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さくらたんのお口へ〜〜

123 :炉板通信 ◆mwhG4Chris :03/03/31 20:59 ID:Ci14MWmN
「(小狼くん、ごめんね・・・すぐに出してあげるから、我慢して・・・。)」
さくらは口内の小狼を舌で落ち着かせると、ゆっくりと口を開けた。
そこを、兄桃矢が鋭い目つきで覗き込む。

「ふむふむ・・・。」
桃矢にとって愛しい妹であるさくらの口の中。
さくらがまだ幼かった時分には、お医者さんごっこなどをして何度となく見たものだが
最近はさくらの口の中なんて見た憶えがない。
何となく懷かしさを感じる。
しかし、以前見たときとは様子が全然違う。
きれいに生え揃った永久歯。さくらが成長した証。
ふと、妹の成長を感じ取った。それが嬉しくて、本来の目的を忘れてしまった。
漂い来るさくらの匂い。以前はもっと乳臭かった気がしたが。

「・・・もういいぞ。」
桃矢はさくらの唇から自らの顔を離し、そう言った。
お兄ちゃんは舌の裏までは詮索しなかった。
さくらは心の中で安堵の息を漏らす。同時に舌の力を緩め、小狼に自由を与えた。
小狼にとってはそれどころじゃない。暑さにのぼせ上がり、体中がベトベト。
恋人になったばかりの少年を口から出した少女さくらは、まずこう言った。
「ごめんね、小狼くん。」
小狼は、真っ赤になって何も言えなかった。

(第1話完)

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