのまま 世界は反転
自分の手刀を打つ力を利用しての投げ技だ 
・・・
一本背負いで朽木が前方にキラを投げる
綺麗に孤を描き キラの体が飛ぶ ・・床に叩きつけられるか 

だが 背後に 眼が付いていたかのような朽木の反応はいったい・・

 
瞬時に 前方 受身をとり一回転
即座に 振り向き 朽木に向かい合うキラ
・・・が 視界にいない どこだ!?

 

143 :kira =836:04/05/10 21:18 ID:???
瞬間 ひゅんと 風を切る音 なにっ!!
とっさに 両腕を上げ それを防ぐキラ  
腕に 重い衝撃が走る ぐっ・・・

そのまま 両手でガードした形で ズズズ とわずかに吹きとばされる キラ 
だが 体勢は崩れない ・・そのまま 持ちこたえる 立ったまま
ガードの間から 朽木を見るキラ・・死角からの 攻撃か・・・

朽木「いい 勘しているな・・」

あいかわらず やる気がなさそうな顔でいう 朽木
ぼそっと言う 
ち・・つかみ所がない性格だぜ 表情からも何も読めない

・・・この朽木のおっさん・・と 今の打撃を受けた腕を見るキラ
まだ・・びりびりと しびれている・・見かけによらずの威力だったか・・
聖拳塾 無差別級 四連 制覇は 本当のようだな・・。

キラ「あんたも やるね・・」

嬉しそうにいうキラ 今のは 挨拶 代わりと理解
わざと 俺が受けられるように  技を仕掛けてきやがった・・

 

144 :kira =836:04/05/10 21:19 ID:???
痺れる腕を上下に動かしつつ そう考えるキラ
ますます闘志が燃えてきた ・・たとえ ここが合戦場でなくともだ

朽木は そのまま 歓迎するように 両手を横に
揚げる なにをするつもりだ??

・ キラが 眉をひそめる
・すると 能天気な声で

朽木「よーし じゃあ 次は俺から」

瞬間 キラの目の前に朽木の顔 しまった!!
完全に 虚を突かれたキラ 異常な速さの踏み込み
反応が遅れた ・・まずい
キラの 水月に衝撃がくる もろに 右縦拳を喰らう

キラ「ぐはっ」

一瞬 目の前が暗くなる キラ 
体が 僅かに前かがみになる
・・やべえ

顔を上げ 朽木を視界に置こうとするキラ
だが また 姿が消えた 上から 黒い影が迫る 上かっ!!
 

145 :kira =836:04/05/10 21:22 ID:???

キラ「ちぃぃぃ!!!」
とっさの直勘 両手を交差 受ける キラ  
上から下 凄まじい ずしんと 重さが のしかかる

それも 二度 左右 連続して放つ かかと落としを喰らう

まだ まだだ!!

その足を 全力で押し上げ 朽木の体を 跳ね飛ばそうとするキラ
朽木の脚を押し上げようとする このまま
倒し床にたたきつける !!

力に逆らわず それを 利用し 背後に飛び 間合いを取る 朽木


殴凱「ククク・・腕は衰えていないようだな・・・」

その二人の攻防を 眺めながら 殴凱も呟く
相変わらず 変則的な 闘い方だ・・先が読めない

先ほど の攻防 一瞬の打撃で 感覚が混乱したキラ
それに 対し キラの視界の上に飛び かかと落としを
瞬時に 左右連続で 脳天に 放った 朽木 
 
あの 小僧が 防戦一方になっとる・・
と興味深げに キラを眺める殴凱 
・・実に珍しい

 

146 :kira =836:04/05/10 21:24 ID:???
朽木の闘い方には 型 が存在しない

通常 格闘技 にはある程度の型や流れがある

打撃のスタイル 投げ技のスタイル 寝技のスタイル・・

その 構えから 熟練者は 大体相手が使う技や その闘い方 
を予想し 対処していく ものだが・・・

松風「いつ見ても どう解釈もできない スタイルですね 塾長・・・」

松風も感想を述べる 過去に見た 朽木の闘いでもそうだった
次々と 誰も予想しない技がでてくる それで相手が混乱して
いつの間にか倒されているのだ・・・

あれは あえて 言うなら 思いつきで 技を出している 感じか・・
総合格闘技とは 僅かに 異なるスタイル あれは・・

相手が 一番 苦手とする 闘い方を無意識のうちに選択し
常に動きを 変えながら戦う 朽木のスタイル
・・・あれは 学べるものではない・・僕でも無理だ

 

147 :kira =836:04/05/10 21:25 ID:???
なるほど・・・この 朽木と言う男 誰かに習ったわけではないようだ

立ったまま 朽木を睨み 内心思うキラ
先ほどの 攻防でそれを感じた 
どの格闘技にも当てはまらない動き

おそらく 自分と同じ・・ 自己流 天賦の才の持ち主か・・

独学で ここまで 鍛えたのだろう・・この 朽木という男は・・
たいした もんだぜ 賞賛に値するぜ まったくよ

・・ だけどな・・ 

キラ「それだけじゃ 俺に勝てないぜ・・」

 突然 気配を変えるキラ
動から静へ

両眼を瞑る・・ 眼に頼ると あいつの動きに惑わされる
ならば 己の 視覚を絶つのみ・・そして 奴の動きを捉える
両手を前に 掲げ 構えを 変える   

キラ「来なよ・・・」
と 短く 言う  それで十分 

・・・三つ目のキジムナーの由来 お前にも教えてやる
全身の感覚を研ぎ澄ますキラ 全身で観て感じる 
いかなる 虚の動きも見逃すことはない 
 

148 :kira =836:04/05/10 21:26 ID:???

その時 以前 闘真と闘った時 を わずかに思い出すキラ
闘真と打ち合い負けた記憶が 脳裏に よぎる
が すぐに 雑念を取り払い目の前の敵に意識を集中させる 

松風「あれは・・・」
その構え 闘法は松風も見たことがある

以前 覇神闘真と闘った時の構え 
あえて言うなら 明鏡止水の構えだろうか・・
また やるのか 八神・・松風も思う
だが あれは まだ 未完成だと・・・  


それを 見た 朽木も 僅かに 驚いた 表情 そして 
へえと 言った感じの顔

朽木「いいね ならば 試してみますか・・・」

と 楽しそうに笑い そして 再び構えを変える

身を限界まで低く落とし 地を這うような構え そして弓を引くような腕
それは どの 格闘技にもない 奇妙な構え

松風も 見たことがない 
殴凱も なんだ ありゃ といった表情

次の攻防で  一体 どのような 技が繰り出されるのか
見守る 門下生達も  ごくりと 息を呑んだ

 

149 :kira =836:04/05/10 21:28 ID:???
今日はここまで
実際 動きが読めない 相手は存在します。

まず 何 考えて いるのか ぼーとして わからない人物
行動の 先が読めないのは 本当な天才タイプ

次に 無表情な人間 これも手ごわい 顔から 心の内が読めません
何か 別の世界に居る そんな感じの人物です   

そして わがままな 子供 
凶暴で ある意味 手に負えない 強敵ですw

>八神キラと八神阿麻王の関係

私の 設定 では 元々 そうなっているのですが
詳しく 書くと 先の ネタバレになるので

これ 以上 ここに書くのは やめておきますね。
いつか 設定を公開するときの お楽しみにしておきましょう
では

150 :愛蔵版名無しさん:04/05/10 21:33 ID:???
唯一言
あなたは辣腕家です

151 :愛蔵版名無しさん:04/05/10 22:00 ID:???
>>139〜149
文字を使ってこれだけの描写が出来るのは見事。2ちゃんでこの興奮は貴重である。
>>150 全くもって同感である。誰が言ったか知らないがKira=836氏は正しく辣腕家と言えよう。

152 :813:04/05/10 23:24 ID:???
Kira=836さん、138の813です
やっぱり御存知だったのですね、すみませんでした、でも安心しました

今日の展開を読みながらKira=836さんの武道経験の豊富さを思っていました
素晴らしいです

153 :愛蔵版名無しさん:04/05/11 00:15 ID:???
詰まった内容を読み易く楽しい文体で書き表してくれていることに大感謝です>Kira=836様。

154 :803:04/05/11 01:46 ID:???
Kira=836さん、こんばんわ、今夜の熱くて非凡な格闘場面を今読んで興奮しています。
つなぎの場面が少し長いかなと思っていたのですが、今夜の場面は不満を一気に回復してくれたのです。
読んでいる側を引き付ける場面を考える能力にかけて、Kira=836さんは本職の碧星タケルさんと同等以上と感じました。
お陰で楽しい夢を見て眠れそうです。
ありがとうございます。

155 :愛蔵版名無しさん:04/05/11 02:52 ID:???
格闘漫画好きなら確かに面白い。古本屋で買った碧星のストファイ1&2よりも面白い。

156 :愛蔵版名無しさん:04/05/11 23:37 ID:???
sage

157 :愛蔵版名無しさん:04/05/12 00:10 ID:???
いつも巧いと思ってきたが今回は作画者に渡す原作として十二分に使えるクオリティだと思った。
読んでて興奮したよ。

158 :愛蔵版名無しさん:04/05/12 00:58 ID:???
コミックスを片手に画をいろいろ参照しながら、
ここの本文のイメージを脳内画像変換して楽しんでます。

ただ楽しいんだが終わった後、頭が疲れ切っている Tears。

159 :愛蔵版名無しさん:04/05/12 01:51 ID:???
Kira=836さま
>>149
<動きの読めない相手は存在します>  
ですね!。
格闘技や武道全体に多くの知識をお持ちだとお見受けします。

<先が読めないのは 本当の天才タイプ>
「秘拳伝キラ」ほかの格闘漫画の主人公はみなこのタイプですね。

<無表情な人間 >
敵役タイプですね。

<わがままな子供>
指導されている門弟の少年達でしょうか?。お察し申し上げます。

読ませて貰ってファンの方にこれだけの御話しを創らないではいられなくさせるこの漫画は
それだけの質を土台として持っていたということなのでしょうね。
打ち切りだったのが惜しいです。

深夜に失礼致しました。

160 :愛蔵版名無しさん:04/05/12 15:37 ID:???
139〜149
       _、_      グッジョブ!!応援してるぞ?
      ( ,_ノ` )      n
   / ̄     \    ( E)
  / /フ     /ヽ、 ヽ_//
  ヽ_(ミ)   ノ   ヽ .ノ
    (  .  ヽ
    丿 /♂\ \
   //    ヽ ヽ、
 //       〉 /
.(、く、       / /
 ヽ_つ     (__`つ



161 :愛蔵版名無しさん:04/05/12 16:38 ID:???
良い意味で少年漫画の王道的展開
こういうの好きだ

162 :愛蔵版名無しさん:04/05/12 18:27 ID:???
>>160

くっ www

163 :愛蔵版名無しさん:04/05/12 18:35 ID:???
この原作の漫画ずいぶん巧い画で読んでいても眺めていても気持ちが良かったのですが
何故終わってしまったのでしょうか?

164 :愛蔵版名無しさん:04/05/12 19:09 ID:???
>>163
これまでにも何回か触れられていましたが、
某与党系有力格闘技団体からのクレームにより
打ち切りが早まったという説が有力です。
作中で主人公に早々ぶっ飛ばされた団体を
『うちをモデルにするな。!』とねじ込んできたとか。

165 :163:04/05/12 20:25 ID:???
レスありがとうです
なるほどそんな噂があるのですか、知りませんでしたが某与党系でピンポイントの理解ができました
嫌な話ですがいかにもありそうですね

166 :kira =836:04/05/12 23:07 ID:???
松風「何だ あの構えは・・・・」

異様な朽木の構え 床にへばりつくように身をかがめ
片腕が弓を引くかのような あれはいったい・・


殴凱「・・・なるほど やつめ
 早速 弱点を見抜いたか」

隣の 殴凱は朽木の意図を 察する

それは キラの構えから必然的に出来る隙を突くためのもの
すなわち 対 明鏡止水の構えとでもいうべきか・・・・

松風「 あれを塾長は お分かりに?」
まだ わからない松風 

殴凱「まだ わからんか 松風 あの構えの目的・・」

まだまだ 本場での修行と経験が足りんな・・そう思いながら殴凱は
説明を始める 

通常格闘技 武術 などの闘技は立った相手を想定して作られている
キラの 構えも また同じ発想から出ているもの

松風「あっ・・・」

それで何かに気付く松風・・
そうだ・・確かに八神がとった構えは鉄壁の布陣
だが それは 立った相手を想定しているもの・・
 

167 :kira =836:04/05/12 23:08 ID:???

朽木さん がとったあの構え 地面すれすれの超低空姿勢
すなわち キラが感知しても迎撃できる技がほとんどない

その松風の表情をみて ニヤリとする殴凱
そして 小僧に不利な のは・・

殴凱「小僧のスタイルが 一撃必倒を目指す打撃系
   しかも 手技が主体のスタイルだということよ」

古流の空手は迅速かつ確実に相手を仕留めるため
指先などを鍛える 手技を中心として組み立てられている
実戦で足技を使えば武器を持った相手に 即座に斬られ
不覚を取りかねないからだ 故にあくまで手わざの補助として使われるのみ
それは 南王手 八神流とて同じ 

殴凱「あの小僧は 足技も使うが めったにつかわないだろう 
   本来 あいつが得意とするのは 手わざだからな・・・」

説明を続ける 殴凱 あの体勢から接近されたら 迎撃方法は一つ
最短で出せる 前蹴りなどの 足技しかない が・・それはおそらく至難

一般選手相手ならキラも十分対応できるだろう だが
朽木は一流を遙かにしのぐ技量の持ち主
キラが 足技を出す間も 許すまい

現に全国の猛者が集まる無差別級トーナメントにおいて 朽木は四連制覇という未曾有の大記録を遂げている 実績がある 天性の勘と身体のばねは尋常ではない。

 

168 :kira =836:04/05/12 23:10 ID:???
松風「では・・八神は朽木さんに対応できないと・・・」

確かに・・反応できても迎撃する技がなければ意味がない
あの 構えは防御に徹して相手の後の戦を取るため

例えるなら レーダーがあり 何の兵器も搭載していない
船のようなものだ 敵のミサイルが接近しても感知した後
それを 受けて撃破されてしまう 八神・・・と心配して

・・・む なぜ 僕があいつの心配をしなければならないんだ・・
・あいつは聖拳塾の敵 朽木さんは元聖拳塾だぞ
・どちらを応援するかは 言うまでもないじゃないか・・

顎に手を当てて 複雑な顔で考え込む 松風 
その 様子をみて

また いろいろ 考えていやがる松風の奴・・・

こいつ は どうしていつも 細かいことまで考えやがるんだ
疲れるだけなのによ・・

・と 呆れた顔 

性格的に やっぱり対照的な二人
お互いを 分かり合える日は遠いようだ

 

169 :kira =836:04/05/12 23:13 ID:???
殴凱「んっ おい・・みろ 」

松風を声で 促す 殴凱 思考を中断 二人を見る松風
特に 状況に変化はないよう に 思える・・・

キラと 朽木は対峙したまま 動かず

互いに 仕掛けるタイミングを計っているのか
それとも ただ 動けないだけなのか・・

すると 朽木が 口を開き

朽木「さあ どうする 南王手 八神流?」
   

と 超低姿勢のまま キラに言う

いつ キラヘ 飛びかかってもおかしくない全身に力を蓄え
キラの隙を伺っている
それは一瞬になるだろう・・だが 仕掛けない なぜだ・・

その声には どこか 楽しそうな響き

伝説の化け物は その程度なのか・・早くこいと 挑発している朽木
それに対するキラの反応は・・

 

170 :kira =836:04/05/12 23:14 ID:???
キラ「・・どうも しないさ
   俺はあんたの心を観ているだけだ この 額の眼でな・・」

眼を閉じたまま そう静かに 答えるキラ 

朽木の挑発にも乗らない ・・・ただ 己の五感を研ぎ澄まし
全てを捕らえるキラ 心は静かな泉のごとく 全ては己の内にある
その 状態で 立つのみ・・

それを 聴くと ふーん と 言い 朽木は

やれやれ・・と息を吐き ふー と深呼吸 ・・そして

朽木「やむをえんな・・」

次の瞬間 突然 声が変わる まったく 別人の声へと

朽木「・・・俺が 無理にでも 動かすとしよう」
   もっとも これから 俺の動きについていくことは できんがな」

朽木の 何かが変わる それは 異質な何か 
中身が入れ替わったように

気配も 顔つきも まったく 違うモノへと変貌

 

171 :kira =836:04/05/12 23:16 ID:???
道場内 の全員がそれを感じ 凍りつく 
本当に 同一人物の朽木か・・・と眼を疑う門下生達

先ほどの ぼんやりした 雰囲気は すでに微塵も感じさせられない
戦いの中に生きる者が持つ眼 そのものだ それを知るキラは

やっぱり こいつ 猫かぶっていやがったか・・・

と苦笑する 心の眼は 見抜いた

こいつは  俺と 同類の天才 だと・・・

 ゆっくり 眼を開け 眼を輝かせる

  ・・さあ これからが 本当の し合いだ 
   いくぜ・・

と 口元を歪め 無言で 微笑み

闘志を激しく燃やすキラ 

やっぱり こうで なくてはな ・・・!!
俺が知り 闘いたいのは 本当のおまえだからな・・・

その 構えは 自然体のまま 両手を 左右に すこし広げ

眼で 瞬時 に 計算 推測するキラ 
 

172 :kira =836:04/05/12 23:18 ID:???

朽木との距離は 六メートル 相手の姿勢は超低空の構え・・
使える技は 限定される 隙が多い技は駄目だ・・

先ほどの動きから判断する  足技を出す時間はない・・と分析
ならば・・・手は一つ・・・あれしかねえ 
あれこれ 考えるのは面倒だ 即決定

それにだ・・・

キラ「・・・守りに徹するのは
俺の 性に合わないんでね! 」


と言い放つ 次の瞬間 キラの全身から 
闘気が 放たれ 朽木に たたきつけられる!!

道場内に 風が吹き びりびりと床 壁を震わせる 
それを 肌で感じる門下生達

キラが持つ 凄まじい闘気の 圧力 それだけで 全身がすくんでしまう
俺達はこんな奴と さっき闘おうとしていたのか・・と ぞっとする門下生達。


 

173 :kira =836:04/05/12 23:21 ID:???

朽木は その中 ニヤリと笑う
さて どこまで 反応できる かな・・と

殴凱「クク ようやく でるぞ 松風
・・ 闘いの幻術師 朽木 本来の動きがな」

 過去 幾つかの 試合で見せた 朽木 本来の顔
殴凱も よく 知っている 

そして 対戦した相手を ことごとく沈めてきた 朽木が持つ戦法
あれが ひさびさに 観れるか・・

先ほど までは 二人にとって 軽い準備体操程度にすぎない

そして ようやく 朽木も やる気になった・・・
どうする小僧 あの姿勢 はお前にとって厄介だぜ・・

と歯を剥き出しにして
壮絶な笑みを浮かべる 殴凱
キラの健闘に 期待しながら

隣の 松風は黙って 二人を眺めている。

だが その 顔は いろいろ 考え込み・・
ぶつぶつと 独り言を言っている
・・・傍目に見て すこし危ない


次の瞬間 キラと朽木 二人が同時に動いた!!

 

174 :kira =836:04/05/13 00:02 ID:???

今日はここまで
やたら 説明が長くなりましたね

ようやく やる気になった朽木
キラは 果たして朽木を打ち破れるのか
朽木はどんな技を隠し持っているのでしょうか
そして 忍び寄る 五行殺の影・・



では


175 :愛蔵版名無しさん:04/05/13 00:05 ID:???
>>kira=836さん
あんまりにも長く溜められるものですから息が切れそうになりましたよ。
どうっして40分も間が開いたのですか?ww。
しかしすげー良かったです!!。
才能を感じました。

176 :愛蔵版名無しさん:04/05/13 00:14 ID:???
正直言ってうまいです、はい
堪能しました、次回がとてもとても待ち遠しいです

177 :kira =836:04/05/13 00:33 ID:???
>175
ただ 単に書き込めなかっただけですよ
最近 規制がよくかかるものですから。
では 

178 :813:04/05/13 04:52 ID:???
Kira=836さん、おはようございます、朝早くから興奮して読んでしまいました
最近忙しくて疲れているせいか気が付くと眠ってしまっています
早朝に目が醒めて昨晩はこのスレを見ていなかったことに気が付いて
急いで見ると緊迫感溢れる魅力的な展開で正直驚いています
もうこれ以上緊張感を高めることは、いくらKira=836さんの力でも
難しいと思っていたのに簡単にクリアーされていたことに驚き感激したのです
それでいて文章の整った美しさは完全に維持されているところ、敬服です

あつかましくてすみません、必然がある場合だけで結構ですので
どうかキジムナー登場の描写をKira=836さんの名調子で再び味あわせて下さい

御礼を言わせて下さい、ありがとうございました、そしてありがとうございます

179 :愛蔵版名無しさん:04/05/13 22:09 ID:???
>>178

横から失礼します。僕も主人公の扮する3つ目のキジムナーという妖怪の扮装は萌えました。
高校生が無理なく出来るコスプレというところも現実感があって良かったですね。
手足のテーピングが何とも言えない良さがあると思っています。
ここの小説はファンの人が想像して書いているそうですが原作と比べて内容が自然ですし
格闘シーンのアイディアも普通では思いつけない非常に優れたものを感じます。
作者の方にはこれからも読んでいきますから頑張って欲しいです。

180 :愛蔵版名無しさん:04/05/14 00:19 ID:???
この話は、Kira=836氏がじっくりと考え綿密に計画してから文章を書いているのがビシバシ伝わってきます。
シロウトの行き当たりばったりした感じが全くといっていい程しないところが素晴らしいですね。

181 :愛蔵版名無しさん:04/05/14 01:05 ID:???
ここ5回分読んで脳内武道家では書けない表現だと思った
「武道歴15年」実践武道家は疑いない思う
洗練された文体と段落分けの親切さは知能の高さを感じる

182 :愛蔵版名無しさん:04/05/14 12:51 ID:???
マイナー漫画なのに毎日確実に伸びるこのスレが長い間気になっていました。
今全文をイッキ読みして一時楽しい興奮ですっかりストレス発散出来ました。
上手いものですね。変化に富んでいるし読み易くて疲れませんでした。

今の気分は

                ,r=''""゙゙゙li,
      _,、r=====、、,,_ ,r!'   ...::;il!
     ,r!'゙゙´       `'ヾ;、, ..::::;r!'゙
    ,i{゙‐'_,,_         :l}..::;r!゙
.  ,r!'゙´ ´-ー‐‐==、;;;:....   :;l!:;r゙
 ,rジ          `~''=;;:;il!::'li
. ill゙  ....         .:;ll:::: ゙li
..il'   ' ' '‐‐===、;;;;;;;:.... .;;il!::  ,il!  ∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧
..ll          `"゙''l{::: ,,;r'゙ <
..'l!       . . . . . . ::l}::;rll(,   <  グッチォォォォォォォォォブ !!
 'i,  ' ' -=====‐ー《:::il::゙ヾ;、  ∨∨∨∨.| ./∨∨∨∨∨∨∨
  ゙i、            ::li:il::  ゙'\.       |/
  ゙li、      ..........,,ノ;i!:....    `' 、  ∧_∧
   `'=、:::::;;、:、===''ジ゙'==-、、,,,__ ` '<`∀´ '' >
     `~''''===''"゙´        ~`''ー(    )

という感じですね。
Kira=836様、これからも期待しています。

183 :kira =836:04/05/14 19:59 ID:???
同時に動く 二人 静から動へと 
 
突然 キラの手前で 後ろを向く 朽木  なにっ!!
一瞬 意表を付かれるキラ

朽木の上段 右後ろ蹴りが キラの 頭部右側面を襲う

キラ「させるか!!」

だが それを 瞬時に 肘打ちで 迎撃しようとするキラ
人体で最も硬い場所 その一つで

当たれば 朽木の右脚は砕ける威力 
俗に 空手でいう交差法

だが 途中 突然足は軌道を突然変え キラの肘打ちをすり抜ける
 そして

キラ「がっ・・・」

左頭部 側面に凄まじい衝撃が襲う

一瞬 何が起こったのか わからないキラ

がくんと 垂直に崩れそうになるが かろうじて 体を支える 

・・今のは なんだ・・

一瞬 混乱するキラ
右から来た攻撃のはず・・なぜ 左から・・・まずい
 

184 :kira =836:04/05/14 20:00 ID:???
殴凱「小僧 朽木の本当の強さは ただ勘の鋭さと運動神経だけじゃねえぞ」

指を指し そう キラに言う 殴凱 
さあ 始まった・・と いわんばかりの顔

今の攻防 観戦している側からは はっきりとわかる・・が
小僧は何をされたのか 理解はしていまい 
いや・・わからないだろうな

朽木の真の強さ・・それは 相手の意識の虚を作り出すことだ
奇術師が相手の意識をそらすのがうまいように 

朽木も また相手の意識の隙を付くのが天才的
それが 朽木の攻撃を防御できない 最大の理由

松風「あの時と同じだ・・」

脳裏に それが蘇る松風

過去の聖拳塾 無差別級トーナメント
それに 出場した朽木よりも体格が大きく
体重が重い選手は 大勢いた だが・・・

対戦した相手は 朽木の攻撃を受けられなかった
朽木が攻撃すると なぜか それは 全て当たり 全員 倒されてしまう

あとで その対戦した 選手達は口々に言う
どこから 攻撃されたのか 見えず わからなかった・・と

 


185 :kira =836:04/05/14 20:00 ID:???
朽木「とっさに 側頭部に 直接 当たるのを 体を流し 防いだのか・・・
   おそろしい勘だな 並みの選手なら そのまま 沈んでいたぞ」

追撃をせず 超低姿勢のまま そう キラに言い放つ朽木 余裕の表情 
だが 眼は冷徹に獲物を仕留めようとする それだ・・

大した反射神経だ・・とでもいいたいのだろうか

それを 聞いたキラ ぐらぐらする 意識を 頭をふり 回復させ
と 不適に笑い 朽木を見 こう言い放つ 

キラ「なんだあ・・あんた 結構甘いな」

今のは虚を突かれた・・・おそらく 右後ろ蹴り と見せかけ
俺の 意識を右に 引き付け
瞬時に 左 上段回し蹴りに 変化させたのだろう・・
 
あのまま 追撃されていたら正直 危なかった・・が

ミスを侵したな 一つは・・・・
 
と構える それは ナイファンチ 何をも恐れず突き進む 
キラが最も得意とする構え 本来 これが 俺のスタイル

手品は種がばれたら意味がない・・・一撃で倒せないのが問題
俺は 二度 同じ技 は喰らわないぜ・・
あと・・

 

186 :kira =836:04/05/14 20:04 ID:???
キラ「中途半端に 手抜くと・・・」

ギリギリと 体中に力をみなぎらせるキラ
 はぁぁぁぁと 呼吸を長く ゆっくりと吐きつつ
丹田に力を込める 

そして ぴたりと息を止め 闘志をたたえた眼で朽木を睨み

キラ「あんた・・・死ぬぜ!!!」

と ダンッと 床を蹴り 駆けぬける 

瞬間 六メートルもの間合いを 詰めるキラ

疾風のごとき 早さ 瞬間移動にすら見えた 門下生達

だが あの 低姿勢に どう立ち向かうのか・・・
 

187 :kira =836:04/05/14 20:08 ID:???
暴風が 朽木に 襲いかかる

低姿勢の 朽木の喉 村雨の急所へ
上から下 振り下ろすように 貫き手を放つ キラ
手加減はいっさいない 当たれば 体ごと貫きかねない威力を秘める
神速の キラの貫き手
 
キラの手足は 凶器そのものだ 
 
側面に捌き カウンターの掌底を キラの顔面に叩き込もうとする 朽木
だが 僅かにキラの手が動くと 朽木の肘を抑え 
攻撃の軌道をそらし 防御していく

僅かに 朽木の表情が動く 
その 意図を察して
 
・・そういうことか
 
だが 時 すでに 遅い 
完全に先手を取られ後手に回った朽木  

松風「塾長・・あれは」

松風が隣の殴凱を見ながら聞く
八神が動いた あんな 超至近距離で戦いを挑む気か・・・

  

188 :kira =836:04/05/14 20:09 ID:???
間合いを取ろうとする 朽木 だが 
キラは ぴったり朽木に貼り付くように

して どんなに朽木が動いても 距離をとらせない
 
それは カキエの技法 中国拳法でいう 聴けい
粘りのある 動きで相手に貼りつき 間合いを 維持する 技法・・・

そして 朽木の腕をコントロールしつつ 防御する あの技は・・

殴凱「そう きたか・・・小僧め 考えたな」

楽しそうにそれを眺める殴凱  天才同士考えることは同じ
自分の得意な 分野に相手を引きずり込むつもりか・・

格闘技の間合い・・それは 最も 重要な要素の一つだ
打撃系が 得意な間合い 投げ技が得意とする間合い・・

いかに 自分が有利な距離で闘うか そしてそれを維持するか
間合いを制するものが 試合を制すといってもいい

あの 超至近距離では相手の出せる技も限定され
同時に 相手の 動きも 封殺できる 

 

189 :kira =836:04/05/14 20:13 ID:???
そして 古流空手のキラが最も得意とする間合いが あの距離
すなわち・・・小僧の手技 が最も生かせる距離 

すなわち それが手合い・・・本来の古流の距離だ

朽木「クッ 考えたな!!」

高速で打ち出される キラの攻撃 

キラ「ふぅぅぅぅぅぅぅぅ!!」

長く吐き出す呼吸 拳と共に繰り出される連撃

手刀 一本拳 掌底 肘打ち 裏拳・・・

手業の嵐が 休むまもなく 朽木を襲う 最短 最速で 

この 超至近距離では 思うように技が出せない朽木

低姿勢が 仇になり かえって 動けなくなった  

いくら 朽木が変幻自在の動きを行おうと 

距離がなければ 本来 技の威力は発揮できず
手打ちに過ぎなくなる 朽木が最も得意とするのは中間距離
このような超接近距離 ではない

さらに 相手に自分の腕の動きをコントロールされ
相手に 攻撃が 当たらない  

 

190 :kira =836:04/05/14 20:15 ID:???
キラの 手技をかろうじて捌きながら 朽木はそう思い
わずかに焦る

・・このままでは 奴が有利 間合いが取れない
かろうじて 捌いているが それも時間の問題だ
いつか 奴の致命的な 打撃を 受けてしまう

だが・・・まだ 勝機は 十分にある それは・・

 わざ と顔面に 隙を作る 朽木 これは 誘い
びゅっと 鋭い 右一本拳をこめかみに 放つキラ

かかった・・・その 腕を引き込み 左脇に抱える朽木 

キラに対し 後ろ向きになる
すばやく 技を極める 朽木 

・・この 腕を封じる

ぎしりと自分の両腕に力を込め 関節技を極める 

キラの 右腕を 折ろうとする 朽木 

・・手業が 得意ならば それを 壊せばいいだけのこと
しかし・・

 

191 :kira =836:04/05/14 20:17 ID:???
キラ「それを 待っていたぜ・・・」

朽木を仕留めるには 初めから  これしかないと 考えていたキラ
相手を固定して 自分の打撃から 逃げられない距離におき

最も隙の多い瞬間 すなわち技を仕掛ける瞬間を狙う!!
それが 当初の目的だ かかったな!!

トン と朽木の背中に拳を当てるキラ

 この距離 この姿勢 このタイミング かわせないぜ・・
俺の動きの読みが 勝った・・・喰らえ!!!

朽木が腕を折ろうとした その瞬間

全身を使い 力の伝達を足首から 膝 腰 肩 肘 手首 関節の順に伝えるキラ

拳先から 力を放つ 螺旋上に伝わる力が 一点に集中

古流でいう 裏当ての技法 密着した状態から 打つ 

 

192 :kira =836:04/05/14 20:20 ID:???
南王手  八神流  魂打ち!!!

超至近距離 ノーモーションで キラの業は 放たれた !!!


朽木「がっっっっっっ!!??」

完全な死角である背後 しかも 自分の意識の隙を狙い
キラの渾身の力を込めた
魂打ちをもろに 喰らった 朽木 その ダメージは大きい 

まさか・・自分の動きが 予測 されたのか!?

自分の得意分野を上回る キラに 驚愕する 朽木 

驚く間もない 内臓まで響く 
ずしんとした 鈍く重い 衝撃が・・これは・・

キラの腕から するっと抜ける 朽木の両腕

全身が がくがく震え  ぐらりと 前によろめき
床に片手を付く 朽木  だが まだ 倒れてはいない
見かけによらず頑丈な身体だ・・
 

193 :kira =836:04/05/14 20:23 ID:???

キラ「ちっ・・・まだ 動けるのか・・」
残念そうに舌打ちするキラ 

ゆっくりと 手刀を振り上げる
朽木の首筋に打ち込むつもりか・・?

止めを刺すような 気配を感じ 息を呑む門下生達

おい まだ やるのかよ・・・とざわつく

その時・・・

松風「まて 八神 すでに勝負あった!!」

松風の声が 道場内に響く ぴくりと反応するキラの身体゛

松風「・・これは 試合だ 殺し合いじゃない・・」

 

194 :kira =836:04/05/14 20:25 ID:???
静かに言う松風 殴凱は何も言わない
二人の問題だと感じているのか・・単に松風に任せているだけなのか
真意は 不明だが・・ 

ぴたりと その 振り上げた手を止める キラ

やれやれ またか・・以前も こんな事あったよな・・
たしか ボクシングの ラルフ村上との時だったか・
あの 時に似ているな・・と思いつつ

キラ「わかーてるよ 松風」

本当に こいつがいるとやりにくいよな・・
まっ 元々止めはささないつもりだったけどよ

くるりと 朽木に背を向け 距離をおくキラ

すでに 全身から闘気は消えている 試合は終わりだ・・・

床に片手を付き しばらく 動かない朽木
五分ほど その 体勢でいたが

やがて・・・ふぅー と息を吐き

 

195 :kira =836:04/05/14 20:26 ID:???
朽木「・・・たいしたもんだ こりゃ 完全に一本とられた」

頭をぽりぽりかきつつ そういう朽木 別に悔しそうな声ではない
再び能天気な声 元の朽木だ ゆっくりと立ち上がると にやりと笑い

朽木「俺の名前は 朽木良介だ よろしくな 八神キラ」

それは キラを認めたという 印か・・
キラに対し 礼を行い 近づいて 握手を求める朽木

キラ「・・・あんたも いい動きしていたぜ」

それ は紛れもない真実の言葉 あの動き
いままで 会った奴の中でも三本の指に入る・・

一瞬 戸惑うが やがて 片手を出し 朽木の握手に応じる キラ

キラ「俺の名前は八神キラだ 」

まだ こいつ 何か隠していそうだが
・とりあえず今日はここまでにしてやるよ
と わずかに微笑する

こんどは 別のルールで やろうぜ・・ 
そんな 表情だ
 

 

196 :kira =836:04/05/14 20:30 ID:???
門下生達も ようやく 緊張が解ける
 皆 ほっとした 表情 息が詰まった・・と溜息

そして まったく・・なんて 闘いだ・・
とても 試合とは 思えなかった と 

思いつつ 二人の天才に 驚嘆する門下生達 

天才と天才との邂逅・・・

小僧の周りには 面白い奴が 引き付けられてくる
合戦場に 限らず と・・殴凱は 窓の外を眺める
もう 辺りは 闇の世界 

五行殺の奴らは どこで何をしている・・
ふと そう思う 殴凱 真剣な顔で

・なんとなく 感じるぜ・・奴らの 視線を
と窓ガラスに 映った 自分の顔を 見る 殴凱 

逃がした 五行殺 の静雲が 気になる殴凱
 
今頃 あいつは報告しているのだろうか・・
と 懸念する 

今も どこかで 俺らは 監視されているかもしれん 
だが いつでもこいや・・と猛獣のような笑みを浮かべる

誰が来ても 俺らには勝てん ・・と絶対なる自信の殴凱



197 :kira =836:04/05/14 20:33 ID:???
 その時の 殴凱の懸念 それは まさしく事実だった

しかし 殴凱が今 それを知ることはない。
外に 風が一瞬 吹き また 静かになった

ただの 試合は終わる しかし 合戦場での 闘いは終わらない

今日はここまで

次回 キラの学校に  謎の転校生が・・その 正体は?

そして 古都 京都に 修学旅行 そこで キラを待ち受けるのは?
では

>>182
 グッチォォォォォォォォォブ !!

ありがとう ございます

これからも 頑張って ここに連載していきたいと思いますので
皆さん よろしく お願いしますね。

198 :803:04/05/14 21:15 ID:???
Kira=836さん、当然キラの魂打ちは左拳ですね、頭で二人の形を空想しながら読みました。
聖拳塾の天才あいてに超天才の余裕を感じさせる試合運びという感じで楽しみました。
ひよっとしたら今回は少し苦心なさったでしょうか?。
格闘ものは決めが一番難しいでしょう。
でも前置きが長くても決まる時は一瞬で決まる名勝負の醍醐味を本当にありがとうございます。

199 :愛蔵版名無しさん:04/05/14 21:33 ID:???
>>197>謎の転校生

どうか謎の転校生は女生徒にしてください、
というかお願いです。

200 :愛蔵版名無しさん:04/05/14 23:00 ID:???
時々読ませて頂いている者です。

>>197   皆さん よろしく お願いしますね。

いえいえ、とんでもないです。こちらこそ宜しくお願い致します。

201 :愛蔵版名無しさん:04/05/15 00:02 ID:???
>>199
謎の転校生が炎の転校生みたいになったら俺も嫌だ
女生徒きぼーです

202 :愛蔵版名無しさん:04/05/15 01:32 ID:???
創作者 Kira=836殿

秘拳伝キラが長大壮大な構想の作品でありえたことを実関させる展開は素晴らしい。
だがこれから散漫にならずに収斂させていけるかどうか非常に難しくなると思う。
長編作品を見ればわかる通り殆どすべての物語は壮大な展開を目指したことにより崩壊してしまった。
惰性で長々期連載している多くの駄作作品のようなしまりの無い展開にはどうか決してしないで頂きたい。

敬具

熱烈なる敬意を表しながら
作者に才能を感じる、ある初めての投稿者より、

203 :愛蔵版名無しさん:04/05/15 02:31 ID:???
はじめまして、個人的にはkira=836さんの能力を
全面的に信頼して付いて行きたいと思っている男です。
お話しの展開力はへたな漫画そこのけのレベルで、
ここを見つけてから密かに驚きっ放しです。
でもあえて欲を言うのを許してくださるなら、
登場人物の身体つきや顔立ちを具体的に書き表してくれると嬉しいのです。
オリジナルの登場人物が大勢出てくるようになってから
印象を想像するよすがに出来るような説明がもっとあったら嬉しいのです。
勝手なお願い過ぎるかもしれませんが。

204 :182:04/05/15 11:54 ID:???
Kira=836様、昨日は大げさなAAを貼り付けてしまい失礼しました。
今日の作品を読んでマイナー漫画が必ずしも凡作ではありえなかったことを実感しています。
本当に上手いものですね。見事に打ち合ってから快い終わりに至って思わず微笑んでいるところです。
お昼前の気持ちの良い一時をありがとうございました。次回も期待しています。

205 :愛蔵版名無しさん:04/05/15 17:56 ID:???
解説が上手い。
ありがちな感情論主体でなくて出来るだけ理屈にも沿って解説しようと努めているのがとっても良い。
綺麗で巧い文章だと感じさせる理由はそこにあると思う。

206 :愛蔵版名無しさん:04/05/15 19:08 ID:???
>>205  同感。

207 :愛蔵版名無しさん:04/05/15 22:12 ID:???
この漫画好きなんですが、途中で画の描き方が変わり過ぎるところが煩わしいです。


208 :愛蔵版名無しさん:04/05/15 23:16 ID:???
>>207
現代の漫画の執筆ではアシのペンがかなり入りますから
日によっては代筆に近いほど入ることもあります。
個人的には最初の方(月刊連載分)の画が精密で力がこもっていて好きです。
反対に最後の2巻分は画に限って言えばあまり好きになれません。
明らかに硬直して自由闊達さが無くなって来ているのが判るからです。

209 :809:04/05/16 01:31 ID:???
>>Kira=836さん
たった今、正確には1時間前に出張から帰宅しました。お久し振りでした、いつも力作を投稿して下さってありがとうございます。3回分を早速読ませて頂いて一層洗練の度合いを深められていることにすっかり脱帽の気持ちです。
他の方々が多くの感想を述べられているので、俺が今更何も言う必要はないくらいですが、Kira=836さんは本当に物語作りが上手い、そしてそれを魅力的に文章化する能力にも恵まれています。これは大したことです。
楽しい気持ちになれました。ありがとうございました。おやすみなさいませ。

210 :愛蔵版名無しさん:04/05/16 20:05 ID:???
sage

211 :愛蔵版名無しさん:04/05/16 20:15 ID:???
>>207
どの漫画でも普通にあることでしょ
絵の水準が一定している作品のほうが稀

212 :愛蔵版名無しさん:04/05/17 06:33 ID:???
おやおや、昨日は遂に書き込みが無かったようですね。
どうやらkira=836さんはお疲れで寝過ごされたようだ。
(八神阿麻王の口ぶりで)

213 :207:04/05/17 18:39 ID:???
>>208
説明レスありがとうございます。後半の2冊の画は俺もいまいちだなとずっと思っています。
無駄な線が多い感じがするんです。評価は人それぞれですが前半の画の方が無駄無く全ての線が
生きている点で好きです。何よりもかっこ好く描かれています。たぶん月刊だと時間に余裕があったからなんでしょうね。
月刊誌で再連載されれば嬉しいです。

214 :kira =836:04/05/17 20:53 ID:???
翌日 赤坂高校 午前八時

机に突っ伏しているキラ
とにかく 眠い・・・・

昨夜の朽木との試合の後 なぜか 朝まで延々と朽木の長話に付き合わされたので
寝不足のキラ 二時間しか寝ていないため
両手を机に伸ばし 完全熟睡 体勢 

教室は生徒たちの声で がやがや と騒がしい
その中 いろいろ 昨夜の事を 思い出すキラ

俺は途中から寝ていたので 殆ど話を聴いていなかった・・・

松風は途中でリタイヤ 殴凱のおっさんは・・・一升瓶酒十本ぐらい飲んで 騒いでいた
癖に 朝もケロリとしていた・・・化け物だぜ

そういえば 無理やり 殴凱のおっさんに酒を飲まされた記憶がある・・
松風の奴は ・・・・酒を無理やり飲まされた 
せいで 倒れたような気もするな・・・と思いかえすキラ
一部 記憶が ないので はっきりしないが・・・

 

215 :kira =836:04/05/17 20:56 ID:???
とにかく 頭が痛い そして 疲れた・・・

今日は 一日 寝て過ごす・・・そう 心に誓うキラ
邪魔する奴は 全て 俺の敵だぜ・・容赦しねえ 

栞「キラ・・・・」

遠くで誰かが呼んだ気が・・・ついでに 体を揺すられている
誰だよ・・俺はもう 起きないぜ 何があってもな 魂打ち喰らっても
起きねえ 覚悟がある 

キラを 揺する手が止まる ようやく 諦めたか・・・
そう思った時ブンと風を切る音 瞬間 頭にバシーンと凄まじい衝撃

キラ「ぐわあああああ!!」

凄まじい激痛 頭を抱え 飛び上がり 大声で叫ぶキラ
一瞬他の 生徒達が何事か と驚く  

痛てえ・・一瞬 眼に星が見えた 
一瞬で 眼が覚める 涙目で 周囲を見渡すキラ すると

栞「あんた ねえ・・人が呼んでいるんだから 返事ぐらいしなさいよ」

そこには 栞の姿が 腰に手を当て もう 片方の手には キラの鞄を持って
となりに立っている 

あれで 殴ったのかよ・・しかも 
一番硬い 鞄の角で・・オニだ こいつは

 

216 :kira =836:04/05/17 21:07 ID:???
キラ「なんだ 栞か・・・・」

頭を擦りながら そう答えるキラ
他の奴なら火神を連続で当てていたな・・本気で

いったい なんのようだよ・・と時計を見る 昼は まだ・・
つまり 昼飯ではない・・じゃあ なんだ? と疑問顔のキラ

その 姿を見て はあー と溜息つき 困ったような仕草の栞 

栞「せっかく キラに面白い情報 教えに来たんだから
  ぐーたら 寝てないで もっと 喜びなさい」

なぜか 恩着せがましく言う栞 

頭 を 鞄で殴られて 喜べる奴いるのかよ・・・栞
別に 俺は頼んでいないぜ・・・と あくびしながら思うキラ

口に出したら また 殴られそうなので口に出しては言わないけど

 

217 :kira =836:04/05/17 21:09 ID:???
キラ「面白い情報だぁ?」
怪訝そうに聞き返すキラ

栞の情報ね・・また 新しい店が 出来たとか
クラスの男子と口論で勝ったとか そんなもんだろ

そう思い また パタッと机に覆いかぶさる キラ

今度は寝る 確実に・・・貴重な睡眠時間を無駄にしたくない
さらば 栞・・俺は 寝るぞ


栞「ねえ 転校生が来るって 知っている?」

転校生・・こんな時期にか ・・ご苦労様なことだぜ
別に どうでもいいキラ とにかく今 関心あるのは寝ることのみ

へえー と 寝たまま うわの 空で返事するキラ いい加減
頭を突っ伏しながら ひらひら片手を振る  

そんな キラの 反応に構わずに 栞は続ける

栞「それが すっごい 綺麗な人 なんだって
  さっき 廊下で先生達が話しているのを 私 聞いたんだから」

と なぜか オニの首を取ったように言う栞 だが・・・ 

あー そうか 俺には 関係ねえー と いわんばかりに 無反応のキラ 
完全に死んでいる  

 

218 :kira =836:04/05/17 21:10 ID:???
栞「・・・こいつぅぅぅーー!!」

・・・むかっとした 栞がもう一度 鞄で頭を 殴ろうかと思った 瞬間

ガラッと ドアが開き 教師が入る 朝のホームルームか

栞「あっ じゃあ また 後で来るね キラ」

栞も 急いで 帰っていく ようやく 静かになった・・
起立 礼 の後 着席 キラ も 一応 のろのろとそれを行う
アー 眠い だるい・・・ぜ と思いつつ

教師は 一通り しゃべると 

今日から 転校生が うちのクラスにくる
と 言いだす そして 

教師「入りなさい」

と廊下の方向に向かって話しかける
クラスの生徒全員が 注目する中
 
足を踏み入れた その
生徒 は教壇に立つと

 

219 :kira =836:04/05/17 21:11 ID:???
女生徒「武墺 静奈(むおう しずな) です みなさん よろしくお願いします」

優雅な動きと綺麗な顔つきで優雅に挨拶する
まるで 繊細な人形のような美しさを 持つ女性
 
身長は 百七十ぐらい 
大人びた 容姿 妖艶な笑みを浮かべている
とても 十代 には 見えないが・・ 

黒い髪は背まで届き 肌は白く そして 声は高めで柔らかい
モデルでも 通用しそうな  和風 美人だ
 
男子生徒達 は おおおおお!! と 歓声を上げ 
女子生徒達 は 敵意を持って それを見つめる

何よ あれ・・と言った声が聞こえてきそうな空気 
正直いうと その雰囲気は すごく怖い・・

キラは・・・机に突っ伏して 半分 寝ながら
それを 聞く だが 無反応  そもそも 興味がない 
いや とにかく 眠い ・・・

教師は 静奈の紹介と その出身地は京都である 
ことを述べる その後

教師「ご両親の都合で こちらに転校してきたそうだ
   環境が違うから わからないことも多いだろう 
    みんな 仲良くしてくれ」

 

220 :kira =836:04/05/17 21:15 ID:???
そういって 静奈が座る席を決める 教師
だが 開いている 席がない ため

机を持って来る 事になる
 そして 席の場所は・・・

教師「八神の隣にしておく ちょうど 空いているからな」

キラの席は 一番 後ろの 窓際にある
 
その 隣は 一つ分のスペース 
机が 置ける その言葉に 

ぴくりと 僅かに動くキラ
なんだあ・・・と思う だが顔は突っ伏したまま


ゆっくり と教室 中央を歩きながら キラの隣へやってくる静奈
生徒たちの視線が集中する 男子は好奇心と羨望 
女子は嫉妬とライバル心 教室の空気が様々な思惑で汚染される
そんな 中を 歩き キラの隣に来る静奈 ぴたりと止まり

机で 半分 寝ている キラ を 見下ろす そして・・  

 

221 :kira =836:04/05/17 21:19 ID:???
キラ「あー?? 」

気配に 気付いたキラが顔を上げる

にっこり 妖艶な笑みを 浮かべ静奈
は その  優しく綺麗な声を出し 

静奈「これから いろいろ よろしく お願いします 八神君」

と 礼儀正しく 挨拶 
普通の男性なら 思わず はい と言ってしまいそうだが キラは

俺の隣かよと迷惑顔・・ゆっくり眠れない
・・・だが なんだ ・・また この感覚は

と 静奈を 無意識に 警戒する キラ
 
それは 頭の奥で声が ささやく 感覚 
奇妙な 違和感と気配  を捉えたキラの直感

それは 以前 米軍基地 でベネッツ大尉と会った時 の感覚に近い

一瞬 別の感情を含み また もとの 声に戻った 静奈
その 目がなぜか 冷ややかに みえたのは 気のせいだろうか・・

  ・
 

222 :kira =836:04/05/17 21:22 ID:???
キラ「・・・・・・」

まさかな・・だが 油断はできねえ
どうやら また ここも 騒がしくなりそうだせ゜やれやれ・・

その時 キラは そう 感じていた それは 新たな波乱の予感
だが 今は 眠いのであまり深く 考えたくないので 寝た・・・ 

キラの 学園生活に 新たな風が吹き始める


今日はここまで

昨日は 規制の所為で書き込みができませんでした
申し訳ありません

さて この 転校生 は 敵か味方か・・・・
キラの平穏な? 学園生活はどうなるのか

キラの 合戦場での闘いは
さまざまな 場所で起き続いていきますので
・・・では

ちなみに 静奈の イメージは 比嘉女医をさらに若くして
髪を伸ばして
妖艶なイメージを加えた感じです



223 :803:04/05/17 21:45 ID:???
Kira=836さん、こんばんわ、本当に多芸多才で驚いています。
アクセス規制ですか!、最近やたらと多いです、サーバーの能力が限界に あっ、こんな話は止めましょう。
格闘ものだけでなく学園ものや少女ものの原作書きまでお出来になるのではないでしょうか。
マッタリした空気が感じられるようなキラの日常生活が目に浮かぶみたいです。
いつもありがとうございます。

224 :愛蔵版名無しさん:04/05/17 22:41 ID:???
アク禁だったなんてw

『…寝過ごされた…』って
意外にカンが鈍いのだろうか>阿麻王さん w

Kira=836さん、あなたは本当に律儀な方だ
常人なら書き飛ばしたくなるところまで
手抜きをしないで考えて創って下さっている

あなたに及ばない原作作家は沢山いますもんね
次回を期待しています

225 :愛蔵版名無しさん:04/05/18 00:10 ID:???
字を目で追うのは疲れるものです。ここは何といっても読み易いところ、目に優しいところが最高です。

226 :愛蔵版名無しさん:04/05/18 00:39 ID:???
画が無いのを補うために心の中の言葉を書いてくれてるところが親切設計。
一体どこのどなたなのでしょう?。

227 :愛蔵版名無しさん:04/05/18 01:36 ID:???
この美少女は五行殺一派の     まちがいないっ

228 :愛蔵版名無しさん:04/05/18 16:27 ID:???
>>227
一読して同感です、それがお約束というものですからね。

229 :愛蔵版名無しさん:04/05/18 22:10 ID:???
最近繋がりません。『アクセス規制』ばっかり。

230 :愛蔵版名無しさん:04/05/19 23:35 ID:???
俺はBigLobeだけど今日は繋がりますね。

231 :愛蔵版名無しさん:04/05/19 23:51 ID:???
俺はアルファー・インターネットですがアク禁には殆ど引っかかりません。

232 :愛蔵版名無しさん:04/05/20 00:32 ID:???
SO-Netを使っている人はいないのかな?、時々アクセス禁止が出るんだよね。


233 :愛蔵版名無しさん:04/05/20 01:01 ID:???
Kira=836さんはどのプロヴァイダーのユーザーなんでしょう?、アク禁がしょっちゅう出るのなら乗り換えて欲しい

234 :愛蔵版名無しさん:04/05/20 01:34 ID:???
2ちゃんねるNETのダイアルアップなら電話代8.5円/3分でアク禁は無いみたいですね。
時々使っています。

235 :kira =836:04/05/20 20:16 ID:???
キラ 「まったくよー・・・」

昼休みになり いつもの 中庭の木の下 寝ぼけ まなこで 一人
座り込み 片手で 頭を掻きながら ぼやくキラ

あの後 ほとんど 眠れなかったぜ・・・・くそっ!

授業の合間 休み時間になるたび 武墺 静奈の周りに生徒が集まってくるのだ
男子生徒はもちろん 何故か女子生徒まで・・がやがやと騒がしい事 騒がしい事
隣のクラスの連中まで来ていたな・・・

それに対し 静奈はいやな顔ひとつせずに 上品 且つ 丁寧に受け 答えていった
まるで 年上のような雰囲気な美人 そして話が 聞き上手
あっという間に クラスに溶け込み 男の親衛隊まで出来る 始末・・

そのせいで 周囲が騒がしく 眼を覚ましてしまい 結局 今 この時間まで
眠たいまま のキラ  安眠妨害だ・・

しかも よりにも よって 俺の隣の席に来るかよ・・・

これから の生活 

いろんな意味で ますます 大変になりそうだぜ 
と 頭を抱えるキラ。

 


236 :kira =836:04/05/20 20:20 ID:???
キラ「 それにしても・・」

隣にいたせいで 話しの 内容 を いやでも耳で聞いてしまった
静奈の実家は京都 父親は事業を経営しているらしい 老舗の店だとか

こちら にやってきたのは ただ両親の仕事の都合だけではなく 
自立しようと 東京で一人暮らしを始めている いう話しだったが・・・

キラ「やっぱり 俺の 気のせいかもな・・・」
ぼーとした 頭で考える

五行殺を警戒するあまり 見知らぬ顔は 全員刺客に見えてくる・・・
疑心暗鬼って奴か・・・先ほどの 違和感もそうかもしれない
寝不足の所為もあるかも・・・ そう思うと 再び強烈な睡魔がキラを襲う 

キラ「・・・眠い・・」

ここなら 誰にも 邪魔されまい
 
大きく あくび そして うーん と 背伸びをして パタンと木を枕に横になるキラ
午後の授業はサボる・・・
そう 思い 眼を閉じる 今度こそ 寝る
すると

  

237 :kira =836:04/05/20 20:24 ID:???
静奈の声「ここにいたのね 八神君」

なにやら 聞き覚えのある声が・・・

キラ「あー?」

両手を枕に 寝ながら 片目を開けて その 声の主 を見るキラ
そこには・・今日 来た 転校生 武墺静奈 の姿

・・なんだよ・俺に用か・といった顔のキラ

静奈「ずいぶん 探したわ・・・いつも ここに居るってクラスの皆に聞いたの」
そういいつつ 隣に 座っていい? とキラに聞く静奈

キラ「・・どうぞ」

そう 答えて ごろんと横になり 静奈に背を向ける寝転がる キラ
かなり いい加減な返事だが 別に静奈は気にせず
キラの隣にふわりと 上品な仕草で座る静奈  
  

238 :kira =836:04/05/20 20:27 ID:???

木の下 木々の葉が 陽光の影になり 
まばらに 映る 地面 そこに 二人は並ぶ
爽やかな風が吹き 木々の 葉が ざああ と音を立てる 

静奈「なかなか いいところね・・」
静かにそういい 木を見上げる静奈

誰かに 対する 話しかけ でもない
世辞でもなく ただの 感想だろう

静奈「せっかく 隣の席になったのに
   八神君が寝てばかりいるから お話できなかったわ」

寝転がるキラを優しく見ながらそういう静奈
まるで 昔から親しかったような感じだ

だから 今 来たというわけか・・・ほっといてくれよ まったく

口には出さないが そう 内心 思いながら 横に寝ころがるキラ 
なぜか 眠いはずの 意識が はっきりしている

キラ「・・・・」

キラの 返答はない が 静奈は構わず話を続ける
 

239 :kira =836:04/05/20 20:28 ID:???
静奈「そういえば 八神君は 体中傷だらけね
   何か部活とかで激しい運動 やっているの?」

確かに キラの体は 傷が多い 殆どは すぐに 回復するが
微妙に 傷の 跡が残ったりする それを 指摘された

キラ「よく 転ぶんでね・・・」

もちろん それは嘘だ ・・・まさか 幼い頃からの 過酷な修行や 合戦場の死闘で 
ついた 傷など 口が裂けても いえるものでは ない・・・

それ を聞き くすりと 笑う 静奈 
嘘ね・・といってから

静奈「八神君 なにか武道やっているでしょ」

それを 聞いてびくりと反応する キラの背中 
だが 動揺せずに その体勢のまま

キラ「なんで そんなことわかるんだよ」

とぶっきらぼうに言うキラ 内心で かなり冷や汗をかいている・・
まさか・・・パレたのか?

  

240 :kira =836:04/05/20 20:30 ID:???
静奈「手よ 手 八神君 凄い手 しているでしょ
   それで わかったわ もしかして空手?」

興味深げに言いつつ キラの手をしげしげと眺める静奈
なんだか恥ずかしい・・

そうか・・キラはそれを聞き 納得する

確かに 武道経験者には 皆 体付きに特徴がある
空手の場合は 手がどうしても拳タコで厚くなる
特に キラの手は隠すために 自分で削ってあるものの 
それでも かなり 分厚く大きい
これは 隠そうとしても ごまかせない特徴だ 
 
以前も沖縄で 殴凱が手をみて それを指摘したこともある
武歴四十年の 大先生でもこうはいかないと・・

それが わかるってことは・・・

キラ「あんたも なにか やっているのか?」

よっと 起き上がるキラ  隣に腰掛けている 静奈に聞いてみる

見たところ 武道 経験者には見えないが・・・
静奈は ううん と首を横に振り 
 

241 :kira =836:04/05/20 20:31 ID:???
静奈「京都の実家に 道場があるから・・」

そこに 居る 道場生達をよく見ている・・そう答える静奈
そうか・・観察していたのか 皆の体の 特徴を・・・
大した洞察力だ 

キラ「へえ・・・」

そして しばらく 沈黙する二人
やべえ 話が続かねえ・・・僅かに焦るキラ
何を話そうかと 忙しく 頭で 思案していると・・


・・静奈が 唐突に

静奈「ねえ 八神君 貴方 南王手八神流って古流の空手 知っている?」

あさっての 方角を見ながら突然 その言葉を言い出す 静奈 
なっ!?

キラ「えっ・・・・!?」

ギクリ まずい どんぴしゃだ 

一瞬 激しく 焦るキラ しかし よく 考えれば 
まだ 俺が そう だと言ったわけではない・・そう思い直し

なるべく 平静を装い 知らねえよ  と答える キラ 

内心は滝汗だったが
・・ 静奈はそう・・と残念そう にいい
 

242 :kira =836:04/05/20 20:33 ID:???

静奈「名字が同姓だったから 聞いてみただけ なんでもないわ 忘れて」

そういって 校舎の時計を見る 静奈
あと 十分で昼休みが終わる 

すっ と立ち上がる 静奈 キラの方を向き

静奈「そろそろ 授業が始まるわね」

先に 教室に 戻るわね・・そういって 立ち去っていく 
その 歩き方も優雅 気品があるように 見えたキラ 

キラ「・・・・・」

黙って その 後ろ姿を 見送る やはり 妙に気になる・・・
・・・と さっきの言葉に 疑問を 抱えるキラ
 
 胸騒ぎ゛が大きくなっていく 

それは 静奈の姿が 見えなくなるまで 続いた
 

243 :kira =836:04/05/20 20:37 ID:???
一人 校舎裏 を歩いている 静奈

周囲には もうすぐ 午後の授業が始まる所為か
 生徒の姿も見あたらない

そこで 突然 ぴたりと足を止める すると

男「どうなさいますか 静奈様 あの少年・・・」

校舎の影に居る声がそう静奈に聞く  
男は 顔が見えない位置に立っている
 
最後まで 言わず 男は 黙った 

静奈の返答を待つように 

くすり と笑う 静奈 そして・・

静奈「まだ いくらでも 機会はあるわ 彼の 監視を続けなさい」

 

244 :kira =836:04/05/20 20:38 ID:???
そちらを向かず そう 命令口調で言う  

それを聞き はっ といいつつ  消える男 

その後 静奈は 楽しそうな笑みを 浮かべ

静奈「見せてもらうわよ 八神君 貴方の本当の姿・・」

そういって また 歩きだす 
 それは 何を意味するのか

それと 同時に 授業 開始の 鐘が 鳴った


今日はここまで

最近 アク禁が酷い

書き込むまでえらく 時間がかかります
もしかしたら 間を空けるかもしれませんが 
御容赦 ください 。

次回は 京都へ 修学旅行
 
静奈の正体 そして キラ 達を待ち受けるものは?
 
では

245 :803:04/05/20 20:51 ID:???
こんばんわ、Kira=836さん、今回も細かいところまで心配りして下さってありがとうございます。
それにしても本当に細部まで配慮されているのに感激です。>>237で、静奈に同席を求められたキラに
『ああ、いいぜ』でなく『…どうぞ』と答えさせたことなんて、フェミニストなキラの性格にちゃんと気ずいておられるんですね。
次の闘いに期待しています。ありがとうございます。

俺の経験ですがyahoo・BBでアク禁が多かったのでKDDI・DIONに乗り換えてから安定しています。
あくまで御参考まで

246 :愛蔵版名無しさん:04/05/20 20:57 ID:???
謎の美少女はやっぱり刺客だったんだ、もちろんそうでなくてはいけませんw。
Kira=836さん、このまま永遠に消えてしまうのではないかと心配していましたよ。
次の本格格闘を楽しみにしています。

247 :愛蔵版名無しさん:04/05/20 21:19 ID:???
Kira=836さんは実にクレバーなひとだと感じました。
文章のどこを採っても雑な印象がしないのは
それだけで読んでいてホッと心地良くなります。
未知の修学旅行編に期待しています。

アク禁が話題になっているのでひと言です。
こちらはODNのBフレッツユーザーですが
1ヶ月に2回くらいの割で拒否が出ます。
おなじODNの会員に悪質な荒らしをする人間が
いるらしく、それで拒絶されるみたいです。
アク禁が増えているのは人の迷惑を
考えない人間が増えているということでしょうね。
嫌なものです。

248 :愛蔵版名無しさん:04/05/20 21:50 ID:???
ペースが落ちてくるかと思ったが全くその兆しがない
Kira=836氏は相当な人間かもな

249 :愛蔵版名無しさん:04/05/20 23:09 ID:???
>>Kira=836さん
格闘シーンだけでなく日常まで手を抜かないで描いてくれていることに強く感謝します。
ネット上で格闘技漫画のキャラを使ったオリジナル小説を公開しているところは多いけど、
格闘ばかりに偏りがちで読み返すと退屈するものが多いのです。
その点ここのリアリティを実感させてくれる書かれ方がとても気に入っています。
つぎはどんな風になるのか期待しています。

250 :愛蔵版名無しさん:04/05/20 23:25 ID:???
なんだか静奈はキャラ画があったら萌えキャラNo1になれそうな雰囲気ですな。

251 :愛蔵版名無しさん:04/05/21 01:04 ID:???
Kira=836さん、実に凝ってる!
クライマックスから次のクライマックスまで高低の変化が無いと単調になっちゃうことを実によく分かっている!。
一武道家でありながら、これだけの物語を纏め上げる才気の有る貴方は一体どなたなんでしょう?。
訊いただけです、応えて下さいという訳ではないのです、でも質問が押さえられないくらいさり気無く知的なとこが
実に素敵で魅力ありげです。

252 :愛蔵版名無しさん:04/05/21 21:12 ID:???
ここを毎回読むがキラの親父と兄貴の企みが再度登場するまでは評価は何とも言えない。

253 :813:04/05/22 12:27 ID:???
集中して読んではいたのですが書き込んでいませんでした
今日は休みなので昼間に書き込んでいます
Kira=836さん、いつもありがとうございます
八神キラvs朽木良介の闘いを興奮して読みました
格闘ものの醍醐味はやはり格闘にあるのだと実感しました
それを引き立たせるためにエピソードを挟みこんでくれるKira=836さんのセンスは今更ながら素晴らしいです
次回を楽しみにしています

254 :愛蔵版名無しさん:04/05/22 13:26 ID:???
秘拳伝キラ原作コミックスの感想

少年サンデーで連載しなければ良かった、あそこはむかしから格闘漫画は余り育ててくれないんだ。
それが運のつきだったと今(原作コミックス)読んでいてしみじみ思う。
しかしコアなファンがこんなにいるというのは、未完作品(あえて打ち切りとは言わない)ながらしっかりした土台が作られていた証拠。
三好雄己氏の画は最初から評価は高かったが、必ずしも評判の良くない碧星タケル氏にも、その点は評価してやっていいところだと思っている。

255 :kira =836:04/05/23 22:14 ID:???
キラ「なんで こんなに荷物があるんだよ栞・・・」

修学旅行当日 栞の荷物を入れた バック を両手に 大量に持つキラ
重い 重すぎる・・・よろよろと歩くキラ 

栞「当然でしょ いろいろ 持っていくものがあるんだから」

腕組しながら ジト眼でキラを見る栞 ほとんどの荷物をキラに預け
自分は 身軽だ ずるいぜ 

キラ「また これか・・・」

以前 沖縄から帰ったときも大量の土産を持たされたが・・・
今回 たかが 二泊三日程度の旅行だとタカをくくったのが甘かった・・
 
と 栞の家に朝 立ち寄ったことを 激しく後悔する キラ 
武墺静奈 が転校してきてから一週間が過ぎた

その間 何事もなく過ぎ 杞憂だったのかと思い始める キラ

今日は修学旅行当日 京都へ新幹線で行くことになっているのだが・・・

キラ「何で 俺がいつも 荷物持ちなんだよ」

ぶつぶつと文句を 言うキラ 両手両肩のバックがズシリとのしかかる
本当に 何が入っているんだこれ・・・重りでも入っているのか・・

 


256 :kira =836:04/05/23 22:17 ID:???
栞「ほら ぶつくさ言わないで早くきなさいよ
  出発時間に 間に合わなくなるでしょ」

栞が先に歩き 後ろを振り返って言う すごくえらそうだ
くそっ また 下僕扱いか・・・

栞の後から必死で追いつく キラだった


東京駅 新幹線 乗り場

キラ「ふう・・・」

どさりと 栞の荷物を下ろす あー ようやく開放された
こんなことなら 聖拳塾本部から 行けばよかったぜ
そう思いながら もみもみと 右手で 左肩を揉みほぐしてしていると・・・

殴凱の声「よお さっそく嬢ちゃんにこき使われているな」

背後から聞きなれた 殴凱の声 そして・・・

松風「まったく・・・僕たちも京都へいくことになるとは・・・」

塾長が昨日 突然 京都へ行くと言い出し準備が大変だった
こうゆうことは もっと 早く言ってくださいよ 塾長・・・
まったく・・・



 

257 :kira =836:04/05/23 22:21 ID:???
と思いながら 松風も当然 殴凱の隣にいる

・・あーあ せっかくの 修学旅行が台無しだぜ
この 二人が一緒だとよ と残念そうな顔のキラ

キラ「なんで 付いてくるんだよ・・・・」

昨日 突然 殴凱達が京都へ行くと知り 

げっ と思い 猛反対したが・・駄目だった
何でも 京都支部に用事があるとからしいが・・

不満 顔  で二人に ぶーぶー 文句を言う キラ 

いつものごとく 金魚の糞のごとくついてくる この二人
今回の旅行の間は しばらく 開放されると思っていたのだが・・・

殴凱「いいじゃねえか ・・俺らも 京都支部に行くついでだ」

本当かよ・・どうせ 俺の監視も兼ねているんだろう おっさん
これじゃ結局 いつもと 変わらないじゃねえかよ・・・・
内心で ボヤク キラ 

松風「そろそろ 発射時刻ですよ 塾長 」

松風が腕時計を見ながらそう言う 出発は八時四十五分
あと五分で出発時刻 お互い 席は 別々の車両となる 

 

 

258 :kira =836:04/05/23 22:21 ID:???
殴凱「おっ そうか じゃあな 小僧 向こうで会おうぜ」

方手を上げキラに挨拶 松風ともに のしのしと歩いていく殴凱 その存在感は圧倒的だ
駅にいた 他の客が 怯えて 道を空けてしまう どうみても堅気にはみえない
それは 半分事実・・・殴凱は素手で 熊と虎と鮫と猪殺しの化け物
もはや ほとんど 人類とは呼べない オニである

キラ「はぁぁぁ」

思わず 肩を落とすキラ やれやれ だな 先が思いやられるぜ
どうか 無事に過ごせますように・・・・と心の中で祈る真剣に
そして 二人の姿を見送る すると突然


栞「こらっ キラぁぁ 荷物 中まで持っていけぇぇぇ!」
栞の怒声が キラの背中から浴びせられる うわっ

まずい 栞の荷物 新幹線の中に入れるの 忘れていたぜ・・
ふたたび あたふたと両手に荷物を持ち上げ 新幹線の中に急ぐキラだった



新横浜から京都まではおよそ三時間 時速二百キロ以上で走る のぞみ新幹線
その 車内 流れる景色を 窓際の席でぼーと眺めるキラ 間抜け顔である 

景色を眺めつつ いろいろ考える キラ 
京都か・・・俺はあまり馴染みがないが・・
 
そういえば・・ すぐ隣の席 を ちらりと見ると
 

259 :kira =836:04/05/23 22:22 ID:???

武墺 静奈が読書している 新幹線の座席は 教室の 席順

別にいいけどな ・・ じー と 静奈を見るキラ
他のクラスメートはゲームやトランプをしているが
よりにもよって 読書かよ・・俺ならすぐに寝るな・・

キラが 自分を 眺めているのに気付いた 静奈は 
本から眼を離し キラをみて にっこり微笑み

静奈「あら どうしたの 八神君 退屈そうね」
   皆と 一緒にゲームでもやったら? 

とキラに 話しかける 相変わらず大人びている

別に 答えなくてもいいのだが
他に 話す こともない  とりあえず 適当に

キラ「あー いや 別にー」

短く そういい また 窓に眼を戻すキラ 
別に 退屈してるわけではないのだが・・

ふと 何気なく 思い返す キラ

静奈の実家は京都にあるといっていた
ということは 今回 実家に また 逆戻りか

・・・そんなことを考えていると キラの 内心を見たかのように
静奈は楽しそうにこう言う

 

260 :kira =836:04/05/23 22:26 ID:???
静奈「今回 実家に戻ってしまうわね でも 楽しいわ
   クラスの 皆で 修学旅行に行くんですものね」

それを キラは黙って 聞き 窓の景色をまた ぼーと眺める
まあ 今回の旅行が 沖縄でない分 まだ まし だな・・・
あと 北海道は やな思い出が多いので もう行きたくないぜ・・・
頭をぶるぶる振り その 記憶を振り払うキラ
大自然はもういい あと熊も・・・

窓の外 景色に 富士山が見えてきた 
今は静岡 辺りだろうか さすがに新幹線は速い。

 そして 静奈は さらに言葉を続ける
わずかに 遠くを見るように 眼を細め

静奈「ほんと・・何年振りかしら こんなに楽しい気分になったの・・」

ぽつり と静奈の一言 

だが その 口調の中 昔を思い返すような響きがあった
それを 僅かに感じるキラ 何か 引っかかるが・・・

キラ「俺も そうだ・・・」 

今はいいか 特に気にかけることでないしな・・

一言 本心を言うキラ それ 以上は語らない

こんなに わくわくするのは 合戦場以外では 
久しくなかったことだぜ・・・そう思い わずかに微笑 

 

261 :kira =836:04/05/23 22:27 ID:???
もちろん 静奈に見られないようにして

そして 黙る 二人 しばらく そのまま間が空く

すこし 運動代わりに 車内を歩いてくるか・・・じっとしているのは疲れる
そう 思い 席からすっと 立ちあがるキラ 

キラ「トイレ行ってくるぜ・・」

静奈に そういい ひたひた と 歩きだす
車両を区切るドアを横にガラッと開けて 次の車両に入る

 そのまま しばらく
車内を 歩いていると・・・

声「おいっ ここに来て 酒の勺をしろよ!!」

突然 車内に響く大声 なんだあ・・・

その 大声の方向を 立ち止まり
首を回して見る キラ すると・・・

 

262 :kira =836:04/05/23 22:28 ID:???
女性「あの・・困ります」

出張中の ОLらしい 若い女性に 一人の男が片腕を女性の肩に乗せ 
絡んでいる 息が酒臭そうだ

男は見たところ酒を飲み かなり 酔っている
酒癖が悪いのだろう 人目で性質が悪いタイプとみえる

・・酔っ払いかよ・・・こんな 昼間から 
と呆れるキラ 

男「なんだとー 俺の酒が飲めないってのか あーーん???」

ますます 大声を出し 女性に絡む男 周囲の乗客は 誰も見て見ぬ振り
男は体格も良く 顔も怖い 打撃系の格闘技でもやっているのか
肩幅も広く 強そうだ 

誰も助けないのは その見た目もあるのだろう 
 絡まれた 女性は困り果てて助けを求めるように周囲を見る
が やはり 皆 見て見ぬ振り 寝たふり 

キラ「仕方ねえな・・・ 」
溜息 をつき
ゆっくり男に近づくキラ 
その 背後に 立ち 一言 

キラ「おいっ おっさん やめろよ・・」
 

263 :kira =836:04/05/23 22:31 ID:???

静かだが どこか迫力のある声で言うキラ

本当は関わらなくてもいいんだが・・・・俺も人がいいね
と内心苦笑する 問題はどうやって やめさせるか だが・・・
周囲の眼もある 無闇に技を出すわけにはいかない どうするか・・

キラの その 言葉で あーん といった表情で後ろを振り返る男 
キラ をじろじろ見る なんだこの餓鬼は・・・といったところか

顔が 真っ赤 完全に 酒が回っている様子
絡まれていた 女性は 驚いて 助けに入った キラ を見る
 周りの乗客も同じだ

まさか あんな少年が助けに はいるとは

・・無謀だと誰もが思いながら その成り行きを
固唾を呑んで見守る 乗客達

男「 なんだと てめえ・・」

男のこめかみに ぶちりと青筋が立つ 
こんな 小僧に舐められてたまるか!!

 

264 :kira =836:04/05/23 22:32 ID:???
酒が入り 普段の理性がなかったこともある

次の瞬間 いきなり

男「引っ込んでいろ 小僧!!」

その 体勢から 背後へ 強烈な 肘打ちを 放つ男

酔っていても狙いは 正確
キラの 顔面を狙う 

周囲の乗客が誰も あの少年 危ない と思い眼を閉じた瞬間・・・・

男「ごぁぁ!?」

突然 白目を向き倒れる男 そのまま ずるりと 崩れ落ちる
乗客は何が起こったのかわからない ・・なんだ 何が起こったんだ
そんな表情を浮かべる 絡まれた 女性も目をぱちくりさせている

キラ「あーあ こんなところで寝ると風邪引くぜ・・」

そういいながら ずるずると男を引きずり 座席に座らせるキラ 
周りの 乗客の眼には 男が酔って突然 眠ったようにしか 見えなかった

 

265 :kira =836:04/05/23 22:34 ID:???
男が肘打ちを出した 瞬間 僅かな見切りで それを横に動き回避 
同時に 死角となる 男の無防備な横顎へ
素早く 軽い 掌打を 放ったキラ 

素早く打ち 引いたため 眼に捉えられないほどの速さで
男の顎と脳を揺さぶり 瞬時に眠らせた 一瞬の攻防 

崩れた男を 座席に 座らせ 急いで その場を立ち去るキラ 

しばらくは眼が覚めないだろう・・また 余計なことしちまった・・
と早足で戻る

がらりと車両のドアを開け 自分の座席に戻ってきたキラ 
静奈は相変わらず 読書をしている

どすっ と 自分の席に 座り 窓の外を眺める
まあ いい運動になったかね・・・そう思いつつ
 また ぼーとするキラ  

静奈「ずいぶんと遅かったわね・・」
   八神君 何かあったの?」

 

266 :kira =836:04/05/23 22:35 ID:???
本を読みながら 言う 静奈 

本当に トイレだと 思ったのか その真意は不明・・
 対して キラは 表情 変えることなく

キラ「まあね・・・」
と 窓の外を見ながら 何気なくそれに答える

・別に 大したことじゃないさ

と 心の中で付け加え
しばらく寝るか・・と思い目を閉じる


新幹線は確実に 京都へ近付いていた。


今日はここまで

長くなりました

今回は 新幹線車内での ほんの 一間の出来事といったところです
 京都に向かうキラ達を待ち受けるものは何か

次回からの゜ 古都 京都編をお楽しみに。

最近 本当に よく スレ規制が かかりますね。
うまく 書き込めません 
では・・

267 :愛蔵版名無しさん:04/05/23 22:52 ID:???
>>255−266
心憎いですね。焦らず急がず潮が満ちるみたいに期待を高めていく手腕は強かの一語です。
酔漢一蹴の挿話を入れてくれたのでとっても気分が好くなりました。

268 :803:04/05/23 23:30 ID:???
こんばんわ、Kira=836さん、列車内での暴漢を軽くやっつけてくれたキラはやはり凄くいいです。
力に酔わずに自制心を発揮するように描いてくれたことで反って才能の輝きを実感させるところは
Kira=836さん自身の精神の安定感まで感じ取れるようです。かっこよかったし素敵です。
ありがとうございます。

269 :182:04/05/24 12:50 ID:???
Kira=836様、昼食後のひと時、学生時代の修学旅行を思い出しながら楽しい気分を味あわせて頂いています。
列車の中の不逞の輩を退治しするエピソードは、実際のそのような場面を目にしたこともあったのでスッと致しました。
次の御話しを楽しみにさせて頂きます。ありがとうございました。

270 :愛蔵版名無しさん:04/05/25 17:11 ID:???
ここんとこエピソードが長い。
だがこれも先の格闘を引き立てるために意図的にKira=836が押さえてるんだと思って我慢している。

271 :愛蔵版名無しさん:04/05/25 22:42 ID:???
サーバーダウン状態が持続していたが、一時的に移設をしたようで漸く復旧。
しかし移設先も急激に不安定化しているとのこと。いつまで書き込みできるか
わからないみたい。



272 :803:04/05/25 23:05 ID:???
>>271
今日の不調は酷かったですね、2時間以上にわたって全く読み込みすら出来ませんでした。
サーバーがダウンしていたとは知りませんでした。
別の会社に移転した途端に不調が酷くなったのは、そこの器械に原因がありそうですね。
これ以上悪くならなければいいですね。

273 :271:04/05/25 23:48 ID:???
>>272
アク禁だと思っていたら
サーバー全部がダメになることが
最近えらい多いそうです。

だから今日もKira=836氏の書き込みは
出来ないんじゃないかと嫌な予感です。

274 :愛蔵版名無しさん:04/05/26 00:30 ID:???
皆さん、サーバーの安定と2ちゃん存続を支援する為にも‘2ちゃん専用ブラウザー’を使いましょう。

●Windows
├ OpenJane OpenJaneDoe http://sakots.pekori.jp/OpenJane/ ←おすすめ
├ ホットゾヌ2 http://members.jcom.home.ne.jp/hotzonu/ ←おすすめ
├ ギコナビ http://gikonavi.hp.infoseek.co.jp/
├ かちゅ〜しゃ+kage http://kage.monazilla.org/
├ A Bone http://abone.pos.to/
├ Live2ch http://aaesp.tripod.co.jp/live2ch.html
└ さっかーじぇーん http://catwave.at.infoseek.co.jp/

●Macintosh
├ マカー用。 http://tmhkym.net/maka/
├ MacMoe http://macmoe.fc2web.com/
└ CocoMonar http://www15.big.or.jp/~takanori/Software/CocoMonar/index.html
●Linux
└ Navi2ch http://navi2ch.sourceforge.net/
●携帯
└ iMona http://soft.spdv.net/imona

ご参考までに、
失礼しました。

275 :OpenJaneDoe:04/05/26 17:56 ID:???
OpenJaneDoe入れました。
多機能過ぎて今訳が判りません。
悪戦苦闘しています。
書き込めるでしょうか?。

276 :OpenJaneDoe:04/05/26 17:57 ID:???
おっ書き込めた。
うれしい。

277 :803:04/05/26 20:12 ID:???
>>275
OPENJANEはもう長いこと使ってますよ、心配しなくても操作はすぐに熟れるはずです。

278 :kira =836:04/05/26 21:52 ID:???
京都駅 付近 夕方

キラ「なあ・・まだ行くのかよ 栞」

げっそりとした 顔でのろのろと栞の後を歩くキラ
前方には元気に歩いていく栞の姿
キラの言葉にくるりと振り返ると

栞「当然でしょ あとは・・・・」
とガイドブックを眺める栞・・まだまだ行く気らしい
勘弁してほしいぜ・・まったく

到着して宿に着いた後 の自由行動で

栞に半ば無理やり連れて行かれ さまざまな場所を訪れたキラ
正直 キラは寺や名所にさほど 興味がない ただ
・・ぶらぶらと街中を 歩くのが好きなだけだ

キラ「そろそろ 宿に戻ろうぜ栞 ーー」

腹が減ってきたキラ 情けない声をだす
腹へった・・・

あと 普段より 妙に栞がはしゃいでいる気がするのは
 気のせいだろうか?

 

279 :kira =836:04/05/26 21:54 ID:???
時刻は 四時到着したのが 十二時だからもう三時間以上も
栞に 引っ張られていることになるのか・・・
 
いったい 幾つ寺を回ったのか もう 覚えていない・・・
て いうか なんでこんなに寺があるんだよ!!
・・・と理不尽な怒りが突然 キラを襲い むかついた

栞「なに ぶつくさ いってるの ほら あと一つだけなんだからしっかりしなさい」

まったく疲れを見せない栞 キラに叱咤激励を飛ばす が
相変わらずキラはのろのろと 歩いている・・・

なんで こいつ こんなに 元気なんだ・・
内心で とほほほ と 思うキラ・・とその時

キラ「・・・?」
ふと 誰かの 視線をどこからか 感じたキラ
辺りを何気なく見回す・・が誰もいない

京都の夕刻は 古い都のせいか 暗がりがおおい気がする
狭い路地が ところどころに 存在している中 誰かいるのか?・・

 

280 :kira =836:04/05/26 21:59 ID:???

栞「ほらっ なに 余見しているのキラ・・!!」
栞の声で はっと 我に変える キラ

キラ「あっ ああ・・・」

もう 一度 振り返りつつ 栞に引っ張られながら そのまま
向こうへ歩き出す やっぱり 気のせいか・・・

だが キラ達が去った後 路地の暗がりからスッと現れた影

人影「・・・・・・・」

しばらく 二人の後ろ姿を眺めた後 
その 影も また 無言で消えた

そして 別の場所では・・・

松風「まったく 塾長が  あそこで寄り道するから
   あの 二人を 見失ったんですよ!!」

ぶつぶつ文句をいいながら 京都の街を歩く松風 
もちろん隣には殴凱もいる やけに目立つ二人

それを聞いて わるいわるいと 全然反省の様子なく
といったあと 殴凱は



 

281 :kira =836:04/05/26 22:00 ID:???
殴凱「まあ そういうなよ 松風  
京都 見物 に来たと思えばいいじゃねえか」

と脳天気に返事する もしかしたら 観光が目的だったのかも・・
と思い始める松風 この人ならありえる・・。

先ほどからの疑問が 今の言葉で確信へと変わりつつある松風だった

さきほどから あちこち歩き回っている松風と殴凱 
キラと栞の後を気付かれないように尾行していたのだが・・・

松風「完全に見失いましたね・・・」

辺りを 見渡してそう言う松風 
周囲にはキラと栞の姿は見当たらない
はぁ と溜息をついたあと

松風「ほんとうに 来ると 思うんですか 塾長?」

疑問を口にする松風 京都支部に到着したあと

キラと栞の後をずっと追っていたのだが・・・今のところ なにも変化はない
まさか こんなところまでは・・そう いいかけた松風に対し

 

282 :kira =836:04/05/26 22:02 ID:???
殴凱「必ず来る あの 小僧の首 狙ってな」

日本 合戦場化計画・・書状の それは日本中の武道家に送られた
南王手に因果を持つもの 塚原殴凱をぶっ殺したいもの
この京都でも例外はあるまい 五行殺の連中を抜きにしてもだ・・。


にやりと 確信したような顔で 断言する 殴凱
それは 長年の勘なのだろうか・・・と松風は思うが

松風「しかし いくらなんでも
   こんなに人が 多い街中では・・・」

辺りはもう 夕方 だが 人影 も まばらに 存在する
京都は大分 近代化された  建ちそびえるビルも多くなり 
車の通行 も 多くなった  
 
いくら なんでもここでは 人目を引きやすいのでは・・

そういいかけた 松風だが 断定はしきれない・・
と思いなおし 口をつぐむ

 それを 聞いて 殴凱はニヤリと意味深げな 笑みを浮かべ

 

283 :kira =836:04/05/26 22:03 ID:???
殴凱「その 証拠に 俺らの 後を付けている 連中もおる」

と 横目で 松風に 合図し言う 殴凱 
 それを 聞いて 驚く 松風 まさか!?

と驚いた顔で 後ろを 振り返ろうとし
 殴凱が それを その巨大な腕でとめる
顔を近づけて ひそひそ声で 松風の耳もとに

殴凱「すこし 遊んでやろうと思ってな 適当な場所を探していたというわけよ」

いつの 間にか 周囲は 狭い 路地裏
 そこに いた 松風と殴凱
一方通行となる 薄暗い 路地の 向こうから 
複数の影がすっと 現れる 一人二人三人・・・ そして 松風と 殴凱を挟み込むようにして 
反対方向からも・・・五人ほど

誰もが 屈強な体と いかつい 顔を持つ 武道経験者達
 総勢十名 
それを みて なっ といったように 指を 彼らへ指差して 松風を見る殴凱 
すごく 嬉しそうだ・・・

はぁぁ やっぱり この人は・・手を 頭に当てつつ 松風は苦悩する

松風「結局こうなるのか・・・」

 

284 :kira =836:04/05/26 22:08 ID:???
狭い路地道 の中央に立つ 松風と殴凱 幅はおよそ四メートルぐらい
逃げ場はない・・が たぶん 必要ないだろう 特に殴凱には

左右を囲む男達の中から 特に強面の男が 一人が でてくる
確認するような目で 殴凱旋と松風をじろりと睨むと

男「聖拳塾の塚原殴凱と松風竜一だな」

敵意を 含んだ声 と 複数の視線を感じる二人 
多人数で 話し会いにきたわけではないようだ

殴凱「ああ そうだ 俺らに何か用か?」

威圧するような声で 男に言う 殴凱 
怯えなど微塵もない 威風堂々たる貫禄

普通なら これだけで戦意を失いそうなものだが
男は怯まずに 

 

285 :kira =836:04/05/26 22:11 ID:???
男「合戦場化 計画 我々も賛同する 
 まずは お前たちを血祭りに上げてやる」

それを 聞き ククク と眼を瞑り 笑う 殴凱 
そうか・・勇気があるな 俺に挑むとはなあ・・

松風は無表情で 黙っている・・

殴凱の それをみて かっ となった男が

男「何が おかしい!!」
と怒声を上げる 路地裏に響く声
眼をゆっくり開き 殴凱は肉食獣のような
顔つきで 男を見る そして

殴凱「まあ・・・軽く 遊んでやるか 松風」
十人程度じゃ 軽い運動にしかならんだろうが・・・

松風は既に構えを取っている 真剣な眼で無言だ
 
松風の奴 もう やる気か・・楽しくなってきたぜえ
この時が至福の時 この俺 塚原殴凱の・・

さて こいつら 何秒 持つかな・・・と 首を こきこき 鳴らし
拳をポキポキ鳴らして ゆっくりと 男達に歩き出す殴凱 
その 迫力は圧倒的 
 
 

286 :kira =836:04/05/26 22:11 ID:???
それに気押され わずかに うっと声を 漏らし 後ずさる男達 
 
だが 次の瞬間 それを 合図として 男達は 一斉に二人へ襲いかかる!!
京都の 薄暗い 路地裏に 派手な音が響きわたり 合戦場の 開始を告げた


キラ「んっ??」

何かを感じたようなキラ
また 後ろを振り返る
なんだが遠くで誰かの声が聞こえたみたいだが・・・

また京都駅の付近まで戻ってきた二人 
そろそろ宿に帰る時間だ 

栞「そろそろ 帰ろうか キラ 
  あとは お姉ちゃんに 何かお土産買って行こうかな・・・」

ルンルンとご機嫌な栞 最後に 京都タワーに入る二人 
展望台で景色を眺めた後 土産物売り場で

お土産を物色する栞を眺めるキラ そんなの最後の日に買えよ・・
と 心の中で思いつつ何気に ふと 横を見ると いつのまにか
 

287 :kira =836:04/05/26 22:12 ID:???

青年「・・こんにちは 観光客の方ですか?」

見知らぬ青年・年齢は二十歳ぐらいか・・がキラと栞に話しかけてくる
涼しげなまなざしが 印象のかなり身長が高いハンサムな青年だ 
栞はしばらく ぼーとその青年を見ていたが

栞「ええっ あ はい  そうです」

と返事をする 突然のことで戸惑う栞
青年はクスリと笑った後 爽やかな声で

青年「そうですか・・京都の土産物は・・」
と二人に説明を始める 会話をして しばらくしたあと・・

青年「ところで その隣の君は栞さんのボーイフレンドですか?」

栞の名前を聞き出してこんどは あーん なんだあ といった顔のキラに
話を振る青年 栞はそれを聞き急に あわてて

栞「えっ そんなんじゃないですよ こいつは ただの幼馴染ですから・・」

あははは といって 手を振りながら 青年の言葉を 否定する栞 
それを見ながら なに慌てているんだか 栞の奴
・・と 面白そうにそれを眺めるキラ んっ!?

 

288 :kira =836:04/05/26 22:15 ID:???
青年「そうですか・・・・」
にこにこし ながら 栞の話しを 聞く青年

それを しばらく 見るキラ だが
その眼は笑っていない まるで それは・・・

キラ「なあ あんたそれ 竹刀か?」

青年が持っている袋 剣道などで竹刀を入れるものだが
かなり 重そうだ・・キラが 聞くと

青年「ええ そうですが 今は木刀を入れているんですよ」

にこやかに答えるが・・木刀・・ね とキラは思いつつ
 へえー とわざとらしく 答えるキラ 
青年の 身体つきは 大柄ではない だが・・・

青年「それじゃあ 僕はそろそろここで・・・」

じゃあ と そういって 帰ろうとする青年 
途中 突然 立ち止まりキラに 振り返ると笑顔で 

青年「そうそう 最近 深夜の五条大橋に オニが出るそうです
   今夜は もしかしたら 居るかもしれませんよ」

 

289 :kira =836:04/05/26 22:17 ID:???
意味深げにキラを見 そう 言ってから 青年は また歩き去っていく それを聞いた栞が
やだなあ・・鬼だって とか 言っているのを聞き流しながら ニヤリと一言呟く


キラ「オニ・・ね」
それが 意味することは・・そうか

夕焼けが赤く 古都を染め上げる 

ひゅうひゅうと秋風が吹く街中 キラは期待するような顔で
夜が近い 京都の街を照らしている
灯りを見た。

今日はここまで アクセス規制が激しいですね。

前置きが えらく 長かったですね
ようやく 本格的に戦闘シーンに入れそうです

京都の街は合戦場にうってつけだと思うのは私だけでしょうか?
何度も行きましたが いいところです 特に夜は

私は よく 路地裏などで道に 迷いましたw

では
 

290 :愛蔵版名無しさん:04/05/26 22:23 ID:???
>>289
修学旅行で家族旅行でいきました。今TV新撰組でも観ています。
路地裏はほのかに明るくあなたの云われるとおり戦いの場面には
ぴったりです。
今回の落ち着きのある前置きは素晴らしかったですよ。
期待しています。

291 :803:04/05/26 22:59 ID:???
こんばんわ、Kira=836さん、京都へは行ったことがある人が多いでしょうし実際行きました。
合戦場にふさわしいというご意見に賛成です、古風で純日本的な雰囲気の街だからでしょう。
まさにKira=836さんが望んだとおりの舞台が出来上がってきたのではないか、そんな感じがしています。
次回を期待しています。ありがとうございます。

最近は荒らしが一人でもいるとそのプロバイダーからの全ての接続を停止してしまうと聞いています。
酷いし迷惑な話です。

292 :愛蔵版名無しさん:04/05/26 23:53 ID:???
>>Kira=836さん
何と言いましょうか、格子戸が目に浮かぶような上手い描写だなと感心しています

松風と欧凱の相手は一体誰なのでしょう?
実に心憎い演出を楽しませて頂きましてありがとうございます

293 :愛蔵版名無しさん:04/05/27 01:52 ID:???
>>Kira=836さん
謎の青年登場なんて実にイイなぁ。あなたは人をわくわくさせる術をどこで習い覚えたのでしょうか?。
本当にオシロウトさんですか?。

294 :愛蔵版名無しさん:04/05/27 05:30 ID:???
>>Kira=836さん
原作を好きな人なら、今朝の文章はキラと栞 松風と欧凱にそれぞれくっ付いて自分自身も京都見物しているような錯覚に一瞬陥ったかも知れないです。
ふと気が付いたら自分はすっかりその気分になっていて嬉しい驚きでした。この先がとって他も気になる展開なので次は48時間後にアク禁されていない
プロバイダーで確実に御投稿お願いします。あっ、無理にというわけじゃないですよ。

295 :182:04/05/27 12:07 ID:???
Kira=836様、表通りとは打って変わって、京都の裏通りの人気の無さはこの世のもの成らざる不思議な雰囲気で
闇の合戦場の回り舞台として相応しいですね。時事的な面も在りまして、京都を舞台の一つとして設定されるのではと
思っておりました。道具立てと新たな登場人物の出現に興味しんしんです。
昼の一時を快い空想に浸らせて頂いています、ありがとうございました。

296 :813:04/05/28 00:15 ID:???
>>289
誌的な雰囲気の京都で
深夜の五条大橋に鬼と在るのを見つけて急に書きたくなりました
又してもキジムナーの予感
これ以上は何も言いません
どうか熱いバトルで魅せてください
いつもいつもありがとうございます

297 :愛蔵版名無しさん:04/05/28 22:07 ID:???
時々流し読みしていますが、それにしても
書き逃げ当たり前の2ちゃんの世界で、Kira=836氏の責任感と誠実さはちょっとした驚きです。
類は類を呼ぶという諺を思い返さないではいられない雰囲気の良いスレですね。

298 :御常連の皆様へご案内:04/05/29 05:56 ID:???
人大杉は2チャンネル専用ブラウザーを使うことで鮮やかに回避出来ます。>>274

299 :愛蔵版名無しさん:04/05/30 13:18 ID:???
>>298
皆しってるよ!、つーか、そんなトーシロに見えんのかよw.

300 :愛蔵版名無しさん:04/05/30 22:29 ID:???
保守sageで300get

301 :愛蔵版名無しさん:04/06/01 19:18 ID:???
アクセス禁止が漸く解けた。でもKira=836氏のプロヴァイダーが規制されていればアップはないのだろう。
先月28日(金)、30日(日)のもう2回もパスされているから、今日あたりは出てきてくれないと…

302 :愛蔵版名無しさん:04/06/02 15:45 ID:???
また繋がりがよくないみたいだね、漫画板全体で書き込み後10分も経ってUPされたなんて話しが沢山出ている。まさか2チャンが終わりになるとはお思えないが不安になってきた。

303 :愛蔵版名無しさん:04/06/02 20:31 ID:???
漫画板全体がしょっちゅう死に掛かるようになっている
今もそうだ
こうして書き込めるのは幸福な偶然だ

304 :愛蔵版名無しさん:04/06/03 15:04 ID:???
学校のPCからですが、今、急に軽くなりました。
Kira=836さんが今日こそ続きをUPしてくれることを望んでいます。

305 :愛蔵版名無しさん:04/06/03 15:12 ID:???
>>304
学校から?、じゃぁ、フォトニック・ファイバーか!羨ましいねぇ。

残念だが、一度軽くなっても数時間後にはまた重くなるか落ちるかのどちらかだと思う。

306 :愛蔵版名無しさん:04/06/03 15:51 ID:???
ここは原作コミックスの話題そっちのけで創作小説スレになってるんですが、でもその小説が読んでみると意外や意外!な高品質。原作者か原作者の傍の人間なんだろうか?。

307 :愛蔵版名無しさん:04/06/03 16:54 ID:???
重くなっては軽くなり
軽くなっては又重くなる
ゆり戻しが激しくてイライラする

308 :愛蔵版名無しさん:04/06/03 22:19 ID:???
ねぇ、本当に全く書き込みが出来ないの?。わたしは読み出しはきちんとできるのだけど。

309 :愛蔵版名無しさん:04/06/04 01:27 ID:???
この時間帯にKira=836氏がupしてくれればいいのだが。

310 :愛蔵版名無しさん:04/06/04 16:14 ID:???
今日は接続状態が良好です、今のところはですけれど。

311 :愛蔵版名無しさん:04/06/04 17:12 ID:???
先月26日から更新止まってるやん、ここ

312 :愛蔵版名無しさん:04/06/04 18:31 ID:???
http://sv2ch.baila6.jp/server.cgi?server=comic4.2ch.net

↑を御覧下さい。本日は今現在のところは安定しています。

313 :愛蔵版名無しさん:04/06/04 22:18 ID:???
「アクセス規制」で「書き込ません」というのは特定のプロヴァイダーの会員に悪質な荒らしをする人間がいるから、
それを阻止するため、その会社からの接続を全て遮断してしまうことで起きると思うのですが、
特定のプロヴァイダーがそんなに長く遮断され続けるということはあるのでしょうか?。

今規制されているプロヴァイダーは特に無いように見えるんですが。

314 :愛蔵版名無しさん:04/06/04 22:41 ID:???
>>313
光ケーブルやADSLみたいなブロードバンドのユーザーばかりではないですからね。私みたいに携帯にPCを繋いで通信してる人もいるだろうし
ダイアルアップ利用者も全体の3分の1くらいいるから回線が安定しないと長文のアップが出来ない人もいるかも知れません。

315 :愛蔵版名無しさん:04/06/05 03:07 ID:???
Kira=836氏には、休止するなら『しばらく休載します』と断って欲しかった。
どっちつかずの状態ではストレスが貯まりまくりだ。

316 :愛蔵版名無しさん:04/06/05 19:58 ID:???
>>315
もう暫く待ってみましょう。
私もここ数日間はアップもロードも出来ませんでした。
ひどく重かったからです。
Kira=836さんも同じように重くて繋がらなかったのかも知れません、
だから、あと1週間くらいは待ってみましょう。

317 :愛蔵版名無しさん:04/06/05 21:42 ID:???
>>316
気の長い話だ!、社会通念上、1週間なんの断りもなく居なくなったらバッシングされて当然というものです。
しかも以前Kira=836氏は『繋がらない時は携帯電話で断りを入れる。』というような意味のことを書いていたはずです。
携帯も繋がらないのかもしれないが、それならインターネットカフェからでもひと言書き込めるはずなのです。

2ちゃんは、何も期待するな が合言葉かもしれないが、これまで節度と良識を保った珍しいスレだと思っていたここが
こんな形で放置されるのは不満です。

318 :愛蔵版名無しさん:04/06/05 23:31 ID:???
>>317
前回のブランクは13日間ありました。
今回は今日でまだ10日目です。
少なくとも後3日待ってもいいはずです。

またPCの不調なのだと思いますよ。
それに回線状態の不調も加わって
困惑していらっしゃるのだと思います。

319 :愛蔵版名無しさん:04/06/06 03:25 ID:???
24時間営業の漫画喫茶から来てるんだが深夜に読む秘拳伝キラはなんともいいムードがあるじゃないか!。
しかも2ちゃんの懐慢板スレでこんな良心的に創作ノヴェルまでやっているなんて何と核な作品だ。驚いてちょっと感動してる。

320 :愛蔵版名無しさん:04/06/06 20:27 ID:???
>>319
作者の二人に知らせてやりたいが、まずあの二人はここを見てはいないだろう 涙

321 :愛蔵版名無しさん:04/06/06 21:51 ID:???
アップに掛かる手間は、書くのが大変なのは勿論ですが、単純な‘アップ作業’だけでも労力は結構大変なんですね。
1回にアップ出来る文章量に限界があるし、連続アップはサーバーに‘荒らし’と誤認されてストップ掛けられがち。
Kira=836さんは、こんな手間を掛けて公開してくれていたんだなと感じ入っています。
自分があるところに投稿して始めて分かりました。今更ながらKira=836さん、ありがとうございました。

322 :愛蔵版名無しさん:04/06/06 23:22 ID:???
>>Kira=836さん、生きている限り書きますと言っていた貴方の言葉を信じています。

323 :愛蔵版名無しさん:04/06/07 10:48 ID:???
今、携帯からのアクセス規制されているんじゃなかったかな。

comic4のサバが携帯からアクセスされるサバと同居してるから
数日前に無茶苦茶重かったので、軽くするために、携帯からの
アクセスを規制したみたいなことをどこかのスレでみたけど。
なのでここ2日ほどは微妙に軽いのかと思った。

実際、IEから見たときの「もうずっと人大杉」のページにも
「携帯 からのアクセスもうだめぽ 」とか載っているしね。

なので携帯から書き込もうにも書き込めないのではないかと思っていたのだが。

324 :愛蔵版名無しさん:04/06/07 13:21 ID:???
>>323
<<今、携帯からのアクセス規制されているんじゃなかったかな。>>

なるほど、それで何も断りがないのかもしれないですね。
今日あたりにアップがあればいいのですけど。

急レス陳謝

325 :愛蔵版名無しさん:04/06/07 15:46 ID:???
>>323
仰るとおり携帯からは実際既に書き込みは出来ませんね。
>>317
インターネットカフェやIカフェ併設漫画喫茶は簡単には見つからないし
2ちゃん専用ブラウザも組み込まれていません(組み込むと文句言われる)。

Kira=836氏としては書き込みたいけれど、その手段がないということかもしれません。
そして当然ながら氏のパソコンは故障中で復旧に手間どっているのでしょう。

326 :愛蔵版名無しさん:04/06/07 16:45 ID:???
自分のパソコンが故障した時には、
普通は知り合いのパソコンを借りて書き込みするものだが
それをしていないということは
Kira=836氏が碧星氏の仲間ではないということの裏付けでもありますな。

そうだとすると完全に創作出来ているということだから
一層すごいことかもと思いました。

いいところで止まっているのですから
出来るだけ早く再投稿できるよう願っています。>Kira=836さん

327 :愛蔵版名無しさん:04/06/07 21:04 ID:???
余談ですがパソコンが不調になると大変ですよね。まず救出できるデータをコピーするのに長い時間が掛かりますし、
諦めるわけにいかない重要データはパソコンを騙したりすかしたりしながら、なんとかコピーせざるえないからです。
パソコンを使ってやらなければいけない仕事が他に立て込んでいる時などは泣きたい思いでした。自分にも経験があります。

Kira=836さんも今大変な思いをして回復させようとしているのかもしれません、いえ、きっとそうでしょう。
早期に復活なされるようお祈りしています。

328 :愛蔵版名無しさん:04/06/07 21:23 ID:???
皆さん丁寧でおそれいりました。

オレなんて喉の渇きにもう耐えられません。

ですから他へ行きます。

今までお世話になりました。

お元気で。

329 :愛蔵版名無しさん:04/06/07 23:29 ID:???
>>328
そんなに早く諦めないで下さい。
あなたのようにパソコンを2台も3台も持っている人ばかりじゃないです。
1台のパソコンで何とかやりくりしている人のほうが多いのです。

だから気を長くして待とうじゃないですか?。

330 :愛蔵版名無しさん:04/06/08 00:49 ID:???
正直もう無理な気がする。

331 :愛蔵版名無しさん:04/06/08 17:31 ID:???
今日でピッタリ13日目だな、今日何も書きまれなかったら、もう耐えられない気がする。

332 :愛蔵版名無しさん:04/06/08 19:25 ID:???
前回の長期休載は3月11日22:23〜3月24日01:07

今回の長期休載は5月26日22:17〜  ?

期間は既に前回の時間を上回っている

333 :愛蔵版名無しさん:04/06/08 19:42 ID:???
2ちゃんでSS書いている人は沢山いて、それも平気で2ヶ月、3ヶ月休載しているよ。
期待度がこことは違って低いところが多いけど、2週間くらい書き込みがないのは
ザラだということは覚えておいてもいいと思うよ。

334 :愛蔵版名無しさん:04/06/08 22:13 ID:???
>>333
そう言われればそうだけど、でも長過ぎるブランクですよ。
好きな漫画が都合で連続して休載した時に感じたのと
全く同じ侘しさ寂しさを感じるこのごろなのです。

335 :愛蔵版名無しさん:04/06/08 22:33 ID:???
>>317
    「何も期待するな」が2ちゃんの合言葉か!

それでも期待しないではいられないものがあるスレだというのは事実だ。
俺は今しばらく待ってみることにするよ。

336 :愛蔵版名無しさん:04/06/08 22:43 ID:???
ここはすっかりKira=836氏の小説 ‘その後の秘拳伝キラ’の連載スレになってしまったなぁ。
碧星タケル氏と三好雄己氏のサンデーコミックス秘拳伝キラでなくてな。
こんなスレは珍しいだろうな、
読者が妄想をぶつけ合うのでなく恐らく作者2人とは無関係の第3者の作った小説版を待ち焦がれてるんだからなぁ。

オレもその1人だが。いや、今のままでは「だったが。」になりそうだな。

337 :愛蔵版名無しさん:04/06/08 23:27 ID:???
今アク禁されてるプロヴァイダは無いし、携帯でなければちゃんと繋がるでしょう。
ひょっとしてKira=836さんは2ちゃ専用ブラウザ使っていないのかな?。
て言うか知らないのかも!。何かそんな感じしてきた。

338 :愛蔵版名無しさん:04/06/09 15:14 ID:???
>>337
本日現時点でアクセス規制を受けているプロバイダは一つあるみたいです。
でもアクセス禁止はそんなに多いわけではないから
Kira=836さんが書き込めないのはパソコンの不調か故障でしょう。


>ひょっとしてKira=836さんは2ちゃ専用ブラウザ使っていないのかな?。<
>て言うか知らないのかも!。<

先月26日の最後の書き込みの前、>>274に専用ブラウザの案内が載せられていたから
御存じないということはないと思うのですが。

339 :愛蔵版名無しさん:04/06/09 18:48 ID:???
これまで書き溜めてきた作文の全てが入れてあったパソコンが駄目になっているのかもしれませんね。

340 :愛蔵版名無しさん:04/06/09 19:54 ID:???
パソコンの仕組みが分からず苦労しているKira=836氏!
それを想像すると‘漢は硬派で’というイメージが浮かんできます。

341 :愛蔵版名無しさん:04/06/09 20:15 ID:???
>>325
>>2ちゃん専用ブラウザも組み込まれていません(組み込むと文句言われる)

店によりますが2ちゃん専用ブラウザーを組み込んであるPCネットカフェや漫画喫茶もあることは在りますよ。
少ないからKira=836氏が、その周囲で見つけられる可能性は高くはないと思いますが無いわけではありません。

パソコンの復旧に手間取っているのだろうと私も思います。
一身上の都合であれば、この人はきちんと断るだけの礼儀を弁えていると感じられますからね。

今しばらく待ちましょう。

342 :愛蔵版名無しさん:04/06/09 21:19 ID:???
14日目

343 :愛蔵版名無しさん:04/06/09 22:58 ID:???
ストーリー考えるのに手間取ってしまい遂に袋小路にはまり込んで終止が着かなくなったのではないだろうか?。>Kira=836氏
京都の裏路地で道に迷ったくらいだからw。

344 :愛蔵版名無しさん:04/06/09 23:48 ID:???
作者の方へ  No289で止まってしまってる!。どうか何とかしてください。一番いいところで先が解らないんて酷過ぎます。

345 :愛蔵版名無しさん:04/06/10 15:58 ID:???
以前はコミケや学園祭でキジムナーのコスプレ随分見たもんだ。
まさか今度も打ち切りじゃないだろうなっ。

346 :愛蔵版名無しさん:04/06/10 17:12 ID:???
>>345
Kira=836氏のPCはあぼーんして小説は一瞬で消失したんだよ。彼はショックから未だ立ち直れないのだろう。俺は経験があるから痛いほどわかる。

347 :愛蔵版名無しさん:04/06/10 17:19 ID:???
>>346
お互いバックアップはきちんと取るようにしようぜ。

348 :愛蔵版名無しさん:04/06/10 20:57 ID:???
15日目

349 :愛蔵版名無しさん:04/06/10 21:33 ID:???
「Kira=836さま、  これを御覧になったら一言で結構ですから近況をお知らせ頂けないでしょうか?」

と書いてもまずは伝わらないのだろう。
一体何が起これば2ちゃんをロードすることが出来なくなるのだろうか?。


・携帯ではもはや決して接続出来ない

・回線の不調が続いたとしても、これは長過ぎる

・プロバイダ乗換えにもこれほど時間は掛からないはず
 だいいち工事中でも接続は可能だ

・アクセス規制や禁止は特定のプロバイダにこれだけ長くは
 かけられないはず

・2ちゃん専用ブラウザはとっくの昔から使っているはず

そうなると
パソコン自体が故障し書き溜めていたぶん全てが消えてしまった。衝撃で茫然自失状態からまだ抜け出せない
もしくは現在記憶を頼っての再現に時間がかかっている  あたりだろうか?。

しかし一言もコメントがないのは解せない……… わからない

350 :愛蔵版名無しさん:04/06/10 22:29 ID:???
考えるべきではないと思いつつ、個人的には
Kira=836さんに人間にとって最悪の事態が発生したのではないかとの不安を少しだけ感じないではいられません。

351 :愛蔵版名無しさん:04/06/11 20:24 ID:???
>>350
それを言っては、と言いつつ、私の場合も不安がないといえば嘘になる。

352 :愛蔵版名無しさん:04/06/11 21:10 ID:???
>>349
Kira=836さんは2ちゃんの常連ではなかったのだと思います。
だから一度異常が起きてしまうと2ちゃん関連の知識が得られなくなっているのかもしれません。
社会人として2ちゃんに繋いで書き込んでいるのは余り人前で自慢できる話ではないだろうから、
解らないことを誰かに尋ねることは出来ないのかもしれません。
だから専用ブラウザのことも御存じないのだろうと思うのです。
そうなると復帰は難しいかもしれません。
一体どうしたらいいのでしょう。

353 :愛蔵版名無しさん:04/06/12 13:58 ID:???
Kira=836氏がパソコン初心者、少なくともベテランを自認できる水準から遠く隔たった人間だということは確実だ。

2ちゃんへの安定した繋ぎ方を知らないことが、それを裏ずける。

354 :愛蔵版名無しさん:04/06/12 15:08 ID:???
Kira=836氏は妄想の世界へ自分で入って往っちゃて何時の間にか出て来れなくなったのでは?。
突然、再開しキャラの1人としてKira=836が出てきたら最高におもしろいんだがなぁw。

355 :愛蔵版名無しさん:04/06/12 16:10 ID:???
>>354
手塚治虫のみたいに自分の作品の中に1キャラクターとして登場するわけですね、Kira=836さん。
それで町の一道場の一見平凡な道場主で実は八神流と合間見えられる腕の達人とかの設定だったら
Kira=836さんはナルシストだな〜てことになりそうですな。

356 :愛蔵版名無しさん:04/06/12 17:44 ID:???
Kira=836氏ってゴールデンウイークに取材旅行を兼ねて全国めぐりをしてきたとか
書いていましたよね。もう碧星タケル氏の変名だとは思わないけれど、観光旅行しながら
冗談交じりだろうけど「取材旅行」というくらいここのことを気にかけていたのなら
何とか書き込む手段くらい見つける気になってくれてもよいような気がします。



357 :愛蔵版名無しさん:04/06/12 20:18 ID:???
>>356
碧星タケル氏はコミック‘ガム’とかいいう漫画雑誌に
『甲冑無敵NANASE!』碧星タケル+一式まさと
http://www2.gol.com/users/wani/volnew/volnew.html
とかいう作品の原作を担当してる。

書いてあるところを読んでもKira=836氏とは別人でしょう。

358 :愛蔵版名無しさん:04/06/12 20:26 ID:???
>>357 とっくに廃刊でしょ!。  2001年8月って あなた!。 http://www2.gol.com/users/wani/index.htmlにつないでみてくださいよ。何も出ないですよ。

359 :愛蔵版名無しさん:04/06/12 20:36 ID:???
>>358
廃刊なわけない!!。 碧星先生がホサレタだけです。

360 :愛蔵版名無しさん:04/06/12 23:29 ID:???
嗚呼、碧星タケル先生はいつでも打ち切りの星の元にいる方なんですねw。

361 :愛蔵版名無しさん:04/06/13 02:28 ID:???
>>360
碧星氏はどうでもいいから、Kira=836さんに早く戻ってきて続きを書いて欲しい!。今望むのはそれだけだ。

362 :愛蔵版名無しさん:04/06/13 17:37 ID:???
>>289 いよいよ本格シーン突入というところで停止中。
何か出版社と編集部の読者じらし作戦と同じみたいな感じがする。
この人は一気に長編を書いてくれるつもりなのだろうか。

363 :愛蔵版名無しさん:04/06/14 01:04 ID:/yqn3ENe
じらすのがうまいね・・・

364 :愛蔵版名無しさん:04/06/14 02:51 ID:???
>>363
いくらなんでも焦らし過ぎというものだ!、否、です。

365 :愛蔵版名無しさん:04/06/14 03:15 ID:niH7QuuU
>>360
碧の星は打ち切りの星

warrachatutayo

366 :愛蔵版名無しさん:04/06/14 15:26 ID:9+2mGSpw
Kira=836氏、燃え尽き症候群ではないでしょうかね?!、真面目な人に多いから怖いです。

367 :愛蔵版名無しさん:04/06/14 21:29 ID:???
今日で19日目か。Kira=836氏は一体どこでどうしているのだろう?。

368 :愛蔵版名無しさん:04/06/14 22:44 ID:???
何か不思議なスレだと思ったら、SS、でもないか!、この種のものとしてなら最上級の出来具合だったんだ。原作と合わせて通し読みしたら、俺も先が知りたくなってた。
一体どうして滞っているのだろう?。

369 :愛蔵版名無しさん:04/06/14 23:28 ID:???
>>356
同感。
それがKira=836氏の義務だとまでは言わないが、
これまで読んできた人間がかなりいるのは判っていたのだから
信義として、‘断り書き’を一言書き込む程度の努力は示して欲しい。
それくらいの方法は調べる気があれば簡単に知ることが出来るものだからだ。

370 :愛蔵版名無しさん:04/06/15 01:12 ID:???

yahooはアク禁が多くて苛々させられることが多かったのでODNに乗り換えたら今の今まで極めて快適です。
実際、yahooはアク禁される頻度は高いみたいですが、Kira=836氏はyahoo・BBの利用者かもしれませんね。

371 :愛蔵版名無しさん:04/06/15 19:19 ID:???
>>370
ODN?、OCNの間違いじゃやないですか。

yahooは会員数が多いからどうしてもアクセス禁止食らう人間も多くなる。それは仕方がない。
地方の小プロバイダのほうがアクセス禁止はされにくいです。

>>369
僅か1行すら書き込むことが出来ない状態にKira=836氏は追い込まれたと考えるほうがいいかもしれません。
事故で長期入院とか、御家族に望ましくないことが起きたとか、そんな気がするのです。
もう諦め時かも知れませんね。

372 :愛蔵版名無しさん:04/06/15 20:19 ID:???
>>371
Kira=836さんの書き方をみる、とても礼儀と節度を重んじる真面目な人柄が感じられますし、物語の内容も非常に真摯で真面目に考え造られている感じを受けます。
諦めて放置させてしまうのには惜しいスレッドだと思うので、個人的には今しばらく待ってみる価値はあると思っています。

しかし、もう我慢が出来ない人がいたとしても当然だとはお思っています。

373 :愛蔵版名無しさん:04/06/15 20:59 ID:???
>>372
20日間も放ったらかしにするのは節度と礼儀を重んじる人のすることではありません!!。

374 :愛蔵版名無しさん:04/06/15 23:38 ID:???
>>372
Kira=836さんはパソコンが壊れたに違いないです。
知り合いに頼んでパソコン使わせてもらうにしても
「にーちゃん」の名前なんてまともな社会人が人前で口に出せるものじゃないのです。
1台しか無ければ修理するか新しいものを買うかどちらにしても、この御時世に簡単に出来る人ばかりじゃやないですし
御本人も手立てが無くて困り果てているのではないでしょうか。

待ちたい気持ちは個人的には共感します。だからこれからも時々はここを覘くつもりです。

375 :kira=836:04/06/16 01:35 ID:E2zj0Feg
深夜 京都 五条大橋
 
夜の京都に すでに人の影はない
時刻は午前一時 闇が古都を覆う時間
周囲を支配する静寂 そして その中に・・・

五条大橋の上 中央に立つ 影

顔に般若の面 そして 胴着に袴という 格好
そして 手には一振りの刀
誰かを待つようにしつつ
夜の闇に 静かに佇む 異質な存在

男「・・・・・・・」

何かに 気付く 顔 を その方角へ向ける男
遠くから 吹き付ける風に 血なまぐさい匂いが混じる
・・・風が吹きつけてくる その方角・・
より



376 :kira=836:04/06/16 01:37 ID:E2zj0Feg
 闇から浮かぶ異形の姿 橋に現れたその姿 それは人にて人にあらず
沖縄伝説上の怪物 三つ目のキジムナー 吹き荒れる南風とともに
今 五条大橋に現れた 橋の中央にいる影をみて 一言

キラ「鬼ってのは あんたのことかい?」

そういい 楽しそうな 笑みを浮かべるキラ
噂は本当のようだ・・・内心思いつつ 橋の中央に ゆっくり 足を進める 

静かで 冷たい気配を もつ 目の前の男 

男「・・・・・・・・」
対する男は無言のまま
左手には一振りの刀らしきもの

見たところ 全長 百二十センチほど 
それは 打刀と呼ばれる凶器

ゆっくりと 目の前に 掲げるようにして 
片手で 抜き放つ男 言葉はない

 冷たい刃が キジムナーの衣装を着た キラを映し出す
その 鋭利な刃は人体でも 両断できるだろう 

 

377 :愛蔵版名無しさん:04/06/16 01:38 ID:E2zj0Feg
両者の距離は約 六メートル 視界は やや暗い 
立ち止まるキラ 口を開く 

キラ「 おまえ 五行殺・・・・・」
と言いかけた キラ 次の瞬間!!

キラの 体は反射的に動く!! 危険信号によって 反射的に体をのけぞらせる!!

のけぞった キラの顔の上を  真剣が 風をきりつつ 首筋を掠める

刎ねるように後退するキラ  さらに 男が踏み込みきりつける
 先手を取られた!!

キラ「うおっ!!!」

間合いを 取ろうと 素早く 後退する キラ が 
それに追いつく男 次の斬撃ガ 豹のように キラへ襲いかかる
 
踏み込み 間合いを詰める 同時に
右袈裟 逆袈裟 左袈裟  右袈裟 

そして 首を水平に 横薙ぎする   

キラの 頚動脈を 常に 狙ッてくる!!

 その 斬撃は 完全に殺すつもりだ
なにより 男の剣には迷いがまったくない !! 

 

378 :愛蔵版名無しさん:04/06/16 01:41 ID:E2zj0Feg
キジムナーの 髪が 一部 切られ 宙に舞い 夜の闇に消える 
衣装も あちこち 切られ所々血が滲む 傷は浅いが・・・

 初撃を回避できたのは奇跡にちかい

戦法を 考える 暇すら与えない つもりか・・・やるな
常に 先の先をとる 剣術 間違いない古流剣術の特徴だ

キラ「ちいっ!!」

反撃 のタイミングが つかめないキラ!!
機先を制され 嵐のような猛攻に 防戦一方となる

一瞬でも気を抜けば 瞬間 致命傷を受けることが 理解できるキラ
ならば・・・・それを封じる

円を描くように 足運び  体を捌き 
橋の手すり に背を向けるキラ 

必然的に 川を 背にする形になる
次の 瞬間 右袈裟斬りが飛んでくる !!!

きぃんという 鋭い音と 共に刀が 橋の 手すりに弾かれ
男の猛攻が 僅かに遅れる 隙が見える 今だ!!
 

379 :愛蔵版名無しさん:04/06/16 01:53 ID:E2zj0Feg

それが 狙い 

攻撃を回避しつつ 同時に 

男の右側面へ 体を捌き 体移動  刀を持つ 右腕に 
叩き落すように 鋭く 重い 左 手刀を放つ キラ 
腕ごと へし折る勢い!! 加減はしない
その後 そのまま 貫き手を 喉仏に叩き込むつもりのキラ!!

・達人が操る 凶器 相手に 情けをかける 余裕はない

男「ふ・・・・」

が 直前 
まるで 予想していかのように
男は右手の 刀を 自分で 落とした  僅かに 虚を突かれたキラ ・・・なっ 

 そして ほぼ 同時に 左手 を 横に居る キラの首筋へ向けて 素早く 突き出す 
それも 流れるような 一瞬 の動作だ 

キラ「くっ!?」
 
タイミングからして よけられない!!

 本能が体を動かす
とっさ に 右腕 を 振り上げるようにし 受けに回すキラ
 鈍い痛みが 右腕を襲う 
・・・暗器か・・・・

 

380 :愛蔵版名無しさん:04/06/16 01:53 ID:???
キラはダボダボの胴着がね〜・・・。まあ、それでもカッコイイんですが
上半身裸で赤いバンテージは当然装着して、ショートパンツでも艶やかで格好いいと思います。
バキはそんな格好を良くしていますが、色気みたいなのは0ですねw


381 :愛蔵版名無しさん:04/06/16 01:56 ID:E2zj0Feg
その 隙を付き 素早く 滑るように男は 後退し 十分な間合いを取る

キラ との 距離が 五メートルほど空いた
 仕切り直しとなる 両者 

男は 間合いの取り方も無駄がない

男「・・・・・・・」

無言のまま 刀を ゆっくり八相の構えにとる男
まったく 隙がない 見事な構え

静かな 殺気が キラに押し寄せる 
・・こいつ 本気だな・・

あの 激しい動きの後 呼吸の乱れすらない・・・
相当の修練を重ねた剣士と見える

キラ「なるほどね・・それが 挨拶代わりってわけか」

攻撃を受けた 右腕を 見るキラ
 二の腕 に穴が開き 血が流れ出ているようだ

傷口からみて おそらくは 寸鉄か 短刀のようなもの・・・
左手の裾に それを 隠し持っていたのだろうか・・・まったく見えなかった

ダメージ 闘いに支障はないだろう この 程度なら 問題はない
手を握り 開けて 右手の具合を 確かめるように 見るキラ

 
 

382 :愛蔵版名無しさん:04/06/16 01:58 ID:E2zj0Feg
だが どこか 嬉しそうに 口元をゆがめ 微笑する キラ

キラ「・・・あんた やるね」

 生と死を賭けた闘いに喜びを感じている自分 を この瞬間感じる
そう これが 合戦場 だ・・・


生温かい風がどこからともなく吹きつけた
キジムナーの髪 と衣装を揺らし そして 止まる  

キラ「仕方ないな・・・」

俺達 のルール それは・・・
ふたたび ナイファンチ 構える キラ

腰を落とし 目の前の戦いに意識を集中していくキラ
立ち会った その 瞬間 勝負は 始まっている

終わらせるのは どちらかが 倒れた時のみ
そして その 権利があるものは 対峙した二人のみ
それが 合戦場の掟!! 



 

383 :愛蔵版名無しさん:04/06/16 02:02 ID:E2zj0Feg
キラの 全身に闘気が収束する
そして 開放 男へ叩きつけるような闘気が流れる
 
目の前の難敵を前にして全身の血が騒いでいる

キラの 空手は 剛の拳 男も 同様に 剛の剣・・・
互いに 力と速さ ひたすら 攻め続ける スタイルだ

ゆっくりと呼吸を吐き そして 停止するキラ 

・・・・ならば 答えは一つ 

キラ「どちらの拳力が 勝るか 試してやるよ!!」

そう 言い放つキラ びりびりと 空気が震える 

古都 京都の 闇の中 

五条大橋の上で
二人の鬼が 今 激突する



 

384 :愛蔵版名無しさん:04/06/16 02:04 ID:E2zj0Feg
両者の間を 空気が圧迫していく 風が渦巻く橋の上
夜の 五条大橋 闇の中を 風が吹き抜ける 

両者の 見えない闘気によるものか
それとも・・・・南風が 吹いたのか・・・

前足で 僅かながら 間合いを 詰めていくキラ
剣との闘いは ほんの 一瞬で 勝敗がつく

間合い タイミング そして 足運びの 速さ
それは コンマ 何秒の差が 生死を分ける 世界 

素手と違い 切られれば 致命傷を負うのが刃物 
僅かな ミスが死へと繋がる 失敗すれば 二度目はない

 
 そして 目の前の相手は 人を 斬る事に 迷いがない
いかなる こちらの 隙も見逃すまい 常に急所を狙ってくる

先ほどの 攻防で それを察する キラ 
下手な 攻撃は即座に 死に繋がる・・と意識を研ぎ澄ます

素手で闘う キラは 圧倒的に不利な条件下
唯一 キラ が 勝機があると すれば・・・

 
 

385 :愛蔵版名無しさん:04/06/16 02:09 ID:E2zj0Feg
キラ「接近戦か・・・」

剣の威力を発揮できない 接近戦に持ち込む
古流のキラにとって指先は凶器

一瞬で 急所を破壊できるだろう 
 問題は・・・

その 間合いへ どう 入るかだ
・・ それは  容易ではないことを悟るキラ

達人なら真剣を至近距離より操る術を持っている
当てて引くだけで切れる真剣は 木刀と違い無駄な動作を必要としない
すなわち軽く 触れて 押し 引く距離があればいいことになる 


歩法を変えるキラ 動から静へと 正中線を崩さぬ構えをとる
眼に見えぬ 制空圏が その瞬間 形成された これでいけるか・・だが

後の戦を とる 戦法に 切り替えるキラ  すると・・

 

 

386 :愛蔵版名無しさん:04/06/16 02:10 ID:E2zj0Feg
面の男「南王手 八神流・・・」

それを見た 面の男が 一言  

ぴくりと 言葉に 反応するキラ
この構えを 目の前の男は 知っているのか?
そう思い 男を見つめる すると

男「南王手は・・殺す・・・・」

淡々とした 物言い そこからも 感情が読めないが
殺意があることに 変わりはない 

キラ「 わるいが 俺は南王手じゃない 」
    
こいつも 南王手を知っているようだが・・


そう思った矢先 突然 くるりと後ろを向く男

なっ・・・・その 行動に 唖然とするキラ 
合戦場で敵に背を見せるとは・・何を考えているのか
 
こいつ・・俺を 油断させる 罠か? 
男の意図が読めずすこし混乱する キラ だが・・・

387 :愛蔵版名無しさん:04/06/16 02:12 ID:E2zj0Feg
男 「なら お前に 用はない・・・・」

キラに 背を向ける 面の男

キラ「こっちは そうも いかないんでな!!」

 瞬間 男に 隙ができた

それを キラは 見逃さない
疾風のように 橋の上を駆け 間合いを詰める
 
向いた男の背に 鋭い足先 前蹴りを 男の背骨に放つキラ
まともに 当たれば 人体に穴が開く!! 下手すれば 下半身不随だ

と 思った 次の瞬間 男が動く 僅かな動作 

面の男「・・・・・・・・!?」

がしりという 鈍い衝撃 キラの胸を刀が貫いた・・・ようにみえる

だが 男は 右手の刀を突き出した 格好のまま
対するキラは 両手で 顔から 僅かに離れた格好

 突き出された 鋭い真剣の切っ先を 両手で 拝むように 止める格好
白刃 取りの格好のまま 止まっている両者 

両者ともに 動かない いや うごけない ・・・・

 


388 :愛蔵版名無しさん:04/06/16 02:13 ID:E2zj0Feg
キラ「・・今のは 危なかったぜ・・」

男がカウンター気味 に突き出した 切っ先
それを 両手で挟むように受け止めた キラ

僅かでも タイミングが遅れれば 
串刺しにされていた だが これで 有利になった・・・

ぎりぎりと 震える 真剣の切っ先
それを 両手 で押し返しつつ 
不敵な笑みを 浮かべるキラ さあ 王手だ 

男「む・・・・・・・」

対する男 その体勢から渾身の力を込め 押し返そうとする
が 刀はピクリとも動かない キラの力が刀を捕らえている

力が両者の間で 拮抗 そのまま 動かない ならば・・と男が動く

そ の左手が 僅かに動く その手には短刀 
キラの首筋へ 切りつけようとする が 

キラ「やめておけ あんたも 死ぬぜ」
キラが それを 静止させる それが意味するものは・・・
 


 

389 :愛蔵版名無しさん:04/06/16 02:15 ID:E2zj0Feg
の 体勢はすでに火神の構え  両手が使えなくとも
キラの 足は 空いている この 距離ならば 
当てるなど造作もない

相手の刀は抑えた 防御は不可能 男の回避も間に合うまい。
たとえ短刀を切りつけた所で突き放され 致死の打撃を胸に喰らうのが読める

男「・・・・・・・」
それを 悟った男 瞬時に右手の 刀を引きつつ 
同時に キラの顔へ左手で短刀を突き出す戦法に変える 

僅かに 顔をそらし キラは それを 回避 

すると 素早く キラの衣装を掴む男 小手投げの要領で
 肩を極めつつ キラを 投げ飛ばす そのまま寝技に持ち込むつもりだ が

キラ「甘いぜ」

後方へ バク転 力に逆らわず キラも業に 合わせて飛ぶ 
低い体勢で 一回転 立ち上がり 

シュッと 呼吸を吐き 男の わき腹へ重い
垂直 肘打ちを放つ  当たれば 男の 肋骨は 確実に へし折れる!!

それを 素早く 捌く男 キラの右目に向かい 一本拳 
これは・柔術か!! 剣だけではなかったとはな・・・・

意表を突かれたキラ  左手で受ける  それなら・・・・


 

390 :愛蔵版名無しさん:04/06/16 02:17 ID:E2zj0Feg
男「!?}

瞬間 男の体がガクンと 落ちる
合気でいう 崩しの呼吸 体勢ガ崩れた


以前  九重慈斎に習った あらゆる 重心を操作する技法
 
それが 見事なタイミングで  決まる 
重心が崩れた男 キラに 密着する形になり  

キラ「この距離 もらったぜ・・・ 」 

トンと 男の水月に 軽く 添えられる キラの 右 拳 

全身の関節を連動 その 回転と力をその一転に集中
古流でいう裏当ての技法 それが炸裂した 男の 水月に

    南王手 八神流 魂打ち!!

捻り込み 突き抜けるように力を解放するキラ

男「がっ・・・・・」

がくがく と男の体が揺れる
 水月に決まった その渾身の一撃

男の 全身が震え ずるりと キラに
もたれかかるように して 崩れ落ちる
刀が橋の上に落ち 乾いた音を立てた

 

391 :愛蔵版名無しさん:04/06/16 02:18 ID:E2zj0Feg
キラ「・・・・・・さてと」

倒れた男を 見下ろしつぶやく  キラ
名前も正体もわからないまま闘ってしまったが・・
般若の面に手を 伸ばすキラ 

こいつの 正体 拝ませてもらうとするか・・・

そして 男の顔 から 般若の面を 外す 中の顔は

キラ「・・・・・こいつは?」
面の下から出てきた 顔
 年齢は 壮年ぐらいの男年齢は 四十ぐらいか

自分の思惑が 外れた  キラ

しばし 顎に手を当て 考える 
当てが外れたか・・・てっきり あいつと思ったが・・

男「うう・・・・」
五分ほど経ち 男が 眼を覚ます
以外に 回復が早いようだ
日ごろの 鍛錬の 賜物か・・・

油断せずに それを 見下ろす キラ
聞きたいことが 山ほどあるからな・・・・と思いつつ 



392 :愛蔵版名無しさん:04/06/16 02:23 ID:E2zj0Feg
間合いは二メートルほど取り 一応警戒する
突然 反撃される 恐れを考慮してだ

意識を取り戻した 男は頭を抱える
 首を振り つつ辺りを見渡すが・・ 

男「・・・?」

男の 様子がおかしいのに気つく キラ
悪い夢から覚めたかのように 男は ぼーと

男「・・・ここは」

と 焦点が合わない眼で 辺りを見渡す男
 五条大橋の上
なぜ 自分が ここにいるのか 
理解できないといった顔


393 :愛蔵版名無しさん:04/06/16 02:24 ID:E2zj0Feg

キラ「・・まだ 俺と やるか?」

とりあえず 聞いてみるキラ  と男は
キラの 姿をみて 不思議そうな顔をする 

男「誰だ 君は?  なぜ こんな ところに 私は・・・」

と 訝しげに キラを見て 答える男
とほけているようには見えない・・・


 キラ「そいつは 俺が聞きたい・・」

とキラが 男に いいかけた時 

背後  橋の向こうから どこか 聞きなれた声が




394 :愛蔵版名無しさん:04/06/16 02:29 ID:E2zj0Feg
殴凱「・・ なんだ もう 終わったのか」

つまらなそうに言う 殴凱が向こうにいた 
いうまでもない・・いつもの二人組だ

キラ「何だ・・また 殴凱のおっさんかよ」

こんな 深夜に やっぽど暇なんだな・・・

何で この場所がわかったのかは さておき
殴凱と松風が 橋を渡るのを 見たキラ
 うんざりした声になる

毎回 毎回どこから 聞きつけてくるのやら・・と

当然 松風も殴凱の 隣に 同行
・・・やれやれ と溜息をつく キラ

 
 

395 :愛蔵版名無しさん:04/06/16 02:34 ID:E2zj0Feg
松風「そいつが 刺客か八神 ?」

松風が聞いてくる 大真面目な顔で
 

キラ「俺にも わからねえよ・・ただ」
松風が? と言う感じなのを無視して
男を見るキラ 相変わらず 不思議そうな表情だ


男の 様子が  先ほどから 変だ
 
それが ひっかかる・・・なんか負におちねえ・・・

自分の行動を覚えていないような ・・
どういうことだ? 自分の意志で闘っていない?

月がでている 古都の夜 五条大橋に立つ 四人

何か やな 予感がする・・・

キラは 暗中 橋下 川の流れを見ながら思う
 

 突然 キラの胸に 不安がよぎる  まてよ・・

396 :愛蔵版名無しさん:04/06/16 02:35 ID:E2zj0Feg
 だとすれば・・・それを行った奴は・・・

 それは 誰 なんだ・・・・と 考えるキラ そして・・・


それを 遠くから 監視する影がある
闇に紛れ 完全に一体化している存在

影「・・ふふ」

キラ達の姿をみて くすりと
楽しそうに笑い その 影は姿を消した



みなさん 二十日も空けて 申し訳ありませんでした

パソコンが ウイルスによりおかしくなり 
今度は 一部の 小説 データーが消え 
それを 修復するのに時間をとり

さらに 規制がかかり書き込めないのに気づき
 ブラウザを導入し それを 理解 するまで
四苦八苦・・・

結局 合計 二十日もかかってしまいました
・・・ 本当にすみません


では また いつものように 連載を続けたいと思いますので
みなさん よろしくお願いします  


397 :愛蔵版名無しさん:04/06/16 03:05 ID:???
>>396

よかった。


398 :803:04/06/16 03:08 ID:???
こんばんわ、Kira=836さん、夜中にトイレに起きてその度にここを覘いて21日目に
とうとう再びお目にかかれてホッとなんて野暮なくらいに驚いて感激しています。
言葉では全く言い表せないのが寂しいですが、とにかくお帰りなさいませ。
ひたすらひたすら待っていましたよ。もう一度お帰りなさいませ。

やはりPCの不調だったのですね、俺も経験がありますが大変な精神的不快感との
葛藤でいらしたと思います。PC自体より破損したデータがショックなものですしね。
でも本当によかったです。
手間の掛かるアップ作業を深夜にして下さって本当にありがとうございます。

午前2時37分にここを見つけましたから、アップを完了された直後でした。
複雑な身体の動きを頭の中で再生しながら最後まで読み通してから
深夜に1人で興奮していました、斬新な展開にも感じ入っています。

とにかく本当本当にによかったです。
お身体に気をつけて、どうか長く続けて下さいますようお願い申し上げます。
ありがとうございます。

399 :182:04/06/16 12:54 ID:???
kira=836様、いつの間にか書き込みがなされていなくなったので、お忙しいのだろうかと勝手に考えておりましたのですが、
パソコンのヴィルス感染でしたとは。御同情申し上げます。回復されて何よりで御座いました。
久し振りに長編を堪能させて頂けたことに嬉しい思いでいっぱいです。ありがとうございました。

400 :愛蔵版名無しさん:04/06/16 17:06 ID:???
もうお仕舞いだと思っていた矢先に突然の復帰!。もう驚いちゃいましたよ。
まるで見計らっていたんじゃないかと思うくらいのグットタイミングなんですもの。
格闘の展開が今度は複雑で長いのでイメージするのに大変でしたが最後には納得できました。
このあたりにkira=836さんの武道家としての経験が巧みに生かされているなと感心させられました。
とにかく回復を喜んでいます。
あっ、それから今度ジコッたときは何とか知らせて下さい。

401 :愛蔵版名無しさん:04/06/16 18:57 ID:???
PCに入れていた小説のデータが一部とはいえ消えてしまっていたとはねぇ。
予想が当たった人が誰かいましたね。
3週間も掛かったということは、かなりたくさんの部分が消失してしまったのでしょうか?。
それを記憶を頼って再編するのが大変だったというわけですな。

PCのレストア&リカヴァリーにはさほど時間が掛かるとは思えなかったので
もう嫌気が差したのだろうと思っていましたが復帰されると分かってよかったです。
kira=836さんもお疲れになったと思いますが、こっちも正直待ちくたびれました。

402 :愛蔵版名無しさん:04/06/16 19:53 ID:???
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
二回目の長期欠勤から
kira =836さんお帰りなさい。

403 :愛蔵版名無しさん:04/06/16 20:30 ID:???
kira=836さん、PC関係の不調は辛かったでしょう。よほど器械好きでないと異常発生時にはお手上げですからね。
私の周りには詳しい人が誰もいなかったのでデータの複製も殆ど出来ずに悲しい思いをした経験があります。
kira=836さんの状態も同じだったのではないでしょうか!。
時間は掛かりましたが元に戻られてよかったです。私を含め多くの人達も喜んでいると思います。
NHKの大河ドラマを先取りしたような橋の上の闘いは興奮させてくれましたし面白かったです。

404 :愛蔵版名無しさん:04/06/16 21:33 ID:???
このまま居なくなるのかと思っていましたが、久し振りです、画がついていたらなどとは言いません、クールな闘い面白かったです。

405 :813:04/06/16 21:48 ID:???
>>396
数日前からこのスレッドは見ることを止めていました。
それまでは更新のチェックはしていたのですが虚しくなり苦痛を感じ始めたからです。
人は誰でも止む負えない事情がありkira=836さんにも何か切実な事情があったのだろうと。

でも今は、ウイールス感染とファイルの破損、加えて2ちゃんのトラフィックの過密化による人大杉という
悪条件が重なってしまったことへの同情と共に復帰を心からお喜び申し上げたい気持ちです。

20日ぶりだけあって流石に読み応えありますね、繰り返し読む価値が大有りという感じで
10回読み直してやっとシチュエーションが飲み込めました。
意外や意外な展開で次を大いに期待しています。
久し振りに名調子を楽しめて幸せでした、ありがとうございます。


>>380
>>キラはダボダボの胴着がね〜・・・<

なるほど。立っている時は確かにピッタシとは言い難い感じのコスです。
ところが身体を動かし始めて、特に旋回した時、エッジが鎧のように鋭い形に変形することで
緊張感溢れるスピード感を感じさせてくれる!、その変化がとても好きです。
「静」より「動」にポイントをおいて描かれた格闘漫画だなと個人的に感じています。


>>上半身裸で赤いバンテージは当然装着して、ショートパンツでも艶やかで格好いいと思います。<
そうですね、八神キラにも一度くらい、あるいは数回くらい、いえ、実は沢山脱いで魅せて欲しかったですw。
肉体の存在感とエロティシズムは格闘漫画で重要な要素ですからね。


>>バキはそんな格好を良くしていますが、色気みたいなのは0ですね。<
全く同感ですw。ファンの人には悪いですがバキは好きにったことが一度も無いのです。

406 :愛蔵版名無しさん:04/06/16 23:09 ID:???

復帰おめでとうございます。
通して読んでみて、前にも増して手の込んだ格闘場面を用意してくれているみたいで楽しみです。
もちろん多くの格闘作品のようにな格闘の繰り返しだけで持たせる話にはしないで下さると期待しています。


407 :愛蔵版名無しさん:04/06/16 23:44 ID:???
何はともあれめでたい。
このサンデー作品は好きだったのに
打ち切りが突然でショックだった。
こちらのスレッドのお陰でかなりの程度
渇きを癒して貰えていただけにとにかく嬉しい。

という訳で、訳でもないが
http://cgi.f22.aaacafe.ne.jp/~ochn/och/img/3222.jpg
「秘拳伝キラ」のサンデーキャンペーンテレカの画を張っておきます。
葉書を何枚も出したのに遂に当たらなかった!。
だから不鮮明な写真しかないんだけどね。

408 :愛蔵版名無しさん:04/06/17 00:14 ID:???
>>405
「鎧のように」実にいいところに目をつけましたね。

後半ややその点も甘くなってくる(特に闘技場)のが残念でした。

409 :愛蔵版名無しさん:04/06/17 17:44 ID:???
>>407
ありがと、 でも、もうちょっとデカければ好いカットなんだがなぁ。

410 :愛蔵版名無しさん:04/06/17 20:07 ID:???
kira=836さん
長刀と暗器の使い分け!。
格闘ものは、実戦に則して忠実に正確に状況設定できているか、いないかで現実感に優劣が出やすいところが難しいのですが
長く休んでいた割にはきちんと再現できているところは、読んでいて体が程好く温まる心地良さでした。

最近ヴィールスの被害は多いので、
この次、おそらく2ヶ月先くらいには又クラッシュが起こると思います。その時は何とかして一言御通告御願します。

411 :愛蔵版名無しさん:04/06/17 21:28 ID:???
>>410
>>……一言御通告御願します<
あの、
お金を払って定期購読しているのではないのですから、お願いするのは筋違いではないでしょうか?。

412 :愛蔵版名無しさん:04/06/17 23:41 ID:???
>>410
2カ月おきだったかどうか知らないけど、
定期的にハングアップを引き起こすウイルスはあるよね。
原因究明は難しいとか。

413 :愛蔵版名無しさん:04/06/18 02:26 ID:???
kira=836さん
お帰りなさいませ。
今日チェックしたら新着が多かったのでもしかしたらと思ったら。
ああ、待っていてよかった。

何はともあれ、お疲れ様でした。

414 :愛蔵版名無しさん:04/06/18 20:05 ID:???
最早これまでかと思い見限って既に10日。
何の気なしに‘スレ一覧更新’をかけてみたらアッと驚きました。
何事も無かったかのような‘一挙2回分アップ’!。
どこで何をしていたんですかとゾロ探してみると‘PCの感染’。
なんだかなぁと思いつつも、続きを期待している自分に気が付いて赤面!。

とにかくお帰りなさい!、この先を期待しています、ただし今度は
ウイルス対策に注意して下さい。


無料ウイルス検知作業ソフトをダウンロード出来るサイト

有名な米ソフトウェア企業 トレンドマイクロ社
http://housecall.antivirus.com/housecall/start_jp.asp

接続すると‘セキュリティの証明’ダイアログBOXが出ますので
承認ボタンを押してください。
後は検知ソフトが自動的にダウンロード&インストールされる様子が
小さなダイアログBOXで表示されます。ブロードバンドで2分弱掛かる量です。

やがて小さな‘エクスプローラ’画面が出てきますから
検査したいディレクトリのチェックボックスにクリックして印してください。
これ以後はインターネット接続を切っても大丈夫です。

ハードディスクの使用状態によりますが30分から1時間以上は検査にかかります。
手間は掛かりますが定期的に検査されることをお勧めします。何といっても無料なのです。

すでに御存知でしたら笑って見捨てて下さいw。


あるファンからkira=836さんへ

415 :愛蔵版名無しさん:04/06/18 20:34 ID:DVtC6SK2
男「私の名前は武上 創影(たけがみ そうえい)という・・・」

聖拳塾 京都支部 事務室にてキラと闘った男は そう 名乗る

先ほど 闘った時とはまったく違った 印象を受けるキラ
冷静で論理的な性格 のようだが・・と創影の顔を見て思う


その 言葉を聞いた殴凱 ほう・・あの と言う
おっさん 何か知っているな・・と思い

キラ「知っているんだろ おっさん」

と一応 殴凱に尋ねるキラ いつものように

本当は聴くまでもない・・・と内心舌だすキラ
隣の松風も 多分 同感だろう 顔に出ている 
でも一応 言っておく

殴凱「ああ・・京八流の流れを汲む 古流剣術の流派だ
   あまり 聞かれないが 実戦派 として その手の世界じゃ有名だな」
 


416 :kira=836:04/06/18 20:38 ID:DVtC6SK2

キラの 言葉を待っていましたと 言わんばかりに 説明を始める殴凱
闘う時と説明のとき 妙に 嬉しそうだな・・と思うのはキラだけだろうか?

聞くところによると 幕末の動乱時代に 暗殺の剣として雇われた流派で
かなり多くの血を吸った殺人剣らしい総合的な武術で柔術 暗器 剣術などを
組み合わせた流派であり

今でも 実戦的な鍛錬をしている と殴凱は言う・・・
表の世界には出せないこともやっているらしい

キラ「あんたも 南王手に恨みがある口か?」

キラには 思い当たる節がある 

それを聞いた男 ぴくりと肩を動かす
脈ありだな・・・ さて どんな 因縁が
と 思っていると・・・意外に

創影「・・・ふ それは 先祖の話しだ 私自身には 関係ないこと
   いまさら 恨みを晴らそうなど 毛頭 思わんよ」

・ 

417 :愛蔵版名無しさん:04/06/18 20:41 ID:DVtC6SK2
・だが あの時 襲い掛かってきたこと矛盾する・・
次の質問をしようとする キラ すると 隣の松風が・・・

松風「しかし・・その 言葉と貴方の行動は矛盾しています
   先ほどは この男と 死合いをしていたではありませんか・・」

キラが言おうとしていたことを 突然 横から言い出す こいつ・・

それ 俺の台詞だ 松風・・・なんで 先に言うんだよ・・・

とむかつき思わず 正拳で 松風の脇腹に突っ込み を入れようとしたキラ だが 
とりあえず それは置いといて・・

キラ「・・誰かに頼まれたのか?」

急に真剣な眼と口調で創影を睨む

考えられる可能性としては十分にあるが・・
人質をとられた または 脅迫まがいのことか・・
それを 聞いた創影 またも頭をふる わけがわからない三人

創影「・・それが 私もよくわからないのだ・・」

 その話しによれば 昨日 夜の稽古を終えた
創影が 自宅の庭から家に入ろうとすると 誰か 呼ぶ声が聞こえたという
その方角を見ると 黒い影が 突然目の前に現れ そして その光る眼をみた瞬間・・

 

 

418 :愛蔵版名無しさん:04/06/18 20:43 ID:DVtC6SK2
創影「そこから 先の記憶はない・・」

気が付くと五条大橋の上に 倒れていたという創影
それを聞き 眉をひそめる キラと松風 
いきなり そんな話し とても信じられないが・・

殴凱「・・・なあ 」

聞いた 突然 殴凱が口を開く なにか言いたげな顔
松風がそれで 思い出したように あっ という顔

何だ なんだぁ 二人そろって・・・また何かあったのかよ・・
二人の表情からして なにかやらかしたん だろうな・・と思うキラ
案の定

松風「僕達も襲われた 昼間 京都の裏路地でな」

そう・・松風と殴凱は昼間 複数の男達に襲われた
相手の数は多かったもの ほとんど 無傷で倒した二人
時間は結構かかったが 腕は そんなに大したことは いや・・

塾長 塚原殴凱 が嬉しそうに 蹴散らした・・
とは いわない 松風 なぜならば・・・・結果として

 

419 :愛蔵版名無しさん:04/06/18 20:49 ID:DVtC6SK2
松風「塾長 あれは さすがに やりすぎなのでは・・・」

一応 手加減したのだろうが 相手が脆すぎた いくら 合戦場とはいえ・・・
文字通り 半殺しにそれた男達 あまりに 無謀な挑戦だった・・・

たぶん 全治 三月 は確実だろう  お気の毒に・・と
思わず 敵に同情する松風  なにも あそこまで酷い目に合わずとも・・

殴凱「何いっておる 松風 おれは手加減したぜえ
   途中 少々 加減が聞かなくなったがな・・」

にやりと 獰猛な笑みを浮かべ 松風に片目でウィンクする殴凱

そう 屈強な男達が 木の葉が 風に飛ばされるように宙を舞い吹き飛び
四人ほど 壁にめり込んだ者もいました・・はは と松風はひきつった笑み

 最近塾長の行動がエスカレートしている・・はぁー このままじゃ 警察に捕まりそうだ
・・頭を抱える松風 最近 胃が痛い

あと たぶん この人 捕獲するのは 戦車でも出さない 限り無理だ・・
犠牲者が警察にも増えるだけだろうな・・・と本気で思う 松風だった

 

420 :愛蔵版名無しさん:04/06/18 20:51 ID:DVtC6SK2
キラ「へえー そうなのかよ」

それを 聞いても別に驚かないキラ
あーそうですかと その程度の反応

特に驚くほどのことではない
合戦場の参加者 いつ どこで闘おうが不思議はない

殴凱「それだけじゃねえ その 中の一人を締め上げて いろいろ 聞き出したんだが・・」

尋問・・というより 拷問に近かった ですよ 塾長・・・
松風は心の中で思うが 言わないで黙っている  
相手の手足があらかたぬ方向に捻じ曲がっていた 気が・・・・

・と・その 惨劇を 思い返す 松風 果たして彼が生きているか
・どうか それすら 疑わしい・・ そんな 松風を置いて
 殴凱は続きを話す

吐き出した・・いや 男から聞き出したことによると 
なんでも 多額の報酬に釣られ 仲間と組み
松風と殴凱を 襲ったらしい それを 依頼した人物を聞きだそうとしたが・・・

殴凱「なぜか よく 覚えていない と そいつは いっておった・・・
   せっかく 俺が乗り込んで 畳んでやろうとおもったのにな」

ばしんと 巨大な手のひらに拳を打ちつけ悔しそうにいう 殴凱
たぶん それは真実だろう あの 状態では嘘はつけない・・と松風


じゃあ もしかすると・・

 

421 :愛蔵版名無しさん:04/06/18 20:52 ID:DVtC6SK2
キラ「同一人物ってことか?」

何のために・・足止めか・・まてよ その時 確か・・
一人の人物を 思い出したキラ 
 京都タワーで栞に話しかけてきた・・

キラ「・・あいつか・・」

考えられることだ 合点がいく
俺に 五条大橋の鬼のことを伝えた
あの眼と 気配を持つ いけ好かない青年か・・・

創影「 どうした なにか 思い当たる事でもあるのか?」

キラの表情を見て 創影が聞いてくる 松風と殴凱も
こちらを見ている まあ とりあえず言っておくか・・と思い

キラ「真剣をもった 奴と俺も出会ったぜ・・・」

冷静な口調で 三人に 伝えるキラ 

青年が持っていた竹刀袋 あれは断じて木刀ではない
手にとった 重さから図り およそ二キロ 形状とバランスから
真剣だと 見抜ける それも かなり使い込まれたもの・・

それを聞いたとき 創影が 顔色を僅かに変えた

 

422 :kira=836:04/06/18 20:56 ID:DVtC6SK2
創影「もしかすると・・そいつは 」

髪を出し簡単な似顔絵を書く創影
髪とペンだけだが 以外にうまい 

キラ「ああ 確かに こいつだ 知っているのか?」

短髪に長身 そして どこか 冷たい雰囲気を持つ
二十代の礼儀正しい青年 だ けどな・・・

栞は騙されていたが あの気配と眼は義兄 阿麻王のものと同質だ
人を殺すことに躊躇しない 性格の持ち主・・・側にいて 鳥肌がたったキラ

それを聞くと 創影はしばらく 沈黙する ・・・・やがて 一言

創影「そうか・・・あやつが 帰ってきたのか・・」

その顔は苦虫を踏み潰したよう 知り合いか・・?
だが どうみても 歓迎される立場の人物ではないようだが・・

 

423 :愛蔵版名無しさん:04/06/18 20:58 ID:DVtC6SK2
松風「この方は 貴方の門弟でしょうか?」

紙に 書かれた似顔絵をみて 創影に問いただす松風 

年齢から計算して 創影は四十代・・この青年は 二十代か・・
親子には見えない・・すると 両眼を瞑りながら 創影は

創影「そいつの名前は 武上 宗示(たけがみ そうじ)」
私の義理の息子だ」

と話し出す そして言う 門弟でもあった・・と

つまり 婿養子だろうか・・・と推測する キラ

そして 創影は語りだした その人物が起こした 過去の惨劇を・・・


今日はここまで

また 中間の話が長くなりそうです 
どうしても ここは 長めになりますね

戦闘シーンを書くのも 楽しいですが
会話主体の こっちを 書くのも 違う意味で楽しいです。
まあ 寄り道なんですがw


さて次回 創影の語る過去の惨劇とは
そして あの男の影が再び・・では

424 :愛蔵版名無しさん:04/06/18 21:06 ID:???
過去の惨劇とあの男!?、過去の惨劇は想像できます。あの男も先ずここまで来ればあの方に違いありませんね。

今夜は一番乗りでした、嬉しい気持ちです。kira=836さんが書き込みしている最中に出くわしたのはこれが始めてです。

中継ぎの話しでも手抜きをしないで考えて作ってくれている貴方に強く感謝します。

425 :803:04/06/18 22:35 ID:???
こんばんわ、kira=836さん、ますます人間関係がまるで木の根が広がるみたいに
複雑になってきていますね。にわかに想像が出来ないくらい広大な物語になってくるのでしょうね。
いつも心理描写というか心の中の動きまで逐一書いて下さるおかげでキャラの顔の表情を
想像して楽しむことが出来ます。この先大いに期待しています。ありがとうございます。

426 :愛蔵版名無しさん:04/06/18 22:58 ID:???
>>kira=836様
20日間のブランクをものともせず今回も行間から
貴方の頭の良さと真面目さが窺える話しぶりだった。
いつもありがとう。

427 :愛蔵版名無しさん:04/06/19 01:22 ID:???
あれ?、いつの間にか復活してるんですね、
長く休まれたから、どこまで話が進んだのか忘れちゃいましたよ。
思い出して整理し直すのに時間がかかっちゃった。
思えばいいところで終わってたんでしたね。
謎の青年と謎の人物、う〜ん、推理ものみたいだが
これも伏線の一つなんでしょうね。
これまで沢山の伏線が張られているけど
未だ大半が浮かび上がってきていないですよね。

これらがどう結びついていくか興味津々です。
kira=836さん、これからいよいよ貴方の真の腕の見せ所ですね
大いに期待していますよ。

最後になりましたが、どうもありがとうです。

428 :愛蔵版名無しさん:04/06/19 02:06 ID:???
>>作者のkira=836さんへ
時々『これまでの粗筋』という具合にストーリーのまとめ編を入れて下さると凄く嬉しいです。
長々編みたいだから、最初から知らない人間にはどこがどうなってこうなったか分かり難いからです。
BATTLE2や3はもう見えないし、どうかお願いします。

429 :愛蔵版名無しさん:04/06/19 17:16 ID:???
私もダイジェスト版作ってくれたら嬉しいです。

430 :愛蔵版名無しさん:04/06/19 21:01 ID:???
復帰おめでとうございます、でも今度消える時には忘れずに一言お声をおかけ下さい。

431 :809:04/06/20 02:24 ID:???
kira=836さん
もうお止めになっているのかと絶望していたのですが、今見ましたら相変わらずの活力を感じさせてくれる文体でkira=836さんの物語を楽しむことが出来ました。パソコンの故障だったとは大変でしたね。
でも回復されて何よりでした、なんと言っても我々にとっても嬉しいことです。溜息をつきながらとても愉しい気持ちで八神キラの闘いっぷりを楽しみました。改めて御礼申し上げます。

432 :愛蔵版名無しさん:04/06/20 02:54 ID:???
このスレ最近またよく伸びていますね。

数年前のコミケでのコスプレ
http://cgi.f22.aaacafe.ne.jp/~ochn/och/img/3280.jpg

以前はこういうのがよく見られたものです。


433 :愛蔵版名無しさん:04/06/20 15:12 ID:???
>>432
何度やっても何も観えないです。

434 :432:04/06/20 16:01 ID:???
>>433
あれどうしたのでしょう?、確かに見えません。
これは失礼。では、
http://anu.s7.x-beat.com/up/src/up0574.jpg
コミケのコスプレです。

435 :愛蔵版名無しさん:04/06/20 16:07 ID:???
>>415
    武上 創影(たけがみ そうえい)

細かい名前にまで凝ってるねぇ。そういうところがしっかりしていると面白みが増すということをよく御存知だ。

436 :愛蔵版名無しさん:04/06/20 16:49 ID:???
>>434
このコスプレイヤーは女性ですね。出来ればイケメンの高校生男子にして貰いたかったw。

437 :愛蔵版名無しさん:04/06/21 01:43 ID:???
またしてもPCがクラッシュしたんだろうか?!。

438 :愛蔵版名無しさん:04/06/21 03:20 ID:???
sage

439 :愛蔵版名無しさん:04/06/21 19:51 ID:???
>>434
おお、あのコスは背が高くてシェイプされていると実に映えるんですよ。
数年前、学園祭で空手道部でコスプレした奴がいたけどその時そう思ったのです。
嗚呼、写真を撮っておけばよかった。

440 :kira=836:04/06/21 23:11 ID:QAruJ6pa
前回 までのあらすじ



沖縄伝説の古流空手 南王手八神流を
それを使う少年八神 キラ が本土に現れた 

闇トーナメント後
 
北海道の山篭りから 帰還したキラ達
聖拳塾本部に 南王手覇神流を名乗る男
 覇神闘真 が襲撃 かろうじて
それをしのぐが 自分の力が未熟な事を悟るキラ

その後 横浜山下公園での 李 王政と出会い 
米軍基地での アーネスト べネッツ 大尉
との 死闘をくぐり抜けこれを見事に倒す

 




 


441 :愛蔵版名無しさん:04/06/21 23:12 ID:QAruJ6pa
そして 次なる 
敵  本土の 闇に潜んできた 暗殺集団 五行殺の一族
ふとした きっかけから 護法院グループの当主 
護法院 清華を守ることになった キラ達

長野県 山中 で出会った男 
護法院高棟 と 合流する 彼は殴凱の知人だった

その夜 最初の刺客 五行殺の一人 静雲を撃破した
キラ達 一行

そして 謎の転校生 無墺 静奈の登場

京都 修学旅行へ
出かけた キラ達を 謎の影が 付きまとう
謎の青年に告げられ 五条大橋の上にて 
剣を操る男を倒したキラ だったが・・



442 :愛蔵版名無しさん:04/06/21 23:16 ID:???
さっそくの粗筋アップありがとうございます・

443 :愛蔵版名無しさん:04/06/21 23:18 ID:QAruJ6pa
創影は語り始める

今から 四年前・・・

宗次「私に継承者の資格がないと言われるか 父上?」

薄暗い部屋の中 青年の乾いた声が響き渡る
京都 某山中 古い寺の一角にて その道場は存在していた
ここを知る者はごくほんの僅か 地図にも載らない 隠れ寺

その中で 両手を膝に 正座し対峙する 創影と宗次 
すでに見えない殺気が漂う 先に 口を開いたのは創影 

創影「そうだ・・お前の技量に問題はない」
   だが・・・」

そういい 創影は 目の前の精悍な顔つきをした 義理の息子
宗次を見つめる 宗示は今年で十八歳
宗示は養子だ 幼い頃両親をなくし 創影の眼に止まるまで
孤児院にいた その才能

宗次は 天才と言える

わずか五年で全ての業と極意を会得している
通常は十年以上かかるというのに

武上流 は代々ひっそりと 業を継承するのが 定めの流派 
それ故に 人気のない この場所 深夜にて 鍛錬は行われる
人目につかないように

 

444 :愛蔵版名無しさん:04/06/21 23:22 ID:QAruJ6pa
創影は語り始める




今から 四年前・・・

宗次「私に継承者の資格がないと言われるか 父上?」

薄暗い部屋の中 青年の乾いた声が響き渡る
京都 某山中 古い寺の一角にて その道場は存在していた
ここを知る者はごくほんの僅か 地図にも載らない 隠れ寺

その中で 両手を膝に 正座し対峙する 創影と宗次 
すでに見えない殺気が漂う 先に 口を開いたのは創影 

創影「そうだ・・お前の技量に問題はない」
   だが・・・」

そういい 創影は 目の前の精悍な顔つきをした 義理の息子
宗次を見つめる 宗示は今年で十八歳
宗示は養子だ 幼い頃両親をなくし 創影の眼に止まるまで
孤児院にいた その才能

宗次は 天才と言える

わずか五年で全ての業と極意を会得している
通常は十年以上かかるというのに
 

 

445 :愛蔵版名無しさん:04/06/21 23:24 ID:QAruJ6pa

武上流 は代々ひっそりと 業を継承するのが 定めの流派 
それ故に 人気のない この場所 深夜にて 鍛錬は行われる
人目につかないようにしている

古流の武術は皆 共通している 業を盗まれないように
同門のみそれを伝授していく 業を盗まれることはすなわち
対抗策を考えられる事 すなわち 己の命を縮める行為だからだ

暗殺の為に存在した 武上流も例外ではない

業 そのものは 途絶えさせるわけにはいかない
従って 素質のあるものが 受け継ぐのが代々の掟
問題は・・・

創影「お前の心には魔が宿っておる 」

・・宗次の剣は天才だが ただの凶器
人を殺す事に目覚めた 剣術は危険極まりない
継承者には 強い自制の心が必要とされる
それを 聞いた 宗次 薄く笑う 嘲笑

宗示「実践を誇る 武上流 も 形骸化したものだ
   殺人剣が人を切らずして なんの 存在意義があるというのです?

宗示は創影に問う 自分の持つ 業の意味はなんだ

道場剣道 なら ともかくも
 古流の剣術は殺人目的

 

446 :愛蔵版名無しさん:04/06/21 23:25 ID:QAruJ6pa
宗次はそれを指摘する 全ては人を切るために そう感じ
今まで 鍛錬していたというのに・・・それを 今になり 否定するか

創影「だからこそ 心を鍛え 己の魔に打ち勝つのだ
   お前の剣は ただの人斬りを生む 殺戮の業 に すぎん」

それを聞き ぴくっと 肩を動かす宗次 
だが すぐにそれは 止まる
人斬りか・・・だが それが剣の本質であることを宗次は疑わない

宗示「ならば・・・」

眼を瞑り すっと立ち上がる宗示

正座したしたままの創影 背を向け歩き出す
去ってこうとする その背中に

創影「・・どうしても 行くつもりか宗示 
ならば やむをえん・・」

宗示を野放しにするのは 猛獣を野に放つのと同じ
必ず 多大な 犠牲者が出る そうなる前に・・・

冷たい空気が 二人の間を 漂う

それを感じつつ 部屋の戸に手を掛ける 宗次 
戸の前でぴたりと静止する 人の気配 それも複数・・・
しばらくの沈黙・・やがて 口を開く宗示 愉快そうに

 

447 :愛蔵版名無しさん:04/06/21 23:30 ID:QAruJ6pa
宗次「なるほど・・・そういうわけですか・・・」

継承者でなくなった 自分はもはや 用済みの存在か・・・
武上流の業をもらさぬよう 危険人物の私を始末するつもりか父上

賢明な判断です・・・・と 心の中で 皮肉をいう
殺気が全身から放出される いいでしょう 
そのつもりなら・・・・

創影「これも掟だ 宗示」

その 声と同時に 四方の 戸が一斉に バタンと 倒れる
 部屋に なだれ込む 複数の人影
数 およそ十人 皆 凶器を所持している

男達「・・・・!!!」

無言のまま 
前方 左右同時より 両手に 小太刀をもち 
同時に宗示の肩口 大腿部 手首 めがけ 切りかかる男達
動作に 迷いはなく 素早い 

小太刀を 用いるのは 部屋の狭さからくる 選択
流派の 秘密を守るための口封じを 創影は用意していたというわけか

 

448 :愛蔵版名無しさん:04/06/21 23:33 ID:QAruJ6pa
宗次「では・・」

容赦なく 私も お相手しようか・・・
その代価 相手の死で 払わせるまで・・・

 

流れるような動作で 両手を交差
両手を 左右に広げるように 素早く放つ
瞬時の動作で 宗次の手が霞むほどの 
とてつもなく 早い 四方撃ち!!

男達「がっ」

五人が突然 倒れる 額と喉には 棒のようなものが突き刺さる
それは 七センチの長さを持つ 両端を尖らせた 棒手裏剣

軽量で多数持ち込めるため 隠し持つは 最適の武器
殺傷能力が低いが 急所に当たれば確実に 致命傷となる凶器


残りは 五人 狭い 部屋の中 宗次を円状に 取り囲む 男達 
前後  左右どこにも 逃げ場はない 袋のネズミだ
 
宗次「ふ・・・・・」

平然と男達を眺め 余裕の表情 構えは自然体 距離は三メートル 一歩で間合いに入る 至近距離

軽く両手を振る宗示 その手には左右に短刀が 一振りずつ
両方 逆手にもち 正面から見えないような 構えを取る

 

449 :愛蔵版名無しさん:04/06/21 23:37 ID:QAruJ6pa
宗示「我が剣技の 餌食には
ちょうどいい相手だ!!!」

瞬間 宗示は 歓喜の顔となる 
同時に凄まじい殺気があふれ出す

それは人を斬れることによるもの

創影が継承者への資格を閉ざした理由
それは 宗示が持つ 殺人者の本質を見抜いてのことだ

男達「ふん!!!」

男達の得物は 短槍を持つものが後方に三人
同時に 前方の三人は短刀を両手に二つ持つ 


三方向より同時に突進し突き刺す 動きをとる男達
短刀をかわしても 後方の槍に刺される 原理か 

まさに 必殺の陣形 だが 
口元に凄惨な笑みを 浮かべる 宗示 

その姿が 男達の視界から フッと 突然 消える 
そして・・・・



 
 

450 :愛蔵版名無しさん:04/06/21 23:39 ID:QAruJ6pa
男一「ぎっ!!」

男二「ごぼ!!」

男三「ぐば!!」

男四「がはっ!!」

男五「ぐぶ・・」

喉から血を噴出し 崩れ落ちる 男達
何かが瞬時に 走り正確に 喉を切り裂いた

致命傷  見ただけでわかる 正確に器官を切り裂いた
後一分と持つまい 


 鮮血で染まる床下 
その 中央にすっと静かに 降り立つ 宗示

その 突進を高く 飛ぶと 同時に槍と短刀を回避 
同時に 隙の出来た 男達 の喉を 一線に両手の短刀を操り切り裂いていく
その動きは疾風のように速い  すさまじい 反射神経と脚力だ

宗示「・・・いいものだ これが人を斬る感覚か」

人を 斬る感触を確かめるようにし そう言い放つ 宗示
手にした短刀を眺める 自然に動くまで 鍛錬した動きは
実践でも通用するようだ まあ 上出来だろう 

・ 

451 :愛蔵版名無しさん:04/06/21 23:40 ID:QAruJ6pa
・・だが なにか まだ足りない

両手に持った短刀 は男達の 血に染まっている 
ひゅっと それを 軽く ふり 付いた血を落とす

人を斬っても何も感じない様子の 宗示 それを見つつ

創影「・・私と闘うつもりか 宗示?」
   
もはや 息子とは思わん・・・こやつは斬るしかない
刀を持ち 静かに 言葉を発する 創影 
いつでも斬りつけられる姿勢だ 

既に 人間の心を失ったか 宗示・・

だが 宗示は否定 首をゆっくり振る

宗示「私は旅にでます 父上」

 と冷ややかに創影を見る
もはや ここに用はないと いわんばかりの顔




452 :愛蔵版名無しさん:04/06/21 23:42 ID:QAruJ6pa
・・だが なにか まだ足りない

両手に持った短刀 は男達の 血に染まっている 
ひゅっと それを 軽く ふり 付いた血を落とす

人を斬っても何も感じない様子の 宗示 それを見つつ

創影「・・私と闘うつもりか 宗示?」
   
もはや 息子とは思わん・・・こやつは斬るしかない
刀を持ち 静かに 言葉を発する 創影 
いつでも斬りつけられる姿勢を取る  

既に 人間の心を失ったか 宗示・・
と哀れむような眼の創影 

目の前の息子は もう人の姿をした魔物だ
どこで 道を間違ったのか・・・


だが 宗示は否定 首をゆっくり振る

宗示「私は旅にでます 父上」

 と冷ややかに創影を見る
もはや ここに用はないと いわんばかりの顔




453 :愛蔵版名無しさん:04/06/21 23:45 ID:QAruJ6pa
創影「旅だと?」

宗示「ええ 武上流をさらに強くしてみせますよ」
    私の手によって
    
さらに 多くの獲物の 血を吸ってね
・・・そう 心に思いながら

壮絶な笑みを浮かべる 宗示
それは まさに 剣鬼の印象を創影に与えた

 そして 踵を返し その場を去る

後ろから 切りつけようと思えば出来た
だが 何故かそれができない 創影
心のどこかでは 愛弟子を信じているのか・・・



454 :愛蔵版名無しさん:04/06/21 23:46 ID:QAruJ6pa
創影「旅だと?」

宗示「ええ 武上流をさらに強くしてみせますよ」
    私の手によってね」
    
さらに 多くの獲物の 血を吸って
・・・そう 心に思いながら

壮絶な笑みを浮かべる 宗示
それは まさに 剣鬼の印象を創影に与えた

 そして 踵を返し その場を去る

後ろから 切りつけようと思えば出来た

だが 何故かそれができない 創影
心のどこかでは 愛弟子を信じているのか・・・
体が動かなかった



455 :愛蔵版名無しさん:04/06/21 23:48 ID:QAruJ6pa
して 無言で 宗示の背中を見送る創影
もう 行ったか・・・

男達の死体は人知れず葬られる

男達は このために一生を捧げる者達
もとより親族はいない 騒ぐものもいない

だが・・・

創影「この 愚か者が・・・」

苦渋に満ちた顔で宗示が去った後を見つめ
魔道に落ちた弟子を救えない 自分の不甲斐なさを呪う創影

その後 宗示の行方は まったく 途絶えた


それが 四年前だ・・・・・

そう キラ達に述べ 沈黙する創影。 
その顔は どこか苦悩しているようにみえた


 

456 :愛蔵版名無しさん:04/06/21 23:50 ID:QAruJ6pa
今日はここまで

前回までの あらすじ入れてみました
ですが うまく まとめるのは とても難しいですね
下手なまとめ方で すみません



さて 次の 相手は殺人快楽者で 剣の達人+暗殺者 
果たして 難敵相手に キラは勝てるでしょうか?


次回 京都観光を続ける キラ達 

だが 栞に迫る謎の影 そして 無墺静奈の不審な動き
はたしてキラ達は 無事に修学旅行を終えられるのか? 
では

457 :愛蔵版名無しさん:04/06/22 00:02 ID:???
サーバーの反応がこのところずっと悪いですね。
UPするだけでも大変に手間の掛かる作業でいらしたと思います。
今夜のエピソードを堪能致しました。
丁寧に綿密に考え込まれた内容でいらっしゃることがよく分かります。
次回を楽しみにさせて頂きます。
お休みなさいませ、ありがとうございました。

458 :803:04/06/22 00:31 ID:???
こんばんわ、kira=836さん、またまた新しい山場を用意して下さってありがとうございます。
それにしても博識でいらっしゃる!、格闘術全体に関する知識と見識の深さに感心しないではいられません。
複数の曲者を加えて明後日どのような発展ぶりを見せて頂けるのか本当に楽しみです。
創影と宗次の2人の心理描写が格別に素晴らしかったです。
アップに酷く手間が掛かっておられたようですが、お手間を取って頂いたことと併せて御礼申し上げます。

459 :愛蔵版名無しさん:04/06/22 00:54 ID:???
話がずんずん進んできたからサンデーコミックスを見ながら読んでてもイメージが頭ン中で作れなくなってきた、はぁ。
当然ですが、これはKira=836さん(そうですよね?。)のせいではありません。今夜もありがとう。

460 :愛蔵版名無しさん:04/06/22 02:01 ID:???
ストーリーはコミックス全部読んでいないのですがKira=836さんの名文それ自体に魅せられてしまいます。
素手の格闘術VS剣術、この夢というか幻の対決には強烈な何か人を惹き付けて止まないものがありますが
どことなく嘘っぽくなってしまうのが仕方がないとはいえ残念でした、でも貴方ならきっと夢を壊さないで
幻の名勝負をリアルに表現してくれるだろうと期待しています。

461 :愛蔵版名無しさん:04/06/22 23:22 ID:???
作者さん、
時々集中して読ませて頂いています。
格闘ものというと、読んで字のごとく闘いシーンの連続で読者を興奮だけでひっぱろうとする話が多くてうんざりさせられるのですが、
あなたの慌てず騒がず浮つかずに淡々と物語を進めながら、ここ一番という時に集中力を感じさせる文体に、これだけの方々が
魅せられるあたり、あなたの誠実な御人柄とこのスレの民度の高さを感じます。これからもこの調子で進めてくださる事を望んでおります。
突然の感想で失礼致しました。

462 :愛蔵版名無しさん:04/06/24 13:35 ID:???
2日に1回の割合なら昨日はパスしたのだろうか?。

463 :愛蔵版名無しさん:04/06/24 16:54 ID:???
素朴な質問。
前みたいに普通にキラの作品のこと話したいときって、ここに書き込んじゃ駄目?


464 :愛蔵版名無しさん:04/06/24 19:42 ID:???
また繋がんないなぁ!!。

>>463
少なくとも自分は全然かまわないです、というか愉しいです。

465 :kira=836:04/06/24 20:06 ID:???
創影「半分は私の責任だ」

宗示は 一番大切なモノを鍛えずにここまで来た
そして それに気付かなかった私も愚かだ

と 話を終える 創影 事務室の中 キラ達は沈黙する
そんな過去があったとは・・・

時計の音だけが部屋に空しく響く 時刻は午前二時
話を始めてからすでに 一時間が経過しただろうか

キラ「・・で これからどうするつもりなんだ?」

キラが尋ねる

その 宗示という男が帰ってきたなら当然 創影の元へ
顔を出すはずだ その時 どうするのかと問いかけるキラ
その言葉に僅かに眉 をゆがめる創影 そして 冷静に一言

創影「・・もし あいつが 私の元に姿を現し
   昔と変わらぬ悪鬼のままであるならば・・・」

いったん言葉を切る創影・・しばらくの間 沈黙思案 
次に出る 言葉はなんとなく 予想できるキラ達 それは
 




466 :kira=836:04/06/24 20:10 ID:???

創影「・・・私が殺す これ 以上 宗示に罪を重ねさせるわけにはいかぬ」
    
それは 宗示の父親としての 言葉なのか 
これ 以上 人斬りの悪業 を重ねさせぬための 

または 武上流 継承者としての 言葉なのか・・
創影の真意はわからない・・が

創影の顔と 言葉を 真正面から みつめる キラ
自分との境遇に似ているものを見出している すなわち

ここにもいた・・親父と兄貴と同じく 戦いの魔に魅せられた
魔物が・・本来 別に干渉する 必要もないし 手助けする義務もない
 
これは武上流 当人達の問題だ 
だが・・

ラ「あんた ひとりじゃ 魔物退治は荷が重いだろ
   俺も手伝うぜ 」

と 微笑む キラ そんな危険な奴 ほうっておけないぜ
と 協力する意志を表明する



となりで 黙って聞いていた 殴凱と松風 も
キラを見て 黙って うなずく そういうわけだ

 

467 :kira=836:04/06/24 20:13 ID:???
やっぱり そうか こいつらも
また三人とも 同じ考えらしい 苦笑するキラ
毎回変な所で気が合うな 普段はバラバラなくせによ・・

南王手に 五行殺 獅子流心会 そして 今回の武上流
次から次へと厄介ごとを抱えるとはね・・・

トラブルメーカーならぬバトルメーカーだな 
と苦笑

松風「・・もう 僕も諦めました とことん付き合うしかないすね」

もはや 考えるのも 面倒だといわんばかりに 松風は呆れながら言う
隣の殴凱を ちらりと見ながら なんとなく 言いたいことはわかる

殴凱「おおよ お前も 物分りがよくなったな 松風」

松風の背中をドンと元気よく 叩く塾長 塚原殴凱 
くくく・・と嬉しそうに笑う いい傾向だ 松風・・・といわんぱ゛かり

 

468 :kira=836:04/06/24 20:15 ID:???
とつぜんの出来事に げほげほする 松風 はぁーと溜息
物分りがよくなったんじゃなくて
異常事態に 慣れただけです 塾長・・・と頭を抱え悩む
最近 この展開に慣れた 自分が少々怖い・・

創影「すまない・・・だが他人に自分の息子を殺めさせるわけにはいくまい
   やはり 私だけで・・・」

創影がそう言い掛けたとき キラが おいおいと言った声で

キラ「俺達は 殺しは しないぜ 創影のおっちゃん」

そういい にやりと 不敵な笑みを浮かべるキラ
その顔はどこか いたずらっ気を感じさせるもの
ただ そいつの暴走を止めるだけだ 少々 手荒くなるが

松風 殴凱も同じ考えだろう すなわち神武不殺の精神
闘うからには 相手を殺して 生かすこと それが
合戦場をくぐりぬけてきた三人 自らの信念

殴凱「まあ 骨の二 三本は いくかもしれないが
   勘弁してくれ なるべく手加減するからよ」

そういい 創影に体の前で 両手を組みながら
ウィンクする 殴凱 やる気だ・・・と松風はそれを感じる

 

469 :kira=836:04/06/24 20:18 ID:???
だが 昼間の男達のこと を考えると果たして
ホントに 守るのかどうか・・・松風はそれが 心配の種
   

殴凱の手加減は常人が車にはねられても
ぴんぴんしていろと 要求するようなもの

あまり当てには出来まい・・口に出してはいえないが

創影「・・・すまない・・・」
頭を下げる創影 その声は感謝の気持ちが含まれている
あとは宗示が心変わりしている事を願うばかりか・・
さて・・話は 決まった 

待ち合わせだが 明日の午後一時ごろ
京都支部で出会うことに 決めた 三人 
観光の途中で抜け出せばいいだろう
と判断するキラ  栞には悪いがな・・・


キラ「じゃあ そろそろ俺は帰るぜ」

あくびをして 出口に向かうキラ 片手を挙げて挨拶
出て行く なにかあったら 連絡くれ・・・・

と言い残し部屋を去るキラ 一日で いろいろあって疲れた
明日はまた早朝が六時半からと早いので 帰って寝たい気分

創影は 今日は ここに泊まることになる
この方 が いざというときに 動きやすいと判断してだ

 

470 :kira=836:04/06/24 20:22 ID:???

そして  キラが去った後・・・
事務室の明かりが消え じはらくの時間
 さらに 夜が ふけるたころ・・・

午前 三時・・・妙に重苦しい気配が漂う
まるで 空気の成分が変質したように 

静まり返った 聖拳塾京都 支部 
その前に じゃりっ と 足音を立て 
建物 の前に立つ人影 

周囲は 完全な深夜 人気もなく また灯り一つすらない 
完全な闇が支配する世界

建物を 下から上に 眺める 黒いコートの影

 
その背には 使いこまれた 八十センチあまりの 刀が 宗示の背中越しに 一振り
それを 右手をかける キンという金属音が 僅かに 響く

 その 青年は 昨日の 昼間 京都タワーにて
キラと栞が出会った 二十台ぐらいの青年・・ 

 武上 宗示 ・・・ 

一瞬  凄惨な笑みを 浮かべ また 元の表情
その 体の周囲 冷気が漂う それは殺意

生温かい風が古都を駆け抜けた

 

471 :kira=836:04/06/24 20:23 ID:???


今日はここまで

深夜の奇襲 果たして殴凱 松風 創影 は防げるのか!?
古都の夜 が今ふたたび 合戦場の 血に染まる・!!

では

最近鯖の調子が悪いですね 書き込みができなくなる時があります。

472 :809:04/06/24 20:46 ID:???
>>Kira=836さん
今日は、否、今日もよかったです。とりわけ、一瞬何だか、原作コミックスを読んでいる時と同じ感覚に襲われました。『あっ、これは文章オンリーなんだから小サン・コミックスじゃなかったんだ。』とはっと気が付いたくらいでした。
それほどまで原作の雰囲気と違和感無くほぼ完璧に再現そして発展出来ているのを感じたという意味です。今日は早くに見つけられて嬉しい気分です。いつも本当にありがとうございます。

>>463
スレ主ではありませんが、どんどん書き込んでください。その方が何といっても楽しいからです。

473 :803:04/06/24 21:32 ID:???
こんばんわ、Kira=836さん、登場人物たちの人柄が上手く伝わってくる気持ちのいい一編だと思いました。
人の情緒的な面に触れられた時感じるウエットな満足感のようなものを感じれて空腹感を満たされたような気分です。
酒を飲んだわけでもないのに満ち足りた気分、非情な雰囲気の場面の後にこんな風に緊張感を和らげる場面を
描けるあたり、やはりKira=836さんは相当な強者ですね。楽しませて頂いてありがとうございます。


>>463
こっちも書きますから、遠慮しないで何でも書きましょう。

474 :愛蔵版名無しさん:04/06/24 22:05 ID:???
このくらいの分量と3日に1回の頻度が物語を味わうためには丁度よい感じがしますね。

475 :愛蔵版名無しさん:04/06/25 00:02 ID:???
粗筋どうもありがとうございます。
原作を先日入手して短いのに落胆した時、検索してここをみつけたのですが
これほど真摯に拘りを持っているファンがいることを知って幸福でした。
でも粗筋は粗筋でしかありません。
前のスレは全て見えないですし、どなたかファイルをアップして頂けると嬉しいです。
どうかお願いたします。

476 :愛蔵版名無しさん:04/06/25 00:26 ID:???
>>475
いま書き込みを見つけたので貢献させて頂きます。

http://anu.s7.x-beat.com/up/src/up0640.zip
ここに過去スレBATTLE1〜3の3本が収録してあります。
Kira=836氏の小説は2の後半くらいから登場します。

>>
Kira=836さん
時々読ませて貰っています。
今夜のはキャラクターが生きてました。
いつでも生きている感じは出ていますが
人肌の温もりを感じさせるワンシーンがとても好きになれました。
いつもいつもきちんとアップしてくださってありがとうございます。
最近またアクセスできないことがあるので少し心配ですが期待しています。

477 :475です:04/06/25 01:32 ID:???
>>476
475です、つながらなくて困っていてやっと今つながったら476さんのレスがあって感動しました。
ZIPファイルDLしました。すごいヴォリュームです、興味爆発ですが一晩で読みきれないです。
明日これを読むのが凄く楽しみです。
なんて親切な人がいるスレなんだろうと感激しました。
本当に何度も何度もありがとうを言います。

478 :愛蔵版名無しさん:04/06/25 21:23 ID:???
>>476
大感謝。
もっと前からあって欲しかった。
今まで繋がらなかった所が綺麗に繋がった快感は何物にも代え難い♪。

479 :愛蔵版名無しさん:04/06/25 21:54 ID:???
Kira=836様、時々楽しませて貰っています。
あなたの話の単純に戦いシーン一辺倒でないところが好きです。

480 :愛蔵版名無しさん:04/06/25 23:04 ID:???
八神のコスプレで腕と足のテーピングがどうしても萌える。
これを見てから素手と素足にテーピングしてるファイターにばかり目が行ってしまう。

481 :愛蔵版名無しさん:04/06/26 00:04 ID:???
>>480
パンクラやプラなんか見ると腕や足に赤いバンデージ(テーピング)してる選手いますね。
格闘映画にもあった記憶があります。

482 :愛蔵版名無しさん:04/06/26 10:05 ID:???
>>476
読み応えあり。小説以前にこんなにいろいろあったとはね。
thank you.

483 :愛蔵版名無しさん:04/06/26 10:28 ID:???
>>480
テーピングではないが素手と素足に赤いサポーターしてるファイター

http://uploda.net/anonymous/etc2/upload24141.jpg
http://uploda.net/anonymous/etc2/upload24142.jpg
http://uploda.net/anonymous/etc2/upload24143.jpg

484 :愛蔵版名無しさん:04/06/26 10:37 ID:???
>>483
くぅ〜 いってぇ〜 

しかしどーしてこんなにエロくて萌えなんでしょう!。

ありがとう。

485 :kira=836:04/06/26 13:08 ID:???
たまには普通にカキコ

皆さん いつも応援ありがとうございます
鯖の調子だけが怖い最近 皆さんの感想だけが慰めです

とりあえず 今後の展開ですが
五行殺編+日常生活編から 世界編に移りたいと考えております

外伝の 南王伝 は その間にすこし入る予定 

話し 全体の量としてはコミックに換算すると
四十巻ぐらいの分量でしょうか たぶん・・・。

よく こんなに書いたものだと自分で感心して呆れますねw







486 :愛蔵版名無しさん:04/06/26 14:19 ID:???
>>485
Kira=836さん
なんとこの水準で全40巻相当の分量ですか!。
ひたすら創作力の素晴らしさに心から脱帽です。

御丁寧に進行方向までお示し下さって感動です。
世界編とうかがって大いに興奮と喜びを感じています。

何の御礼も出来ないですが心より感謝しています。

487 :愛蔵版名無しさん:04/06/26 15:34 ID:???
>>485
Kira=836さん、時々ここに来ては楽しませて頂いている者です。
この時間にここを見るのは珍しいのですが、貴方の小説以外での書き込みを見つけるのは更に珍しいので驚いています。
コミック換算で四十巻とは誰が聞かされても驚きと以外の何も感じないでしょう。
上の古いスレを読んで、打ち切りに憤るあまり御自分で先を考えたという意味のことを言われていましたが、Kira=836さんのような深く
感情移入するファンが存在したということ自体が「秘拳伝キラ」が土台の部分から深く考えて作られていた傑作足りうる作品の証拠だと思います。
それに碧星タケル氏の格闘だけに偏りがちな欠点をうまく補って存在しなかったはずの作品未来をちぐはぐにならずに展開させる手腕に、
実はしばしば感嘆しているのです。

日本から世界へ当然の広がりですが、それを上手く生かした作品は意外に少なかったような気がします。
でもKira=836さんならば我々を唸らせる展開をさせて下さるに違いない、そんな期待を今ひしひしと感じています。

それにしても四十巻という膨大な量をこれまでの描かれ方で思うとき、貴方の実直で真摯な御性格を感じないではいられません。
2ちゃんねるネットでの意外な発見の幸運を喜びながら強く御礼申し上げます。

ひどく暑くなってきました、どうか御身体を御自愛下さい。

失礼致しました。

488 :愛蔵版名無しさん:04/06/26 18:10 ID:???
>>485

>感想だけが慰め<

何かとても、いじらしい事をおっしゃいますね。

でもKira=836さんの奥床しいさを感じて、とても気持ちがよいです。
世界編への移行を期待しながら、じっくりと待たせて頂きます。
いつも秀作を公開してくださってありがとうございます。

489 :愛蔵版名無しさん:04/06/26 20:47 ID:???
Kira=836さん
世界へということは確実に異種格闘の連続にならざる得ないと思います。
それを描くというか描写するのは知識を含めてとても難しいと思うのですが、
誰でも気付くこの事を御自分から宣言されるあたり、かなりの自信をお持ちなのだとお見受けします。
嫌でも期待していますよ。


490 :813:04/06/26 23:46 ID:???
>>485
今日は書き込みが1つだけだったんですね、Kira=836さん、いつもありがとうございます。
コミックスでおよそ四十巻!それならこれから当分楽しませて頂けると考えて大丈夫ですね。
世界編とはコミックスの日本合戦場化計画が実現したならばこうなるだろうというところの物語なのでしょうか?。
ネタバレは善い事ではないとお考えでしたなら、どうか無視なさって下さい。

四十巻のうち現在は、およそ第四巻を過ぎたくらいでしょうか?、
否、詮索し過ぎるのはもう止めることにします。
それほど先が長いと伺って何だかとても安心しました。
終わってしまったらひどく寂しい気分に襲われるだろうと実感しているからです。

あと俺としましては、加えてキジムナーのキラ、もしくは阿麻王を想像させ堪能させて頂ければ光栄です。
これからを楽しみにしています、ありがとうございます。

491 :愛蔵版名無しさん:04/06/27 02:30 ID:???
>>483
筋肉の着きかたがバンデージ、サポーター、テーピングのどれでも浮かび上がって見えるのはセクシーですね。
でもこのように感じるということは自分にはゲイ的感覚があるということなんだろうな。

492 :愛蔵版名無しさん:04/06/27 02:34 ID:???
しばらくスレから遠ざかっていたら、いつの間にか武神が降臨していたとは・・・・不覚
前スレのやつが読めないのだが、どうすればいいだろう

493 :愛蔵版名無しさん:04/06/27 03:08 ID:???
>>492
>>476にありましたが同じリンクからZIP形式でダウンロードできました。
http://anu.s7.x-beat.com/up/src/up0640.zip

494 :愛蔵版名無しさん:04/06/27 11:41 ID:???
>>493
これはありがとうございます。

495 :kira=836:04/06/27 15:36 ID:???
深夜 午前三時半

キラ「・・・なんだこの やな風は」
帰宅する途中 何かを感じ足をぴたりと とめるキラ
なぜか胸が ざわつく 独特の感覚 それは 

以前味わったことのある・たしか 九重慈斎の時の・・
戦慄が キラの体を走る まさか・・・!!
その方角は 聖拳塾本部京都支部からだ・・

キラ「しまった!!」
己の迂闊さを呪うキラ
なぜ 気づかなかったのか

相手が尋常な相手ではないならば
時と場所はえらばない ましてや
暗殺剣となれば古来より夜襲は常道



496 :kira=836:04/06/27 15:36 ID:???

キラ「ちっ!!!」
猛然といま 来た道を 走りだすキラ 
あそこまでは 走って十五分
間に合ってくれ!! 


一方その頃

創影「・・やはり 来たか 宗示」

聖拳塾 京都支部より すこしはなれた 場所
ある寺の一角 目の前の元 愛弟子 宗示と対峙する創影
周囲は木々に囲まれ視界は やや悪い 

夜中の外部 人の気配 それで 眼が覚めた創影
なぜか 予想はしていた 今夜 来るのではないか・・と
予感 めいたものはあったが・・・的中するとは・・
 
背に刀を携えた 宗示 それだけで 言いたいことを 察する
二人して場所を変えた 古都の 夜の闇は深く 静かだ 
 聖拳塾では騒ぎが大きくなると判断しての移動

やはりこれは自分の問題 無関係な者を巻き込むわけにはいかぬ
幸い寝ている 誰も気つかなかったようだ それがせめてもの救い  

四年の歳月を得て 精神的な成長があってほしいと
僅かながら 期待したが・・・
宗示は 冷酷な笑みをたたえている

・・ 無駄であったか


497 :kira=836:04/06/27 15:39 ID:???

宗示「お久しぶりですな 父上 ご壮健そうで なにより」

まだ 生きていたとは・・しぶとい 

その 言葉の響きは明らかに 殺意と敵意 を含んだ 挨拶
ひしひしと感じる それを気にせず 平然と

創影「うむ・・お前は大分 変わったな 宗示」

気配といい 眼といい 人を切り続けたものに 変化している
宗示の持つ 雰囲気は もはや 人のものとは思えない
昔は 僅かでも 人の 暖かさが感じられた いまは・・・

冷たい鋼鉄の機械 のような印象 ただの殺戮者

やはり 無理だったか・・・・四年の歳月を得ても
人の心は変わらぬか・そう思い 眼を閉じる創影 

最後の希望も潰えた・・か。

瞬間 創影は決意 それは 最後の 選択子 
己の心を 非情に保つため 心を静める 
戦いの場において 心を乱せば敗北する

せめてもの情けだ 武人として葬ってやるぞ 宗示・・

瞬間 圧倒的な 気迫が宗示に押し寄せる!! 。 



498 :kira=836:04/06/27 15:42 ID:???
宗示「それにしても・・この場所を選ぶとは
   何か 思うところでもおありですか?」

知っているのか 皮肉めいた口調で 周囲を見 
わざとらしく 創影に 問う 宗示 

もちろん 宗示は覚えている 
過去のことなどどうでもいいだけだ

感傷など 貴方 らしくもない といいたげな声 

創影が選んだ この場所 二人が始めた
修行の場の一つ 深夜の寺の一角にて行った 
鍛錬の日々を一瞬 思い返す二人 

創影「それは お前がよく知っておろう」
   この 四年間 何をしていた?

腰の刀を ゆっくり 抜く 創影
答えを 聞かずとも すでに 返事は予想できる
一番 聞きたくないない 答え それは・・・ 

 刃渡り 九十センチの業物 刃が鈍く光る
無銘だが 頑丈で よく斬れる

幕末の時代から武上流に伝わるもの
一撃で人体を両断できるほど 鋭く重い

通常 鍛錬の時は 刃引きの刀で行うが
これ は真剣 確実に人の命を奪える

 

499 :kira=836:04/06/27 15:43 ID:???
それを見た 宗示 嬉しそうに ふっ・・と微笑 
やる気 になってくれましたか 父上 

そうでなくては・・・

宗示「いわずとも お分かりでしょう 父上?」

背中の刀を宗示も抜く キンと 鞘を刃が 滑る音
 殺しがいがない・・・・と宗示は思いつつ 
 かっての己の 師匠に 微笑む 

全長八十センチの刀 創影のものより
やや短い それを 右片手に持つ宗示 
も片方の左手 は短刀を隠し持つ形

宗示「 なかなか 充実した刻をすごしましたよ
   ご安心を 武上流の業は誰にも 見られておりません」

それが 意味することは 目撃者 は生きておらず
対戦者はことごとく 葬ったという 意思表示

創影「何人を 手にかけた この おおうつけ」
   貴様 人の命を なんだと心得るか 」

もう片方で 逆手 短刀を握る創影 
至近距離の間合いでは この武器の出番

威力を発揮する 二刀流の構え

  

500 :kira=836:04/06/27 15:45 ID:???
息子は もう死んだとみなす 

ここに 居るのはただの剣鬼の化身 
この 世に生かしてはおけない魔物だ

宗示「さあ あまりに多く いちいち覚えていません
   父上 貴方で 最後の獲物にしたいものです」

淡々と恐ろしいことを平然と話す宗示 
刀を手首だけで鮮やかに一回転
手馴れた手つき 扱いなれている様子 

宗示は 大きめの黒いロングコートを着ている
剣術の動きが 制約されそうなほど大きい
    
その闇に溶け込むような衣装
まさに 漆黒の死神 いや 鬼か

宗示「ご安心ください  貴方がいなくなったあとも
   私が武上流を継ぎ 力を広く世に 示めしてみせますよ」

 

501 :kira=836:04/06/27 15:51 ID:???
回転させる 刀をぴたりと 止める 
冷酷な笑みを浮かべる宗示  ですから・・・ 

宗示「安心して この世から 消えてください!!」

後は私が継ぐ・・・言葉を発する 前に既に動く創影 先手
話す間のわずかな意識の隙を狙った

瞬間に 滑る歩法で宗示に せまる
暗殺剣 の特徴は最短 最小 最速 一撃必殺

突進よりの片手突き 宗示の喉を貫かんと 
すさまじい 速さで繰り出されるその一撃

軽く体をさばき これを回避する 宗示 

創影はさらに踏み込む 左手の短刀を切りつけると見せかけ

右手の刀の刃を横に薙ぎ 宗示の頚動脈を切り裂く動きをとる 

宗示は刀を 揚げ それを軽く弾く 同時に後退
滑るような
歩法で間合いを取る 極めて自然な動きだ

距離が空き 両者はふたたび睨み合う 
 

502 :愛蔵版名無しさん:04/06/27 15:52 ID:+DeDvhU1

この間 僅か五秒 まばたきする間もない 

宗示「鍛錬は怠っていなかったようですね 父上」

師匠を 評価する宗示 創影の動き
四年前と変わらない早さだ 自分が覚えている限りでは

創影「お前も 見切りが 上達したな」

八双に 構えつつ いまの 動きを評価する創影 
以前はセンチ単位 いまはミリ単位か

 確実に 宗示の腕はあがっている
その 狂気と引き換えに

宗示「それは どうも・・・ですが」

ゆらりと 動く宗示 右に左 前に後ろ 
奇妙な動き 見るものを 幻惑するようだ

何をする気だ・・創影は精神を集中させる創影

宗示「では このままでは 勝敗がつきにくそうなので・・・」
剣の技量はほぼ互角 このまま続けても時間がかかる

 

503 :kira=836:04/06/27 15:54 ID:???
奇妙な流れる 円を描く 動きの中 
宗示の両手が 創影へ手の甲を向ける形をとる

・・・剣では 勝敗が付きにくい 効率よく 片付けるためには・・

宗示「私のやり方で 闘うとしましょう!!」

宗示の両手が交差し動いた 霞むほど早い

創影「ぐ!!??」

瞬間 右腕 左大腿部 腹 右肩 右胸に鋭く重い衝撃を感じる創影
同時に 激痛 何かが空を切り  創影の体に突き刺さった
まるで 見えない なんだ これは!?

宗示「おや どうしました 父上?」

ふたたび 霞む 宗示の両手 新たな激痛が 加わる 
今度は 右の手 左大腿部 左肩  左腕だ 

右膝を突き がくりと 倒れる創影 己のからだを見る
闇の中 よく見ると 突き刺さっている 鋭い黒い棒 
これは ・・

黒い棒 両端を尖らせた 長さ十センチほどの 幅広い棒手裏剣 
それが  創影の体のあちこちに 深く突き刺さっている
血が滲み出し 刺さった箇所から 激痛が走る  
 

504 :kira=836:04/06/27 15:55 ID:???

創影「おのれ・・・・」

宗示との 間合いは およそ五メートル
その距離を 瞬時に 飛び飛来する 小さな凶器
一度に八本 以上 それが 眼にも留まらぬ速さで飛んでくるとは・・

宗示「無数の 飛び道具には手も足も出ませんか父上
 今までの 対戦者と同じでしたね」

創影を 冷たく見下す宗示 勝ち誇ったように言う
 
いくら 剣に長けようが 我が業より逃れる術はない

一度に八本以上放つ手裏剣は 確実に相手の体に突き刺さる
それは散弾銃と同じ 無数の弾丸だ

徐々に力を奪い確実に仕留めるため
宗示が考えた必殺の業

大きめの 黒いコートが 僅かに はためいた
 

505 :kira=836:04/06/27 15:59 ID:???

創影「・・ぐ」

剣の間合いは およそ二メートル 手裏剣の間合いは 十メートル
向こうの攻撃は届き こちらの攻撃は届かない 圧倒的に不利
俗に言うアウトレンジ戦法

さらに その一度に 複数放たれる高速の攻撃を回避することは
困難を極める そして・・・・

宗示「なぜ 私が今夜を選んだのか・・その理由は
もう おわかりでしょう 父上?」

その言葉で 創影はようやく 気づいた なぜ 夜か
ただ 人目につかぬというだけではない 
その 最大の理由は暗いこと すなわち 視界が悪い事だ

昼間ならば 創影とて その手裏剣を 回避することは かろうじて できただろう
だが この深い闇の中 高速で飛来する 闇に溶け込んだ 黒い 棒手裏剣を見ること
それは 不可能に近い それを宗示は狙っていたのだ・・・

創影「なるほどな・・・」

妙に 納得しつつ 創影は よろよろと立ち上がる
暗殺剣は 手段を選ばぬか・・・武上流としては問題ない

いつの間にか 自分も実戦というものを すっかり忘れていたらしい

兵法とは天 地 法 を深く考え 勝つためには手段を問わぬということを




506 :kira=836:04/06/27 16:01 ID:???


創影「だがな・・・宗示」

いくら強くとも それは ただの凶器にしかならん
おまえは 武上流を ただの殺人芸にしている
それは 人の道ではない 修羅の道だ

創影は 刀を構える 手に突きささった激痛で
構えるのがやっと もはや 殆ど戦闘力はない

宗示「せめてもの情けです 止めは この刀で刺してあげますよ 父上」

そのために わざと急所を外したのだから・・と内心つぶやく宗示
そして 貴方に最初に習った この業で・・・

宗示「殺して 差し上げます」

瞬間 体から噴出す殺気 本気だ

刀を持った片手を後方に 大きく引くような構えを取る宗示
瞬時に間合いを詰め 相手の急所を貫く 武上流の基本の型
狙うは 創影の喉仏 確実に致命傷を与え息の根を止める

創影「こい・・宗示」
 

507 :kira=836:04/06/27 16:02 ID:???

創影も 激痛に耐えながら 同じ構えを取る
この一撃に全てを かけるしかあるまい
次の 一撃で勝敗が決するだろう・・・

両者 そのまま しばらくの沈黙

創影の頭を一瞬戸惑いが支配する がそれを打ち消した
いまの 宗示はもはや 昔の宗示にあらず・・ただの悪鬼

風が吹く 周囲の木々が揺れ ざわざわと
音を立てた それが やんだ時・・・

宗示&創影「!!!!」

両者の脚 が地を蹴った



 

508 :kira=836:04/06/27 16:07 ID:???
キラ「くそっ どこにいる!!」

周囲を見渡し 気配を探るキラ
闇の中 周囲の視界は悪い 頼りになるのは 勘だけだ

聖拳塾本部に 侵入して創影の姿を探索したキラ
どこにも 見当たらない やはりそうか・・・

時間から計算して まだ近くに居るはずだ・・。

そう判断 周囲を捜索する キラ  
殴凱と松風を起こすのは後回にして 聖拳塾京都支部を飛び出した
今はとにかく 時間がない

だが まったくの 手探り状態だ どこにいる・・・

キラ「ち・・・」

やな 予感が胸の中に広がり焦るキラ
以前 感じた九重の悲劇が また脳裏に蘇る

二度とあの悲劇は くりかえさせねえ・・・と

そんなとき・・かすかに感じる 血の混じる 匂い 
それを 感じるキラ この風のながれ・・これは

 
 

509 :kira=836:04/06/27 16:11 ID:???
キラ「あそこか!!」

なんの 根拠もない勘だが

自分を信じるしかあるまい

間に合ってくれよ そう思いつそこへ向かい全力で 走るキラ

その 寺の一角 森に閉ざされた空間 そこを見つけ
さらに 広けた 場所 に出ようとしたとき・・・・


キラ「あれは・・」

対峙する創影 そして 相手はあの青年・・あれが宗示だろう
創影は無数の手裏剣を受け出血 かなりの深手だ 

対する宗示は無傷 どちらが優勢かはひとめでわかる
飛び出そうとした 瞬間 二人は動いた 


闇を 駆ける 両者の影 一足一刀の間合い その空間に入った瞬間
創影が先手 切っ先を 片手突きで突き出す 長さは 八十センチ 

宗示のものより やや長く有利 そして 刀をそのまま手放す 慣性の法則に
従い そのまま飛ぶ 切っ先 そして 右手で短刀を逆手に繰り出し 斬りつける

軽く顔を 背け 飛来した それを 回避する宗示 わずかに体が崩れた それが狙い
ふたたび 弧を描く短刀 狙うは宗示の 左首筋 頚動脈 決まれば致命傷
宗示の刀は 間に合わない もらった・・・

 

510 :kira=836:04/06/27 16:13 ID:???
創影「なにっ!!」

だが 左手を上げ それを弾いた 宗示 
黒いコート 袖の下に何かの硬い感触

袖下に 小手をつけていたのか
一瞬の驚愕 その隙を宗示に突かれた  

ドスという 右胸に 鈍い音を聞いた創影  

創影「ぐぶっ・・・」

何が起こったのか・・・自分の胸を見る創影
先ほど 創影の短刀を弾いた 宗示の左二の腕

それがそのまま  突き出された瞬間  黒いコートの腕 袖を破き
飛びだしたモノが 創影の胸を貫いた・・これは・

宗示「老いましたな 父上」

相手の本当の武器を見抜けぬとは・・・・
 創影の耳側でささやき にやりと 笑みを浮かべる宗示

昔の創影ならば隠し武器ぐらいは察知できただろうに

下手な情をかけると眼が曇るものだ・・・ 
まさに 悪魔 

 

511 :kira=836:04/06/27 16:15 ID:???
創影「・・・宗示 貴様・・」

ゆっくりと 倒れ掛かる創影 手を宗示のコートに掛け
そのまま ずるずると 倒れていく ぐはっと 血を吐いた


宗示「業に創意工夫をしろといわれたのは昔の貴方だ
   それで 私なりに 考えてみたのですよ」

宗示の小手は 機械式の飛び出す刃を内臓している
その長さは十五センチ 袖の下から 突然飛び出し
至近距離で 相手を切り刻むことができる 奇襲用の暗器


宗示「・・どうでしょう 私が工夫した 武上流は」

冷たく見下ろし そう語る宗示 眼はもはや 冷酷な殺人機械
より 効率よく殺し より確実に手早く仕留めるための 兵法 それが宗示の武上流

・・これで もう貴方の時代は終わりだ 老兵に 用はない ・・・消えてもらおう

うつ伏せ に倒れている創影 そこに 刀を振り上げ 
止めを 刺そうとする 宗示 背中から首筋を 突き刺す形をとる

そして 振り下ろそうとした 瞬間

 

512 :kira=836:04/06/27 16:16 ID:???
キラ「まてっ!!!!」

闇の中 響きわたる丹田より発せられた力強い声
周囲の木々がびりびりと震える 鋭い気迫が伝わる 
刀をぴたりと止めた宗示 その声の方角をゆっくりと振り向く

キラ「・・・やめろ こんどは俺が相手になる・・」

静かな 怒りをこめた 声のキラ 木に片手を 添えて 立つ 

眼は怒りと闘志をたたえ 宗示を睨む  
ゆるさねえ・・・・ゆるさねえぜ 

宗示「八神キラ・・  」

宗示が ニヤリと笑い キラに微笑みかけた

新たな 自分の獲物を見つけたというように


今日はここまで

細かい 格闘描写が 文章では うまく伝わりにくいですね
やはり 画がないと辛いです 脳内では完璧に描けるんですがw・・。

出来るかぎり わかりやすく書くように 努力するので
わかりにくい 部分は 許してください。 では

513 :愛蔵版名無しさん:04/06/27 19:40 ID:???
うあぉ、今日は大量ですね!

514 :803:04/06/27 20:22 ID:???
こんばんわ、Kira=836さん、何と言い表したら善いのか分からないのですが、Kira=836さんの武道全体に対する
知識の大きさを改めて思い知った思いです。本来伝えることが出来ないくらい複雑な動きを極力こちらの立場に立って
読み取れるように努力して下さっていることが明白に分かりました。そのことだけで一つの感動です。

創影、宗示の義理の親子の悲劇の対決、迫真の描写で引き付けられました。
まさかキラは間に合わないのではないかと本気で心配してしまいました。
おお〜いにドギマギしながらギリギリセーフでした、ああ、よかった、と胸をなでおろしましたよ。

この先はやはり…、

でも本当にありがとうございます。昼間ずっと外へ出ていたのですが、もっと早く帰ってきてここを読めばよかったです。

515 :愛蔵版名無しさん:04/06/27 20:47 ID:???
Kira=836さん
貴方の書く話は理に適っているところが最高に素晴らしいです。
今世の中を見渡して筋が通っているものは甚だ少ないですから
貴方の世界は読んで気持ちがとても落ち着きます。
敬具

516 :813:04/06/27 21:37 ID:???
今夜の作は緻密な考証に基ずいた表現技法を駆使した労作だということが痛いほど判ります。
決して質を落とすまいとするKira=836さんの意思が伝わってきますし、
俺みたいなシロウトにも難しい動きを何とかギリギリで理解できたのは全部そのお陰だと思いました。
繰り返し読み返すとその度に具体的イメージが頭の中にはっきりと浮かび上がってくるからです。
その道具立ても素晴らしいです。

言葉で表すのは難しいことを承知で、この感謝と嬉しい気持ちを分って頂ければ光栄です。
ありがとうございます。

517 :愛蔵版名無しさん:04/06/27 22:31 ID:???
時々通して読ませて頂いてきましたが、今度、過去スレ3本を通して読んで
何から何まで時間は掛かっても最後には誰もがきちんと理解できるように書かれているのにビックリです。

創影と宗示の勝負の一番勝負、息苦しくなるほど本とスリルを感じました。
Kira=836さんが頭の中でヴィジュアルな動きを凄く上手く作り上げていなければ出来ないことですよ。

Kira=836さんの話造り上手で語り口の旨さというのでしょうか、そのことに心から溜息をついてしまいました。

518 :愛蔵版名無しさん:04/06/27 23:11 ID:???
剣豪小説や時代小説に精通していらっしゃいますね。
読んでいてわかります。

519 :愛蔵版名無しさん:04/06/27 23:25 ID:???
作者が時代剣豪に精通しているのは私も感じました。
しかし決して剽窃に終わっていないところにKira=836氏の志の高さを感じます。

520 :愛蔵版名無しさん:04/06/27 23:56 ID:???

打ち切り漫画は直ぐに忘れ去られるのが落ちなのに「秘拳伝キラ」打ち切り漫画なのにこれだけ真面目に扱ってくれる人々がいて幸せだな

521 :愛蔵版名無しさん:04/06/28 00:40 ID:???
>>520
そのあなたのお言葉がせめてコミックスの作者のお二人にも伝わってくれればいいのですが、
その当ては今や全くないみたいですね。

522 :愛蔵版名無しさん:04/06/28 01:05 ID:???
>>491
ゲイ的感覚があっても別にかまわないでしょう。
人の嗜好は生まれつきのものであり、
その人の意思で左右できるものではないからです。

ちなみに筋肉が浮かび上がるのでバンデージをした足と手に萌えなのは私もです。

523 :愛蔵版名無しさん:04/06/28 03:40 ID:???
今読み終えて剣術小説なんだろうかと一瞬いぶかしく思ったのだけれど、
ラストの八神キラ登場ではっと我に返りました。
秘拳伝キラの発展した姿はこうなるという内容なんですか!、いやいやいや  、
深夜の格闘物を実際に深夜に読むのは悪くないです、いや実に良い雰囲気で1人で喜んじゃいました。
きちんと詰めてあるし、やっつけ仕事は皆無と感じさせる書きっぷりは大人の鑑賞に十分堪える水準と思いました。

524 :愛蔵版名無しさん:04/06/28 19:36 ID:???
復刊ではなく復活おめでとうございます。
緊迫感溢れる表現力とても素人の方とは思えません。

525 :愛蔵版名無しさん:04/06/28 20:31 ID:???
喋ってる台詞が原作のキャラのイメージを壊さないところが好きです。同人の創作は山ほどあるけれど何となくキャラの元イメージと
食い違ってきてると読んでいてガックリしてしまうのですが、ここのKira=836さんは碧星さんと三好さんの作った元のキャライメージを
傷つけないように注意してくれているのが感じられるので、とても嬉しいのです。これからもどうか宜しくお願いします。

526 :愛蔵版名無しさん:04/06/29 00:27 ID:???
>>512
ギリギリ間に合うというベタながら心躍らせられないではいられない展開ありがとうございます。
剣術家の義理の親子対決は、文字で書き表すなら先ずこれ以上は困難なレベルまで達していると思います。
具体的な動きと場面が頭の中で正確に作り上げられているから、よく読むと段々読み手の頭の中で動きが浮かんでくるのが分かります。
黒のコートと黒い手裏剣そして闇夜、なるほど!と思わず唸らされました。次を楽しみにしています。

527 :愛蔵版名無しさん:04/06/29 19:47 ID:???
さあ今夜は…

528 :愛蔵版名無しさん:04/06/29 22:11 ID:???
>>512
待ちかねたぞ八神
前回は間に合わなかったんだから
こんどは頑張れよ

こんな応援をしたい気分です。

529 :愛蔵版名無しさん:04/06/29 23:03 ID:???
>>527

今夜はありません。3日に一回であります。

530 :愛蔵版名無しさん:04/06/30 00:33 ID:???
sage

531 :愛蔵版名無しさん:04/06/30 17:29 ID:???
20日ぶりに復帰していたとは!。目が離せませんね。

キラと土産物屋で出合った青年が阿麻王の変身でなくて良かった。
もしそうだったら好きになれなくなりそうで怖かったから。

532 :愛蔵版名無しさん:04/06/30 19:51 ID:???
>>531
実は私もそう心配していた1人です。良い方に期待を裏切ってくれたKira=836氏に拍手を送りたい。

実力のない作者なら、あの場面では阿麻王の変装以外思いつかないところですが
未だ阿麻王登場は僅かにワンシーンのみ。
重要キャラを浪費しないKira=836氏の物語作家としての能力は大いに期待させるものがあります。

533 :愛蔵版名無しさん:04/06/30 22:24 ID:LUjUbSqe


534 :愛蔵版名無しさん:04/06/30 22:38 ID:AQYgDwe4
sage

535 :kira=836:04/07/01 00:07 ID:???
宗示「奇遇だね こんな いい夜 に出会えるとは 嬉しいよ」

寺の一角 人気のない場所をにて 二人は対峙する
まさしく 夜の合戦場にふさわしい

にこやかに 微笑む宗示 だが どこまでも冷たい気配

キラの 兄 八神阿麻王のもつものと同質
 
そして 病的な光を眼に たたえるこの男・・宗示

キラの最も嫌うタイプの人間だ

キラ「今度は俺が相手になるぜ・・・・」

内心 沸き起こる 怒りを抑えつつ 宗示の足元を見るキラ
全身に手傷を負った創影が うつ伏せに倒れている

傷からして かなりの重症だ はやく 手当てをしなければ・・
とりあえず こいつをどうにかしなきゃな・・・

そんな キラの様子を愉快そうに眺めつつ 宗示は

宗示「ところで 君は南王八神流か?」

突然 確認するかのように聞く 宗示

その 声には僅かに憎しみが 篭っている 気がするのは
キラの 気のせいだろうか




536 :kira=836:04/07/01 00:09 ID:???
キラ「ああ・・だが 俺はもう南王手じゃない」

それがどうした という口調でキラが返す
すると宗示はおかしそうに笑い 

宗示「はは・・やはり そうか どうりで・・」

何かを含むような言い方 そして

宗示「止めを刺さないとは 甘いな」

キラを見て 冷笑する宗示 

倒れている 創影を軽く つま先で蹴る
おかげで 余計な手間を取ることになった・・・ 

用済みの 創影を始末するということをね・・

本来ならば 自分の出番はもう少し 後の予定だったのだが・・・

宗示の 足元で僅かにうめく 創影  こいつは・・・・こいつは・・・

必死で 冷静さを保つキラ 感情的になるな 動揺しては 闘いには勝てない
心を落ち着かせろ 憎しみに囚われるな・・・・

そして 九重慈斎の姿が脳裏に浮かぶキラ・・・
わかっているよ・・・おっさん 俺は・・・
 

537 :kira=836:04/07/01 00:14 ID:???


キラ「一つ聞いておく・・おまえの本当の 目的は俺なのか?」

ずっと気になっていたことを キラは 静かに 質問する

京都に来てから ずっと監視されていた 気がしていた・・・
殴凱との一件 そして  創影を操る 暗示の業 すべては・・・

それに 対し にやりと 笑う 宗示 眼をつぶり そして 開ける

正解だ すべては 君のために用意したんだよ 
・・・もう お遊びは いいだろう 本命の出番だ


宗示「 では そろそろ 名乗ろう 我が名は五行殺の一人
    羅光   始めまして 南王手八神流 八神キラ! 」

昼間 京都タワーで会ったときは 武上宗示
今夜 あったときは 五行殺の一人 羅光として
ついに その 正体を露わにした 宗示 
 

その瞬間 宗示の体から すぅぅと 殺気が噴出した
それは 紛れもない 敵意 眼は冷酷な殺人機械そのもの
正体を見たものは生かして返さない・・その 意志表示か・・



538 :kira=836:04/07/01 00:17 ID:???
へっ そうかよ・・・・ 大体予想はついていたぜ けどな・・・

キラ「別に お前が誰であろうと構わない・・」

そういい キラは倒れた創影を見る

創影の おっさん 俺が仇をとってやるぜ・・・・
ちょっと 手加減は出来そうにないけどな・・・

キラ「だが 合戦場で 俺の前に立ちふさがるなら 容赦はしねえ・・・」」

そういい ナイファンチに 構えるキラ ゆっくりと呼吸を吐き  止める
全身に力をみなぎらせ 筋肉を緊張させ 一気に飛び掛れるような姿勢をとるキラ

そして はっきり 口に出す  

キラ「その腐った魂 俺が 地の底に沈めてやるよ!!}

眼をかっと見開き 言い放つキラ 

瞬間 キラの気配が変化 それは闘気となり 圧力となり 膨れ上がる

昼間のキラとは 完全に別人 合戦場に生きる魔物 そのものとなる時だ

 

539 :愛蔵版名無しさん:04/07/01 00:18 ID:ZfCpOL5t
こい 五行殺!!

宗示「ならば その力 見せてもらおうか 八神キラ!!」

くるがいい 伝説の南王手!!

黒いコートがぶわっと なびく 宗示の両手が横に ゆっくりと上がる

風が激しく 両者の間をかける  なまあたたかい 南風が吹いた・・・・・


闇の中 二人の鬼が 合戦場にて 今対峙する!!。




今日はここまで

突然 アク禁 が かかってしまいましたね・・・
でも なぜが 今日は無事に書き込めました。

いつも いい場面のところで 突然 邪魔が入りますね なぜでしょうかw

次回 闇の中の戦闘
宗示の業に対し キラに打つ手はあるのか?

では・・

540 :愛蔵版名無しさん:04/07/01 00:21 ID:ODPum8bY
心の中の表し方が素敵ですね。
ありきたりの陳腐な言い回しでないところも素晴らしい。
Kira=836さん、今夜も労作をありがとうございました。

541 :803:04/07/01 00:52 ID:???
こんばんわ、Kira=836さん、全く半端じゃない熟考ぶりをまた示して頂けて驚くと同時に興奮しています。
アク禁ですか!、今夜はお忙しいのだろうかと諦めかけていたところでした、気分がとてもいいです。
対峙した2人が目に浮かぶような見事な文章です。ありがとうございます。

542 :愛蔵版名無しさん:04/07/01 01:14 ID:???
時々読んでる者ですが
Kira=836さん、あなた、うまいね、これだけ長く続けて、この水準を維持しているとは玄人はだしとはこのことですよ。
2ちゃんには稀有な良スレだからこれからも期待しています。

PS アク禁がよく起きるみたいだけど、例のあのB・Bプロバイダーなら、お節介かも知れないけど早めに変えた方がいいかもしれません。
電話して問い合わせても担当者はドシロウトで何言っても分からん人間ばかりでいらつきました。乗り換えて正解でした。

543 :愛蔵版名無しさん:04/07/01 02:39 ID:???
作者さん
夜中に興奮させてくれてありがとうございます。
お陰で眠れなくなりそうですw。

544 :813:04/07/01 05:19 ID:???
爆発前の緊迫したやりとりがビシバシ伝わってくるのが実に心地良いというか愉しいです。
今回もほんの一フレーズでも手を抜かないで考え抜いて下さっていますよね。
こんなに丁寧な語り口は商業誌でも、というか商業誌では滅多にお目にかかれません。
心からありがとうございます。

545 :愛蔵版名無しさん:04/07/01 22:11 ID:???
次回が期待されますね。

546 :愛蔵版名無しさん:04/07/01 23:36 ID:???
たかが格闘ものと思って読んでいたら、結構文章が上手いね、ここの人。ときに文学的な雰囲気すら漂わせている。

547 :愛蔵版名無しさん:04/07/02 01:54 ID:???
初めて、このスレ来たが面白いことになってるな!
なので前スレが見れないのが悔しい
俺のPCだとzipファイル開けないし・・・_| ̄|○

548 :愛蔵版名無しさん:04/07/02 06:13 ID:???
>>547
そんな貴方に、

http://anu.s7.x-beat.com/up/src/up0721.txt
http://anu.s7.x-beat.com/up/src/up0722.txt
http://anu.s7.x-beat.com/up/src/up0723.txt

上から過去スレ1、2、3です。

549 :愛蔵版名無しさん:04/07/02 07:16 ID:???
>>547
548さんの御好意にもかかわらずTXTデータは
そのままダウンロードすると恐るべきことに成ってしまってます。

当方548さんではなく横レスですが 

http://www.digitalpad.co.jp/~takechin/ で

zipファイル解凍ソフト Lhasaをダウンロードできます。

550 :549:04/07/02 07:30 ID:???
http://uploda.net/anonymous/etc2/upload24276.zip

↑が過去3つのスレの入ったファイルです。
Lhasaをダウンロードされインストール完了後にダウンロードなさって下さい。

551 :愛蔵版名無しさん:04/07/02 16:52 ID:???
>>549と550
親切大感謝


552 :愛蔵版名無しさん:04/07/03 00:37 ID:???
五行殺一派の1人が10年以上前から武上流の宗家に身分を秘して密かに入り込んでいたとはねえ。
Kira=836さんって結構手の込んだ話を考えられる人ですね。

553 :kira =836:04/07/03 15:56 ID:???
宗示「南王手八神流 覚悟するがいい」

壮絶な笑みを浮かべる 宗示の言葉と同時に

黒いコートの 左袖が 破け 鋭い刃が飛び出す
右袖と左袖 両方の刃  
さらに両足 ブーツの横からも 円状の刃が飛び出した

まさに 五体全身凶器・・・低く腰を落とし構えるキラ
油断はできない 僅かな隙 をも見せられない

キラ「お前こそ 覚悟するんだな・・・」
ならば 俺も 容赦はしないぜ・・

ナイファンチの構えから 呼吸を吐きつつ
丹田に力を込めるキラ

 

554 :kira =836:04/07/03 15:57 ID:???
目の前の 凶器を前にしても ひるまない
全身の力を蓄え 一気に解き放つ 時を待つ

後足に力を込める おそらく勝負は一瞬だ

宗示とキラ 両者の間合いは六メートル 
視界はやや暗い 寺の一角を月の光が照らす
生温かい風が 吹き ざわざわと木々を揺らした 

木の葉が落ちる ひらひらと そして その中の一枚が
地面に落ちた 瞬間

キラ&宗示{!!!}

両者は ほぼ同時に動く 宗示の右手が霞み 棒手裏剣がキラの顔へ飛ぶ
横に大きく跳ぶキラ 対象を喪失した 棒手裏剣が 地面に突き刺ささる

キラの側面へ瞬時に移動する宗示 キラの足を狙い 
鋭い 下段 横蹴りを入れる ブーツに仕込まれた円状の刃が光った

キラの脚 大動脈を切り裂き 出血させようとする狙いか

555 :kira =836:04/07/03 15:59 ID:???
キラ「へ・・・」

飛びあがり 下段蹴りを 回避 
宗示の 大腿部を蹴り その撃を 止めた
ストッピングの 技法 そして  上から下へ 全身の体重を乗せ

宗示の右鎖骨へ 袈裟切りに 重い 手刀打ちを放つ キラ 
だが 途中で その手をぴたりと止め 手を素早く引く

宗示「・・・・ほう」
感心したようにキラを見る宗示
タイミングからして成功だと思ったが読まれていたか

宗示の腕から生えた刃が キラの手刀を迎撃する形をとっている
そのまま キラの手を切り飛ばそうとする狙いか

惜しいな・・もう 少しでその手 使い物にならなくしたものを・・
そんな 表情を浮かべる宗示 

その 手に乗るかよ!!キラもニヤリと笑う

ダッと 素早く 後退 ふたたび 間合い を保つ両者 
この間 僅か十秒たらず
 

556 :kira =836:04/07/03 16:01 ID:???
あのまま キラが 振り下ろしていれば手首が切り飛ばされていただろう・・・
無闇やたらと 迂闊に攻撃できないってわけか
 
・・・宗示を睨みつつ 思う キラ

あの両腕の刃は 少々厄介だ・・・自分の拳が届かない

奴の手足は 文字通りの凶器そのものと化している 
攻防を ほぼ 一体化していると見ていい
下手に手を出せば こちらが致命傷を喰らう

宗示「間合いを保つか・・だが 無駄な事だ」

宗示の体が 右に左に揺れるはじめる 幻惑するような動き
それは・・・創影を葬った 業の動きと見抜く キラ 

 まずい!! あれは おそらく・・・



557 :kira =836:04/07/03 16:03 ID:???
宗示「どこまで 凌げるかな その距離で!!」

キラ「ちぃ!!」

宗示の右手と左手が霞んだ とっさに側の木を背に隠れる キラ
ドン という 鋭い衝撃とともに 木がびりびりと僅かに揺れた  

数本の棒手裏剣が高速で飛来して 
木の 半ばまで突き刺さる その威力は凄まじい・・・
投擲の威力は 通常の攻撃の威力の三倍だといわれる

見切ろうにも 予備動作がないので 不可能
構える 撃つの 僅かな隙もない 完全な投擲術 

すなわち 宗示の視界に入ることは 死を意味する
正面から素手で 立ち向かうのは分が悪すぎる・・・。



558 :kira =836:04/07/03 16:04 ID:???
しかも 恐ろしく精確ときてる・・・まずい 状況だな・・
木を盾にしつつ 思案する キラ 打開する手は・・

・・・一か鉢かの賭けになるが あれでいくしかないな・・
相手が その手に のる かが問題だ が 他に方法はない

宗示「・・伝説の南王手八神流はその程度かな
   失望させないでくれ 八神キラ」

冷笑を浮かべ キラが隠れた木にゆっくりと歩き近づく 宗示
黒いコートの姿が死神のように迫る

これは狩りだ 木を盾にしても もはや 逃げ場はない

我が業は 相手が どの方角に動いても その瞬間 それを打ち抜く事が可能
そして キラの素手では この 全身凶器の防御を打ち破ることは出来ない・・


559 :kira=836:04/07/03 16:07 ID:???

勝利の笑みを浮かべ 宗示は 黒いコートの裏側から棒手裏剣を取り出す
右手に四本 左手に四本 さあ どちらに動く 右か左か・・・好きな方を選べ!!

突然 黒い影が 木の影から飛び出す 右か!!

五メートルほどの距離を高速で飛び
黒い棒手裏剣が 影の急所に四本突き刺さる
 
確かな手ごたえ・・ 宗示はゆっくりと 近づく そして 
それを 確かめようとした時・・・

宗示「!!?}

それは キラの上着のみ 夜の暗闇ゆえに
即座に飛び出した 影の 判断がつかなかった宗示 
反応の良さが逆に災いした 

闇を逆手に取られたか!?

 


560 :kira=836:04/07/03 16:09 ID:???
キラ「ここなら 一応 安全だ・・・」

宗示の背中のすぐ側 そこから 聞こえる キラの声
その言葉に 驚愕した 宗示が振り向くより早く
キラは 動いていた 

距離を置き 後ろに置いた脚において放つ
打つ瞬間 軸足を四十五度の角度で開き
打ち出す足を内側へたたみ 開く時の力を利用

外側へ開き 放つ 南王手八神流 必殺の蹴り業!!

・・・すこしは 他人の痛みを理解しやがれ!!
この サイコ野郎が!!

南 王 手 八 神 流 火 神!!

極限まで鍛え上げられたキラの足先
その力に丹田に眠る火の力が加わる
宗示の無防備な背中 腰の脊椎を狙い放たれた一撃

宗示「ぐぶはっ!!」

凄まじい勢いで 吹き飛ぶ宗示 地面を平行に飛び 向こう側の木に激突
そのまま 血を吐き 動かなくなる 



561 :kira=836:04/07/03 16:13 ID:???
キラ「・・・・」

それを冷静に見つめるキラ
死んではいないが 腰の脊椎は確実に砕けた
下半身不随は覚悟してもらおう 

生きているだけありがたいと 思いやがれ・・

決着をつけた キラ 急いで 倒れている 創影の下へ走り寄る
体の傷を確かめる 幸い 急所は外れているようだ
出血はかなりあるが・・

キラ「おい 創影のおっさん しっかりしろ!!」

創影の頬をぺしぺし 叩き 反応を確かめるキラ
僅かにうめく創影 よし 意識は僅かにある
急いで 運ぶとするか・・・まだ 助かる

創影を 背に背負い夜の闇を 猛然と走リ抜けるキラ
目的地は 聖拳塾 京都支部だ

 そして キラが去った後・・



562 :kira=836:04/07/03 16:20 ID:???
宗示「ぐ・・・・」

宗示は両手を突き 自力で 起き上がる宗示 
全身が痺れた あの 蹴り・・・凄まじい威力

着ていた 黒いコートを脱ぎ捨てる宗示 背中の部分に足の親指ほどの 穴が開いている
この コートは特殊繊維で編まれ 銃弾や刃物も 防ぐ 強度を持つ
裏側の全身には 無数の棒手裏剣を収め 防御を高める 効果も兼ねているが
それに 穴を開けるとは・・

総重量は 二十キロを 超える 鎧そのもの。

これを身に つけながら
創影やキラと 闘っていた宗示。

だが これが なかったら・・ 

おそらく 今の攻撃のダメージは
最小限に抑えられることもなかっただろう
自分の力を 手加減して闘ったとはいえ・・

あの 八神キラの 潜在的な力は侮れないものになりそうだ
宗示がそう考えていると 突然の気配 


 

563 :kira=836:04/07/03 16:21 ID:???
声「あら ずいぶんと 派手にやられたわね・・」

突然 闇から響く声 ・・・それに 宗示は聞き覚えがある

宗示「お前か・・・相変わらず こそこそ覗き見が 好きな女だ」

息を荒げながら 不愉快そうに 答える宗示 すぐに 呼吸を整える
いつもながら こいつは高みの見物か・・・まったく 気に入らない

声「どう 彼は使い物になるかしら」
その 声は やや 楽しげだ 

重い コートを脱ぎ捨て 黒いシャツと黒いズボンのみ になる宗示
両腕には 飛び出し刃を仕込んだ鋼鉄製の黒い小手をつけたまま

落ちていた 刀を拾い 近くの木を ヒュンと横に軽く 一線する
その 動きは 先ほどとは ケタ違いに 速い そして見えない   



564 :kira=836:04/07/03 16:25 ID:???

宗示「まあまあだ まだ 甘さが残る」

キンと 刀を納め 宗示は キラの戦いを評価する

八神キラ なるほど 南王手には向かない性格だ
あれを こちら側に引き入れても 今のところ 大した戦力になりそうはないが・・

宗示「ところで お前の方の 首尾はどうなっている?」

五行殺の長の命は絶対 それで八神キラを どうしようが
自分のしったところではない そう 思考を切り替え

声に 質問する 宗示  大した返答は期待していないが・・・  


565 :kira=836:04/07/03 16:27 ID:???
声「ええ こちらは問題なく進んでいるわ」

いつもながら 何を企んでいるのかわからない奴だ
五行殺は互いに不干渉が原則 の組織 余計な詮索は無用だ

ただ 五行殺の長の命のみに動けばいいだけ・・・
だが こいつの考えだけは いつも 読めない。

宗示「では 我々も 次の舞台に移るか・・」

八神キラ・・・
次に会うときは 味方としてか それとも・・・

声「そうね・・・」
 
創影のことなど もはや どうでもいい 奴は・・・
一瞬 沸き起こった 過去の 感傷 それを 捨て去る宗示
所詮 利用していただけの男に 過ぎない

自分は五行殺 人にて人にあらず 闇に生きる 魔物だ

重い 黒いコートを片手だけ で 持ち
背を向けて その 場を去る 宗示  

 

566 :kira=836:04/07/03 16:29 ID:???
最後に一言だけ


宗示「お別れですね 父上・・」

と わずかに寂しげな声で 呟く  誰にも 聞こえないように

その 背後 先ほど 宗示が切りつけた木 それが音も立てずに
スーと 斜めに ズレ落ち  ドサッと倒れ 落ちた。



今日はここまで


さて 五行殺の 真の目的は何でしょうね?

かろうじて 切り抜けたキラ  ですが まだ 戦いは続きます

次回 京都修学旅行後編 嵐山で
キラ達が出会うものは?

では 

567 :愛蔵版名無しさん:04/07/03 18:24 ID:???
わっ。
こんなに早くから力作が!。
堪能しましたぜ。
Kira=836さん。

568 :愛蔵版名無しさん:04/07/03 18:34 ID:???
まるで画に書く前のコンテか映画のシナリオのような視覚的効果を感じさせ得る文章ですね。興奮しました。

569 :803:04/07/03 21:58 ID:???
こんばんわ、Kira=836さん、明るいうちからアップして下さっていたとは気が付きませんでした。
改めて御礼を言わせて頂きます。
何回も読み直して頭の中で状況を組み立て直して、今、今日の一戦を思い描いています。
今回、緊張が終わって、次回は最初少しだけ穏やかな場面で始まるのでしょうか。

キラと宗示の心の動きをいつも必ず表して下さるKira=836さんに感激です。
ありがとうございます。

570 :愛蔵版名無しさん:04/07/03 23:36 ID:???
Kira=836様

「画があったならなどとは言うまい  文字だけで十分に雰囲気を伝えられているのだから 」
毎度熱い作品をアップしてくれてありがとうございます。
近いうちに「世界へ」だそうですね。もともと貴方の興味もその方向に強くあったのではないでしょうか?。
そろそろ、そちらの方へ気持ちが移り始めていらっしゃるのを感じています。
今日もとても面白く楽しみました。次回を期待しています。

草々

571 :813:04/07/04 01:25 ID:???
いつも楽しませて頂いている813です、このごろ急に暑くなって大変ですが、いかがお過ごしでしょうか。
死闘の末キラの勝利!、思わずやったぁという気分になれました。
宗示のおどろおどろしい雰囲気がよく伝わってきました。
>>562重い手裏剣を隠した黒いコートを着たというとブラックジャックのような装いなんでしょうか?。
>>562宗示のコートの背中に‘足の親指ほどの穴’ということはキラは靴を脱いで裸足だったということでしょうか?。
何か細かいところが気になってしまってすみません。
『下らない質問だ』と思われたら見過ごしてください。
今夜もありがとうございました。

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